Oracle Identity Manager IBM Lotus Notes and Domino Connectorの更新情報

この章では、リリース11.1.1.6.0のIBM Lotus Notes and Dominoコネクタ用のソフトウェアとドキュメントに関する更新の概要を示します。

この章で説明する更新内容は、次のカテゴリに分類されます。

  • ソフトウェアの更新

    この項では、コネクタのソフトウェアに対する更新について説明します。

  • ドキュメント固有の更新

    この項では、このガイドでの主要な変更事項について説明します。この変更はソフトウェアの更新には関係ないものです。

ソフトウェアの更新

次の項では、ソフトウェアの更新について説明します。

リリース11.1.1.6.0のソフトウェア更新

このリリースには、次のソフトウェア更新が含まれます。

  • Domino CA証明書のサポート

    このリリースからは、Dominoコネクタのプロビジョニングおよびリコンシリエーション操作でCA証明書がサポートされます。新しい「ITリソース」フィールドおよび「プロセス・フォーム」フィールドがCA証明者として導入されました。詳細は、「ユーザー属性」を参照してください。

    ノート:

    詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerのためのアプリケーションの開発とカスタマイズIdentity Connector Frameworkの理解を参照してください。

  • 組織階層変更のサポート

    このリリースからは、Dominoコネクタで、名前階層内のユーザー名の移動がサポートされます。新しい「プロセス・フォーム」フィールドMoveCertifierが導入されました。詳細は、「名前階層のユーザー名の移動」を参照してください。

  • IDVAULTのパスワード変更のサポート

    このリリースからは、DominoコネクタでIDVaultのパスワード変更がサポートされます。詳細は、「IDVaultのユーザー・パスワードのリセット」を参照してください。

  • Dominoコネクタのトレース機能のサポート

    このリリースからは、Dominoコネクタのロギングが各イベントのログを記録するように拡張されました。詳細は、「Javaコネクタ・サーバーでのロギングの有効化」を参照してください。

  • LinuxクライアントでのDominoコネクタの実行のサポート

    このリリースからは、DominoコネクタをLinux NotesクライアントとともにLinuxサーバーで実行できます。詳細は、「コネクタのデプロイ」を参照してください。

解決された問題

次の表に、このリリースのコネクタで解決された問題を示します。

Oracle Bug# 問題 解決内容

13685938

DominoコネクタがRHEL 32ビットおよび64ビットでコンパイルされるはずである。

この問題は解決されました。このリリースから、DominoコネクタをLinux NotesクライアントとともにLinuxサーバーで実行できます。

16667338

nullを渡したときのNotesコネクタのエラー

この問題は解決されました。Notesコネクタでこの値を正常に渡せるようになりました。

16249631

複数のメール・ファイル・テンプレートをサポートするようにLotus Notesを構成できない

この問題は解決されました。複数のメール・ファイル・テンプレートをサポートするようにLotus Notesを構成できるようになりました。

14117120

ICFベースのDOMINOコネクタにトレース機能がない

この問題は解決されました。Dominoコネクタに対するトレースが追加されました。

12541960

CA証明書のサポート

この問題は解決されました。Domino CA証明書のサポートが追加されました。

13768796

HTTP変更パスワードに旧パスワードは必要ないはずである

この問題は解決されました。HTTPPasswordはOldPasswordなしで正常に更新できるようになりました。

12531662

IDVAULTのパスワード変更で予期しない例外がスローされる

この問題は解決されました。IDVAULTのパスワードを正常に変更できるようになりました。

15899873

R2互換のための権限、アカウント名およびアカウントIDのタギング

この問題は解決されました。

13547403

姓を変更すると、新しいDOMINOユーザー名からORGAユニットが削除される

この問題は解決されました。

15979570

Lotus Domino ICFコネクタ11.1.1.5で実行するためのLotusスクリプトの構成

この問題は解決されました。

14124067

Dominoコネクタを使用したローミング・ユーザーの作成は構成可能なはずである

この問題は解決されました。Dominoコネクタを使用したローミング・ユーザーの作成を正常に構成できるようになりました。

14026948

OIMが"UD_LOTUS UPDATED"タスクではなく"PASSWORD UPDATED"タスクを呼び出す

この問題は解決されました。

13958212

Domino ADMINISTRATIONPROCESS APIのOW- REQUESTがALTFULLNAME属性を更新するはずである

この問題は解決されました。

13547375

Lotus Notesコネクタ11.1.1.5が組織階層の変更をサポートしていない

この問題は解決されました。Lotus Notesコネクタが組織階層の変更をサポートするようになりました。

ドキュメント固有の更新

次の項では、ドキュメント固有の更新について説明します。

リリース11.1.1.6.0でのドキュメント固有の更新

リリース11.1.1.6.0のリビジョン18では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

  • 表1-1の「Oracle Identity GovernanceまたはOracle Identity Manager」行は、Oracle Identity Governance 12c (12.2.1.4.0)のサポートを含むように更新されました。

  • 表2-2userDatabaseNameパラメータにノートが追加されました。

  • ターゲット・ユーザー・リコンシリエーションの実行後のアカウント変更に関する問題が「トラブルシューティング」に追加されました。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン17では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

読みやすくするために、ドキュメント構造に軽微な更新を加えました。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン16では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

  • 表1-1の「Oracle Identity Manager」行は、「Oracle Identity GovernanceまたはOracle Identity Manager」に変更され、Oracle Identity Governance 12c (12.2.1.3.0)の動作保証についても更新されました。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン15では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

  • 表1-1の「ターゲット・システム」および「外部コード」の行が変更されました。

  • Oracle Identity Managerのインタフェース名がドキュメント全体で訂正されました。

  • 「既知の問題」の章の名前が「既知の問題と回避策」に変更されました。さらに、「既知の問題と回避策」が改編されました。

リリース11.1.1.6.0のリビジョン14では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

第2.3.4.5項「ロギングの有効化」が削除され、「Javaコネクタ・サーバーでのロギングの有効化」と置き換えられました。

  • リリース11.1.1.6.0のリビジョン13では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

    • 「コネクタ・サーバー」行が表1-1に追加されました。

    • 表1-1の「JDK」行が、「コネクタ・サーバーのJDK」に変更されました。

  • リリース11.1.1.6.0のリビジョン12では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

    信頼できるソースITリソースに関する「ノート」が、「ITリソースの構成」の冒頭に追加されました。

  • リリース11.1.1.6.0のリビジョン11では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

    • 表1-1の「Oracle Identity Manager」行が更新されています。

    • Oracle Identity Manager 11gリリース2 PS3 (11.1.2.3.0)に固有の情報が「使用上の推奨事項」に追加されました。

  • リリース11.1.1.6.0のリビジョン10では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

    • 「ノート」が、「コネクタの機能拡張」の冒頭に追加されました。

    • 第4.8項「CAプロセスのLotus Dominoの構成」が削除されました。

  • リリース11.1.1.6.0のリビジョン9では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

  • リリース11.1.1.6.0のリビジョン8では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

    表1-2の「Lookup.Domino.UM.ReconAttrMap」行の「値の説明」列に「ノート」が追加されました。

  • リリース11.1.1.6.0のリビジョン7では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

    「制限付きリコンシリエーションの実行」の制限付きリコンシリエーションに関する情報が変更されました。

  • リリース11.1.1.6.0のリビジョン6では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

  • リリース11.1.1.6.0のリビジョン5では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

    「コネクタ・インストール・メディア上のファイルおよびディレクトリ」のbundle/org.identityconnectors.domino-2.0.1.jarがorg.identityconnectors.domino-2.0.2.jarに変更されました。