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Oracle® Identity Manager GoToMeetingコネクタ・ガイド
リリース11.1.1
E85883-05
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2 GoToMeetingとOIM ADコネクタの統合

この統合では、Microsoft Active Directoryをミドルウェアとして使用して、ユーザー管理操作がGoToMeeting Admin Center (Admin Center)に実装されます。OIM ADコネクタおよびGoToMeeting ADコネクタは、Oracle Identity Manager、Microsoft Active DirectoryおよびGoToMeetingディレクトリ・サービスの間でのユーザー属性の同期に役立ちます。

このコネクタに関する他のすべての情報(動作保証済言語、サポートされる機能、コネクタ操作中に使用される参照定義など)は、Oracle Identity Manager Microsoft Active Directory User Managementコネクタ・ガイドで説明されています。

2.1 OIM ADコネクタ統合の動作保証済コンポーネント

OIM ADコネクタを使用してOracle Identity ManagerをGoToMeetingと統合するために必要なソフトウェア・コンポーネントおよびそのバージョンは次のとおりです。

表2-1 OIM ADコネクタ統合の動作保証済コンポーネント

コンポーネント 要件

Oracle Identity GovernanceまたはOracle Identity Manager

Oracle Identity ManagerまたはOracle Identity Governanceの次のリリースのいずれかを使用できます。

  • Oracle Identity Governance 12c (12.2.1.4.0)

  • Oracle Identity Governance 12c (12.2.1.3.0)

  • Oracle Identity Manager 11g リリース2 PS3 BP06 (11.1.2.3.6)

ターゲット・システム

LogMeIn Admin Center

Oracle Identity Manager Microsoft Active Directory User Managementコネクタ

11.1.1.6.0

GoToMeeting Active Directoryコネクタ

1.5.1.68

2.2 OIM ADコネクタ統合のアーキテクチャ

この実装では、Microsoft Active Directoryは、Oracle Identity Managerのアイデンティティ・データの管理対象(ターゲット)リソースとして使用されます。

次のコネクタは、Oracle Identity ManagerとAdmin Centerの間でデータを同期するために使用されます。
  • Oracle Identity Manager Microsoft Active Directory User Managementコネクタ

    OIM ADコネクタを使用すると、Oracle Identity ManagerとADの間でユーザー情報を同期でき、OIM ADコネクタはアカウント管理モードで実行するように構成されます。このモードでは、次の操作が可能です。
    • プロビジョニング

      プロビジョニングでは、Oracle Identity Managerを使用して、ADでユーザーを作成、更新または削除します。Microsoft Active DirectoryリソースをOracle Identity Managerユーザーに割り当てる(プロビジョニングする)と、そのユーザーのアカウントがMicrosoft Active Directoryで作成されます。Oracle Identity Manager関連では、プロビジョニングという用語は、Oracle Identity Managerを使用したADアカウントに対する更新を意味する場合にも使用されます。

    • ターゲット・リソース・リコンシリエーション

      ターゲット・リソースのリコンシリエーションでは、ADで新たに作成または変更されたアカウントに関連するデータをリコンサイルして、既存のOracle Identity Managerユーザーやプロビジョニングされたリソースにリンクすることができます。ターゲット・リソース・リコンシリエーションを実行するために、Active Directory User Target Reconciliationスケジュール済ジョブが使用されます。

    Oracle Identity Manager Microsoft Active Directory User Managementコネクタ・ガイドのコネクタ・アーキテクチャを参照してください。

  • GoToMeeting Active Directoryコネクタ

    GoToMeetingでは、ファイアウォールの背後で軽量のADコネクタを使用して、ADとGoToMeetingディレクトリ・サービスの間でユーザー情報を同期します。GoToMeeting ADコネクタは、ADからAdmin Centerへのユーザー・アカウントのプロビジョニングを自動化します。これらのユーザー・アカウントは、スケジュール済タスクを使用してADからAdmin Centerにアカウントを同期するために使用されるMicrosoft Active Directoryグループ(ADのAD Sync Group属性の値として指定)のメンバーとして含まれます。

    GoToMeeting ADコネクタの詳細は、https://www.gotomeeting.com/のGoToMeeting Webサイトにアクセスし、「Support」にナビゲートしてActive Directory Connectorを検索してください。

図2-1に、OIM ADコネクタを使用してOracle Identity ManagerをGoToMeetingと統合するために使用するコンポーネントを示します。

図2-1 OIM ADコネクタ統合のアーキテクチャ

図2-1の説明が続きます
「図2-1 OIM ADコネクタ統合のアーキテクチャ」の説明

図2-1に示されているように、ADは、Oracle Identity Managerのターゲット・リソースとして構成されます。OIM ADコネクタは、Identity Connector Framework (ICF)を使用して実装される.NET Frameworkのコネクタです。ICFコンポーネントは、すべてのOracle Identity Managerコネクタに共通の基本的なリコンシリエーションおよびプロビジョニング処理を提供します。さらに、ICFには接続プーリング、バッファリング、タイムアウト、フィルタリングなどの一般的な機能も用意されているため、開発者がこれらの機能を自分で実装する必要はありません。ICFはOracle Identity Managerに同梱されています。したがって、ICFを構成したり変更する必要はありません。

この実装では、次の2つのステップのプロセスによる、ターゲット・システムでのユーザー・アカウントのプロビジョニングが可能です。
  1. OIM ADコネクタは、Oracle Identity Managerで実行されるプロビジョニング操作を通じて、AD内でユーザー・アカウントを作成または更新します。

  2. GoToMeeting ADコネクタは、ADから属性をフェッチし、GoToMeeting ADコネクタのスケジュール済タスクを通じてそのデータをAdmin Centerと同期して、ユーザー・アカウントのプロビジョニングを自動化します。ADからフェッチしたデータに基づいて、ユーザー・アカウントはAdmin Centerで自動的に作成または更新されます。

リコンシリエーションを通じて、ADで直接作成および更新されるアカウント・データがOracle Identity Managerにフェッチされ、対応するOracle Identity Managerユーザーに対して格納されます。

2.3 OIM ADコネクタ統合でサポートされる操作

OIM ADコネクタを使用したGoToMeetingとOracle Identity Managerの統合でサポートされるユーザー管理操作は次のとおりです。

この統合では次の操作がサポートされます。

  • ユーザーの作成

  • ユーザーの更新

  • ユーザーの削除

  • ユーザーの有効化

  • ユーザーの無効化

2.4 OIM ADコネクタおよびGoToMeeting ADコネクタのデプロイおよび使用

Oracle Identity ManagerがMicrosoft Active DirectoryおよびGoToMeetingと通信するための前提条件として、OIM ADコネクタおよびGoToMeeting ADコネクタをバック・エンドでデプロイおよび構成する必要があります。

OIM ADコネクタをデプロイおよび使用する詳細な手順は、Oracle Identity Manager Microsoft Active Directory User Managementコネクタ・ガイドに説明されています。詳細は、ガイドの次の各項を参照してください。
  • インストール前、インストールおよびインストール後のタスクの実行については、コネクタのデプロイ

  • コネクタの使用、コネクタ操作の実行、およびコネクタのアンインストールのガイドラインの理解については、コネクタの使用

  • 特定の要件に対応するためのコネクタの機能拡張については、コネクタの機能拡張

GoToMeeting ADコネクタをデプロイおよび使用する手順は、GoToMeeting製品のマニュアルで説明されています。GoToMeeting ADコネクタをデプロイおよび使用する詳細な手順は、https://www.gotomeeting.com/のGoToMeeting Webサイトにアクセスし、「Support」にナビゲートしてActive Directory Connectorを検索してください。