Oracle Portalには、同時に複数のオブジェクトに対して1つのタスクを実行するための方法があります。この機能を使用すると、大量の削除、移動、コピーなどを1ステップで実行できます。同時に複数の選択に対して実行できる操作は、次のとおりです。
同時に複数のページに対して操作を実行するには、ページのリスト・ビューまたはPortalナビゲータのいずれかを使用して作業できます。次の各項では、この2つの方法について説明します。
リスト・ビューを使用して一括操作を実行するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、一括操作を実行するページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」で、ページ・グループのルート・ページをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
ページ上部のツールバーにある「ビューの編集: リスト」リンクをクリックします。
「選択」列で、操作の対象にするページの横のチェック・ボックスを選択します。
オブジェクトにチェック・ボックスが表示されていない場合は、そのオブジェクトに対して操作を実行する権限がありません。
表示された「操作」ボタンまたは「操作」リストから操作を選択し、「実行」をクリックします。
特定のアイテム群に対して一括操作を選択できない場合は、選択したすべてのアイテムに対して選択した操作を実行できないことを意味します。アイテムの選択を確認し、操作を実行できないアイテムの選択を解除します。
「操作」リストのオプション
1つ以上のアイテムまたはサブページを選択し、次のオプションのいずれかを選択した後、「実行」をクリックします。
アクセス設定を変更: 選択したサブページのアクセス設定を変更します。このオプションは、アイテムには適用されません。このオプションは、権限を追加または取り消したり、選択したサブページをパブリックまたはプライベートにしたり、アイテム・レベルのセキュリティを有効または無効にする場合に選択します。
アクセス設定を継承しない: 選択したサブページが親ページまたは基となるテンプレートからアクセス設定を継承しないことを指定します。このオプションを選択すると、権限の継承が取り消され、サブページに個々の権限を指定する必要があるモデルに権限モデルが変更されます。このオプションは、アイテムには適用されません。
親からアクセス設定を継承: 選択したサブページが親ページからアクセス設定を継承することを指定します。このオプションは、アイテムには適用されません。
テンプレートからアクセス設定を継承: 選択したサブページが基となるPortalテンプレートからアクセス設定を継承することを指定します。このオプションは、アイテムには適用されません。
非表示: 選択したアイテムを非表示にします。このオプションは、サブページには適用されません。
アイテムは、非表示にしてもページからは削除されず、ページを表示したときに表示されなくなるだけです。ホスト・ページが編集モードであるときは、引き続きそのアイテムを表示でき、アイテムの表示を再度選択できます。
承認用に送信: リスト・ビューの1つ以上の下書きアイテムを承認用に送信するためのオプションを指定します。この操作を正常に実行するには、選択されたすべてのアイテムが「下書き」のステータスを持っている必要があります。「承認用に送信」は、特にアイテム・バージョニングが無効であるときにアイテムを送信するためのオプションです。次の中から選択します。
新しいバージョンですが、現在のバージョンではありません: 選択したすべてのアイテムを承認のために送信します。承認されると、アイテムは他のバージョンのアイテムとともに格納されますが、現行のバージョンとしては公開されません。
新しい現行バージョン: 選択したすべてのアイテムを承認のために送信します。承認されると、アイテムは他のバージョンのアイテムとともに格納され、現行のバージョンとして公開されます。
存在する場合は上書き: アイテム・バージョニングが「シンプル」に設定されているときに、選択したすべてのアイテムを承認のために送信します。承認されると、アイテムは他のバージョンのアイテムを上書きし、現行のバージョンとして公開されます。
注意: 「承認用に送信」と「存在する場合は上書き」は、機能的には同一です。「承認用に送信」は、バージョニングが無効のときに効力があります。「存在する場合は上書き」は、バージョニングが「シンプル」に設定されている場合に効力があります。 |
承認/拒否: 選択したすべてのアイテムを承認または拒否します。このタスクを正常に実行するには、選択したすべてのアイテムのステータスが「保留中」である必要があります。「実行」をクリックすると、ポップアップ・ウィンドウが表示されます。承認者は、このポップアップ・ウィンドウを使用して、コメントを入力し、承認、「却下」または「取消」ボタンをクリックします。
チェックアウト/チェックイン: 選択したすべてのアイテムをチェックアウト(またはチェックイン)します。この操作を正常に実行するには、すべての選択したアイテムに対して「アイテムのチェックアウトを有効にする」をアクティブにし、それらのアイテムをチェックアウトして、すべてのアイテムが「アクティブ」ステータスを持っている必要があります。
ページ・グループのプロパティで編集モードを構成するときに、「チェック可能」列をリスト・ビューに追加できます。「チェック可能」列は、アイテムに対してチェックアウトが有効かどうかを示します。
リスト・ビューではタブを選択できないため、これらのオプションはタブには適用されません。リスト・ビューではポートレットを表せないため、これらのオプションはポートレットには適用されません。
Portalナビゲータを使用して一括操作を実行するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
ページ上部の「ナビゲータ」リンクをクリックします。
「Portalビルダー」ページのビューに「ナビゲータ」リンクが表示されない場合は、ページ・グループ管理者またはPortal管理者に、ナビゲータへのアクセス権限を要求してください。
Portalナビゲータで、一括操作で実行するページを所有するページ・グループへのリンクをクリックします。
表示されたページで、「ページ」ノードをクリックします。
「同時に複数のオブジェクトに対して操作を実行します。」で「操作」リンクをクリックします。
表示されたページで、変更するページを選択した後、操作を選択します。
使用可能な操作の説明は、前の項の「「操作」リストのオプション」を参照してください。
オブジェクトにチェック・ボックスが表示されていない場合は、そのオブジェクトに対して操作を実行する権限がありません。