ソース・アダプタの詳細の定義

ソース・アダプタをソース・システム・タイプと関連付けている場合、次の手順が必要です:

ソース列の選択

ソース列を使用して、インポート・フォーマットでのマッピングに使用可能な列を指定します。このセクションに表名または列名の検証はありません - ソース列は、インポート・フォーマットでマッピングに使用できるように登録されています。

ソース列の追加

この項で追加されるソース列は、Oracle Data Integratorのソース表用のデータ・モデルで指定されている列と一致する必要があります。

ソース列を追加するには:

  1. 「設定」タブを選択し、「登録」「ソース・アダプタ」を選択します。

  2. 「ソース・アダプタ」で、「ソース列」タブを選択します。

  3. 「ソース列」タスク・バーで、「追加」を選択します。

    「列名」、「表名」および「表示名」列のエントリ・フィールドが表示されます。

  4. 「列名」に、ソース列名を入力します。

    たとえば、SEGMENT1と入力します。ソース列名は、ODIモデルに対応する列名がある必要があります。

  5. 「表名」に、表名を入力します。

    たとえば、LOGICAL_BALANCESと入力します。表名は、ODIモデルに対応する表名がある必要があります。

  6. 「表示名」に、インポート・フォーマットに使用する表示名を入力します。

パラメータの定義

「パラメータ」タブを使用して、ODIシナリオ用のパラメータのリストを指定します。パラメータ定義には、変換されていないパラメータ名と変換済プロンプトが含まれます。プロンプトは、データ・ルール・ページでの表示に使用されます。

この項では、次の情報を提供します:

パラメータの追加

ソース・アダプタのパラメータを追加すると、変換されていないパラメータ名と変換済のプロンプトが含まれる定義が作成されます。

ソース列を追加するには:

  1. 「設定」タブを選択し、「登録」「ソース・アダプタ」を選択します。

  2. 「ソース・アダプタ」で、「パラメータ」タブを選択します。

  3. 「パラメータ」タスク・バーで、「追加」を選択します。

    「パラメータ名」、「パラメータ・データ・タイプ」および「パラメータ・プロンプト」列用のエントリ・フィールドが表示されます。

  4. 「パラメータ名」に、パラメータ名を入力します。

    たとえば、p_actual_flagと入力します。これは、ODIプロジェクトでのパラメータ名です。

  5. 「パラメータ・データ・タイプ」で、パラメータのデータ型を選択します:

    • Char

    • Number

    • Date

  6. 「パラメータ・プロンプト」に、パラメータ・プロンプトを入力します。

    たとえば、この行に「Balance Type」と入力します。

    注意:

    新規のパラメータが追加され、多言語環境にいる場合、ブラウザのロケールを適切な言語に設定し、必要に応じてその言語でプロンプトを編集します。

パラメータの削除

パラメータを削除するには:

  1. 「設定」タブを選択し、「登録」「ソース・アダプタ」を選択します。

  2. 「ソース・アダプタ」で、「パラメータ」タブを選択します。

  3. 「パラメータ」タスク・バーで、パラメータを選択し、「削除」をクリックします。

  4. 「OK」をクリックします。

ドリル・スルー用URLの定義

FDMEEには、ドリル・スルー用URLを使用するためのフレームワークが用意されています。金額セル内のハイパー・リンクをクリックすると、ソース・システムが新規のEPM Workspaceタブまたは新規ウィンドウ内に起動します。インポート・フォーマット・マッピングに基づいてソース・システムで様々なページにドリルするために、複数のドリル・スルーURLが提供されます。

注意:

FDMEEのドリルスルー機能の詳細は、ドリル・スルーを参照してください。

ドリル・スルーURLの追加

ドリル・スルーURLを作成するには、URL名、URL、要求方法およびURLプロンプトを指定します。

ドリル・スルーURLを追加するには:

  1. 「設定」タブを選択し、「登録」「ソース・アダプタ」を選択します。

  2. 「ソース・アダプタ」で、「ドリルURL」タブを選択します。

  3. 「ドリルURL」タスク・バーで、「追加」を選択します。

    「ドリルURL名」、「ドリルURL」、「要求方法」および「ドリルURLプロンプト」のエントリ・フィールドが表示されます。

  4. 「ドリルURL名」に、ドリル・スルーURLのユーザー定義名を入力します。

  5. 「ドリルURL」に、ドリル・スルーに使用されるURLを入力します。

    サーバーおよびポート情報のないURLを入力します。URLには、$記号で囲まれたTDATASEG表のパラメータ名および列名が含まれている必要があります。

    たとえば、LEDGER_ID=$ATTR1$&GL_PERIOD=$ATTR2$を入力します。

    前述の例では、ATTR1の値はLEDGER_IDパラメータの値として渡され、ATTR2GL_PERIODパラメータの値として渡されます。パラメータは"&"記号で区切られます。

    場合によっては、インポート・フォーマットに定義されているソース・マッピングに基づいて、FDMEEステージング表の列名を参照することがあります。その場合、ユーザーはソース列名をURLのパラメータとして指定します。こうすることで、URLが解析されるときに、ソース列名をTDATASEGの関連する列に変換するようにシステムに指示します。URLのパラメータの値としてインポート・フォーマットのソース列を指定するには、値の両側を$$で囲みます。

    たとえば、COMPANY_CODE=$$RBUKRS$$のように入力します。

    前述の例では、COMPANY_CODEパラメータの値は、インポート・フォーマットを使用して指定されています。RBUKRSENTITYディメンションにマップされた場合、ENTITY列の値はパラメータとして渡されます。

    ドリルURLのフォーマットでクライアントとサーバー間のrequest-responseを指定するには、次のいずれかを入力します:

    • Get - フォーム・データはURLにエンコードされます。たとえば、GET@http://www.oracle.com/.と指定します。方法が指定されない場合、GETがrequest-responseとみなされます。

    • Post - メッセージ本文にフォーム・データが表示されます。たとえば、POST@http://www.oracle.com/と指定します。

  6. 「ドリルURLプロンプト」に、ドリルスルー・プロンプト用のユーザー定義プロンプトを入力します。

    たとえば、Defaultと入力します。

JavaScriptを使用したドリル・スルー

URLではなくグラフィカル・ユーザー・インタフェースにドリル・スルーできるJavaScriptベースのドリル・スルーを指定できます。これを行うには、スクリプト・エディタでスクリプトを記述してカスタム・スクリプト・ディレクトリに格納します。ドリル・スルーのJavaScriptはソース・アダプタに関連付けられます。

ドリル・スルーのJavaScriptはソース・アダプタに関連付けられます。ソース・システムで"http URL"のかわりに"#javascript"を指定して、ドリル・スルー・リンクからJavaScriptを呼び出します。httpドリルURLのようなコンテキスト・パラメータをJavaScript関数に渡すこともできます。

ドリル・スルーを追加するには:

  1. 「設定」タブを選択し、「登録」「ソース・システム」を選択します。

    ソース・システムの詳細は、ソース・システムの設定を参照してください。

  2. JavaScriptベースのドリル・スルーのソース・システム・ファイルを選択します。

  3. 「詳細」セクションの「ドリル・スルーURL」#javascriptと入力します。

  4. 「保存」をクリックします。

  5. 「設定」タブの「スクリプト」で、「スクリプト・エディタ」を選択します。

  6. 「スクリプト・エディタ」「新規」をクリックします。

  7. 「スクリプト・タイプ」「ドリル」を選択します。

    注意:

    ドリル・スルー・スクリプトを作成できるのはJavaScriptに基づく場合のみであるため、「テクノロジ」ドロップダウンは「Javascript」です。

  8. 「ファイル名」にスクリプトの名前を入力します。

  9. 「OK」をクリックします。

  10. 「ターゲット・アプリケーション」ドロップダウンで、このドリル・スルー・スクリプトのターゲット・アプリケーションを選択します。

  11. スクリプト・エディタでカスタムのコードを記述します。

    Javascript関数の名前がファイル名と同じであることを確認してください。

    次に例を示します。

    function main($ATTR1$,$ATTR2$){
    var ledger_id = $ATTR2$;
    var currency = $ATTR1$;
    var resp_id = 300;
     if(ledger_id==1)
      resp_id = 100
    else if(ledger_id ==2)
      resp_id = 200
    alert('Currency:' + $ATTR1$);
    alert('ledger_id:' + ledger_id);
    var url = 'http://machinename.us.oracle.com:6362/OA_HTML/RF.jsp?function_id=1045073&CALLING_PAGE=FDM_DRILLDOWN&resp_appl_id=&resp_id=&SOB_ID=1&LED_ID='+ledger-id+'&fdm_per=Jan-03&fdmccid=13098&fdm_currency+'+currency+'fdm_balance_type=A
    alert('url:' + url);
    window.open(url);
    }
    イメージはスクリプト・エディタを示します
  12. 「保存」をクリックします。

  13. 「設定」タブを選択し、「登録」「ソース・アダプタ」を選択します。

    ソース・アダプタの詳細は、ソース・アダプタの操作を参照してください。

  14. 「ソース・アダプタ」で、「ドリルURL」タブを選択します。

  15. 「ドリルURL」タスク・バーで、「追加」を選択します。

    「ドリルURL名」、「ドリルURL」および「ドリルURLプロンプト」列のエントリ・フィールドが表示されます。

    イメージは「ドリルURL」タブを示します。
  16. 「ドリルURL名」に、ドリル・スルーURLのユーザー定義名を入力します。

  17. 「ドリルURL」に、ドリル・スルーの関数名を入力します

    関数名とファイル名を同じにする必要があります。

    たとえば、main($ATTR1$,$ATTR2$)と入力します。

  18. 「ドリルURLプロンプト」に、ドリルスルー・プロンプト用のユーザー定義プロンプトを入力します。

  19. 「保存」をクリックします。

    ワークベンチからドリルダウンすると、指定されたURLを使用して新規ウィンドウが起動されます。

ドリルURLの削除

ドリル・スルーURLを削除するには:

  1. 「設定」タブを選択し、「登録」「ソース・アダプタ」を選択します。

  2. 「ソース・アダプタ」で、「ドリルURL」タブを選択します。

  3. 「ドリルURL」タスク・バーで、ドリルスルーURLを選択し、「削除」をクリックします。

  4. 「ソース・アダプタ・ドリルURLの削除」で、「OK」をクリックします。