Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド 11g リリース1 (11.1.1.7.0) B72085-02 |
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Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して行った、WebCenter Portalアプリケーション構成のほとんどの変更は、動的ではありません。変更を有効にするには、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。たとえば、お知らせ、ディスカッション、ドキュメントおよびメールなどのWebCenter Portalサービスの接続詳細を追加または変更したら、アプリケーションの対象管理サーバーを再起動する必要があります。
例外もいくつかあります。ポートレット・プロデューサおよび外部アプリケーションの登録は動的です。登録した新規ポートレット・プロデューサや外部アプリケーションは、WebCenter Portalアプリケーションで即座に使用可能になります。既存の接続に対して行った変更も即座に有効になります。
この章の内容は次のとおりです。
すべての起動および停止操作は、Oracle WebLogic Server管理コンソールからも実行できます。Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバーの起動および停止の管理のサーバーの起動および停止に関する項も参照してください。
注意: Fusion Middleware ControlまたはOracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、管理サーバー、管理対象サーバーおよびWebCenter Portalアプリケーションを起動および停止する前に、ノード・マネージャは実行している必要があります。 |
対象読者
この章の内容は、Fusion Middleware管理者(Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用してAdmin
またはOperator
ロールを付与されたユーザー)を対象としています。第1.8項「管理操作、ロールおよびツールの理解」も参照してください。
Fusion Middleware ControlまたはOracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、管理サーバー、管理対象サーバーおよびWebCenter Portalアプリケーションを起動および停止する前に、ノード・マネージャを実行している必要があります。ノード・マネージャはインストールの後に起動されるため、ノード・マネージャを再起動する必要があるのは意図的に停止された場合のみです。
startNodeManager.sh
を使用してノード・マネージャを起動する方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverノード・マネージャ管理者ガイドのノード・マネージャの使用方法に関する項を参照してください。
Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して行った、WebCenter Portal構成のほとんどの変更は、動的ではありません。変更を有効にするには、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。
管理対象サーバーを起動または再起動すると、その管理対象サーバーにデプロイされているすべてのアプリケーションは自動的に起動します。詳細は、表8-1も参照してください。
表8-1 Oracle WebCenter Portal管理対象サーバーおよびアプリケーション
注意: この項の説明は、表8-1に示すWebCenter Portal管理対象サーバーの起動および停止手順です。他のコンポーネントの管理対象サーバーを起動および停止するには、次を参照してください。
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管理対象サーバーに特定の起動順序はありませんが、複数の管理対象サーバーを起動する必要がある場合、SpacesまたはFrameworkのアプリケーションがデプロイされている管理サーバーを最後に起動することをお薦めします。
Fusion Middleware Controlを使用してWebCenter Portal管理対象サーバーを起動、停止または再起動する手順は、次のとおりです。
Fusion Middleware Controlにログインします。
「ターゲット・ナビゲーション・ペイン」で、「WebLogicドメイン」を開きます。
「wc_domain」を開き、起動または停止する管理対象サーバーを選択します。
管理対象サーバーのホームページが表示されます(図8-2)。
「WebLogic Server」メニュー:
管理対象サーバーを起動するには、「制御」→「起動」を選択します。
管理対象サーバーを停止するには、「制御」→「停止」を選択します。
あるいは、「ターゲット・ナビゲーション・ペイン」で管理対象サーバーの名前を右クリックして、管理対象サーバーのメニュー・オプションにアクセスします。
コマンドライン・ツールを使用してWebCenter Portal管理対象サーバーを起動または停止するには、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のコマンドラインを使用したWebLogic管理対象サーバーの起動および停止に関する項を参照してください。
Spacesを起動すると、ユーザーがアプリケーションを使用できるようになり、停止すると使用できなくなります。
Spacesアプリケーションを再起動しても、アプリケーション構成変更には影響しません。構成の変更を適用するには、SpacesがデプロイされているWC_Spaces管理対象サーバーを再起動する必要があります。詳細は、第8.2項「WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーの起動および停止」を参照してください。
この項では、Fusion Middleware ControlおよびWLSTコマンドを使用してSpacesアプリケーションを起動、再起動およびシャットダウンする方法について説明します。
Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用してSpacesを起動することもできます。
Spacesを起動すると、ユーザーがアプリケーションを使用できるようになり、停止すると使用できなくなります。
Fusion Middleware Controlを使用してSpacesを起動する手順は、次のとおりです。
Fusion Middleware Controlで、Spacesアプリケーションのホームページに移動します。
第6.2項「Spacesアプリケーションのホームページへの移動」を参照してください。
WebCenter Portalのメイン・メニューから、「WebCenter」→「ポータル」→「制御」→「起動」を選択します。
あるいは、「WC_Spaces」を「ターゲット・ナビゲーション・ペイン」で右クリックして、このメニュー・オプションにアクセスします。
進行状況メッセージが表示されます。
「閉じる」をクリックします。
アプリケーションのステータスが「稼働中」(緑色の矢印)に変化する様子に注意してください。
WLSTコマンドのstartApplication
を使用して、Spacesを起動します。コマンドの構文と詳細な例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のstartApplicationに関する項を参照してください。
Spacesアプリケーションの場合、appName
引数は必ずwebcenter
になります。
WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。
Spacesアプリケーションを停止すると、使用できなくなります。アプリケーションを停止してもそのソース・ファイルはサーバーから削除されません。停止したアプリケーションを後で再起動すると、再び利用できます。
Spacesを停止しても、Spacesアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバー(WC_Spaces)は引き続き使用できます。
Fusion Middleware Controlを使用してSpacesアプリケーションを停止する手順は、次のとおりです。
Fusion Middleware Controlで、Spacesのホームページに移動します。
第6.2項「Spacesアプリケーションのホームページへの移動」を参照してください。
メイン・メニューから、「WebCenter」→「ポータル」→「制御」→「停止」を選択します。
あるいは、「WC_Spaces」を「ターゲット・ナビゲーション・ペイン」で右クリックして、このメニュー・オプションにアクセスします。
「OK」をクリックして続行します。
進行状況メッセージが表示されます。
「閉じる」をクリックします。
ステータスが「停止中」(赤色の矢印)に変化する様子に注意してください。
WLSTコマンドのstopApplication
を使用して、Spacesアプリケーションを停止します。コマンドの構文と詳細な例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のstopApplicationに関する項を参照してください。
Spacesアプリケーションの場合、appName
引数は必ずwebcenter
になります。
WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。
Fusion Middleware ControlからFrameworkアプリケーションを起動および停止する操作は簡単です。
あるいは、WLSTを使用することもできます。
Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用してFrameworkアプリケーションを起動することもできます。
注意: アプリケーション構成を変更したら、Frameworkアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。詳細は、第8.2項「WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーの起動および停止」を参照してください。 |
Frameworkアプリケーションを起動すると、ユーザーが使用できるようになり、停止すると使用できなくなります。
Frameworkアプリケーションを停止しても、それがデプロイされている管理対象サーバーは引き続き使用できます。
Fusion Middleware Controlを使用してFrameworkアプリケーションを起動する手順は、次のとおりです。
Fusion Middleware Controlで、Frameworkアプリケーションのホームページに移動します。
第6.3項「Frameworkアプリケーションのホームページへの移動」を参照してください。
「アプリケーション・デプロイメント」メニューから、「アプリケーション・デプロイメント」→「制御」→「起動」を選択します。
あるいは、Frameworkアプリケーションの名前を「ターゲット・ナビゲーション・ペイン」で右クリックして、このメニュー・オプションにアクセスします。
進行状況メッセージが表示されます。
「閉じる」をクリックします。
アプリケーションのステータスが「稼働中」(緑色の矢印)に変化する様子に注意してください。
WLSTコマンドのstartApplication
を使用して、Frameworkアプリケーションを起動します。コマンドの構文と詳細な例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のstartApplicationに関する項を参照してください。
WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。
Frameworkアプリケーションを停止すると、使用できなくなります。アプリケーションを停止してもそのソース・ファイルはサーバーから削除されません。停止したアプリケーションを後で再起動すると、再び利用できます。
注意: Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用してWebCenter Portal: Spacesを停止することもできます。 |
Frameworkアプリケーションを停止する手順は、次のとおりです。
Fusion Middleware Controlで、Frameworkアプリケーションのホームページに移動します。
第6.3項「Frameworkアプリケーションのホームページへの移動」を参照してください。
メイン・メニューから、「アプリケーション・デプロイメント」→「制御」→「停止」を選択します。
あるいは、Frameworkアプリケーションの名前を「ターゲット・ナビゲーション・ペイン」で右クリックして、このメニュー・オプションにアクセスします。
「OK」をクリックして続行します。
進行状況メッセージが表示されます。
「閉じる」をクリックします。
ステータスが「停止中」(赤色の矢印)に変化する様子に注意してください。
WLSTコマンドのstopApplication
を使用して、Frameworkアプリケーションを停止します。コマンドの構文と詳細な例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のstopApplicationに関する項を参照してください。
WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。