Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managementエンタープライズ・デプロイメント・ガイド 11g リリース2 (11.1.2.1) B71694-06 |
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新しいOracle RACアプリケーションの開発には、GridLinkデータ・ソースを使用することをお薦めします。しかし、GridLinkデータ・ソースをサポートしていない従来のアプリケーションおよびデータベースを使用している場合は、この付録の詳細を参照してください。
この付録の内容は次のとおりです。
マルチ・データ・ソースでは、接続リクエストを満たすために使用する、データ・ソースの順序付きリストが提供されます。通常、このようなマルチ・データ・ソースへの接続リクエストはすべて、リストの先頭のデータ・ソースによって処理されます。データベース接続テストが失敗して接続を置き換えられなかった場合、またはデータ・ソースが中断された場合は、リストの次のデータ・ソースから順番に接続が検索されます。
Oracle RACを使用したマルチ・データ・ソースの構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの構成と管理』のOracle RACを使用したマルチ・データ・ソースの使用に関する項を参照してください。
ドメインを構成する場合は、データ・ソースを構成します。たとえば、エンタープライズ・デプロイメント参照トポロジに最初の管理ドメインを構成する場合、構成ウィザードを使用してドメインの特性およびデータ・ソースを定義します。
このエンタープライズ・デプロイメント・ガイドに記載されているトポロジの構成手順では、Oracle RACを使用してGridLinkデータ・ソースを定義する固有の手順も説明しています。GridLinkデータ・ソースのかわりにマルチ・データ・ソースを使用する場合は、GridLink用の説明を次のように置き換えてください。
「JDBCコンポーネント・スキーマの構成」画面で、次の操作を行います。
適切なスキーマを選択します。
「コンポーネント・スキーマのRAC構成」については、「RACマルチ・データ・ソースへ変換」を選択します。
リポジトリ作成ユーティリティを実行した際、次のデータ・ソースがスキーマの接頭辞とともに表示されることを確認してください。
「次へ」をクリックします。
「RACマルチ・データ・ソース・コンポーネント・スキーマの構成」画面が表示されます。この画面で次の手順を実行します。
次の各フィールドに値を入力して、RCUでシードされたOracle RACデータベースの接続情報を指定します。
ドライバ: 「Oracle driver (Thin) for RAC Service-Instance connections, Versions:10, 11」を選択します。
サービス名: データベースのサービス名を入力します。
ユーザー名: スキーマの完全なユーザー名(接頭辞を含む)を入力します。
パスワード: スキーマへのアクセスに使用するパスワードを入力します。
ホスト名、インスタンス名およびポートを入力します。
「追加(A)」をクリックします。
この手順をOracle RACインスタンスごとに実行します。
「次へ」をクリックします。
「JDBCデータ・ソースのテスト」画面で、接続が自動的にテストされます。「ステータス」列に結果が表示されます。すべての接続が成功したことを確認します。正常でない接続があった場合には、「前へ」をクリックして前の画面に戻り、入力内容を修正します。
すべての接続が正常になったら「次へ」をクリックします。