39分析とレポート
この章の内容は次のとおりです。
営業ユーザーへの分析の提供の概要
分析により、組織のビジネス操作に関する重要なインサイトがチームに提供されます。営業の場合、パイプライン、商談、パフォーマンス、予測、アクティビティ、顧客などの様々な側面に関する分析を取得できます。
営業チームの分析インタフェース
管理者は、毎日対話する様々なページで営業ユーザーに分析を提供できます。また、営業ユーザーには、選択した分析を表示する分析ページがあります。
使用可能な分析インタフェースを次に示します。
| タイプ | 説明 | 表示 |
|---|---|---|
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営業ページ |
これらのページには、管理者が構成し、ビルトインの分析またはユーザー定義分析を追加する5つの空白ページが含まれています。 |
管理者が「システム・オプションの設定」で営業ページを有効にするまで表示されません |
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営業インフォレット・ページ |
インフォレット・ページには、ロールベースの分析およびインフォレットがビルトインされています。ロールごとに1つのページが提供されます。 |
管理者が「システム・オプションの設定」で営業インフォレットを有効にするまで表示されません |
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オブジェクト・ページ |
分析は、次のビジネス・オブジェクト作業領域ページに追加できます。
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これらのページに分析タブを追加するには、管理者が分析に変数を設定し、ページのサブタブまたはサイド・タブを有効にしてから、ページの分析タブで分析を追加する必要があります。 |
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分析ページ |
分析ページでは、ユーザーが分析を検索してお気に入りに設定することで、ユーザー自身が分析を追加できます。 |
管理者は、分析にセッション変数を追加することで、分析ページでユーザーが会社定義の分析を使用できるようにします。これらの変数により、分析ページを表示しているサインインしたユーザーに固有のデータを表示できます。 |
ブリーフィング・ブック
ブリーフィング・ブックは、後でアクセスできるように作成および保存できるBI分析ページまたはダッシュボード・ページの集合です(レポートを含めることが可能です)。静的スナップショットにより、分析またはダッシュボード・ページがブリーフィング・ブックに追加された時点の実行中の処理の概要がわかります。ブリーフィング・ブックは、PDFまたはMHTMLとしてダウンロードして表示または印刷したり、他のユーザーと共有することができます。PDFファイルにはブックの目次が含まれます。分析およびレポートと同様に、ブリーフィング・ブックはBIカタログに格納されます。
スケジュール済分析
レポートをスケジュール済プロセスとして発行し、エージェントをEメール分析、ブリーフィング・ブックおよびダッシュボードに設定できます。
モバイル
営業担当は、Oracle Mobileの分析を使用して、モバイル・デバイスのホーム・ページから分析およびレポートにアクセスできます。アカウントに対してもコンテキストに応じて分析が埋め込まれます。コンテキスト・レポートには、販売アカウントの売上トレンド、販売アカウントの受注/失注トレンドおよび販売アカウントの受注/失注事由が含まれています。
この図は、モバイル・デバイスでの分析を示しています。

追加の分析リソース
CX SalesとB2Bサービスの分析の詳細は、『分析の作成と管理』ガイドを参照してください。
独自の分析の構築の概要
すべての分析は、Oracle Business Intelligence (BI)カタログに格納されます。BIにナビゲートすると、分析ファイルと、分析を構築および編集するためのツールが表示されます。
BIにアクセスするには:
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「ナビゲータ」→「レポートおよび分析」をクリックします。
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「レポートおよび分析」ペインで、「カタログの参照」のブックを開くアイコンを選択します。
分析を作成するには、BIで「新規」、「分析」の順に選択し、分析の構築に使用するデータを保持する様々なサブジェクト領域から選択します。
ここでは、BIのサブジェクト領域の例を示します。
サブジェクト領域を選択すると、サブジェクト領域が開き、エディタに列を追加できます。
次は、新しい分析および「販売 - CRMパイプライン」サブジェクト領域を作成する場所を示しています。

Oracle CX SalesおよびB2Bサービスの分析の詳細は、『分析の作成と管理』ガイドを参照してください。