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Oracle® Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのマネージング
11g リリース1(11.1.1)
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32 変換テンプレート

この章では、Dynamic Converterテンプレートについて説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

関連項目

32.1 テンプレートについて

Dynamic Converterの能力、柔軟性および複雑さの多くは、テンプレートを使用して変換プロセスを動作させる機能と密接に結び付いています。テンプレートを使用すると、変換済Webページのビジュアル・プロパティやナビゲーショナル・プロパティをきめ細かく制御できます。

テンプレートはプレーンテキストによるHTMLファイルまたはXMLファイルであり、テンプレートの作成者はそれらのファイル内で特殊タグを使用して、ソース・ドキュメント内の様々な要素を挿入、繰返しおよびリンクしたり、それらの要素を条件として使用したりできます。これらの一連のフォーマット指示は、Oracle WebCenter Content Serverに保存されている1つ以上のコンテンツ・アイテムに関連付けることができます。テンプレートを(「テンプレートの選択ルール」ページで)コンテンツ・アイテムに割り当てる際に、コンテンツ・アイテムをWebページとして表示する方法を制御できます。

コンテンツ・アイテムを参照する(Dynamic Converterによって生成された) (HTML)リンクをユーザーがクリックすると、そのコンテンツ・アイテムに関連付けられているテンプレートを使用して動的変換が実行されます(第29.3項を参照)。

32.2 テンプレート・タイプ

Dynamic Converterでは、次の4つのタイプのテンプレートを使用できます。

HTML変換テンプレートとスクリプト・テンプレートの相違点の詳細、および移行する場合の推奨事項は、第33.3.3項を参照してください。

32.3 テンプレート戦略

Dynamic Converterユーザーは、テンプレートを使用することによって、変換済ドキュメントを無限の柔軟性で表現できます。ユーザーは通常、次の3つの戦略のいずれかに基づいてテンプレートを選択します。

  1. Dynamic Converterユーザーの様々なニーズ(洗練されたナビゲーション、ドキュメント索引付けエンジン用の簡易HTMLなど)を満たすように設計された豊富なサンプル・テンプレートをOracle Technology Network (http://www.oracle.com/technetwork/indexes/samplecode/)からダウンロードできます。

  2. わずかな作業でOracle Technology Networkからダウンロード可能なサンプル・テンプレートを変更できます。グラフィックや静的テキストの追加のような簡単な変更は、サンプル・テンプレートを使用した実験に興味があるユーザーなら簡単に実行できます。

  3. 高度なユーザーは、自身のニーズに合わせてカスタマイズした独自設計のテンプレートを作成することもできます。そのようなテンプレートには、Javaなど、広範囲にわたるWeb標準の要素を組み込むことができます。言うまでもなく、この方法を選択するユーザーは、高度な技術的スキルを習得済である必要があります。

32.4 テンプレートのチェックイン

テンプレートは、テンプレートの選択ルールに割り当てて(第31章「テンプレート・ルール」を参照)、変換プロセスにおいてDynamic Converterで使用する前に、コンテンツ・サーバーにチェックインする必要があります。

テンプレートをチェックインするには:

  1. Dynamic Converterの管理ページを開きます。

  2. 「既存のテンプレートのチェックイン」をクリックします。

  3. テンプレートのチェックイン・フォームで、テンプレートに必要なすべてのメタデータを指定します。

    正しいテンプレート・タイプが選択されていることを確認してください。正しいテンプレート・タイプが選択されていない場合、そのテンプレートが特定のタイプの使用可能なテンプレートのリストに表示されない可能性があります。その場合は、チェックインされているテンプレートのコンテンツ情報ページを開いて、テンプレート・タイプを更新する必要があります。

  4. 完了後に、「チェックイン」をクリックし、テンプレート・ファイルをコンテンツ・サーバーにチェックインします。

コンテンツをコンテンツ・サーバーにチェックインする方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの使用』を参照してください。