Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Process Managementモデリングおよび実装ガイド 11g リリース1 (11.1.1.7) B61409-07 |
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この章では、Oracle BPM Studioを利用してプロジェクトを作成および使用する方法について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
BPMプロジェクトは、Oracle BPMで作成されるビジネス・アプリケーションを作成し、サポートするためのリソースのコンテナです。Oracle BPMプロジェクトはSOAプロジェクトに基づいていますが、BPMNプロセスなどのOracle BPM Suiteの追加機能が含まれています。
新規プロジェクトは、Business Process Composerで直接作成するか、プロジェクト・テンプレートに基づくプロジェクトを作成して編集できます。
プロジェクトはBusiness Process ComposerとOracle BPM Studioの間で共有できます。また、プロジェクトをBPMランタイムにデプロイすることもできます。開発ライフサイクルにおけるプロジェクトの使用方法の詳細は、1.2項「アプリケーション開発ライフサイクルの概要」を参照してください。
各BPMプロジェクトには、1つ以上のビジネス・プロセスが含まれており、ビジネス・プロセスやアプリケーション全体で使用される他のリソースが含まれることもあります。アプリケーションを他のアプリケーションおよびシステムに接続できる他の再利使可能なリソースを含めることもできます。
Oracle BPMプロジェクトの主なリソースを次に示します。
プロセス: BPMプロセスとBPELプロセスの両方を含めることができます。
アクティビティ・ガイド: BPMNプロセスごとに定義されるプロジェクト・マイルストンが含まれます。
組織: BPMNプロセス・モデルで組織の組織構造を模倣するために使用される組織要素が含まれます。
ビジネス・カタログ: サービス、アダプタおよびヒューマン・タスクなどの再使用可能なサービスが含まれます。
シミュレーション: プロジェクトと個々のBPMNプロセスに対して定義されるシミュレーション・モデルが含まれます。
リソース: プロジェクトのXML変換定義が含まれます。
これらの各リソースには、BPMプロジェクト・ナビゲータからアクセス可能です。他のアプリケーション・リソースには、アプリケーション・ナビゲータからアクセス可能です。
Oracle BPMはOracle Metadata Service(MDS)リポジトリを使用して、他のOracle BPM StudioおよびBusiness Process Composerのユーザー間でプロジェクトおよびプロジェクト・テンプレートを共有します。
BPM StudioとBusiness Process Composerの間でプロジェクトおよびプロジェクト・テンプレートを共有する方法の詳細は、1.2項「アプリケーション開発ライフサイクルの概要」を参照してください。
Oracle BPM MDSリポジトリの詳細は、2.5項「Oracle BPM Metadata Service (MDS)リポジトリの使用」を参照してください。
次の項では、新規のOracle BPMプロジェクトを作成して、他のプロジェクトに関連するタスクを実行する方法について説明します。Oracle BPM MDSでのプロジェクトの処理については、2.5項「Oracle BPM Metadata Service(MDS)リポジトリの使用」を参照してください。
Oracle BPMプロジェクトの作成方法は、他のタイプのSOAコンポジット・アプリケーション・コンポーネントの作成方法と同じです。
新規のOracle BPMプロジェクトを作成するには:
メニューから、「ファイル」→「新規」を選択します。
「カテゴリ」の下で、「BPM層」の次に「BPMプロジェクト」を選択し、「OK」をクリックします。
プロジェクトの名前を入力します。
BPMおよびSOAが「選択済」列に表示されることを確認してから、「次へ」をクリックします。
SOAコンポジットの名前を入力します。
デフォルトでは、「次のものを使用するコンポジット」というBPMNプロセス・テンプレートを使用して、BPMプロジェクトが作成されて構成されます。
「終了」をクリックします。
新規のプロジェクトが作成され、ナビゲータに表示されます。プロジェクトおよびコンポジット・ファイルが作成されると、BPMNプロセスの作成ウィザードが自動的に起動します。新規プロセスを作成するか、ウィザードを取り消すかを選択できます。
BPMNプロセスの新規作成の詳細は、3.1.2項「新規のビジネス・プロセスを作成する方法」を参照してください。
ファイル・システムからOracle BPMプロジェクトを直接開くことができます。通常、これは以前閉じたローカル・プロジェクトを開く場合に使用します。
他のユーザーと共有するプロジェクトは、エクスポート元のOracle BPMプロジェクトからインポートするか、またはOracle BPM MDSを使用してインポートします。
プロジェクトを開くには:
メニューから、「ファイル」→「開く」を選択します。
プロジェクト・フォルダの場所を参照します。
プロジェクトのJavaプロジェクト(.jpr
)ファイルを選択します。
「開く」をクリックします。
BPMプロジェクト・ナビゲータにプロジェクトが表示されます。
注意: ファイル・システムからプロジェクトを開いても、プロジェクトの位置は元のままです。これは、Oracle JDeveloperの作業ディレクトリにコピーされません。 |
エクスポートしたプロジェクトを使用すると、他のOracle BPM Studioユーザーとプロジェクトを共有できます。この方法は、プロジェクトをOracle BPM MDSに公開して共有することが適切でない場合に便利です。
プロジェクトをエクスポートするには:
メニューから、「ファイル」→「エクスポート」を選択します。
「BPMプロジェクトのエクスポート」を選択し、「OK」をクリックします。
プロジェクトの名前を指定して、プロジェクトをエクスポートする場所を参照します。
「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックし、「終了」をクリックします。
Oracle BPMプロジェクトをOracle BPM StudioまたはOracle Business Business Process Composerからエクスポートした後、再びOracle BPM Studioにインポートできます。これにより、Oracle BPM MDSを使用せずにファイル・システムから直接プロジェクトを共有できます。
プロジェクトをインポートするには:
メニューから、「ファイル」→「インポート」を選択します。
「BPMプロジェクトのインポート」を選択して、「OK」をクリックします。
エクスポート済プロジェクトの.exp
ファイルの場所を参照し、「開く」をクリックします。
プロジェクト・ルート・フォルダを選択して、「次へ」をクリックします。
プロジェクト名を入力して、「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックし、「終了」をクリックします。
プロジェクト・プリファレンスを編集して、次のようにOracle BPMプロジェクトの動作を構成できます。
サンプリング・ポイントおよびプロセス分析の構成。
一般的なプロセス・プロパティ、レイアウト・プロパティ、プロセス関連メッセージの強調表示する重大度レベル、およびデータ・アソシエーションで使用するデフォルト・モードの構成。
プロジェクトへのローカリゼーション言語の追加。
プロジェクト・プリファレンスを編集するには:
「ビュー」メニューから「BPMプロジェクト・ナビゲータ」を選択します。
プリファレンスを編集するプロジェクトを右クリックし、「プロジェクト・プリファレンス」を選択します。
必要に応じてプロジェクト・プリファレンスを編集し、「OK」をクリックします。
特定のプロジェクト・プリファレンスの詳細は、オンライン・ヘルプのプロジェクト・プリファレンスに関する項を参照してください。
プロジェクト・テンプレートは、新しいOracle BPMアプリケーションを作成する場合の基本として使用されるOracle BPMプロジェクトです。
プロジェクト・テンプレートは、Oracle BPM Studioで作成します。プロセス開発者は、プロジェクト・テンプレートで、ビジネス・カタログのすべての必須のサービスとその他のコンポーネントを含むBPMプロジェクトを作成できます。
その後、プロジェクト・テンプレートをOracle BPM MDSにパブリッシュすると、プロセス・アナリストがOracle Business Process Composerでプロジェクト・テンプレートを使用して、そのプロジェクト・テンプレートに基づく新しいデプロイ可能なプロジェクトを作成することができます。
プロジェクト・テンプレートから作成されるプロジェクトに対してプロセス・アナリストが実行できる変更内容は、プロジェクト・テンプレートの編集ポリシーで定義されます。
プロジェクト・テンプレートでは、テンプレート内のBPMNプロセスおよびフロー・オブジェクトに関する編集ポリシーを定義できます。この編集ポリシーによって、プロジェクト・テンプレートに基づいて新しいプロジェクトを作成する際に、プロセスのどの部分を変更または編集できるかが決定されます。
編集ポリシーは、プロセス・レベルで定義されます。ただし、個々のフロー・オブジェクトに対して編集ポリシーを定義することもできます。
編集ポリシーを使用すると、テンプレートからのプロジェクト作成時にプロセスのどの要素を変更でき、どの要素を変更できないかを、プロジェクト・テンプレートの作成者が定義できます。
注意: 編集ポリシーの定義にはOracle BPM Studioを使用します。Business Process Composerを使用してプロセスおよび要素の編集ポリシー設定を変更することはできません。 |
プロジェクト・テンプレートでは各プロセスに編集ポリシーが含まれており、そのポリシーによって、Business Process Composerからプロセスに加えることができる変更内容が決定されます。
表2-1では、プロセス・レベルの編集ポリシーについて説明します。
表2-1 プロセス・レベルの編集ポリシー
編集ポリシー | 説明 |
---|---|
シールされたフロー |
プロセスの全体的なフローを変更することはできません。ユーザーは特定の実装の詳細を編集できますが、プロセス・フローを変更できません。 |
シールされたアクティビティ |
プロセス内の個々のアクティビティ(フロー・オブジェクト)は、変更できません。これには、ビジネス・カタログからのコンポーネントの割り当てなど、フロー・オブジェクトのプロパティの編集が含まれます |
注意: 編集ポリシー・テンプレートを定義しない場合、BPMNフロー・オブジェクトの追加、削除などを行って、ユーザーはプロセス・フローを変更することができます。アクティビティ(フロー・オブジェクト)のレベルで定義する編集ポリシーによっては、フロー・オブジェクトのプロパティを編集できる場合もあります。 |
プロジェクト・テンプレートでは、プロジェクト内で使用されるデータ・オブジェクトを定義します。使用されるデータ・オブジェクトには、Oracle BPMのデフォルト・タイプや、プロセス・テンプレート開発者がOracle BPM Studioで作成した複合データ・オブジェクトがあります。
Business Process Composerでプロセス・テンプレートを編集する場合、必要に応じて新規データ・オブジェクトを追加および作成できます。ただし、新規データ・オブジェクトは必ず、プロジェクト・テンプレートにすでに定義されているタイプに基づいて作成する必要があります。複合データ・オブジェクトの新規のタイプは作成できません。
プロジェクト・テンプレートを使用すると、ビジネス・カタログの要素を取り込むことができます。これにより、再利用可能なサービスを作成して、プロジェクト・テンプレートに基づいて作成した各プロジェクトでそれを使用できます。
プロジェクト・テンプレートには次のビジネス・カタログ・コンポーネントを含めることができます。
ヒューマン・タスク
ビジネス・ルール
サービス
ビジネス・オブジェクト
プロセス・アナリストは、Business Process Composerを使用して、ビジネス・カタログをプロセス内の対応するアクティビティに割り当てることにより、プロジェクト内のこれらのコンポーネントを再利用できます。
Business Process Composerと共有されるプロジェクト・テンプレートを作成する際は、テンプレートをMDSに公開する前に、必要なビジネス・カタログ・コンポーネントを作成する必要があります。Business Process Composerでは、いくつかのビジネス・カタログ・コンポーネントの作成および編集のみが可能です。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Process Management Business Process Composerユーザーズ・ガイド』を参照してください。
次の各項では、プロジェクト・テンプレートを作成し、プロセスおよびプロセス内のアクティビティの編集ポリシーを設定する方法について説明します。
作成したプロジェクト・テンプレートをOracle BPM MDSに公開する方法の詳細は、2.5項「Oracle BPM Metadata Service (MDS)リポジトリの使用」を参照してください。
Oracle BPM MDSリポジトリにプロジェクト・テンプレートを公開すると、ビジネス・ユーザーはそのテンプレートを新規のデプロイ可能なBPMプロジェクトの作成に使用できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Process Management Business Process Composerユーザーズ・ガイド』を参照してください。
プロジェクト・テンプレートを作成するには:
メニューから、「ファイル」→「新規」を選択します。
「BPM層」を選択し、「BPMプロジェクト・テンプレート」を選択します。
「OK」をクリックします。
プロジェクトの名前を入力し、「終了」をクリックします。
「終了」をクリックすると、BPM プロジェクト・ナビゲータに新規のプロジェクト・テンプレートが表示されます。新規のプロセスを作成し、プロセスおよびアクティビティに必要な編集ポリシーを定義できます。
また、Business Process Composerを使用してプロセス・アナリストとテンプレートを共有する場合は、テンプレートをOracle BPM MDSに公開する前に、必要なビジネス・カタログ・コンポーネントを定義する必要もあります。
既存のBPMプロジェクトからプロジェクト・テンプレートを作成できます。これによって、BPMプロジェクトをプロジェクト・テンプレートとして使用可能にする一方で、Oracle BPM StudioでそのBPMプロジェクトの開発を続行できます。
既存のプロセスからプロジェクト・テンプレートを作成するには:
プロジェクトを開きます。
BPMプロジェクト・ナビゲータでプロジェクトを右クリックし、「テンプレートに変換」を選択します。
注意: プロジェクトをプロジェクト・テンプレートに変換した後に、それを通常のプロジェクトに変換することはできません。 |
「はい」をクリックします。
プロセスの編集ポリシーを設定すると、プロジェクト・テンプレートに基づいて作成したプロジェクト内のプロセスに対して行うことができるプロセス・レベルの変更のタイプが決定されます。
プロセスの編集ポリシーを設定するには:
BPM プロジェクト・ナビゲータでプロセスを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
「詳細設定」タブを選択します。
シール・タイプで、次のいずれかを選択します。
シールされたフロー: プロセスのフロー全体への変更を禁止します。
シールされたアクティビティ: プロセス内の個々のBPMNフロー・オブジェクトへの変更を禁止します。
「OK」をクリックします。
プロジェクト・テンプレートでプロセス内の編集ポリシーをアクティビティ・レベルで設定できます。
注意: アクティビティ・レベルで定義した編集ポリシーは、プロセス・レベルの編集ポリシーを上書きします。 |
アクティビティの編集ポリシーを設定するには:
編集ポリシーを変更するアクティビティを右クリックします。
「プロパティ」を選択します。
次の「権限」ドロップダウン・リストから、編集ポリシーを選択します。
シール済: フロー・オブジェクトは変更できません
実装を変更できます: ユーザーは必要に応じてこのコンポーネントを再定義できます。
実装する必要があります: ユーザーはこのコンポーネントが正常に機能するように実装する必要があります。
プロセス権限の使用: プロセスにより定義されたデフォルトの編集ポリシーを使用します。
「OK」をクリックします。
次の各項では、Oracle BPM Metadata Service (MDS)リポジトリの概要を示します。また、その構成方法と使用方法に関するタスクも示します。
Oracle MDSの構成に関する全般的な情報は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の「メタデータ・リポジトリの管理」を参照してください。
Oracle Metadata Service (MDS)リポジトリは、特定のタイプのデプロイ済アプリケーションのメタデータを格納するOracle Fusion Middlewareコンポーネントです。Oracle BPMは、アプリケーションをランタイムにデプロイするときにこのリポジトリを使用します。
Oracle MDSの詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の「メタデータ・リポジトリの管理」を参照してください。
Oracle BPMは、Oracle MDSを使用してデプロイ済アプリケーションの情報を格納する他にも、MDSリポジトリ内にプロジェクトおよびプロジェクト・テンプレートを格納するためのパーティションを作成します。
Oracle BPM StudioとBusiness Process Composerの両方が、プロジェクトおよびプロジェクト・テンプレートを共有するためにこのパーティションを使用します。
Oracle BPM MDSリポジトリには、次のデフォルト・フォルダが含まれています。
パブリック: すべての共有Oracle BPMプロジェクトが含まれます。
テンプレート: すべてのプロジェクト・テンプレートが含まれます。
これらのフォルダ内に追加のサブフォルダを作成して、プロジェクトおよびプロジェクト・テンプレートを整理できます。
Oracle BPM Metadata Servicesリポジトリは、Oracle BPMランタイム・インストールの一部としてインストールされます。このインストールの完了後に、リポジトリに接続するようにOracle BPM Studioインストールを構成する必要があります。
Oracle BPM Metadata Serviceブラウザを使用すると、Oracle BPM MDSリポジトリの内容を表示し、関連するタスクを実行できます。
図2-1は、Oracle BPM MDSブラウザの例を示しています。
このブラウザを使用すると、次のタスクを実行できます。
プロジェクトおよびプロジェクト・テンプレートの公開。
Oracle BPM MDS接続の作成と構成。
プロジェクトおよびプロジェクト・テンプレートのチェックアウトとロック。
MDSでのプロジェクト・ステータスの表示。
BPM MDSナビゲータで、Oracle BPM MDSリポジトリへの接続を構成できます。BPM MDS接続を構成できるようにするには、次を作成しておく必要があります。
メタデータ・サービス・サーバーへの接続(SOA MDS接続)
SOA用のMDSリポジトリが存在するOracle WebLogic Serverへの接続(アプリケーション・サーバー接続)
SOA MDSがインストールされているデータベース接続
Oracle MDSの構成に関する全般的な情報は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の「メタデータ・リポジトリの管理」を参照してください。
Oracle BPM MDS接続を構成するには:
「ビュー」メニューから「BPM MDSナビゲータ」を選択します。
「接続の構成」をクリックします。
「接続の構成」ダイアログで、BPM MDS接続名をドロップダウン・リストから選択し、「OK」をクリックします。
BPM MDS接続を作成していない場合は、次の手順を実行します。
「BPM MDS接続」の横にある「追加」をクリックします。
「新規BPM MDS接続」ダイアログで、「IDE接続」をクリックします。
接続名を入力します。
「アプリケーション・サーバー」ドロップダウン・リストからアプリケーション・サーバー接続名を選択するか、または接続を作成していない場合には、ステップ5に進みます。
これは、SOAがインストールされているOracle WebLogic Serverへの接続です。
接続の認証に、選択したアプリケーション・サーバー(ステップ4dを参照)のユーザー名およびパスワードを使用しない場合は、「アプリケーション・サーバー・ユーザー/パスワードのオーバーライド」を選択します。
次に、選択したチェック・ボックスの下のフィールドにユーザー名とパスワードを入力します。
SOA MDSドロップダウン・リストから接続名を選択するか、または接続を作成していない場合には、ステップ6に進みます。
「OK」をクリックします。
SOAがインストールされているOracle WebLogic Serverへの接続を作成していない場合は、次の手順を実行します。
「アプリケーション・サーバー」の横にある「追加」をクリックします。
アプリケーション・サーバー接続の作成ウィザードが表示されます。
接続名を入力して「次へ」をクリックし、Oracle WebLogic Serverに接続するために必要な残りの情報を入力します。完了後、「終了」をクリックします。
ステップ4dに戻ります。
SOA MDSへの接続を作成していない場合は、次の手順を実行します。
SOA MDSの横にある「追加」をクリックします。
「SOA-MDS接続の作成」ダイアログで、接続名を入力します。
「接続タイプ」ドロップダウン・リストから、「DBベースMDS」を選択します。
「接続」ドロップダウン・リストから、データベース接続を選択します。
これは、SOA MDSがインストールされているデータベースです。まだ接続を設定していない場合には「追加」をクリックし、「データベース接続の作成」ダイアログを使用して接続を作成します(データベースがインストールされているホストのユーザー名、パスワードおよび詳細を入力します)。
「MDSパーティション」ドロップダウン・リストから、obpmを選択します。
終了したら、「OK」をクリックします。
ステップ4fに戻ります。
Oracle BPM MDSに関連する管理タスクを実行する前に、リポジトリをリフレッシュする必要があります。これは、他のOracle BPMユーザーの作業との競合を回避するためです。
Oracle BPM MDSリポジトリをリフレッシュするには:
「ビュー」メニューから「BPM MDSナビゲータ」を選択します。
ツールバーから「リフレッシュ」をクリックします。
プロジェクトをOracle BPM MDSリポジトリに公開すると、プロジェクトおよびプロジェクト・テンプレートを他のプロセス・アナリストやプロセス開発者と共有できます。プロジェクトまたはプロジェクト・テンプレートをリポジトリに公開すると、他のプロセス・アナリストや開発者がOracle BPM StudioまたはBusiness Process Composerを使用してこれらにアクセスできるようになります。
プロジェクトをOracle BPM MDSリポジトリに公開するには:
「ビュー」メニューから「BPMプロジェクト・ナビゲータ」を選択します。
BPMプロジェクト・ナビゲータで、公開するプロジェクトを右クリックし、「BPM MDSに公開」を選択します。
プロジェクトの名前を入力します。この名前がOracle BPM MDSリポジトリで使用されます。
リポジトリ内の既存のプロジェクトまたはプロジェクト・テンプレートを上書きする場合は、「オーバーライド」をクリックします。
公開先のフォルダを選択し、「OK」をクリックします。
プロジェクトをチェックアウトすると、プロジェクトがOracle BPM MDSからローカル・ファイル・システムにコピーされます。プロジェクトをチェックアウトすると、そのプロジェクトをローカルに変更または編集できるようになります。その後、プロジェクトをMDSに再公開できます。
Oracle BPM MDSからプロジェクトをチェックアウトするには:
「ビュー」メニューから、「BPM MDSナビゲータ」を選択します。
チェックアウトするプロジェクトが含まれるフォルダを展開します。
プロジェクトを右クリックして、「チェックアウト」を選択します。
プロジェクト名を入力します。これは、ローカル・ファイル・システム上のプロジェクトの名前です。
「OK」をクリックします。
「OK」をクリックして、必要に応じてプロジェクトをロックします。
プロジェクトをチェックアウトした後は、そのプロジェクトをファイル・システム上でローカルに編集できます。他のユーザーがリポジトリ内のプロジェクトを変更できないようにする場合は、プロジェクトをロックできます。
Oracle BPM Studioでは、Oracle BPM MDSに格納されているプロジェクトをロックおよびロック解除できます。これは、チェックアウトしたプロジェクトに変更を加える必要があり、他のユーザーがこのプロジェクトを編集しないようにする場合に便利です。
Oracle BPM MDS内のプロジェクトをロックまたはロック解除するには:
「ビュー」メニューから「BPM MDSナビゲータ」を選択します。
ロックまたはロック解除するプロジェクトが含まれるフォルダを展開します。
プロジェクトを右クリックして、「ロック」または「ロック解除」を選択します。
警告: 他のユーザーによりロックされているプロジェクトのロックを解除すると、元のロックの所有者がすべての変更を失う可能性があります。 |
「OK」をクリックします。
プロジェクトのMDSステータス情報は、BPM MDSナビゲータのツールチップまたは小さなパネルに表示できます。
プロジェクトのMDSステータスを表示するには:
「ビュー」メニューから「BPM MDSナビゲータ」を選択します。
確認するプロジェクトが含まれるフォルダを展開します。
次のいずれかを実行します。
プロジェクトの上にカーソルを置き、ツールチップを表示します。
図2-2に示すように、プロジェクトを選択して黄色のパネルを開きます。
ツールチップまたは黄色のパネルに、プロジェクト名、ロール、ステータス、プロジェクトをロックしたユーザーなどのMDS情報が表示されます。