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Oracle® Fusion Middleware Oracle Service Busインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.7.0)
B61431-05
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A Oracle Service Busの削除および再インストール

この付録では、システム上のOracle Service Busの削除および再インストールについて説明します。

ソフトウェアを削除する場合は、必ずこの付録の手順に従ってください。ソフトウェアを手動で削除すると、ソフトウェアを再インストールするときに問題が発生する可能性があります。この付録の手順に従うことで、ソフトウェアを正しく削除できます。

内容は次のとおりです。

A.1 削除手順

アンインストーラは、アンインストーラが起動されたOracleホーム・ディレクトリを削除しようとします。Oracle Service Bus Oracleホーム・ディレクトリを削除する前に、Oracleホームが既存のドメインによって使用されていないことを確認し、Oracleホームを使用している実行中のすべてのプロセスを停止します。

Oracle Service Busを削除しても、作成したWebLogicドメインは削除されません。削除されるのは、Oracle Service Bus Oracleホーム・ディレクトリ内のソフトウェアのみです。

システムからOracle Service Busを適切に削除すると、次の処理が実行されます。

A.1.1 Oracle Fusion Middlewareの停止

Oracle Fusion Middlewareソフトウェア・コンポーネントを削除する前に、すべてのサーバーおよびプロセスを停止する必要があります。

手順については、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion Middlewareの起動と停止に関する項を参照してください。

ノード・マネージャを停止する場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverノード・マネージャ管理者ガイド』のノード・マネージャの停止に関する項を参照してください。

A.1.2 データベース・スキーマの削除

レポート作成機能またはOracle Web Services Managerポリシーを使用している場合で、データベース・スキーマをインストール済の場合は、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用してデータベースからスキーマを削除します。

手順については、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のスキーマの削除に関する項を参照してください。

A.1.3 Oracle Service Busの削除

Oracle Service Busを削除すると、Oracle Service BusのOracleホームおよびOracle共通ホーム・ディレクトリも削除されます。

アンインストーラは、アンインストーラが起動されたOracleホームを削除しようとしています。この手順では、作成済のWebLogicドメインが削除されることはなく、Oracleホームのソフトウェアが削除されるだけです。

Oracle Service Bus Oracleホーム・ディレクトリを削除する前に、Oracleホームが既存のドメインによって使用されていないことを確認し、このOracleホームを使用する実行中のすべてのプロセスを停止します。ソフトウェアを削除すると、WebLogicドメインを使用できなくなります。

A.1.3.1 Oracle Service Bus Oracleホームの削除

アンインストーラを起動するには、OSB_ORACLE_HOME/oui/bin(UNIXオペレーティング・システム)またはOSB_ORACLE_HOME\oui\bin(Windowsオペレーティング・システム)ディレクトリにナビゲートし、アンインストーラを起動します。

UNIXオペレーティング・システム:

./runInstaller.sh -deinstall

Windowsオペレーティング・システム:

setup.exe -deinstall

Windowsオペレーティング・システムでは、「スタート」メニューから「プログラム」>「Oracle Service Bus 11g - ホーム1」>「アンインストールl」を選択して、アンインストーラを起動することもできます。

表A-1の手順に従って、ソフトウェアを削除します。

アンインストーラのいずれかの画面で追加のヘルプが必要な場合は、付録C「Oracle Service Busの削除画面」を参照するか、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスします。

表A-1 削除フロー

画面 説明および必要な操作

ようこそ


1つ以上のOracle Fusion Middlewareソフトウェア・コンポーネントを削除しようとする際に、インストーラによってこの画面が表示されます。

Oracleホームのアンインストール


削除しようとしているOracleホームを確認します。

「削除」をクリックして続行します。

「警告」画面で、ソフトウェアとともにOracleホーム・ディレクトリも削除するかどうかを選択します。

アンインストーラでソフトウェアとOracleホームを削除する場合は「Yes」、ソフトウェアのみを削除する場合は「いいえ」、前の画面に戻る場合は「取消し」をクリックします。

「いいえ」を選択した場合は、A.1.3.3項「Oracleホーム・ディレクトリの手動削除」で、Oracleホーム・ディレクトリを手動で削除する方法を参照してください。

アンインストールの進行状況


この画面には、削除の進捗とステータスが表示されます。

アンインストールが完了しました


この画面には、完了した削除についての要約が表示されます。

「終了」をクリックして画面を終了します。


A.1.3.2 Oracle共通ホームの削除

この項では、oracle_commonディレクトリの削除方法について説明します。このディレクトリには、他のOracleホーム・ディレクトリと同様に、oui/bin(UNIXオペレーティング・システム)またはoui\bin(Windowsオペレーティング・システム)に独自のアンインストーラが格納されています。

アンインストーラを起動するには、MW_HOME/oracle_common/oui/bin(UNIXオペレーティング・システム)またはMW_HOME\oracle_common\oui\bin(Windowsオペレーティング・システム)ディレクトリにナビゲートして、アンインストーラを起動します。

UNIXオペレーティング・システム:

./runInstaller -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION

Windowsオペレーティング・システム:

setup.exe -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION

注意:

JRE_LOCATIONへの全体パスを指定します(相対パスはサポートされていません)。


アンインストーラを起動した後、表A-1の手順に従って、Oracle共通ホーム・ディレクトリを削除します。

A.1.3.3 Oracleホーム・ディレクトリの手動削除

削除中に警告画面で「いいえ」を選択した場合は、Oracleホーム・ディレクトリとすべてのサブディレクトリを手動で削除する必要があります。たとえば、UNIXオペレーティング・システムでOracle Service Bus Oracleホーム・ディレクトリが/home/Oracle/Middleware/Oracle_OSB1の場合は、次のようにします。

> cd /home/Oracle/Middleware
> rm -rf Oracle_OSB1

Windowsオペレーティング・システムでOracle Service Bus Oracleホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middleware\Oracle_OSB1の場合は、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Middlewareディレクトリにナビゲートし、Oracle_OSB1フォルダを右クリックして「削除」を選択します。

同じ手順を使用してOracle共通ホーム(oracle_common)ディレクトリを手動で削除することもできます。

A.1.4 Oracle WebLogic Serverの削除

Oracle WebLogic Serverの削除手順については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』のソフトウェアの削除に関する項を参照してください。

ソフトウェアを削除した後、手動でMiddlewareホーム・ディレクトリおよびすべてのサブディレクトリを削除する必要があります。たとえば、UNIXオペレーティング・システムでミドルウェア・ホーム・ディレクトリが/home/Oracle/Middlewareの場合は、次のようにします。

> cd /home/Oracle
> rm -rf Middleware

Windowsオペレーティング・システムでは、ミドルウェア・ホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middlewareの場合、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracleディレクトリにナビゲートし、Middlewareフォルダを右クリックして「削除」を選択します。

A.1.5 プログラム・グループの削除(Windowsのみ)

Windowsシステムでは、Start Menu\Programsフォルダからプログラム・グループを手動で削除することも必要です。システムのフォルダ名やプログラム・グループ名は異なる場合もありますが、たとえば、C:\Documents and Settings\All Users\Start Menu\Programsから次のものを削除します。

  • Oracle Fusion Middleware 11.1.1.6.0

  • Oracle Service Bus 11g - Home1

  • Oracle WebLogic

A.1.6 システムの再起動(Windowsのみ)

Windowsオペレーティング・システムでは、すべてのプログラムを削除した後、正常にクリーンアップされるように、コンピュータを再起動する必要があります。

A.2 Oracle Service Busの再インストール

インストーラを使用しても、Oracle製品がすでに格納されているディレクトリにOracle Service Busを再インストールすることはできません。以前と同じディレクトリにOracle Service Busを再インストールするには、この章にある指示に従ってソフトウェアを削除した後、第2章「Oracle Service Busのインストール」の指示に従ってソフトウェアを再インストールします。