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Oracle® Identity Manager UNIXコネクタ・ガイド
11.1.1
B72410-09
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Oracle Identity Manager UNIXコネクタの更新情報

この章では、リリース11.1.1.7.0のUNIXコネクタのソフトウェアとドキュメントに関する更新の概要を示します。

この章で説明する更新内容は、次のカテゴリに分類されます。

ソフトウェアの更新

次の各項では、ソフトウェアの更新について説明します。

リリース11.1.1.7.0のソフトウェアの更新

リリース11.1.1.7.0で解決された問題を次に示します。

Oracle Bug# 問題 解決内容

16490411

コネクタに対してDNLAフラグを使用してアクセス・ポリシーを作成した場合、これは期待どおりに機能しませんでした。ユーザー・ポリシーの評価ジョブを実行した後、アカウントの状態は有効に移行せず、プロビジョニング済に移行していました。

この問題は解決されています。

16489848

Oracle Identity Manager 11.1.2のプロセス・フォーム・フィールドには、「権限」、「ITリソース」、「アカウント名」および「アカウントID」がタグ付けされていませんでした。

この問題は解決されています。

コネクタでは、次のフォーム・フィールドがタグ付けされています。

セカンダリ・グループの子フォーム: Entitlement = trueとしてタグ付けされています。

親フォームの「ITリソース・タイプ」フィールド: ITResource = trueとしてタグ付けされています。

親フォームの「ユーザー・ログイン」フィールド: AccountName =trueおよびAccountId = trueとしてタグ付けされています。

16240960

コネクタのインストール時に、サード・パーティのファイルのコピーには不要のステップがUIに表示されていました。

このステップは削除されました。

リリース11.1.1.6.0のソフトウェアの更新

リリース11.1.1.6.0ではソフトウェアの更新はありません。

リリース11.1.1.5.0のソフトウェアの更新

これは、Identity Connector Framework (ICF)に基づく、UNIX用のOracle Identity Managerコネクタの最初のリリースです。リリース11.1.1.5.0でのソフトウェアの更新は次のとおりです。

ICFベース・コネクタ

Identity Connector Framework (ICF)は、すべてのOracle Identity Managerコネクタで必要とされる基本プロビジョニングやリコンシリエーションなどの機能を提供するコンポーネントです。

Oracle Identity Manager UNIXコネクタはICFベース・コネクタです。ICFは、コネクタのレガシー・バージョンと共存できるようにするクラスパス分離を使用します。

ICFおよびその特長の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerのためのアプリケーションの開発とカスタマイズのIdentity Connector Frameworkの理解に関する項を参照してください。

SSHとTelnetプロトコル間の切換えのサポート

このリリース以降では、UNIXベースのターゲット・システムに接続するために、SSHとTelnetプロトコル間で切り替えることができます。以前は、SSHおよびTelnet接続に別個のUNIXコネクタがありました。

ITリソースのconnectionTypeパラメータを使用して、接続タイプを指定できます。このコネクタでは次の接続タイプがサポートされます。

  • SSH - これがデフォルトの接続です。パスワードベースの認証を使用するSSHで使用されます。

  • SSHPUBKEY - キーベースの認証を使用するSSHで使用されます。

  • TELNET - Telnet接続で使用されます。

関連する情報は、「ターゲット・システムのITリソースの構成」を参照してください。

カスタム・スクリプトの実行のサポート

このリリース以降、UNIXコネクタがデプロイされているコンピュータでスクリプトを実行できます。追加のUNIXのフレーバをサポートするためにカスタム・スクリプトを構成できます。

アカウントのプロビジョニング操作の作成、更新または削除の前または後で実行するスクリプトを構成できます。たとえば、コネクタによりユーザーが作成される前に実行するスクリプトを構成できます。詳細は、「アクション・スクリプトの構成」を参照してください。

新しいターゲット・システムに対するコネクタの構成のサポート

このリリース以降、カスタム・スクリプトの使用により、追加のUNIXのフレーバをサポートするためのコネクタを構成できます。

デフォルトでは、コネクタはAIX、HP-UX、LinuxおよびSolarisをサポートする事前構成済のスクリプトを使用します。追加のUNIXのフレーバをサポートするこれらのスクリプトをカスタマイズできます。詳細は、「新しいターゲット・システムに対するコネクタの構成」を参照してください。

UNIXの複数のバージョンおよび複数のインスタンスのサポート

このリリースのコネクタはUNIXの複数のバージョンおよび複数のインスタンスをサポートします。

単一のコネクタ・バンドルをOracle Identity Managerにデプロイし、UNIXの複数のバージョンおよび複数のインスタンスに対し複数のITリソースを作成できます。この場合、Oracle Identity Managerを使用して、これらのターゲット・システムでアカウントを管理できます。詳細は、「ターゲット・システムの複数のバージョンおよび複数のインスタンスに対するコネクタの構成」を参照してください。

新規フィールドの追加のサポート

このリリースのコネクタでは、プロビジョニングおよびリコンシリエーション用に、追加の単一値フィールドがサポートされています。

詳細は、次の各項を参照してください。

リソース除外リストのサポート

このリリース以降、リコンシリエーションおよびプロビジョニング操作から除外する必要のあるアカウントのリストを指定できます。除外リストで指定したユーザーIDを持つアカウントは、リコンシリエーションおよびプロビジョニング操作による影響を受けません。

「リソース除外リストの構成」では、この参照定義へのエントリの追加の手順について説明します。

データの変換および検証のサポート

プロセス・フォーム・フィールドのデータやその他のオブジェクトなど、リコンシリエーション中にOracle Identity Managerに取り込まれるデータの変換を構成できます。さらに、リコンシリエーションおよびプロビジョニング中にOracle Identity Managerから取り込まれたり送信されるデータの検証も構成できます。詳細は、次の各項を参照してください。

接続プーリングのサポート

このリリースのコネクタでは、ICFに基づく接続プーリング機能をサポートしています。以前のリリースでは、ターゲット・システムとの接続は、リコンシリエーションの実行開始時に確立され、リコンシリエーションの終了時にクローズされました。接続プーリングの導入により、複数の接続がICFによって確立され、コネクタで使用するために保持されます。

詳細は、「接続プーリング用の参照定義の設定」を参照してください。

ドキュメント固有の更新

次の各項では、ドキュメント固有の更新について説明します。

リリース11.1.1.7.0でのドキュメント固有の更新

リリース11.1.1.7.0のリビジョン14では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

  • 表1-1の「Oracle Identity GovernanceまたはOracle Identity Manager」行に、Oracle Identity Governanceリリース12c PS4 (12.2.1.4.0)のサポートが追加されました。
リリース11.1.1.7.0のバージョン13では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています:

リリース11.1.1.7.0のバージョン12では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

  • 表1-1の「ターゲット・システム」行が変更され、Red Hat Linux 6.xと7.x Enterprise Edition (64ビット)が追加されました。
  • 表1-1の「外部コード」行が変更されました。

リリース11.1.1.7.0のバージョン11では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

  • 「SSH公開キー認証の構成」では、LinuxのSSH公開キー認証を構成する手順が更新されています。

  • 「SSH公開キー認証の構成」では、Solaris、HP-UX、LinuxおよびAIXについて説明されているパスの例が更新されています。

  • 「コネクタ・サーバー」行が表1-1に追加されました。

  • 表1-1の「JDK」行が、「コネクタ・サーバーのJDK」に変更されました。

リリース11.1.1.7.0のリビジョン10では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

信頼できるソースITリソースに関する「ノート」が、「ターゲット・システムのITリソースの構成」の冒頭に追加されました。

リリース11.1.1.7.0のリビジョン9では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

表2-4が、defaultConnectorShell属性に固有の情報で更新されています。

リリース11.1.1.7.0のバージョン8では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

リリース11.1.1.7.0のバージョン7では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

リリース11.1.1.7.0の6版では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

リリース11.1.1.7.0の5版では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

  • 「タイムアウト・エラー」に、新たな問題の説明と解決方法が追加されています。

  • AIXバージョン7.1について、表1-1の「ターゲット・システム」の行が修正されています。

このリリースでのドキュメント固有の更新は次のとおりです。

リリース11.1.1.6.0でのドキュメント固有の更新

このリリースでは、ドキュメント固有の更新はありません。

リリース11.1.1.5.0でのドキュメント固有の更新

リリース11.1.1.5.0のバージョン2では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。

  • 「インストール」には、コネクタ・コード(バンドル)を実行する場所(ローカルのOracle Identity Managerまたはリモートのコネクタ・サーバー)に応じたコネクタ・インストール・シナリオが含まれています。

  • 表1-1には、このリリースでのターゲット・システムとして、次のものが含まれています:

    • ExaLogic X2-2

    • Oracle Enterprise Linux 5.2+(32ビット)およびそれ以降のバージョン(64ビット)

    • Red Hat Linux 5.5 Enterprise Edition (64ビット)以降のバージョン