WebDAVクライアントをPortalに接続するための設定に必要な手順は、クライアントによって異なります。ただし、すべてのクライアントは最終的にURLをリクエストします。WebDAV URLは、WebブラウザでPortalにアクセスするときに使用するURLとよく似ています。次の書式を使用します。
http://<hostname>:<port>/<dav_location>
dav_location
は、oradav.conf
ファイルに指定されている位置です。
デフォルトのPortal DAV URLは、次のようになります。
http://<hostname>:<port>/dav_portal/portal
URLのdav_portal
部分は、WebDAVクライアントからPortalへのアクセスとPortalのユーザー・インタフェースからPortalへのアクセスを区別するための仮想ディレクトリのデフォルト名です。
URLのportal
部分は、Portalのデータ・アクセス記述子(DAD)の名前です。管理者は必要に応じ、仮想ホストを構成してWebDAVアクセスに別の簡単な覚えやすいURLを指定することもできます。
特定のページ・グループまたはページに直接アクセスするには、次のようにその名前をWebDAVのURLに追加します。
http://mymachine.mycompany.com:5000/dav_portal/portal/mypagegroup/mypage
Portalへのログインに使用するのと同じユーザー名とパスワードで、WebDAVクライアントからPortalに接続できます。Portalがホストされた環境にある場合、次のように会社情報もユーザー名に追加する必要があります。
<username>@<company>
Windows 2000でWebフォルダを使用する場合、ユーザー名とパスワードの入力を2回要求されることがあります(WebDAV URLを指定して「次へ」をクリックしたときと「完了」をクリックしたとき)。
一部のWebDAVクライアント(Windows 2000やNTなど)では、同時に複数のログインを行うことはできません。新規ユーザーとしてログインする場合には、自分のCookieをクリアし、コンピュータを再起動して現在のログイン・セッションを停止してから新規ユーザーとしてログインする必要があります。
コマンド・プロンプト(DOS)からファイルC:\Documents and Settings\<user>\Cookies
を削除しなければならない場合があります。他にこのファイルを使用しているプロセスがない場合のみこの操作を行えます。
WebDAVクライアントに明示的なログアウト機能がない場合、Portalからログアウトするには、Windows 2000やNTなどのオペレーティング・システムからログアウトする必要があります。