Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherユーザーズ・ガイド 11g リリース 1 (11.1.1) B66711-03 |
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この章では、レポート・コンポーネントとのインタラクティブな操作、代替レイアウトの表示、出力オプションの変更およびインタラクティブ型ピボット・テーブルの作成を含めて、BI Publisherにおけるレポートの表示について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
レポートは、Webブラウザでレポート・ビューアを使用して表示します。レポートのプロパティとユーザー権限に応じて、異なるレイアウトを選択、表示できるほか、表示されたデータを直接操作したり、出力タイプを変更したり、他のユーザーにレポートを送信したりできます。
レポートは、すべてカタログ内にあります。ホームページには、すばやくアクセスできるように、最近表示したレポートやお気に入りのレポートが表示されています。
レポートを表示するには:
表示するレポートにナビゲートします。
カタログには、2つの主要なレポート・フォルダが表示されます。
「共有フォルダ」には、そのユーザーがロールに基づいてアクセス権を付与されているレポートやフォルダが格納されています。
「マイ・フォルダ」には、そのユーザーが作成したレポートとフォルダが格納されています。
適切なフォルダを開き、レポート名またはレポートの「開く」リンクをクリックします。このアクションを実行すると、レポート定義に設定されているオプションを使用してレポートが実行されます。
注意: レポートの中には、オンライン表示用に構成されていないものがあります。そのようなレポートの場合、「開く」リンクは表示されません。レポート・ジョブをスケジュールするには、「スケジュール」を選択します。詳細は、第4.1項「「レポート・ジョブのスケジュール」ページへの移動」を参照してください。 一部のレポートでは、レポートの実行前にパラメータ値を選択するよう求められます。レポートのデータがすぐに表示されない場合は、表示されたパラメーターに値を選択し、「適用」をクリックします。 |
図3-1にレポート・ビューアを示します。
レポート・ビューアで使用できるオプションは、次のとおりです。レポートによっては、使用できないオプションがあります。詳細は、次の各項を参照してください。
パラメータ値を入力できるレポートでは、レポート・ビューアにパラメータ選択プロンプトが表示されます。プロンプトの表示方法は、レポートの構成によって異なります。パラメータは、レポート表示領域の上部または左側に表示したり、ポップアップ・ダイアログとして表示したり、レポートが表示される前にページ上のプロンプトとして表示したりすることができます。
パラメータのプロンプトは、レポート・ビューアの右上の領域にある「パラメータ」アクション・ボタンをクリックすることで、表示と非表示を切り替えることができます。
一部のレポートには「適用」ボタンが含まれます。パラメータを選択した後でレポートを再表示する場合は、このボタンをクリックする必要があります。「適用」ボタンがない場合は、新しい値を選択するとレポートが自動的に再生成されます。「適用」ボタンを表示するかどうかは、パラメータのプロパティ設定の1つです。このプロパティの設定の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』のレポートのパラメータ設定の構成に関する項を参照してください。
パラメータのプロンプトは、次のいずれかのタイプになります。
選択式のリスト
リストは、メニューとして表示することも、すべての値が並んだリストとして表示することもできます。一部のリストは複数選択をサポートしています。複数選択リストでは、各項目の横にチェック・ボックスが表示されます。ボックスをクリックすると、項目が選択されます。もう一度ボックスをクリックすると、項目の選択が解除されます。図3-2を参照してください。
多くの値を持つリストでは、検索がサポートされます。スクロール・リストの下部にある「検索」をクリックすると、「検索」ダイアログが表示されます。詳細は、第3.3.1.1項「パラメータ検索ダイアログ」を参照してください。
値を入力できるテキスト・ボックス(図3-3を参照)
日付選択用のカレンダが表示される日付エディタ(図3-4)
リスト内のパラメータ値を検索する場合は、パラメータのスクロール・リストの下部にある「検索」をクリックすると、「検索」ダイアログが起動します。検索文字列を入力してから、検索する値が入力した文字列から始まるか、その文字列で終わるか、またはその文字列を含むかを選択します。検索文字列では「%」文字をワイルド・カードとして使用できます。
複数値の選択をサポートするパラメータの場合、検索ダイアログには、返された複数の値を選択するためのシャトル・インタフェースが含まれています。
複数のレイアウトが用意されている場合、各レイアウトは、図3-8に示すように、レポート・ビューアのページの個別のタブとして表示されます。各種のレイアウトで表示されたレポートを表示するには、そのタブをクリックします。レイアウトが異なると、有効になっている出力タイプも異なる場合があります。
「レポートの表示」リストには、そのレポートに使用できるその他の出力タイプが含まれます。メニューからオプションを選択すると、ブラウザまたは起動されたアプリケーションにその出力が自動的に表示されます。
使用可能な出力オプションは、次のとおりです。
インタラクティブ - この出力は、BI Publisherのレイアウト・エディタを使用して設計されたレイアウトにのみ使用できます。インタラクティブな出力を使用すると、チャートの値のポップアップ表示や、スクロールとフィルタ処理が可能な表など、レポートの対話的な機能を使用できます。
HTML (Hypertext Markup Language) - レポートをブラウザ表示用の形式にします。
PDF (Portable Document Format) - レポートをPDF形式にしてAdobe Acrobat Readerで開きます。この出力タイプは印刷用に最適化されています。
RTF (Rich Text Format) - 文書処理アプリケーションで使用される形式です。Microsoft WordやOpenOffice.orgなどの文書処理アプリケーションがインストールされている場合は、表示用にそのアプリケーションを起動するように求められます。
Excel (mhtml) - Microsoft Excel 2003がインストールされていて、レポートをExcelで表示する場合は、この出力タイプを選択します。このオプションでは、Excel 2003以降で開くことのできるMHTML形式ファイルが生成されます。このオプションでは、チャートやロゴなど、埋込みイメージがサポートされています。
Excel (html) - この出力タイプは、以前のバージョンのExcel (Microsoft Excel 2000または2002)を使用している場合にのみ選択します。このオプションでは、Excelで開くことのできるHTMLが生成されます。埋込みイメージはサポートされていません。
Excel (*.xlsx) - このオプションは、Excel.xlsx (Excel XML形式)でレポートを生成する場合に選択します。Excel 2007以降がインストールされている場合は、このオプションを使用するとレイアウトや書式が最も適切に維持されます。
注意: Excel 2007の出力形式(ファイル拡張子xlsx)の場合、BI Publisherでは数値や日付の書式が適用されません。BI Publisherでは、書式マスクが保存され、実際の値(日付や数値)がXLSX出力ファイルに書き込まれます。書式は、Microsoft Excelで処理されます。たとえば、次のようになります。
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PowerPoint (mhtml) - Microsoft PowerPoint 2003と互換性のあるPowerPointファイルを生成する場合は、この出力タイプを選択します。Microsoft PowerPoint 2010ではこの出力タイプはサポートされません。かわりにPowerPoint (*.pptx)を選択してください。
PowerPoint (*.pptx) - Microsoft Office Open XML形式でPowerPointファイルを生成する場合は、この出力タイプを選択します。この出力タイプは、Microsoft PowerPoint 2007以降のバージョン用にサポートされています。
MHTML (Mime HyperText Markup Language) - この形式を使用すると、Webページとそのリソースを1つのMHTMLファイル(.mht)に保存できます。この形式では、すべてのイメージとリンクされたファイルが1つのエンティティとして保存されます。このオプションは、HTML出力の送信または保存時に埋込みイメージやスタイルシートの書式を保持する場合に使用します。
PDF/A - 長期間保存する必要のあるレポートをサポートするアーカイブの標準です。PDF/AはPDF標準の特殊なサブセットで、自己完結型ドキュメントとしてのファイル保存を妨げる可能性のある要素が禁止されます。
PDF/X - 印刷前のグラフィック交換に対応した形式が要求されるレポートに使用されます。PDF/Xは、PDF標準の特殊なサブセットで、高品質な印刷物の出力に向けてドキュメントが効率化され、署名、コメント、埋込みマルチメディアなど、印刷生産に役立たないコンテンツが制限されます。
圧縮PDF - このオプションは、圧縮PDF出力対応として設計されたレポートでのみ使用できます。BI Publisherにより、レポートのPDF出力と索引ファイルを含むzipファイルが生成されます。圧縮PDFを生成するようにレポートを設計する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』の圧縮PDFの生成に関する項を参照してください。
FO形式のXML - XSL-FO情報を持つXMLファイルが生成されます。
データ(XML) - レポートのXMLデータが表示されます。
データ(CSV) - データがカンマ区切り値の形式で表示されます。データは単純な<rowset>/<row>構造にする必要があります。
Flash - Adobe Flashを使用して設計されたテンプレート用の出力を表示します。Webブラウザ用にAdobe Flash Playerプラグインをインストールしている必要があります。
「アクション」メニューには、レポートに対して実行できる多くのアクションが用意されています。実行可能な全アクションのリストを次に示します。ユーザーが使用できるオプションは、そのユーザーの権限と、レポートに設定されたプロパティによって異なります。図3-10に全オプションのリストを示します。
「お気に入りに追加」を使用すると、該当のレポートがホームページのお気に入りリストに追加されます。
「レポートの編集」を使用すると、レポート定義を更新できます。たとえば、新しいレイアウトの追加や作成、レポートのプロパティの更新、デフォルトのパラメータ値の変更などが可能です。レポート・エディタの使用の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』のレポートの編集に関する項を参照してください。
「レイアウトの編集」を使用すると、表示中のレイアウトを更新できます。BI Publisherのレイアウト・エディタを使用してレイアウトが作成されている場合は、ブラウザでレイアウト・エディタが起動します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』のBI Publisherのレイアウト・テンプレートの作成に関する項を参照してください。レイアウトがそれ以外のサポートされたテンプレート・タイプ(RTF、PDF、またはExcelなど)に基づいている場合は、テンプレート・ファイルを保存するように求められます。その後、適切なアプリケーションでそのファイルを開くことができます。
「エクスポート」では、選択した出力タイプのデフォルトのアプリケーション(PDF出力の場合はAdobe Acrobat、Excel出力の場合はMicrosoft Excelなど)にレポートがエクスポートされます。
「送信」を使用すると、レポートをすぐに電子メール・アドレスやプリンタなどの宛先に送信するようにスケジュールできます。
「送信」アクションを実行すると、「レポート・ジョブのスケジュール」ページが起動し、出力、宛先および通知のオプションを選択することができます。
インタラクティブ・モードでは、レポートの送信はできません。「レポートの表示」リストで別の出力タイプ(PDFやHTMLなど)を選択してから、「送信」をクリックしてください。
「スケジュール」は、レポートの実行と配布のジョブを作成します。詳細は、第4.1項「「レポート・ジョブのスケジュール」ページへの移動」を参照してください。
「ジョブ」を使用すると、現在該当のレポートにスケジュールされているジョブを表示し、管理することができます。詳細は、第5.1項「「レポート・ジョブの管理」ページについて」を参照してください。
「ジョブ履歴」を使用すると、完了済および実行中のレポート・ジョブを表示できます。詳細は、第6.1項「レポート・ジョブ履歴と保存された出力の表示」を参照してください。
「履歴から再公開」を使用すると、以前にスケジュールされた完了済のジョブを選択して、特定の出力でレポート・ビューアに表示できます。
「アナライザ」を使用すると、オンライン・アナライザを使用してデータの非定型ピボット・ビューを作成できます。詳細は、第3.4項「アナライザを使用した非定型ピボット・テーブルの作成」を参照してください。
「Analyzer for Excel」では、レポート・データをMicrosoft Excelにエクスポートし、BI PublisherのExcel用プラグインを使用してレポートを操作できます。詳細は、第3.7項「Analyzer for Excelの使用」を参照してください。
「レポート・リンクの共有」を使用すると、現在表示しているレポートに基づいて、コピーして再利用できるリンクを生成できます。オプションを選択すると、ダイアログにレポートのURLが表示されます。URLで表示される内容は、次のように制御できます。
「現在のページ」は、現在表示されているページをそのまま表示します。
「ヘッダーなし」は、現在のレポートを、BI Publisherロゴ、タブまたはナビゲーション・パスなしで表示します。
「パラメータなし」は、現在のレポートをヘッダーやパラメータ選択なしで表示します。「アクション」メニュー、「エクスポート」メニューおよび「レポートの表示」メニューは表示します。
「ドキュメントのみ」は、現在のレポート・ドキュメントのURLのみを表示します。他のページ情報やオプションはいずれも表示しません。
注意: 「レポート・リンクの共有」は、レポートのプロパティであり、無効にすることができます。このレポート・プロパティおよび他のレポート・プロパティの設定の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』のレポート・プロパティの構成に関する項を参照してください。 |
注意: この機能を使用するには、管理者から適切な権限の割当てを受ける必要があります。 |
オンライン・アナライザを使用すると、レポート・データ要素をピボット・テーブル構造に簡単にドラッグ・アンド・ドロップして、データの非定型分析を作成できます。その後、ピボット・テーブルをレポートのレイアウトとして保存することができます。このインタフェースでは、別の行、列、サマリーの位置に項目をドラッグすることにより、データを簡単に並べ替えたりピボット処理することができます。
ピボット・テーブルに表示されるデータは、ページレベルのフィルタを定義することで制限できます。ページレベルのフィルタはデータ・セットの1つの要素で、テーブルに表示される結果の指定に使用されます。データ・ペインからページ・アイテム領域に目的の要素をドラッグ・アンド・ドロップすると、その要素の値のメニューが自動的に作成されます。その後、リストから値を選択してテーブル内の結果をフィルタ処理し、選択した内容に応じたデータのみを表示するようにます。
テーブルのすべてのデータ要素を選択したら、データの合計、平均または件数を表示するかどうかを選択します。
このトピックでは、次の2つの手順について説明します。
オンライン・アナライザに表示されるデータはソースXMLファイルのものであるため、データ・タイプの情報は得られません。そのため、数値の書式をレポート・ロケールのプリファレンスに従ってローカライズすることはできません。
アナライザのツールバーでは、次の機能を実行できます。
新規 - 新しい空のピボット・テーブル構造を作成します。すでに分析を作成していて、それを保存したい場合は、「新規」の前に「保存」をクリックする必要があります。
エクスポート - ピボット・テーブルをエクスポートし、BI Publisherレイアウトとして保存できます。
小数点を左に移動 - 1回クリックすると、表示される小数点以下の桁数が増えます。クリックを続けると、小数点の位置を複数回移動することができます。
小数点を右に移動 - 1回クリックすると、表示される小数点以下の桁数が減ります。クリックを続けると、小数点の位置を複数回移動することができます。
ここでは、オンライン・アナライザを使用して対話型のピボット・テーブルを作成する手順を説明します。
次に、簡単な売上分析レポートを使用したアナライザの使用例を示します。
レポート・ビューアから「アクション」をクリックし、「アナライザ」をクリックします。
図3-11に示すように、アナライザ・インタフェースのペインにデータ・フィールドのリストが表示され、隣のペインに空のピボット・テーブル構造が表示されます。
CATEGORY_NAMEでフィルタ処理するには、図3-12に示すように、アイテムを「ページ・アイテム」リージョンにドラッグします。
これで、CATEGORY_NAMEリストから値を選択して、図3-13に示すようにページ・データをフィルタ処理できます。
製品の売上高を年別に表示するには、PRODUCT_NAMEを行フィールド領域にドラッグし、ORDER_YEARを列フィールド領域にドロップします。図3-14に示すように、SALESデータをテーブル本体領域にドロップします。
これで、計算された売上合計をデータ・アイテムの合計として表示できます。
図3-15に示すように、データ・アイテムをORDER_YEAR上にドラッグして、ORDER_PERIODのディメンションをテーブルに追加します。
これで、ORDER_YEARをクリックして開き、ORDER_PERIODの各合計を表示できます。もう一度クリックするとアイテムが閉じ、図3-16に示すようにORDER_YEARの合計だけが表示されます。
ピボット・テーブルをエクスポートしてBI Publisherレイアウトとして保存することにより、ピボット・テーブルをレポートのレイアウトとして保存することができます。エクスポート・コマンドを使用すると、ピボット・テーブルはBI Publisherレイアウト・タイプ(.xpt)として保存されます。これにより、BI Publisherレイアウトのすべての機能とプロパティが与えられます。
ピボット・テーブルをレイアウトとして保存するには:
「エクスポート」をクリックします。
ダイアログに名前を入力します。アナライザのレイアウトが該当レポートのレイアウトの選択内容として保存されます。
オンライン・アナライザを閉じます。
「アクション」メニューで「レポートの編集」をクリックします。
レポート・エディタから「リストの表示」をクリックして、リスト・ビューにレイアウトを表示します。
レイアウトの表から新しいレイアウトを探して、そのレイアウトのロケールを選択します。
「保存」をクリックします。
注意: この機能を使用するには、管理者から適切な権限の割当てを受ける必要があります。 |
次の前提条件を満たしている場合は、Analyzer for Excelを使用できます。
サポートされているバージョンのMicrosoft Excelをインストールします。サポートされるハードウェアとソフトウェアの最新情報は、「システム要件と動作要件」を参照してください。
ホームページからAnalyzer for Excelをダウンロードして、インストールします。「はじめに」リージョンで「BI Publisherツールのダウンロード」をクリックし、「Analyzer for Excel」をクリックします。
Microsoft .NET Framework 3.0以降をインストールします。
使用しているコンピュータにインストールされていない場合は、Analyzer for Excelを初めて使用するときにダウンロードするように求められます。
重要: Analyzer for Excelを以前にインストールしたことがあり、新しいバージョンをインストールしようとしている場合は、次を実行します。
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Analyzer for Excelには、オンライン・モードとオフライン・モードの2つのモードがあります。モードは、レポート設計者がレポートのプロパティとして設定します。オンライン・モードはデフォルトのモードであり、この項で説明するのはこのモードです。オフライン・モードの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』のExcelアナライザのオプションに関する項を参照してください。
Analyzer for Excelを使用すると、次の操作を実行できます。
レポート問合せの結果をExcelのスプレッドシートにエクスポートします。
ExcelからBI Publisher Enterpriseにログインしてデータをリフレッシュし、新しいパラメータ値を適用して、レポート・データにレイアウトなどを適用します。
Excelアナライザのレイアウトを作成し、BI Publisherサーバーにアップロードします。
Excelのセッションからレポートにアクセスし、レポートを実行します。
Analyzer for Excelを起動するには:
レポート・ビューアから「アクション」ツールバー・ボタンをクリックし、リストから「Analyzer for Excel」を選択します。レポート・ファイルを保存するか、開くよう要求されます。
Excelでファイルを開く場合は、「EXCEL」ダイアログからマクロの有効化を選択します。
注意: Analyzer for Excelをオンライン・モードで使用する場合は、マクロを有効にする必要があります。 |
レポート・データがExcelのワークシートに表示され、Oracle BI PublisherメニューがExcelのメニュー・バーに表示されます。このデータは、レイアウトやフィルタ処理が適用されていないレポート問合せの結果であることに注意してください。
これで、Excel内でレポート・データを操作できます。
レポートにパラメータがある場合は、ワークシートの上部にパラメータ・フィールドが表示されますが、新しいパラメータ値を適用するにはログインする必要があります。詳細は、Analyzer for Excelのヘルプか、第3.8項「BI Publisherメニューの使用」を参照してください。
ログインして、すべてのメニュー・コマンドを有効にする必要があります。
ログイン - BI Publisherにログインできます。詳細は、第3.10項「Excelを介したログイン」を参照してください。
レポート・パラメータの表示 - 図3-17に示すように、Analyzer for Excelのツールバーに更新可能なパラメータとレポートに使用できるレイアウトを表示します。
データを更新するには、新しいパラメータ値を選択してから「データのリフレッシュ」をクリックし、現在のシートのデータをリフレッシュします。
レイアウトを適用するには、レイアウトを選択し、「書式設定されたデータのリフレッシュ」をクリックします。このアクションにより、レポートがHTMLとして新しいワークシートにダウンロードされます。この新しいワークシートを選択して、新しいレイアウトを適用したデータを表示します。
注意: HTMLを出力として使用できるレイアウトを選択する必要があります。 |
このワークシートからパラメータ値を変更するには、新しい値を選択してから「データのリフレッシュ」をクリックし、「書式設定されたデータのリフレッシュ」をクリックします。
Excelテンプレートの更新 - レイアウトを編集し、その変更を保存する場合は、このオプションを使用して更新済のレイアウトをBI Publisherカタログのレポート定義にアップロードします。
保存したレイアウトにチャートを含めるには、Excelアナライザによってダウンロードされたワークシートと同じワークシート上でそのチャートを作成する必要があります。
新規Excelテンプレートとして追加 - レイアウトをアップロードしてレポート定義に保存する場合は、このオプションを使用します。
レポート・オンラインの表示 - レポート・ビューアのページを起動します。
レポート・オンラインの参照 - この機能を使用すると、BI Publisherカタログからレポートを選択し、直接Excelで開くことができます。レポート・データをExcelにダウンロードするか、既存のレイアウトをダウンロードして更新したり、新しいレイアウト作成の開始点として使用したりすることができます。詳細は、第3.9項「「テンプレートを開く」ダイアログについて」を参照してください。
プリファレンス - 必要に応じて、ロケールとプロキシ設定を選択します。
「テンプレートを開く」ダイアログを使用してレイアウトの作成プロセスを開始した場合は、Oracle BI Publisherメニューの「Excelテンプレートの更新」オプションを使用すると、レイアウトをBI Publisherカタログの適切なレポートに直接アップロードすることができます。
ワークスペース
カタログを参照するOracle BI Publisherを選択します。
「レポート」ペイン
「レポート」ペインには、選択したフォルダにあるレポートが表示されます。レポートを選択すると、「レイアウト・テンプレート」ペインに使用可能なレイアウトが表示されます。
レイアウト・テンプレートを開く: 選択したテンプレートをAnalyzer for Excelにダウンロードして開きます。
新しいテンプレートを起動するには、テンプレートのリストから<New>を選択してから「レイアウト・テンプレートを開く」を選択するか、<New>をダブルクリックします。
「レポート・ブラウザ」の「上へ」アイコンを使用すると、ディレクトリ構造を上へ移動できます。
フォルダの内容を大きいアイコン、小さいアイコン、リストまたは詳細として表示するには、「表示形式」メニューを使用します。
Analyzer for Excelのインストール後は、最初にBI Publisherにログインしなくても、ExcelからBI Publisherにログインできます。
Excelを開いた後、Oracle BI Publisherメニューから「ログイン」を選択します。BI Publisherのログイン画面では、資格証明の入力とレポート・サーバーのURLの選択(または入力)を求められます。例: http://example.com:7001/xmlpserver。
重要: Oracle BI Enterprise Editionがインストールされている場合、URLは前述のように/xmlpserverを指している必要があります。 |