1.1 Oracle VM CLIへの接続

Oracle VM Managerの単一のインスタンスに複数のCLI接続をいつでも行うことができます。CLIへの接続はSSH接続です。CLIに接続するには、SSHクライアントまたはコマンドライン・インタフェースを使用し、Oracle VM Managerホストに次の構文を使用して接続します。

ssh -l manager_username { manager_IP | manager_hostname } -p port

CLIのデフォルトのポートは10000です。

次に例を示します。

$ ssh -l admin 10.172.76.146 -p 10000

Oracle VM ManagerホストからCLIに接続するには、次のように入力します。

$ ssh -l admin localhost -p 10000

次のように、省略形の接続構文(-lオプションなし)を使うこともできます。

$ ssh admin@localhost -p 10000
ヒント

非アクティブの状態が原因でsshセッションが切断するのを避けるには、sshのServerAliveIntervalオプションを使用して、CLIにnullパケットを送信し、接続を持続できます。このオプションは、sshコマンドを入力する場合はコマンドで、または、~/.ssh/configファイルで使用でき、たとえば、コマンドラインでこれを使用するには、次のように入力します。

$ ssh admin@localhost -p 10000 -o ServerAliveInterval=40

間隔の長さは秒数であるため、この例では、接続を40秒間持続します。この値を0に設定すると、機能が無効になります。これを ~/.ssh/configファイルに追加する場合に使用する構文は、次のとおりです。

Host *manager_hostname
 ServerAliveInterval 40

または、PuTTYなどのグラフィカルSSHクライアントを使用できます。

この図は、Oracle VM Managerに接続するための接続の詳細を指定するPuTTYセッションを示しています。

Oracle VM Manager管理ユーザーのパスワードを入力するように求められます。パスワードを入力するとCLIプロンプトが表示され、Oracle VM CLIコマンドの入力を開始できるようになります。

Using username "admin".
admin@10.172.76.146's password: password
OVM> 

CLIを終了するには、exitを入力するか、SSHセッションを終了します。