Oracle® Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのマネージング 11g リリース1(11.1.1) B72426-01 |
|
![]() 前 |
![]() 次 |
この章では、様々なOracle WebCenter Contentの機能を管理するための管理者の責任および使用するツールの概要について説明します。また、これらの機能を管理する際に管理者を支援するインタフェースの概要も示します。
この章の内容は次のとおりです。
コンテンツを管理するためのWebCenter Contentの構成は、システム管理者が行います。ただし、一部のタスクは多くの場合、アプリケーション管理者によって実行されます。これには、次のようなタスクが含まれます。
サイトへのコンテンツの移入
コンテンツ変換の管理
プロファイルの作成と維持
ワークフローの作成と維持
カスタム・メタデータの作成
一般的なレコード管理者の職務(保存スケジュール、プロセス処理などの作成)の実行
指示された管理職務の実行
各アプリケーションの構成および管理に必要な特定のタスクの詳細は、第2章を参照してください。
次のコンテンツ・サーバー・アプリケーションは、「管理アプレット」ページ(図3-2を参照)からスタンドアロン・アプリケーションとして、Webブラウザでアプレットとして、または各ツールの「アプリケーション」メニューを選択することにより起動できます。
構成マネージャ: コンテンツ・タイプ、ファイル・フォーマットおよびカスタム・メタデータ・フィールドを管理します。
リポジトリ・マネージャ: ファイル診断、ファイル管理機能、検索データの索引再作成およびサブスクリプション管理機能を実行します。
Webレイアウト・エディタ: Webサイトを構築し、レポートを操作し、問合せを作成します。
ワークフロー管理: コンテンツを特定のユーザーにルーティングしてアクションを求めるようにワークフローを設定します。
Inbound RefineryやRecords Managementなどのその他のOracle WebCenter Contentアプリケーションは別にインストールされ、Oracle WebCenter Contentポータルの「管理」トレイまたはメニューからアクセスできます。
「管理」トレイはコンテンツ・サーバー・インタフェースのデフォルト・レイアウトであり、ここからOracle WebCenter Contentアプリケーションおよび機能を構成および管理するためのページにアクセスできます。
「管理」トレイにアクセスするには、Oracle WebCenter Content Server管理者またはサブ管理者としてログインし、「管理」を選択して、使用可能な管理オプションを表示します。コンテンツ・サーバー・インスタンスがメニュー・レイアウトを使用するように構成されている場合は、「管理」を選択すると同じオプションが表示されます。図3-1に、オプションを表示するように「管理」が開かれたコンテンツ・サーバーのトレイ・レイアウトを示します。
管理アプリケーションにアクセスするには、「管理」→「管理アプレット」を選択します。Oracle WebCenter Contentアプリケーションへのリンクを示す「管理アプレット」ページが表示されます。
Oracle WebCenter Contentとともにインストールされている場合は、Inbound RefineryやRecords Managementなどのアプリケーションは、「管理」オプションからアクセスできます。詳細は、図3-1を参照してください。
コンテンツ・サーバー管理アプリケーションには、コンテンツ・サーバー・インスタンスにアクセス可能な任意のブラウザからアプレットとして実行できるものがあります。アプレットは、リモート管理に役立ちます。
バッチ・ローダー、コンポーネント・ウィザード、システム・プロパティおよびContent Serverアナライザの各ユーティリティは、アプレットとして実行できません。セキュリティ上の理由から、これらはコンテンツ・サーバー・インスタンスがインストールされているコンピュータから、スタンドアロン・モードで実行する必要があります。第3.5項を参照してください。
アプリケーションのスタンドアロン・バージョンで使用可能な機能の一部は、アプレット・バージョンでは使用できません。詳細は、各アプリケーションのドキュメントを参照してください。
管理アプリケーションを Java対応のブラウザ内でJavaアプレットとして実行するには、次の手順に従ってください。
ブラウザ・ウィンドウを開きます。
コンテンツ・サーバー・インスタンスに管理者またはサブ管理者としてログインします。
「管理」を選択します。
「管理アプレット」を選択します。
コンテンツ・サーバー・インスタンスがインストールされているコンピュータから、すべてのコンテンツ・サーバー管理アプリケーションをスタンドアロン・モードで実行できます。これらのプログラムを起動するのに必要な方法は、WindowsインストールとUNIXインストールとで若干異なります。
アプリケーションのスタンドアロン版を実行することによって、ブラウザ・アプレットよりセキュリティが強力になり、パスワードをWebやネットワークで捕捉またはコピーされないように送信できるようになります。
スタンドアロン管理アプリケーションをWindowsオペレーティング・システムで実行するには、次の手順に従ってください。
Windowsの「スタート」メニューからアプリケーションを選択します。
構成アプリケーションを実行するには、「スタート」→「プログラム」→「コンテンツ・サーバー」→インスタンス→アプリケーションを選択します。
管理ユーティリティを実行するには、「スタート」→「プログラム」→「コンテンツ・サーバー」→インスタンス→「ユーティリティ」→ユーティリティを選択します。
コンポーネント・ウィザードおよびシステム・プロパティを除くすべてのアプリケーションでは、ログイン・ウィンドウが開きます。コンポーネント・ウィザードおよびシステム・プロパティでは、アプリケーションのメイン・ウィンドウが開きます。
ヒント: ログイン・ウィンドウまたはアプリケーション・ウィンドウが表示されるまでに数秒かかることがあります。また、ウィンドウが他のウィンドウの下に隠れることがあります。 |
管理者のログイン名とパスワードを入力します。
「OK」をクリックします。アプリケーションのメイン画面が開きます。
UNIXオペレーティング・システムでスタンドアロン管理アプリケーションを実行するには:
DomainHome
/ucm/cs/bin/
ディレクトリにナビゲートします。
実行可能なアプリケーションが一覧表示されます。./
application_name
と入力します。application_name
は実行可能ファイルの名前です。アプリケーションが一覧表示されない場合は、IntradocAppアプリケーションへのパラメータとしてアプリケーション名を入力できます。次に例を示します。
% ./IntradocApp Workflow
[Enter]を押します。コンポーネント・ウィザードおよびシステム・プロパティを除くすべてのアプリケーションでは、ログイン・ウィンドウが開きます。コンポーネント・ウィザードおよびシステム・プロパティでは、アプリケーションのメイン・ウィンドウが開きます。
管理者のログイン名とパスワードを入力します。
「OK」をクリックします。アプリケーションのメイン・ウィンドウが開きます。