Oracle® Fusion Middleware Oracle Directory Server Enterprise Edition管理者ガイド 11g リリース1 (11.1.1.7.0) B72439-01 |
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SNMPまたはcn=monitor
を使用して、Directory Serverを監視できます。これらの方法は、Oracle Directory Server Enterprise Editionのリファレンスの第6章のDirectory Serverの監視についての説明で説明しています。
この章では、Directory Serverの監視を設定および管理する方法について説明します。
この章の内容は、次のとおりです。
Directory ServerのSNMPの実装については、Oracle Directory Server Enterprise EditionのリファレンスのDirectory ServerとSNMPに関する項を参照してください。
MIBにより定義され、またエージェント経由で公開されるSNMP管理対象オブジェクトにアクセスします。
この手順で必要となるタスクは、SNMP管理システムによってまったく異なります。手順は、SNMP管理システムのドキュメントを参照してください。
MIBの公開時には、このMIB用にRFCテキスト・ファイルを使用する場合もあります。これらのファイルは、http://www.ietf.org/rfc/rfc2605.txt
およびhttp://www.ietf.org/rfc/rfc2788.txt
で入手できます。これらのファイルのコピーは、ディレクトリinstall-path/resources/mibs
に存在します。
開始する前にSNMPを有効化する前に、DSCCエージェントを作成および登録する必要があります。『Oracle Fusion Middleware Oracle Directory Server Enterprise Editionインストレーション・ガイド』の管理(DSCC)ホストの設定に関する説明を参照してください。
SNMPエージェントを作成し、Directory Serverインスタンスを構成してSNMPエージェントを使用します。WebインタフェースのDirectory Service Control Center (DSCC)を使用して、このタスクを実行することはできません。
次のコマンドを実行してSNMPエージェントを作成し、SNMP監視を有効化します。
# install-path/bin/dsccagent enable-snmp
SNMPを介して監視する、すべてのDirectory Serverインスタンスを構成します。
次のコマンドを実行して、SNMPを介して監視するインスタンスに関するDirectory Serverのポート番号を取得します。
# install-path/bin/dsccagent info Instance Path : install-dir/dsee7/var/dcc/agent Owner : root JMX port : 3997 SNMP port : 3996 DS port : 3995 State : Stopped PID : - DSCC hostname : host2 DSCC non-secure port : 3998 DSCC secure port : 3999 SNMP v3 : Disabled Instance version : A-A00
ポート番号の引数を設定するには、前の手順で取得されたDirectory Serverのポート番号を使用して次のコマンドを実行します。この例では、デフォルトのDS port
番号3995
は、dsscagent info
コマンドから戻されました。
# install-patch/bin/set-plugin-prop dssnmp argument:on argument:3995
cn=monitor
を使用したサーバー監視次の例では、一般的なサーバー統計情報の表示方法を示します。
$ ldapsearch -h host -p port -D cn=admin,cn=Administrators,cn=config
-w - \
-s base -b "cn=monitor" "(objectclass=*)"
これらのエントリで使用できるすべての監視属性の詳細は、Oracle Directory Server Enterprise EditionのリファレンスのDirectory Serverの監視属性に関する項を参照してください。
監視可能なパラメータの多くは、Directory Serverのパフォーマンスを反映し、構成や調整により影響を受ける可能性があります。構成可能な各属性の詳細は、Oracle Directory Server Enterprise Editionのマニュアル・ページ・リファレンスの属性のマニュアル・ページを参照してください。