1120000 - 1120002: CのグリッドAPIメッセージ

表12にCのグリッドAPIのエラー・メッセージと情報メッセージを示します。

表 12. CのグリッドAPIメッセージ1120000 - 1120002

メッセージ番号

メッセージ

考えられる原因

考えられる解決策

1120000

ファイルfileNameをロックできません。

そこで操作を行うためにリストされたファイルを、Essbaseでロックできません。通常これは、Essbaseでファイルが見つからないとき、またはユーザーにファイルへの書込み権限がないときに発生します。

Essbaseで、リストされたファイルが見つかることを確認します。

リストされたファイル名とパス名が正しいことを確認します。スペルに間違いがないか確認します。

ESSCMDを使用している場合は、リストされたファイルの大文字/小文字とスペルが正しいことを確認します。

IMPORT ESSCMDを使用している場合は、IMPORTコマンドを正しく使用していることを確認します。IMPORTコマンドを発行する場合は、データ・ファイルの場所を選択するための4つのオプションがあります。

1 (ローカル/クライアント・オブジェクト): データ・ファイルがクライアント・フォルダ内にあることを確認します。データ・ファイルに対する読取りアクセス権があることを確認します。UNIXでは、ファイル名は大文字と小文字が区別されるため、大文字と小文字を確認します。

2 (リモート・サーバー・オブジェクト): データ・ファイルに対する読取りアクセス権があることを確認します。UNIXでは、ファイル名は大文字と小文字が区別されるため、大文字と小文字を確認します。

3 (ファイル): 完全なパス名と完全なファイル名(ファイルのタイプを示す拡張子も含める)を指定したことを確認します。

4 (SQL): ODBC接続を確認します。Essbaseサーバーが適切に構成されていることを確認します。

Essbaseで、リストされたファイルを使用できることを確認します。

ファイルがロックされているかどうかを確認します(オブジェクトのロック解除を参照してください)。

リストされたファイルに対する正しいEssbase権限があることを確認します。

リストされたファイルと書込み先のドライブに対する正しいオペレーティング・システム権限があることを確認します。

十分なディスク・スペースがあることを確認します。

リストされたファイルが破損していないことを確認します(データベース破損の確認を参照してください)。

セキュリティ・ファイルが破損しているかどうかを確認します。

操作が完了しなかった場合は、回復手順を実行します。その後、データベースが破損していないかどうかを確認します。

アプリケーションを、ファイル・システム・コントロール(Windowsのエクスプローラまたはcpあるいはrmコマンド)を使用してコピーまたは削除した場合は、元の名前でダミー・アプリケーションを作成し、Essbaseを使用してアプリケーションを正しくコピーまたは削除します。

1120000続き

  

ディスク・ボリュームを使用している場合は、次の点を確認します:

  • ESSBASEPATH/bin/essbase.cfgファイルのDISKVOLUMES設定が正しいか。

  • ディスク・ボリュームをスパンしたユーザーがドライブに対する正しいオペレーティング・システム権限を持っているかどうかを確認します。

  • DISKVOLUMES設定を変更した後、Essbaseサーバーを停止してから再起動します。Essbaseサーバーの停止および再起動なしでDISKVOLUMES設定を変更した場合は、データベースが破損しているかどうかを確認します。

Essbase ServerがUNIXを実行しているコンピュータ上にある場合は、次の点を確認します:

  • ファイル記述子の制限(ユーザー制限プロファイルの確認を参照してください)が正しく設定されているか。

  • ルート・パーティションのスペースが十分であるか。

  • リストされたファイルの大文字と小文字が正しいか。

1120001

EssbaseカーネルによりデータベースdatabaseNameに割り当てられた物理メモリーのロックを解除できません。

Essbaseで、Essbaseカーネルによりリストされたデータベースに対して割り当てられた物理メモリーのロックを解除できません。

キャッシュ・メモリーのロックをオフにします。問題が解決されない場合は、Oracleサポートに問い合せてください。

1120002

データベースdatabaseNameがバックアップのため読取り専用モードになっている間は、データを消去できません。

データベースが読取り専用になっているため、Essbaseでデータベースを消去できません。

BEGINARCHIVEコマンドで始まり、ENDARCHIVEコマンドで終わるアーカイブ・プロセスが終了するまで待ちます。

アーカイブ・プロセスが終了したら、管理者は必ずENDARCHIVEコマンドを発行してください。

ESSCMDを使用している場合は、アーカイブ・プロセスが完了してから次のプロセスが開始されるようにするため、スリープ・コマンドを追加する必要があります。