アイテムのチェックアウトによって、複数のユーザーで管理されるアイテムの文書管理ができるようになります。ユーザーがアイテムをチェックアウトすると、そのアイテムはロックされます。他のユーザーはそのアイテムを上書きできません。他のユーザーは、そのアイテムの表示はできますが、変更はできません。適切な権限を持っていれば、ユーザーはチェックアウト・アイテムをコピーできます。コピーは、自動的にチェックインされます。
ユーザーがアイテムをチェックインした後、別のユーザーがそのアイテムをチェックアウトして、編集できます。これによって、ユーザーがお互いの変更を上書きするのを防ぎます。
この項では、Oracle Portalの文書管理機能(アイテムのチェックアウトおよびチェックイン)の使用について説明します。この項の内容は次のとおりです。
Oracle Portalのチェックインまたはチェックアウト機能の有効化については、14.4.4項「アイテムのチェックアウトの有効化」を参照してください。
現行バージョンのアイテムの編集中に、他のユーザーが独自のバージョンでアイテムを上書きすることを防ぐ方法として、アイテムのチェックアウトを使用します。
注意: ページ・グループ管理者およびページ設計者は、他のユーザーによってチェックアウトされたアイテムをチェックインできます。 |
アイテムをチェックアウトするには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
チェックアウトするアイテムが含まれるページに移動します。
「ページ・グループ」ポートレットからページを検索する方法は、8.1項「Oracle Portalでのページの検索」を参照してください。
ページ上部の「編集」リンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
チェックアウトされるアイテムの横の「操作」アイコンをクリックします(図14-23)。
「チェックアウト」リンクをクリックします。
これでアイテムがチェックアウトされました。他のユーザーはこのアイテムを編集することはできません。
アイテムのチェックアウト中に、アイテムの横の「アイテムの編集」アイコンをクリックして、アイテムを編集できます。このユーザーは、アイテムに対して、非表示、移動、コピーおよび期限切れにする、などの操作を行うことができます。アイテムの横の「操作」アイコンをクリックして、使用可能な操作一覧を参照します。
アイテムの作業が終了したら、他のユーザーが使用できるように必ずアイテムをチェックインしてください。
注意: アイテムがチェックアウトされているときにアイテムをコピーすると、新しいコピーはチェックインされます。 |
アイテムをチェックインすると、アイテムはアクセス権限を持つユーザーによる汎用アイテムに戻ります。アイテムは、より新しいバージョンによって上書きできます。他のユーザーは、アイテムをチェックアウトできます。通例、アイテムをチェックアウトしているユーザーのみが、それをチェックインして元に戻せます。ただし、例外があります。ページ・グループ管理者およびページ設計者は、他のユーザーによってチェックアウトされたアイテムをチェックインできます。
アイテムをチェックインするには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
チェックインするアイテムが含まれるページに移動します。
「ページ・グループ」ポートレットからページを検索する方法は、8.1項「Oracle Portalでのページの検索」を参照してください。
ページ上部の「編集」リンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
該当するアイテムの横の「操作」アイコンをクリックします(図14-24)。
「チェックイン」リンクをクリックします。
これで、他のユーザーがこのアイテムを編集できるようになりました。