Shared Servicesとレジストリ・データベース接続の設定

Shared Servicesとレジストリ・データベースに対して設定を指定します。

EPM System製品を最初に構成するときに、Foundation Servicesで使用するデータベースを構成します。ここには、Shared Servicesレジストリが含まれます。

Shared Servicesおよびレジストリ・データベースを構成する際には、EPM Systemコンフィグレータにより、そのデータベースにアクセスでき、そのデータベースがサポートされているデータベース・タイプであることが確認されます。データベースが検出された場合、検出されたデータベースを使用するか、データベースを作成するかを選択するように求めるメッセージが表示されます。

Oracleデータベースを使用する場合は、正しい文字セットを使用してデータベースが作成されたかどうかをEPM Systemコンフィグレータが確認します。そうでない場合は、修正を要求するプロンプトが表示されます。

サポートされているデータベースのリストについては、Oracle Enterprise Performance Management Systemの動作保証マトリックス(http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html)を参照してください。

このリリースのデータベースの前提条件については、データベースの準備を参照してください。

Microsoft SQL Serverデータベースを使用している場合、SQL Server接続にWindows認証を使用できます。Microsoft SQL Server Windows認証の設定を参照してください。

Shared Servicesレジストリの詳細は、Shared Servicesレジストリについてを参照してください。

注意:

このタスクは、データベースを作成していることが前提です。データベースを作成していない場合は、データベースの準備を参照してください。

EPM System製品をアンインストールしてから同じ場所に再インストールする場合、Shared Servicesおよびレジストリ・データベースを再使用することはできません。

アップグレードについての注意

注意:

リリース11.1.2.0、11.1.2.1または11.1.2.2からリリース11.1.2.3に移行するためにメンテナンス・リリースを適用する場合、「前に構成されたShared Servicesデータベースに接続」を選択します。

次の表に、Shared Servicesとレジストリ・データベースの構成用オプションを示します。

EPM Systemコンフィグレータのフィールド説明ユーザーの情報

前に構成されたShared Servicesデータベースに接続/Shared Servicesデータベースの初回構成を実行

Shared Servicesおよびレジストリ・データベースを初めて構成する際には、「Shared Servicesデータベースの初回構成を実行」を選択します。このデータベースには、すべての製品に共通する情報の保管に使用されるShared Servicesレジストリが含まれます。

分散環境で構成する場合は、すべてのマシンにShared Servicesデータベースを構成する必要があります。最初のマシンで、Shared Servicesレジストリを設定します。後続のマシンについては、「前に構成されたShared Servicesデータベースに接続」を選択します。この場合、これらのマシンにShared Servicesレジストリの場所が設定されます。

一部の製品では、この同じデータベースを使用して製品情報を保管できます。この場合、各製品は、このデータベース内に独自のテーブルを持ちます。

アップグレードについての注意

以前のリリースからアップグレードする場合、「Shared Servicesデータベースの初回構成を実行」を選択し、新しいデータベースのデータベース接続情報を入力します。

リリース11.1.2.0、11.1.2.1、または11.1.2.2からリリース11.1.2.3に移行するためにメンテナンス・リリースを適用する場合、「前に構成されたShared Servicesデータベースに接続」を選択し、続いてリリース番号を選択します。

 

データベース・タイプ

データベース・タイプを選択します。

 

サーバー

Shared Servicesデータベースを作成するデータベース・サーバーの名前を指定します。

Oracle RACの場合、サーバー名としてVIP名またはいずれかのノード名を指定します。

 

ポート

データベースがリスニングするサーバー・ポート番号として、デフォルト値を選択するか、カスタムShared Servicesサーバー・ポート番号を指定します。

 

サービス名またはSID、またはデータベース名

Shared Servicesデータベースの名前を指定します。

Oracle RACデータベースを使用している場合は、RACサービス名を指定します。

 

ユーザー名

データベース・ユーザーの名前を入力します。

 

パスワード

データベース・ユーザーのパスワードを入力します。

 

詳細設定オプション(オプション)

クリックまたは選択して追加情報を指定します。

これらのオプションの詳細は、データベース構成の詳細設定オプション(オプション)を参照してください。

Oracle RACまたはLDAPベースのJDBC URLを構成するには、このオプションを使用します。