コネクタをデプロイした後、テストを行いコネクタが正常に機能することを確認する必要があります。
ノート:
テスト・ユーティリティを使用すると、接続をテストし、基本的なコネクタ操作に対するサニティ・テストを実行できます。テスト・ユーティリティでは、検証、変換、リソース除外、複数バージョンのサポート、リモート・コネクタ・サーバーなどの機能はサポートされていません。
この章では、コネクタのテストに関連するトピックについて説明します。
テスト・ユーティリティを使用すると、コネクタの機能をテストできます。テスト・ユーティリティは、ターゲット・システムで生成されたXMLファイルまたはメッセージを入力として使用します。これは、完全リコンシリエーションおよび増分リコンシリエーションをテストするために使用できます。
テスト・ユーティリティは、インストール・メディアのtestディレクトリ内にあります。詳細は、「インストール・メディアのファイルおよびディレクトリ」を参照してください。
リコンシリエーションに対してテスト・ユーティリティを実行するには、次のようにします。
リコンシリエーション・イベントがOracle Identity Managerに作成されていること、およびメッセージ固有のXMLファイルに指定されているデータがイベントに含まれていることを確認します。
次の表に、PeopleSoft Employee Reconciliationコネクタに関して発生する一般的な問題の解決策を示します。
問題の詳細 | 解決方法 |
---|---|
ジョブ・データのリコンサイル中に、次のエラー・メッセージが表示されることがあります。 ERROR [PSFTCOMMON] =============================== ERROR [PSFTCOMMON] oracle.iam.connectors.psft.common.handler.HandlerFactory: getMessageHandler: No Lookup defined for message WORKFORCE_SYNC.VERSION_2 ERROR [PSFTCOMMON] =============================== ERROR [PSFTCOMMON] =============================== ERROR [PSFTCOMMON] oracle.iam.connectors.psft.common.listener.PeopleSoftOIMListener: process: Message specific handler couldn'tbe initialized. Please check if lookup definition has been specified for the message "WORKFORCE_SYNC.VERSION_2". ERROR [PSFTCOMMON] ================================ これは、ターゲット・システムがWORKFORCE_SYNC.VERSION_2という名前のWORKFORCE_SYNCメッセージを送信していることを示しています。 |
Lookup.PSFT.HRMS.Configuration参照定義内のWORKFORCE_SYNC属性のコード・キー値を次のように変更する必要があります。 コード・キー: WORKFORCE_SYNC.VERSION_2 デコード: Lookup.PSFT.Message.WorkForceSync.Configuration |
WORKFORCE_FULLSYNCメッセージがPERSON_BASIC_FULLSYNCメッセージより先に処理されると、Oracle Identity Managerはこれらすべてのイベントのデータを「イベントを受信しました」状態で格納します。空の「ステータス」フィールドを使用して、「イベントを受信しました」状態のイベントを受け取ることができます。 |
Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.EmpStatus参照定義内で個人に適用可能なアクションの値を確認する必要があります。この参照定義には、個人に適用可能なアクションとOIMユーザーのステータスの間のマッピングが含まれます。 |
ワークフォース増分リコンシリエーションが失敗するか、ターゲット・システムでの更新が、Oracle Identity Managerに送信されません。 |
Design ConsoleでLookup.PSFT.HRMS.Configuration参照定義を更新する必要があります。 更新するには、 |