メンテナンス・リリースの適用時には、前のリリースのインストールおよび構成に使用したのと同じユーザーでインストールおよび構成を実行する必要があります。
メンテナンス・インストールでEPM System製品をインストールするには:
(Windows) EPM Systemインストーラ・ファイルを抽出したルート・ディレクトリでinstallTool.cmdをダブルクリックします。
(UNIX) EPM Systemインストーラ・ファイルを抽出したルート・ディレクトリに移動し、./installTool.shと入力します。
次の選択を行いながら、EPM Systemインストーラを順を追って進みます:
「宛先」画面で、「次」をクリックします。宛先は変更できません。メンテナンス・リリースは既存のEPM Systemインストールの上から適用します。
「メンテナンス・リリースの適用」が選択されています。「次」をクリックします。
「製品の選択」で、「次」をクリックします。製品の選択は変更できません。
配置内のすべてのEPM System製品にメンテナンス・リリースを適用する必要があります。メンテナンス・リリースを一部の製品のみに適用することはできません。
「製品の選択」では、製品の選択または選択解除はできません。
メンテナンス・リリースを既存の配置に適用し、新しいEPM System製品を既存の配置に追加する予定の場合、最初に既存の製品をインストールし、構成します。構成が完了した後、新しい製品をインストールします。
Integration Servicesは、Essbaseサーバーとともにインストールされることに注意してください。
次の製品のいずれかをインストールする場合は、Financial ManagementADMドライバもインストールする必要があります。
Web Analysis
Financial Reporting
Strategic Finance
FDM
FDMEE
EPM Systemインストーラでは、WindowsマシンにWindowsバージョンのドライバがインストールされます。EPM Systemインストーラでは、Oracle BI EEを使用するために、すべてのプラットフォームにUNIXバージョンのドライバをインストールします。
インストールが完了したら、「終了」をクリックまたは選択します。
注意: | Financial Close Managementをインストールする場合、EPM Systemコンフィグレータを使用した構成を行う前に追加手順を実行する必要があります。Financial Close Managementのメンテナンス・リリースのインストール・チェックリスト |
Foundation Servicesをホストしているマシンで、EPM Systemコンフィグレータを起動します: 「スタート」メニューで、「すべてのプログラム」、「Oracle EPM System」、「EPM Systemコンフィグレータ(すべてのインスタンス)」の順に選択します。
WebSphere Application ServerにJava Webアプリケーションを配置した場合、EPM Systemコンフィグレータを/configtool-manual.bat|.shコマンドで起動します。
Shared Servicesおよびレジストリ・データベース接続画面で、「前に構成されたShared Servicesデータベースに接続」を選択し、Shared Servicesレジストリのデータベース接続情報と、データベースへのアクセスに使用するデータベース・アカウントのユーザー名およびパスワードを確認します。
「タスクの選択」で「すべて選択解除」から選択内容をクリア(選択解除)し、Foundation Servicesの最上位ノードを選択して、「次へ」をクリックします。
このオプションではFoundation Servicesの事前構成タスクのみが選択されます。
構成時の問題を回避するために、Foundation ServicesをホストしているマシンからShared Servicesレジストリ修復スクリプトを実行します:
問題を検出するには、プレビュー・オプションを使用して、修復スクリプトを実行します:
コマンド・プロンプトから、EPM_ORACLE_INSTANCE/binに変更し、次のコマンドを実行します:
epmsys_registry.bat|.sh preview
エラーはすべてコンソールに報告されますが、Shared Servicesレジストリへの変更は行われません。エラーがない場合は、手順12にスキップします。
修復スクリプトで問題が検出された場合、スクリプトを再度、修復モードで実行します:
epmsys_registry.bat|.sh repair
別の配置レポートを生成すると、Shared Servicesレジストリで修復スクリプトによって行われた変更が反映されます。
コマンドepmsys_registry.bat|.sh report deploymentを実行します。
デフォルトでは、レポートはEPM_ORACLE_INSTANCE/diagnostics/reports/deployment_report_YYYYMMDD_HHMMSS.htmlとして保存されます。
レポートが配置環境の実際の構成と一致しない場合は、Oracleサポートに問い合せてください。
EPM Systemコンフィグレータを再度起動します: Foundation Servicesをホストしているマシンで、「スタート」メニューから、「すべてのプログラム」、「Oracle EPM System」、「EPM Systemコンフィグレータ(すべてのインスタンス)」の順に選択します。
分散環境では、Foundation Servicesを最初に構成する必要があります。他の製品を正しく構成するために、Foundation Servicesをインストールして構成する必要があります。
Shared Servicesおよびレジストリ・データベース接続画面で、「前に構成されたShared Servicesデータベースに接続」を選択し、Shared Servicesレジストリのデータベース接続情報と、データベースへのアクセスに使用するデータベース・アカウントのユーザー名およびパスワードを確認します。
コンポーネント構成ページで、必要に応じて選択を行い、「次」をクリックします。EPM Systemコンフィグレータのすべての「保留中」タスクを完了する必要があります。
EPM Systemコンフィグレータにより、このEPM Oracleインスタンスで製品に必要なすべての構成タスクが事前に選択されます。
オプションで、Foundationの「Webサーバーの構成」タスクから選択内容をクリアできます。
構成後にすぐFoundation Servicesを検証する場合は、「Webサーバーの構成」の選択内容を保持します。それ以外の場合は、その他すべてのEPM System製品が構成された後にWebサーバーを構成します。
WebSphere Application ServerにJava Webアプリケーションを配置する場合、「アプリケーション・サーバーへの配置」タスクおよび「Webサーバーの構成」タスクを除く必須構成タスクを実行します。次に、その他の手動手順を実行します。
前のリリースで一部の製品が単一の管理対象サーバーに配置された場合、それらはこのリリースでも同様に配置されます。製品の配置を変更する場合は、メンテナンスの配置が完了してから、再配置できます。
メンテナンス・リリースのインストールを適用する際、Oracle HTTP Serverを共有ドライブに構成できません。
オプションで、EPM SystemJava Webアプリケーションを手動で配置します。EPM System Java Webアプリケーションの手動配置を参照してください
EPM Systemコンフィグレータで残りのページを順を追って進みます。
メンテナンスの構成時には既存の構成設定を維持することをお薦めします。配置が完了した後は、構成の変更を行う必要に応じて再構成できます。
ページに関する情報が必要な場合は、 「ヘルプ」をクリックするか、新しい配置でのEPM System製品の構成を参照してください。
「データベース構成」ページで、データベース接続の詳細の更新が必要な場合のみ変更を行います。
製品の構成タスクが完了するまで、その製品のサービスを開始しないでください。
その他のEPM System製品をすべて構成したら、最後にWebサーバーを構成します: Foundation Servicesをホストしているマシンで、EPM Systemコンフィグレータを起動して、Foundationタスクから「Webサーバーの構成」を選択します。
EPM System製品を開始します。配置内の各マシンで、「スタート」、「すべてのプログラム」、「Oracle EPM System」、EPM_ORACLE_INSTANCE、「Foundation Services」、「EPM Systemの起動」の順に選択します。
リリース11.1.2.3の新しいクライアント・インストーラがあるクライアントの場合、メンテナンス・リリース・インストール・オプションを適用してもクライアント・ソフトウェアは更新されません。クライアント・インストーラを使用してクライアントをインストールする必要があります。EPM Systemクライアントのインストールを参照してください。
予測プランニングでは、次の点に注意してください。
すべての予測プランニングのクライアント・バージョンを同時にアップグレードし、すべてのユーザーが新しい機能を確認できるようにします。
管理者は、更新された予測プランニングのバージョンを使用して、フォームの設定を変更する必要があります。古いバージョンを使用して変更を行うと、フォームの設定データが失われる可能性があります。
Profitability and Cost Managementのメンテナンス構成プロセス時に、リリース11.1.2.2のアプリケーションからのステージ・オブジェクト計算アーティファクトが、リリース11.1.2.3の計算済メジャー・タイプの計算ルールに置き換えられます。