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Oracle® Fusion Middleware Oracle Directory Server Enterprise Edition管理者ガイド
11g リリース1 (11.1.1.7.0)
B72439-01
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14 Directory Serverの監視

SNMPまたはcn=monitorを使用して、Directory Serverを監視できます。これらの方法は、Oracle Directory Server Enterprise Editionのリファレンスの第6章のDirectory Serverの監視についての説明で説明しています。

この章では、Directory Serverの監視を設定および管理する方法について説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

14.1 Directory ServerのSNMPの設定および有効化

Directory ServerのSNMPの実装については、Oracle Directory Server Enterprise EditionのリファレンスDirectory ServerとSNMPに関する項を参照してください。

14.1.1 SNMPを設定するには

MIBにより定義され、またエージェント経由で公開されるSNMP管理対象オブジェクトにアクセスします。

この手順で必要となるタスクは、SNMP管理システムによってまったく異なります。手順は、SNMP管理システムのドキュメントを参照してください。

MIBの公開時には、このMIB用にRFCテキスト・ファイルを使用する場合もあります。これらのファイルは、http://www.ietf.org/rfc/rfc2605.txtおよびhttp://www.ietf.org/rfc/rfc2788.txtで入手できます。これらのファイルのコピーは、ディレクトリinstall-path/resources/mibsに存在します。

14.1.2 SNMP監視の有効化

開始する前にSNMPを有効化する前に、DSCCエージェントを作成および登録する必要があります。『Oracle Fusion Middleware Oracle Directory Server Enterprise Editionインストレーション・ガイド』の管理(DSCC)ホストの設定に関する説明を参照してください。

SNMPエージェントを作成し、Directory Serverインスタンスを構成してSNMPエージェントを使用します。WebインタフェースのDirectory Service Control Center (DSCC)を使用して、このタスクを実行することはできません。

  1. 次のコマンドを実行してSNMPエージェントを作成し、SNMP監視を有効化します。

    # install-path/bin/dsccagent enable-snmp 
    
  2. SNMPを介して監視する、すべてのDirectory Serverインスタンスを構成します。

    1. 次のコマンドを実行して、SNMPを介して監視するインスタンスに関するDirectory Serverのポート番号を取得します。

      # install-path/bin/dsccagent info
      Instance Path         :   install-dir/dsee7/var/dcc/agent
      Owner                 :   root
      JMX port              :   3997
      SNMP port             :   3996
      DS port               :   3995
      State                 :   Stopped
      PID                   :   -
      DSCC hostname         :   host2
      DSCC non-secure port  :   3998
      DSCC secure port      :   3999
      SNMP v3               :   Disabled
      Instance version      :   A-A00 
      
    2. ポート番号の引数を設定するには、前の手順で取得されたDirectory Serverのポート番号を使用して次のコマンドを実行します。この例では、デフォルトのDS port番号3995は、dsscagent infoコマンドから戻されました。

      # install-patch/bin/set-plugin-prop dssnmp argument:on argument:3995
      

14.2 cn=monitorを使用したサーバー監視

次の例では、一般的なサーバー統計情報の表示方法を示します。

$ ldapsearch -h host -p port -D cn=admin,cn=Administrators,cn=config -w - \
 -s base -b "cn=monitor" "(objectclass=*)"

これらのエントリで使用できるすべての監視属性の詳細は、Oracle Directory Server Enterprise EditionのリファレンスDirectory Serverの監視属性に関する項を参照してください。

監視可能なパラメータの多くは、Directory Serverのパフォーマンスを反映し、構成や調整により影響を受ける可能性があります。構成可能な各属性の詳細は、Oracle Directory Server Enterprise Editionのマニュアル・ページ・リファレンスの属性のマニュアル・ページを参照してください。