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Oracle® Fusion Middleware Oracle Forms and Reportsインストレーション・ガイド
11g リリース2 (11.1.2.1.0)
B66163-03
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3 Oracle Forms and Reportsのインストールおよび構成の確認

この章には、Oracle Forms and Reportsのインストールと構成の確認に役立つ情報が含まれています。

インストーラと構成ウィザードの実行が正常に終了したら、次の手順を任意に組み合せて実行し、インストールのステータスを確認できます。

3.1 インストール・ログの確認

Oracleインベントリ・ディレクトリ内のlogsディレクトリでインストール・ログ・ファイルの有無を確認します。

UNIXオペレーティング・システムでは、Oracleインベントリ・ディレクトリの場所が不明な場合、ORACLE_HOME/oraInst.locファイルで確認できます。

Windowsオペレーティング・システムの場合、インベントリ・ディレクトリの場所はC:\Program Files\Oracle\Inventory\logsです。64ビットWindowsマシン上で32ビット・インストーラを使用している場合は、インベントリ・ディレクトリはC:\Program Files (x86)\Oracle\Inventory\logsです。

インストール・ログ・ファイルの詳細は、F.2.1項「インストール・ログ・ファイル」を参照してください。

3.2 ドメイン・サーバー・ログの検証

ドメイン・サーバー・ログを確認します。このファイルは、ドメイン・ホーム・ディレクトリ内のserversディレクトリにあります。たとえば、UNIXオペレーティング・システムの場合は、次のように指定します。

DOMAIN_HOME/servers/server_name

Windowsオペレーティング・システムの場合:

DOMAIN_HOME\servers\server_name

3.3 インストールされている製品と製品バージョンの確認

製品と製品バージョン番号を確認するには、opatch lsinventory -detailコマンドをORACLE_HOME/OPatchディレクトリから実行します。

このコマンドの出力全体については、付録E「opatch lsinventory -detailコマンドの出力」を参照してください。

3.4 OPMNのステータスの確認

インスタンス・ホーム内のINSTANCE_HOME/binディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはINSTANCE_HOME\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)からopmnctl statusコマンドを実行します。次に示すのは、UNIXオペレーティング・システムでの出力例です。

> ./opmnctl status

Processes in Instance: asinst_1
---------------------------------+--------------------+---------+---------
ias-component                    | process-type       |     pid | status  
---------------------------------+--------------------+---------+---------
emagent_asinst_1                 | EMAGENT            |   16879 | Alive   
RptSvr_dadvmn0789_asinst_1       | ReportsServerComp~ |   16718 | Alive   
ohs1                             | OHS                |   16325 | Alive 

この情報には、このインストールで構成されたコンポーネントが示されます。「Alive」ステータスはコンポーネントが起動していて実行中であることを示します。

opmnctl status -lコマンドを実行して、コンポーネントで使用されているポートのリストを取得することもできます。次に示すのは、UNIXオペレーティング・システムでの出力例です。

> ./opmnctl status -l

Processes in Instance: asinst_1
---------------------------------+--------------------+---------+----------+------------+----------+-----------+------
ias-component                    | process-type       |     pid | status   |        uid |  memused |    uptime | ports
---------------------------------+--------------------+---------+----------+------------+----------+-----------+------
emagent_asinst_1                 | EMAGENT            |   16879 | Alive    |  447561576 |     4204 |   0:12:11 | N/A
RptSvr_dadvmn0789_asinst_1       | ReportsServerComp~ |   16718 | Alive    |  447561575 |     4204 |   0:12:37 | N/A
ohs1                             | OHS                |   16325 | Alive    |  447561574 |    48404 |   0:14:22 | https:8889,https:8890,http:8888

3.5 ブラウザURLの確認

「インストール完了」画面には、表3-1に示すように、インストールして構成した製品へのアクセスに使用できるURLが表示されます。

表3-1 Oracle Forms and Reportsの製品URL

製品またはコンポーネント URL

管理サーバー・コンソール

http://host:port/console

Enterprise Managerコンソール

http://host:port/em

EMAgent

http://host:port/emd/main

Oracle Forms

http://host:port/forms/frmservlet

Oracle Reports

http://host:port/reports/rwservlet


開発モードでインストールした場合は、確認するEnterprise ManagerコンソールまたはEMAgent URLはなく、Oracle Forms and ReportsのURLでは管理サーバー・ポートが使用されます。デプロイメント・モードでは、Enterprise ManagerコンソールおよびEMAgentは管理サーバー・ポートを使用しますが、Oracle Forms and Reportsは、各管理対象サーバーのポートまたはOracle HTTP Serverのポート番号を使用して確認できます。

さらに、Oracle Forms and ReportsがOracle Identity Managementによって保護されている場合は、Oracle Forms and Oracle ReportsのURLにアクセスを試みると、ログイン資格証明の入力が求められます。

この項には、次の確認の追加情報が含まれます。

3.5.1 管理コンソールの確認

管理コンソールのイメージを次に示します。作成したドメイン名が右上隅に表示され、すぐ後に「接続先」という語句が続いています。

管理コンソール

管理コンソールの使用方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverの紹介』の管理コンソールの概要に関する説明を参照してください。

3.5.2 Oracle Fusion Middleware Controlの確認

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlのイメージを次に示します。

Fusion Middleware Control

FormsおよびReportsの両方をこの画面に表示される様々な方法で確認できます。

Fusion Middleware Controlの使用方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlの使用に関する説明を参照してください。

3.6 基本的な管理タスクの実行

インストーラおよび構成ツールの実行後に、システムのすべてのコンポーネント、管理サーバーおよび管理対象サーバーは起動し、動作していますが、これらはすべて構成ツールによって自動的に行われます。

サーバーまたはコンポーネントの一部が予期せず停止した場合は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion Middleware環境の起動に関する説明の手順に従って、Oracle Fusion Middleware環境を再起動できます。

Oracle Fusion Middleware環境は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion Middleware環境の停止に関する説明に従って停止することもできます。