ユーザーまたはグループに関する情報を保管します。一部のフィールドはユーザーに特有であり、グループには使用できません。この構造体でAPIを使用して変更できるフィールドは、Access、ExpirationおよびPwdChgNowフィールドのみです。
この拡張ユーザー情報構造体は、EssGetUserが使用する標準のESS_USERINFO_T構造体とは多少異なります(ESS_USERINFO_T, ESS_GROUPINFO_Tを参照してください)。この拡張構造体は、EssGetUserExが使用します。
フィールドは次のとおりです:
typedef struct ESS_USERINFOEX_T { ESS_USERNAME_T Name; ESS_PASSWORD_T Password; ESS_APPNAME_T AppName; ESS_DBNAME_T DbName; ESS_BOOL_T Login; ESS_USHORT_T Type; ESS_ACCESS_T Access; ESS_ACCESS_T MaxAccess; ESS_DATE_T Expiration; ESS_TIME_T LastLogin; ESS_TIME_T DbConnectTime; ESS_USHORT_T FailCount; ESS_LOGINID_T LoginId; ESS_DESC_T Description; ESS_EMAIL_T EMailID; ESS_BOOL_T LockedOut; ESS_BOOL_T PwdChgNow; ESS_PROTOCOL_T protocol; ESS_CONNPARAM_T connparam; } ESS_USERINFOEX_T, *ESS_PUSERINFOEX_T, **ESS_PPUSERINFOEX_T;
データ型 |
フィールド |
説明 |
---|---|---|
ESS_USERNAME_T |
Name |
外部認証済ユーザー名。 |
ESS_PASSWORD_T |
Password |
外部認証済ユーザーのパスワード。Essbaseの認証済メカニズムに外部認証済ユーザーを設定する場合にのみ、これを使用します。このパスワードは、サーバーから外部認証済ユーザーの情報を取得するなど、他の状況では無視されます。 |
ESS_APPNAME_T |
AppName |
現在接続しているアプリケーションの名前(該当する場合) |
ESS_DBNAME_T |
DbName |
現在接続しているデータベースの名前(該当する場合) |
ESS_BOOL_T |
Login |
ログイン・ステータスを示すフラグ(ユーザーのみ) |
ESS_USHORT_T |
Type |
構造体のタイプ(ユーザーまたはグループ)。このフィールドには次の値が含められます:
|
ESS_ACCESS_T |
Access |
ユーザーまたはグループに割り当てられたデフォルトのアクセス権限。値: 次のビット値を任意に組み合せられます:
|
ESS_ACCESS_T |
MaxAccess |
ユーザーの最大アクセス権(ユーザーのみ。グループのメンバーシップによる個別のアクセス権とアクセス・レベルを含む)。 |
ESS_DATE_T |
Expiration |
ユーザーのパスワードの失効日。 |
ESS_TIME_T |
LastLogin |
グリニッジ標準時刻で示した、ユーザーが最後に正常にログインした日付(ユーザーのみ)。 |
ESS_TIME_T |
DbConnectTime |
データベース接続のローカル(サーバー)時刻。読取り専用。EssSetUserでは設定できません。 |
ESS_USHORT_T |
FailCount |
最後に正常にログインしてからの、失敗したログインの回数(ユーザーのみ)。 |
ESS_LOGINID_T |
LoginId |
ユーザーのログイン識別タグ(ユーザーのみ)。 |
ESS_DESC_T |
Description |
ユーザー/グループの説明。 |
ESS_EMAIL_T |
EMailID |
ユーザー/グループの電子メール・アドレス。 |
ESS_BOOL_T |
LockedOut |
ユーザーがロック・アウトされていることを示すフラグ。 |
ESS_BOOL_T |
PwdChgNow |
ユーザーがパスワードを変更する必要があることを示すフラグ。 |
ESS_PROTOCOL_T |
protocol |
外部認証プロトコル。 |
ESS_CONNPARAM_T |
connparam |
外部認証接続。 |