プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Identity Managerフラット・ファイル・コネクタ・ガイド
リリース11.1.1
E53495-07
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

7 既知の問題と回避策

ここでは、このリリースのコネクタに関連する既知の問題と回避策について説明します。

7.1 複数文字のデリミタがサポートされない

複数の文字($#など)を含むデリミタがフラット・ファイルとメイン構成参照定義に指定されていると、このエラーが発生します。

Only single character delimiters are supported with the exception of "tab" and "space".

これはコネクタに関連する問題です。

回避策: コネクタでは、単一文字のデリミタのみがサポートされます。単一文字によって区切られたファイルを指定するか、前処理タスクを使用してファイルを解析し、すべての複数文字デリミタを有効な文字に置き換える必要があります。

7.2 無視イベントAPIがコールされない

ターゲット・リソースまたは信頼できるソースのリコンシリエーションが実行され、フラット・ファイルの10個のアカウントまたはユーザーがリコンサイルされると、そのリコンシリエーションの実行は成功します。ただし、ターゲット・リソースまたは信頼できるソースのリコンシリエーションが同じファイルのコピー後に実行されると、同じ数のイベントが再度作成され、無視イベントAPIはコールされません。

これは、Oracle Identity Managerに関連する問題です。

回避策:

  1. Design Consoleにログインします。

  2. 「Administration」を開き、「Lookup Definition」をダブルクリックします。

  3. 次のいずれかの参照定義を検索して開きます。

    • ターゲット・リソースのリコンシリエーションを実行した場合:

      Lookup.FlatFile.Configuration

    • 信頼できるソースのリコンシリエーションを実行した場合:

      Lookup.FlatFile.Configuration.Trusted

  4. 「追加」をクリックします。

  5. 新しく追加された行に次の値を入力します。

    • コード・キー: Ignore Event Disabled

    • デコード: true

  6. 「保存」をクリックします。

7.3 StartDateおよびEndDateの値が子フォームで移入されない

子フォームにStartdateやEnddateなどのフィールドが含まれると、リコンシリエーションの実行後、それらのフィールドのデータがUIに表示されません。ただし、Oracle Identity Managerデータベースではデータが正しく移入されます。

これは、Oracle Identity Managerに関連する問題です。

回避策: 親の属性名と一致しないように(大/小文字区別なし)、StartdateおよびEnddateの子の属性名を変更します。たとえば、StartdateおよびEnddate属性の名前をそれぞれFromおよびToに変更します。

7.4 Process Recon Event Batch Sizeが小さい値に設定されている場合にエラーが発生する

マルチスレッド構成エントリのProcess Recon Event Batch Sizeが小さい値に設定されていると、このエラーが発生します。

oracle.iam.platform.tx.OIMTransactionException:

java.sql.SQLIntegrityConstraintViolationException: ORA-00001: unique

constraint (XXXXXX.PK_RECON_JOBS) violated

これは、Oracle Identity Managerに関連する問題です。

回避策: Process Recon Event Thread Pool Sizeエントリの値(デフォルト値)を小さくし、Process Recon Event Batch Sizeエントリの値を大きくします。

Process Recon Event Thread Pool SizeおよびProcess Recon Event Batch Sizeは、Lookup.FlatFile.ConfigurationやLookup.FlatFile.Configuration.Trustedなどのメイン構成参照定義のエントリです。これらのエントリの詳細は、「構成参照定義の設定」を参照してください。