特定のビジネス要件に対応するようにコネクタの機能を拡張できます。
この章では、以下のトピックについて説明します。
ノート:
Oracle Identity Managerリリース11.1.2以降では、参照問合せはサポートされません。Oracle Identity Managerシステム管理コンソールでのフォーム・デザイナを使用した参照の管理の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerの管理ガイドの参照の管理を参照してください。
コネクタでは、Oracle Identity Managerとターゲット・システム間のリコンシリエーション用に属性マッピングのデフォルト・セットが提供されています。必要な場合には、リコンシリエーション用に新規ユーザーまたはグループ属性を追加できます。
リコンシリエーションのデフォルト属性マッピングは表1-12および表1-13に示されています。
ノート:
このコネクタは、リコンシリエーションのためのOffice 365の既存の(標準)属性の構成をサポートします。
単一値属性のみがリコンシリエーションのためにマップできます。
次の項では、ユーザーまたはグループに新しい属性を追加する手順について説明します。
Oracle Identity Manager Design Consoleの「フォーム・デザイナ」セクションで、プロセス・フォームの新規属性を追加します。
Oracle Identity Manager Design Consoleの「リソース・オブジェクト」セクションで、リソース・オブジェクトに新規属性を追加できます。
新しい属性用のリコンシリエーション・フィールド・マッピングをOracle Identity Manager Design Consoleの「プロセス定義」セクションに作成します。
Design Consoleのフォーム・デザイナに対するすべての変更を新しいUIフォームでレプリケートする必要があります。
コネクタでは、Oracle Identity Managerとターゲット・システム間のプロビジョニング用に属性マッピングのデフォルト・セットが提供されています。必要な場合には、プロビジョニング用に新規ユーザーまたはグループ属性を追加できます。
Oracle Identity Manager Design Consoleの「フォーム・デザイナ」セクションで、プロセス・フォームの新規属性を追加します。
ノート:
リコンシリエーションのための属性をすでに追加している場合、その手順の一部として実行したステップを繰り返す必要はありません。
プロビジョニング操作中の新規ユーザーまたはグループの属性の更新を有効にするタスクを作成します。
Design Consoleのフォーム・デザイナに対するすべての変更を新しいUIフォームでレプリケートする必要があります。
要件に応じて、リコンサイルおよびプロビジョニングされた単一値データの検証を構成できます。
ノート:
この機能は、ターゲット・システムのロック/ロック解除ステータス属性には適用できません。
データの検証を構成するには:
要件に応じて、リコンサイルされた単一値アカウント・データの変換を構成できます。
ノート:
この機能は、ターゲット・システムのロック/ロック解除ステータス属性には適用できません。
リコンシリエーション中にフェッチした単一値のアカウント・データの変換を構成するには、次の手順を実行します。
ターゲット・システムの複数のインストールに対してコネクタを構成する場合があります。
次の例でこの要件について説明します。
Example Multinational Inc.のロンドンおよびニューヨークの事業所には、独自にターゲット・システムがインストールされています。最近、この会社では、Oracle Identity Managerをインストールし、これを構成してインストールされたすべてのターゲット・システムをリンクしようとしています。
このような例で示される要件に対応するには、コネクタのコピーを作成する必要があります。『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerの管理』のコネクタのクローニングに関する項を参照してください。
コネクタを定義することは、コネクタをOracle Identity Managerに登録することと同じです。Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールを使用して、カスタマイズまたは再構成されたコネクタを定義できます。
コネクタは、コネクタのインストール機能を使用してインストールするか、またはコネクタのアップグレード機能を使用してアップグレードすると、自動的に定義されます。次のような場合に、コネクタを手動で定義する必要があります。
デプロイメント・マネージャを使用してコネクタをインポートする場合
コネクタをカスタマイズまたは再構成する場合
Oracle Identity Managerをアップグレードする場合
コネクタを定義すると、次のイベントが行われます。
コネクタを表すレコードがOracle Identity Managerデータベースに作成されます。このレコードがすでに存在する場合は、更新されます。
新たに定義されたコネクタのステータスが、「アクティブ」に設定されます。さらに、前にインストールされたリリースの同じコネクタのステータスが、自動的に「非アクティブ」に設定されます。
『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerの管理』のコネクタの定義に関する項を参照してください。