HypGetOption

データ・プロバイダ・タイプ: Essbase、Financial Management、Planning、Hyperion Enterprise

説明

HypGetOption()は、デフォルトおよびシート固有の両方のSmart Viewオプションを取得します。2つのオプション・タイプでVBAコマンドを区別する必要はありません。

HypGetGlobalOptionも参照してください。

構文

HypGetOption (vtItem,vtRet,vtSheetName)

ByVal vtItem As Variant

ByRef vtRet As Variant

ByVal vtSheetName As Variant

パラメータ

vtItem: 特定のオプションを参照するインデックスまたは定数。オプションの詳細は、表6を参照してください。また、使用可能なオプションのリストがsmartview.basの「Enumeration of options index to be used for HypGetOption/HypSetOption」の下に示されます。

vtRet: 出力変数

vtSheetName: シート・レベル・オプションのシート名。有効なシート名が指定されてない場合、デフォルトのオプションが使用されます。

戻り値

正常に終了した場合は0を戻し、それ以外の場合は該当するエラー・コードを戻します。

      Public Declare Function HypGetOption Lib "HsAddin" (ByVal vtItem As Variant, ByRef vtRet As Variant, ByVal vtSheetName As Variant) As Long

Sub Example_HypGetOption()

sts = HypGetOption(HSV_ZOOMIN, Var, "Sheet2") 'get zoom in option for sheet2
sts = HypGetOption(1, Var, "") 'get default zoom in option

End Sub

   

表 6. HypGetOptionとHypSetOptionのオプション定数

 

定数

データ型

コメント

HSV_ZOOMIN

1

数値

ズーム・イン・レベルを設定します:

  • 0 = 次のレベル

  • 1 = すべてのレベル

  • 2 = 最下位レベル

  • 3 = 兄弟レベル

  • 4 = 同一レベル

  • 5 = 同一世代

  • 6 = 式

HSV_INCLUDE_SELECTION

2

ブール

「選択を含める」チェック・ボックスを選択します

HSV_WITHIN_SELECTEDGROUP

3

ブール

「選択したグループ内」チェック・ボックスを選択します

HSV_REMOVE_UNSELECTEDGROUP

4

ブール

「選択されていないグループの削除」チェック・ボックスを選択します

HSV_INDENTATION

5

数値

「インデント」オプションを選択します

  • 0 = インデントなし

  • 1 = サブ・アイテムのインデント

  • 2 = 合計のインデント

HSV_SUPPRESSROWS_MISSING

6

ブール

データなしの行またはデータが欠落している行が抑制されます

HSV_SUPPRESSROWS_ZEROS

7

ブール

ゼロのみを含む行が抑制されます

HSV_SUPPRESSROWS_UNDERSCORE

8

ブール

メンバー名にアンダースコア文字を含む行が抑制されます

HSV_SUPPRESSROWS_NOACCESS

9

ブール

ユーザーに表示するためのセキュリティ・アクセス権がないデータが含まれている行が抑制されます

HSV_SUPPRESSROWS_REPEATEDMEMBERS

10

ブール

グリッドの方向にかかわらず繰り返されるメンバー名を含む行が抑制されます。

HSV_SUPPRESSROWS_INVALID

11

ブール

無効な値のみを含む行が抑制されます

HSV_ANCESTOR_POSITION

12

数値

階層での祖先の位置を指定します:

  • 0 = 最上位

  • 1 = 最下位

HSV_MISSING_LABEL

13

テキスト

データが欠落しているデータ・セルに、#Missing、#Numeric Zero、または選択したテキストを表示します。

HSV_NOACCESS_LABEL

14

テキスト

ユーザーが表示する権限がないデータ・セルに、#NoAccess、#Numeric Zero、または選択したテキストを表示します。

HSV_CELL_STATUS

15

数値

実際のデータを表示するかわりに、セルの計算またはプロセス・ステータスを表示できます:

  • 0 = データ

  • 1 = 計算ステータス

  • 2 = プロセス管理

HSV_MEMBER_DISPLAY

16

数値

セルにメンバー名を表示する方法を指定します:

  • 0 = 名前のみ

  • 1 = 名前と説明

  • 2 = 説明のみ

HSV_INVALID_LABEL

17

テキスト

無効なデータを含むデータ・セルに、#Invalid、#Numeric Zero、または選択したテキストを表示します。

HSV_SUBMITZERO

18

ブール

HSV_MISSING_LABEL、HSV_NOACCESS_LABELまたはSV_INVALID_LABELオプションで#NumericZeroを指定した場合、データベースに0を送信できます。

HSV_19

19

 

今後の使用に予約

HSV_20

20

 

今後の使用に予約

HSV_PRESERVE_FORMULA_COMMENT

21

ブール

クエリー中に、グリッドに式とコメントが保存されます。

HSV_22

22

 

今後の使用に予約

HSV_FORMULA_FILL

23

ブール

メンバー・セルに関連付けられている式を、ズーム・インの結果として取得されたメンバーに伝播します。

HSV_PRESERVE_FORMULA_COMMENTとHSV_EXCEL_FORMATTINGの両方が有効である場合、ズーム・インの結果として取得されたメンバーにセルのフォーマットを伝播します。

メンバーとデータ・セルの両方の式に適用されます。

HSV_EXCEL_FORMATTING

30

ブール

Excelフォーマット・チェック・ボックスを選択します

HSV_RETAIN_NUMERIC_FORMATTING

31

ブール

ユーザーが次元にドリルダウンするとき、HSV_SCALEに指定したスケールまたはHSV_DECIMALPLACESの小数点以下の桁数(あるいは両方)をデータに使用します。

HSV_THOUSAND_SEPARATOR

32

ブール

数値データでカンマまたは他の3桁区切り文字を使用します。Excelの「オプション」の「インターナショナル」タブで、桁区切り記号として#または$を使用しないでください。

HSV_NAVIGATE_WITHOUTDATA

33

ブール

ナビゲート中にソース・データを計算しないようにしてピボット、ズーム、選択項目のみ保持、選択項目のみ削除などの操作を高速化できます。データを取得する準備ができたら、「データなし操作」を無効にします。

HSV_ENABLE_FORMATSTRING

34

ブール

Essbase固有。

Essbaseでは、様々なデータ型に関連付けられるフォーマット文字列が提供されます。

有効にすると、数値のかわりにユーザー固有のテキストを表示します。

HSV_ENHANCED_COMMENT_HANDLING

35

ブール

コメントが含まれているアド・ホック・グリッドでコメントとメンバー名をレビューし、修正できます。

HSV_ADJUSTCOLUMNWIDTH

36

ブール

セルの内容に合せて列の幅を自動的に調整します。

HSV_DECIMALPLACES

37

数値

表示する小数点以下の桁数を指定します。

HSV_SCALE

38

数値

選択されたスケールに基づいて表示される数値データのスケールを指定します。

HSV_MOVEFORMATS_ON_ADHOC

39

ブール

親セル・フォーマットをコピーしてセルにズーム・インし、操作後にセルの場所が変更された場合でもこのフォーマットを保持します。

HSV_DISPLAY_INVALIDDATA

40

ブール

無効なデータを表示します。

HSV_SUPPRESSCOLUMNS_MISSING

41

ブール

データベース内にデータが存在しないセルを含む列が抑制されます(データなしはゼロとは異なります。ゼロはデータ値です)。

HSV_SUPPRESSCOLUMNS_ZEROS

42

ブール

ゼロのみを含む列が抑制されます。

HSV_SUPPRESSCOLUMNS_NOACCESS

43

ブール

ユーザーに表示するためのセキュリティ・アクセス権がないデータが含まれている列が抑制されます。

HSV_SUPPRESS_MISSINGBLOCKS

44

ブール

データベースにデータが存在しないセルのブロックが抑制されます。

HSV_DOUBLECLICK_FOR_ADHOC

101

ブール

ダブルクリックによって空のワークシートにデフォルトのグリッドが取得され、セル・コンテンツがズーム・インまたはズーム・アウトされるように指定します。

HSV_UNDO_ENABLE

102

ブール

「元に戻す」を有効または無効にします。

元に戻すことができる操作の数をHSV_NUMBER_OF_UNDO_ACTIONパラメータに指定します。

HSV_103

103

 

今後使用するために予約されています。

HSV_LOGMESSAGE_DISPLAY

104

数値

メッセージ表示レベル設定を指定します:

  • 0 = 情報

  • 1 = 警告

  • 2 = エラー

  • 3 = なし

  • 4 = 拡張情報

  • 5 = プロファイル

HSV_ROUTE_LOGMESSAGE_TO_FILE

105

ブール

「メッセージをファイルに送る」チェック・ボックスを有効または無効にします。

HSV_CLEAR_LOG_ON_NEXTLAUNCH

106

ブール

Excelが閉じた後に表示される次のログ・メッセージの生成が開始されると、ログ・ファイルがクリアされます。

HSV_REDUCE_EXCEL_FILESIZE

107

ブール

使用すべきではない次の場合を除き、常に有効にする必要があります:

  • 9.3.1.6以前のSmart Viewリリースのユーザー、またはSmart Viewリリースに関係なくMicrosoft OfficeのユーザーにExcelワークブックを送信する場合。これらのワークブックでは:

    • 関数を含むグリッドは、データを表示する前にリフレッシュする必要があります。

    • アド・ホック・モードで、POV設定が失われます。この動作は、新規のアド・ホック・グリッドの動作と同じです。

  • 9.3.1.6以前のSmart Viewリリースのユーザー、またはSmart Viewリリースに関係なくMicrosoft Officeのユーザーから送信されたワークブックを開きます

HSV_ENABLE_RIBBON_CONTEXT

108

ブール

Smart Viewのリボンのボタンを使用した後に、アクティブなデータ・プロバイダのリボンを自動的に表示します。

HSV_DISPLAY_HOMEPANEL_ONSTARTUP

109

ブール

「Smart Viewホーム」パネルの「起動時に表示」チェック・ボックスを有効または無効にします。

有効にすると、Smart Viewのリボンで「パネル」アイコンを選択したときに、「Smart Viewホーム」パネルが表示されます。

無効にすると、最後に開いていたパネルが表示されます。

HSV_SHOW_COMMENTDIALOG_ON_REFRESH

110

ブール

有効にすると、グリッドにコメントがある場合、リフレッシュ時にコメント・エディタがユーザーに表示されます。

無効にすると、Smart Viewのリボンからユーザーがコメント・エディタを起動できます。

HSV_NUMBER_OF_UNDO_ACTION

111

数値

1回の操作で許可される元に戻す処理とやり直し処理の数(0から100)。

HSV_UNDO_ENABLEパラメータと一緒に機能します。

HSV_NUMBER_OF_MRU_ITEMS

112

数値

「Smart Viewホーム」、およびSmart Viewのリボンの「開く」メニューに表示される、最後に使用した接続の数(15以下)。

HSV_ROUTE_LOGMESSAGE_FILE_LOCATION

113

テキスト

ログ・メッセージをファイルに保存します。

HSV_DISABLE_SMARTVIEW_IN_OUTLOOK

114

ブール

OutlookでSmart Viewタスク・リストを使用しない場合に、OutlookでSmart Viewを使用不可にします。

HSV_DISPLAY_SMARTVIEW_SHORTCUT_MENU_ONLY

115

ブール

ショートカット・メニューにSmart Viewのメニュー・アイテムのみを表示します。このオプションを設定しない場合、ショートカット・メニューにはExcelとSmart Viewの両方のアイテムが表示されます。

HSV_DISPLAY_DRILL_THROUGH_REPORT_TOOLTIP

116

ブール

セル上にマウスを移動したときに使用可能なドリルスルー・レポートのリストをデフォルトで表示します。

HSV_SHOW_PROGRESSINFORMATION

117

ブール

HSV_PROGRESSINFO_TIMEDELAYに定義した秒数が経過してから操作が開始すると、「Smart View進捗」ステータス・バーが表示されるように指定します。

HSV_PROGRESSINFO_TIMEDELAY

118

数値

操作が始まってから「Smart View進捗」ステータス・バーが表示されるまでの時間(秒)。