第1章 Oracle VMコマンドライン・インタフェース(CLI)の概要

目次

1.1 Oracle VM CLIへの接続
1.2 SSHホスト鍵
1.3 鍵ベースの認証
1.4 Oracle VM CLIの使用とヘルプの取得
1.5 コマンドラインでのCLIコマンドへの受渡し
1.6 Expectスクリプトの使用
1.6.1 Expectスクリプトの前提条件
1.6.2 Expectスクリプトの作成
1.7 スクリプトの例
1.8 アプリケーションへのCLIの統合
1.9 Oracle VM CLIの構成
1.9.1 SSHポート
1.9.2 タイムアウト
1.9.3 大/小文字の区別
1.9.4 公開鍵認証の有効期限
1.9.5 ロックの例外
1.10 CLIログ

Oracle VMコマンドライン・インタフェース(CLI)は、Oracle VM Managerと通信するためのコマンドライン・インタフェースを提供します。CLIを使用して、すべてのサーバー・プールおよびゲスト仮想マシンの管理など、Oracle VM Managerと同じ機能を実行できます。CLIコマンドは、Oracle VM環境のデプロイメントおよび管理に役立つ柔軟なスクリプトにすることができます。

CLIはOracle VM Managerインストール時にインストールされるため、CLIを使用するにはOracle VM Managerの作業コピーが必要です。CLIは、Oracle VM Managerを起動または停止すると自動的に起動または停止します。CLIを使用してOracle VM環境を変更すると、その変更はOracle VM Managerユーザー・インタフェースにリアルタイムで反映されます。

CLIはOracle VMユーティリティのかわりにはなりません。Oracle VMユーティリティはCLIを補完するものです。Oracle VMユーティリティの詳細は、『Oracle VM ユーティリティ・ガイド』を参照してください。