9 Oracle VMのアップグレード

Oracle VMリリース3.xには、Oracle VMの以前のリリースとの下位互換性はありません。Oracle VMリリース2.xを使用している場合、リリース3.2にアップグレードすることはできません。Oracle VM ServerおよびOracle VM Managerを再インストールする必要があります。ただし、たとえば、Oracle VMリリース3.0.3からリリース3.2へのアップグレードのように、Oracle VM 3.xリリース間でのアップグレードは可能です。Oracle VM 3.xリリース間でのアップグレードの詳細は、『Oracle VMインストレーションおよびアップグレード・ガイド』を参照してください。

Oracle VMでは、Oracle XEデータベースが現在サポートされていないため、Oracle XEをバックエンド・リポジトリとして使用しているOracle VM Managerのバージョンのアップグレードは、このリリースではサポートされていません。Oracle VM Managerの既存のインストール用に現在Oracle XEデータベースを実行している場合、リリース3.2へのアップグレードを実行する前に、Oracle XEデータベースをOracle SEまたはOracle EEに移行する必要があります。

Oracle VM Serverリリース3.1.1では、デフォルトでsudoパッケージがインストールされます。このパッケージとOracle VM Serverリリース3.2との依存関係はなくなりました。このパッケージが不要な場合は、削除できます。使用を継続する場合、ovs-support-toolsパッケージもインストールする場合があります。手順は、『Oracle VM インストレーションおよびアップグレード・ガイド』を参照してください。