12 Oracle Adaptive Access Manager 10g環境の移行

この章では、既存のOracle Adaptive Access Manager (OAAM) 10g環境をOracle Adaptive Access Manager 11gリリース2 (11.1.2.1.0)に移行する方法について説明します。

この章には次の項が含まれます:

12.1 移行の概要

OAAM 10gをOAAM 11.1.2.1.0に移行するプロセスでは、主に次の2つのタスクを実行します。

他の移行シナリオの詳細は、第1.3項「移行および共存のシナリオ」を参照してください。

図12-1は、OAAM 10gとOAAM 11.1.2.1.0のトポロジを比較したものです。

図12-1 OAAM 10gとOAAM 11gのトポロジの比較

表12-1は、移行ロードマップを示しています。

表12-1 タスク・ロードマップ

タスク番号	タスク	参照先
1	OAAM 10gからOAAM 11.1.2にアップグレードします。	「Oracle Adaptive Access Manager 10gから11.1.2へのアップグレード」を参照してください。
2	OAAM 11.1.2からOAAM 11.1.2.1.0に更新します。	「Oracle Access Management Access Manager 11.1.2から11.1.2.1.0への更新」を参照してください。

OAAM 11gリリース1 (11.1.1.5.0)からOAAM 11gリリース2 (11.1.2.1.0)にアップグレードするには、まず、OAAM 11.1.1.5.0からOAAM 11gリリース2 (11.1.2)にアップグレードする必要があります。

詳細は、11gリリース2 (11.1.2)の『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity and Access Managementアップグレードおよび移行ガイド』のOracle Adaptive Access Manager 10g環境のアップグレードに関する項を参照してください。

OAAM 11.1.2から11.1.2.1.0に更新するには、『Oracle Fusion Middleware Identity and Access Managementパッチ適用ガイド』の最新のOracle Fusion Middlewareパッチ・セットの適用に関する項を参照してください。