1014004 - 1014043: ロック・マネージャ・メッセージ

表8にロック・マネージャのエラー・メッセージと情報メッセージを示します。

表 8. ロック・マネージャ・メッセージ1014004 - 1014043

メッセージ番号

メッセージ

考えられる原因

考えられる解決策

1014004

ロックされていないメンバーは更新できません

メンバーはロックされていないので、Essbaseで更新できません。

他のアクティブ・ユーザーのプロセスが終了するまで数分待ってから、操作を再試行してください。

他のユーザーがファイルをロックしていないかどうかを確認します(オブジェクトのロック解除を参照してください)。

NETDELAYとNETRETRYCOUNTの値を増やします(NETDELAYおよびNETRETRYCOUNTの設定を参照してください)。

1014018

メンバーは現在別のトランザクションがロックしています

メンバーは別のユーザーによってロックされているので、Essbaseで更新できません。

他のアクティブ・ユーザーのプロセスが終了するまで数分待ってから、操作を再試行してください。

他のユーザーがファイルをロックしていないかどうかを確認します(オブジェクトのロック解除を参照してください)。

このエラーが頻繁に発生する場合は、ユーザーがEssbaseから正しくログオフしていることを確認します。

1014025

読取り専用モードのデータベースを更新してバックアップすることはできません

データベースは読取り専用モードなので、Essbaseで更新できません。

BEGINARCHIVEコマンドで始まり、ENDARCHIVEコマンドで終わるアーカイブ・プロセスが終了するまで待ちます。

アーカイブ・プロセスが終了したら、管理者は必ずENDARCHIVEコマンドを発行してください。

ESSCMDを使用している場合は、アーカイブ・プロセスが完了してから次のプロセスが開始されるようにするため、スリープ・コマンドを追加する必要があります。

1014026

要求されたロックは現在別のトランザクションによって保留されています。現在待機はできません。

オブジェクトは現在別のトランザクションによってロックされているので、Essbaseでロックできません。

他のアクティブ・ユーザーのプロセスが終了するまで数分待ってから、操作を再試行してください。

他のユーザーがファイルをロックしていないかどうかを確認します(オブジェクトのロック解除を参照してください)。

自動的に待機して、操作を再試行するようにEssbaseを設定します。

このエラーが頻繁に発生する場合は、ユーザーがEssbaseから正しくログオフしていることを確認します。

1014027

トランザクションtransactionHandleはトランザクションtransactionHandleでデッドロックされています。

Essbaseで、2人以上のユーザーが同時に同じ2つのブロックを反対の順序でロックしようとしているので、トランザクションを完了できません。たとえば、user1はブロック1、ブロック2の順にアクセスしようとし、user2はブロック2、ブロック1の順にアクセスしようとしました。

2人のユーザーが同時に同じブロックで計算を実行していないことを確認します。

このエラーが頻繁に発生する場合は、「更新モード」オプションを選択解除するようにスプレッドシート・ユーザーに指示します。『Oracle Essbase Spreadsheet Add-inユーザー・ガイド』を参照してください。

1014028

トランザクションtransactionHandleはトランザクションtransactionHandleを待機しています。

Essbaseで、現在のトランザクションがデッドロックされたトランザクションを待機しているため、トランザクションを完了できません。

2人のユーザーが同時に同じブロックで計算を実行していないことを確認します。

このエラーが頻繁に発生する場合は、「更新モード」オプションを選択解除するようにスプレッドシート・ユーザーに指示します。『Oracle Essbase Spreadsheet Add-inユーザー・ガイド』を参照してください。

1014031

関連トピック

1014032

Essbaseは指定された待機時間内にロックされませんでした。

Essbaseによってユーザー指定の待機時間内にオブジェクトをロックできませんでした。

他のアクティブ・ユーザーのプロセスが終了するまで数分待ってから、操作を再試行してください。

Essbaseで自動的にロックを待機する時間を増やします。

他のユーザーがファイルをロックしていないかどうかを確認します(オブジェクトのロック解除を参照してください)。

NETDELAYとNETRETRYCOUNTの値を増やします(NETDELAYおよびNETRETRYCOUNTの設定を参照してください)。

このエラーが頻繁に発生する場合は、計算が完了する前にユーザーが複雑な計算を開始しておらず、Essbaseからログオフしていないことを確認します。

Essbaseサーバーを停止して再起動します。その後、データベースが破損しているかどうかを確認します(データベース破損の確認を参照してください)。

スプレッドシート・ユーザーがオブジェクトをロックしているためにこのエラーが発生する場合は、次の手順に従って、LOCKTIMEOUTの値を大きくしてください。

  1. ESSBASEPATH/bin/essbase.cfgがサーバー・コンピュータに存在しない場合、テキスト・エディタを使用してそのファイルを作成します。

  2. サーバー・コンピュータ上のESSBASEPATH/bin/essbase.cfgファイルで、LOCKTIMEOUTの値を追加するか、または大きくします。

  3. Essbaseサーバーを停止して再起動します。

1014032

関連トピック

1014031

Essbaseはロックされませんでした。Essbaseは指定された待機時間まで試行します。

Essbaseでオブジェクトをロックできませんでした。このメッセージは、オブジェクトがロックされるまで、またはユーザー指定の待機時間に到達するまで30秒ごとに繰り返されます。

他のアクティブ・ユーザーのプロセスが終了するまで数分待ってから、操作を再試行してください。

他のユーザーがファイルをロックしていないかどうかを確認します(オブジェクトのロック解除を参照してください)。

NETDELAYとNETRETRYCOUNTの値を増やします(NETDELAYおよびNETRETRYCOUNTの設定を参照してください)。

このエラーが頻繁に発生する場合は、計算が完了する前にユーザーが複雑な計算を開始しておらず、Essbaseからログオフしていないことを確認します。

Essbaseサーバーを停止して再起動します。その後、データベースが破損しているかどうかを確認します(データベース破損の確認を参照してください)。

スプレッドシート・ユーザーがオブジェクトをロックしているためにこのエラーが発生する場合は、次の手順に従って、LOCKTIMEOUTの値を大きくしてください。

  1. ESSBASEPATH/bin/essbase.cfgがサーバー・コンピュータに存在しない場合、テキスト・エディタを使用してそのファイルを作成します。

  2. サーバー・コンピュータ上のESSBASEPATH/bin/essbase.cfgファイルで、LOCKTIMEOUTの値を追加するか、または大きくします。

  3. Essbaseサーバーを停止して再起動します。

1014033

ロック・マネージャ・イベントを割り当てられませんでした。operationは中止されました

メモリー不足のため、Essbaseでロック・マネージャ・イベントを割り当てることができません。

サーバー・コンピュータ上の物理メモリーを確認します。Windows環境の場合、1つのデータベースに推奨される最小メモリーは64 MBです。UNIX環境の場合、1つのデータベースに推奨される最小メモリーは128 MBです。引き続きエラーが発生する場合は、サーバー・コンピュータにより多くのメモリーを追加します。

1014034

ロック・マネージャ・イベントを作成できませんでした。operationは中止されました

 

Oracleサポートに連絡してください。

1014035

ロック・マネージャ・ウェイタ・ノードを割り当てできませんでした。operationは中止されました

メモリー不足のため、Essbaseでロック・マネージャ・ウェイタ・ノードを割り当てることができません。

サーバー・コンピュータ上の物理メモリーを確認します。Windows環境の場合、1つのデータベースに推奨される最小メモリーは64 MBです。UNIX環境の場合、1つのデータベースに推奨される最小メモリーは128 MBです。引き続きエラーが発生する場合は、サーバー・コンピュータにより多くのメモリーを追加します。

1014036

ロック要求はブロックされますが待機はできません。

このトランザクションでロックしようとしているブロックは別のトランザクションによってロックされています。現在、Essbaseは待機を許可しないように構成されているので、現在のトランザクションはブロックをロックするために待機できません。

ブロックをロックするために指定された時間待機するようにEssbaseを設定します。

1014039

データベースdatabaseNameは読取り専用モードに設定されているため、書込み操作を実行できません。

リストされたデータベースは、管理者がデータベースをバックアップする目的でBEGINARCHIVEコマンドを発行したために、読取り専用モードになっています。

BEGINARCHIVEコマンドで始まり、ENDARCHIVEコマンドで終わるアーカイブ・プロセスが終了するまで待ちます。アーカイブ・プロセスが終了したら、ENDARCHIVEコマンドを発行してください。

1014040

現在のスレッドのハンドルを取得できませんでした。operationは中止されました

 

Oracleサポートに連絡してください。

1014041

現在のスレッドの基本優先度を取得できませんでした。operationは中止されました

 

Oracleサポートに連絡してください。

1014042

現在のスレッドの高優先度を取得できませんでした。operationは中止されました

 

Oracleサポートに連絡してください。

1014043

データベースdatabaseNameでロックを解除している間にエラーが発生しました。

Essbaseで書込みロックが解除されるのを待機している間にエラーが発生しました。

Oracleサポートに連絡してください。