特定のビジネス要件に対応するようにコネクタの機能を拡張できます。
次のトピックでは、コネクタの機能拡張について詳しく説明します。
注意:
Oracle Identity Managerリリース11.1.2以降では、参照問合せはサポートされません。Oracle Identity System Administrationでフォーム・デザイナを使用して参照を管理する方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerの管理の参照の管理を参照してください。
コネクタでは、Oracle Identity Managerとターゲット・システム間のリコンシリエーション用に属性マッピングのデフォルト・セットが提供されています。必要な場合には、リコンシリエーション用に新規ユーザー属性を追加できます。
リコンシリエーションのデフォルト属性マッピングは表1-5に示されています。
注意:
このコネクタは、リコンシリエーションのためのWebExの既存の(標準)属性の構成をサポートします。
この項では、ユーザー用の新規属性の追加に関する次のトピックが含まれます。
Oracle Identity Manager Design Consoleの「フォーム・デザイナ」セクションで、プロセス・フォームの新規属性を追加します。
Oracle Identity Manager Design Consoleの「リソース・オブジェクト」セクションで、リソース・オブジェクトに新規属性を追加できます。
新しい属性用のリコンシリエーション・フィールド・マッピングをOracle Identity Manager Design Consoleの「プロセス定義」セクションに作成します。
Design Consoleのフォーム・デザイナに対するすべての変更を新しいUIフォームでレプリケートする必要があります。
コネクタでは、Oracle Identity Managerとターゲット・システム間のプロビジョニング用に属性マッピングのデフォルト・セットが提供されています。必要な場合には、プロビジョニング用に新規ユーザー属性を追加できます。
プロビジョニングのデフォルト属性マッピングは表1-8に示されています。
この項では、プロビジョニング用の新規ユーザー属性またはグループ属性の追加について説明します。
Oracle Identity Manager Design Consoleの「フォーム・デザイナ」セクションで、プロセス・フォームの新規属性を追加します。
注意:
リコンシリエーションのための属性をすでに追加している場合、その手順の一部として実行したステップを繰り返す必要はありません。
プロビジョニング操作中の新規ユーザー属性の更新を有効にするタスクを作成します。
Design Consoleのフォーム・デザイナに対するすべての変更を新しいUIフォームでレプリケートする必要があります。
要件に応じて、リコンサイルおよびプロビジョニングされた単一値データの検証を構成できます。たとえば、ユーザー名属性からフェッチしたデータを検証して、そのデータに番号記号(#)が含まれていないことを確認します。また、プロセス・フォームの「ユーザー名」フィールドに入力したデータを検証して、プロビジョニング操作中にターゲット・システムに番号記号(#)が送信されないようにします。検証チェックで合格しないデータについては、次のメッセージが表示されるか、ログ・ファイルに記録されます: 属性ATTRIBUTE_NAMEの検証に失敗しました。
データの検証を構成するには:
要件に応じて、リコンサイルされた単一値アカウント・データの変換を構成できます。たとえば、User NameおよびLast Name値を使用して、Oracle Identity Managerの「氏名」フィールドの値を作成できます。
リコンシリエーション中にフェッチした単一値のアカウント・データの変換を構成するには、次の手順を実行します。
ターゲット・システムの複数のインストールに対してコネクタを構成する場合があります。
次の例でこの要件について説明します。
Example Multinational Inc.のロンドンおよびニューヨークの事業所には、独自にターゲット・システムがインストールされています。最近、この会社では、Oracle Identity Managerをインストールし、これを構成してインストールされたすべてのターゲット・システムをリンクしようとしています。
このような例で示される要件に対応するには、コネクタのコピーを作成する必要があります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerの管理のコネクタのクローニングを参照してください。
「アイデンティティ・システム管理」を使用して、カスタマイズまたは再構成されたコネクタを定義できます。コネクタを定義することは、コネクタをOracle Identity Managerに登録することと同じです。
コネクタは、コネクタのインストール機能を使用してインストールするか、またはコネクタのアップグレード機能を使用してアップグレードすると、自動的に定義されます。次のような場合に、コネクタを手動で定義する必要があります。
デプロイメント・マネージャを使用してコネクタをインポートする場合
コネクタをカスタマイズまたは再構成する場合
Oracle Identity Managerをアップグレードする場合
コネクタを定義すると、次のイベントが行われます。
コネクタを表すレコードがOracle Identity Managerデータベースに作成されます。このレコードがすでに存在する場合は、更新されます。
新たに定義されたコネクタのステータスが、「アクティブ」に設定されます。さらに、前にインストールされたリリースの同じコネクタのステータスが、自動的に「非アクティブ」に設定されます。
コネクタを定義する手順の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerの管理のコネクタの定義を参照してください。