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Oracle® Fusion Middleware Oracle JDeveloperユーザーズ・ガイド
11g リリース2(11.1.2.4.0)
B66717-04
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5 アプリケーションおよびプロジェクトの使用

この章では、Oracle JDeveloper IDEでアプリケーションとプロジェクトを効果的に使用する方法について説明します。

この章では、次の項目について説明します。

5.1 アプリケーションおよびプロジェクトの使用について

アプリケーションは、制御構造における最上位レベルです。作業中に必要なすべてのオブジェクトが表示されます。アプリケーションは、プログラム開発中のすべてのプロジェクトを追跡します。

プロジェクトは、JDeveloperのプログラムまたはプログラムの一部を定義する一連のファイルの論理コンテナです。プロジェクトには、たとえば、複数層アプリケーションの様々な層、あるいは複合アプリケーションの様々なサブシステムなどを表すファイルが含まれます。これらのファイルは任意のディレクトリに配置でき、かつ、単一のプロジェクトに含めることができます。

アプリケーションおよびプロジェクトのコントロール・ファイルを、ディスクから削除せずにIDEから削除できます。(これは他のタイプのファイルには当てはまりません。他のタイプのファイルは、IDEから削除された時点でディスクから削除されます)。

JDeveloperでは、様々なファイル・タイプを認識でき、ファイルをダブルクリックした場合、各ファイル・タイプが適切なビューアまたはエディタで表示されます。

プロジェクトをアプリケーションに追加する際には、次の処理を選択できます。

新規プロジェクトを作成、または既存のプロジェクトを開くとすぐに、選択したアプリケーションに追加されます。

プロジェクトは、ディレクトリから直接ファイル・リストを制御します。アプリケーションおよびパッケージは、プロジェクト内のファイルの格納場所および格納方法も定義します。


注意:

同一オブジェクト(物理ファイル)が複数のプロジェクトに表示される場合があります。これは、あるプロジェクト内のオブジェクトについて実行されるすべてのアクションが他のプロジェクトで実行されることを意味します(ただし、プロジェクトがコンパイルされて初めて同じ効果が表れます)。パッケージの場合、2つ以上のプロジェクトでパッケージを共有できません。ただし、パッケージの生成に使用されたソースパスも共有しており、パッケージがすでにコンパイル済で変更の予定がない場合を除きます。


5.2 アプリケーションおよびプロジェクトの作成

新しいアプリケーションとプロジェクトは、アプリケーション・ナビゲータから管理されます。

5.2.1 アプリケーションの作成方法

この項では、カスタムJDeveloperアプリケーションと、その中のプロジェクトの作成方法について説明します。

新規のアプリケーションを作成するには、次のようにします。

  1. 「ファイル」→「新規」を選択して「新規ギャラリ」を開きます。

  2. 「新規ギャラリ」の「カテゴリ」ツリーで、「一般」「アプリケーション」を選択します。

  3. 「項目」リストで、作成するアプリケーションのタイプをダブルクリックします。

  4. 「アプリケーションの作成」ダイアログで、名前やディレクトリなど、アプリケーションの詳細を入力します。ウィザードに関するヘルプを表示するには、[F1]を押します。

  5. 「次へ」をクリックして「プロジェクト名」ページを開き、オプションでプロジェクトの詳細を入力します。

  6. 終わったら、「終了」をクリックします。

5.2.2 カスタム・アプリケーションを作成する方法

この項では、カスタマイズ可能で任意の機能を追加できる単一のプロジェクトを含むカスタム・アプリケーションを作成する方法について説明します。

カスタム・アプリケーションを作成するには、次のようにします。

  1. 「ファイル」→「新規」を選択して「新規ギャラリ」を開きます。

  2. 「新規ギャラリ」の「カテゴリ」ツリーで、「一般」「アプリケーション」を選択します。

  3. 「項目」リストで、「カスタム・アプリケーション」をダブルクリックします。カスタム・アプリケーションの作成・ウィザードが開きます。

  4. 「カスタム・アプリケーションの作成」ダイアログで、名前やディレクトリなど、アプリケーションの詳細を入力します。ウィザードに関するヘルプを表示するには、[F1]を押します。

  5. 「次へ」をクリックして「プロジェクト名」ページを開き、オプションでプロジェクトの詳細を入力します。

  6. 終わったら、「終了」をクリックします。

5.2.3 新規のプロジェクトを作成する方法

JDeveloperでは、アプリケーションの開発中に使用するプロジェクト(関連ファイルまたはコンポーネントの集合)の追跡に、アプリケーション・ナビゲータを使用します。既存のソースに基づき新規プロジェクトを作成することもできます。

5.2.3.1 新規のプロジェクトを作成する方法

既存のソースまたは新規のオブジェクトが移入されたものから新規プロジェクトを作成することも、新規の空プロジェクトを作成することもできます。

すべてのプロジェクトは、「デフォルトのプロジェクト・プロパティ」ダイアログで指定された設定を継承します。作成したプロジェクトは、アクティブなアプリケーションにすぐに追加されます。

既存のソースから、または新規オブジェクトを使用して新規プロジェクトを作成するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、プロジェクトを追加するアプリケーションを選択します。

  2. 「アプリケーション・メニュー」アイコンをクリックして「新規プロジェクト」を選択し、「新規ギャラリ」の「プロジェクト」ページを開きます。

  3. 「項目」リストで、作成するプロジェクトのタイプをダブルクリックします。

  4. プロジェクトの作成ウィザードを完了して「終了」をクリックします。ウィザードに関するヘルプを表示するには、[F1]を押します。

ナビゲータに新規のプロジェクトが表示されます。このプロジェクトは、あらかじめ設定されているデフォルト・プロパティをすべて継承します。プロジェクトのプロパティを変更する場合は、ファイル名をダブルクリックするか、右クリックして「プロジェクト・プロパティ」を選択します。

5.2.3.2 新規のカスタム・プロジェクトを作成する方法

カスタム・プロジェクトは、カスタマイズして任意の機能を追加できます。すべてのプロジェクトは、「デフォルトのプロジェクト・プロパティ」ダイアログで指定された設定を継承します。作成したプロジェクトは、アクティブなアプリケーションにすぐに追加されます。

新規のカスタム・プロジェクトを作成してアクティブなアプリケーションに追加するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、新規プロジェクトを含むアプリケーションを開きます。

  2. 「アプリケーション・メニュー」アイコンをクリックして「新規プロジェクト」を選択し、「新規ギャラリ」の「プロジェクト」ページを開きます。

  3. 「項目」で、「カスタム・プロジェクト」を選択します。

  4. 「OK」をクリックします。

5.3 アプリケーションおよびプロジェクトの管理

JDeveloperには、アプリケーションとプロジェクトを効果的に管理するいくつかの機能が用意されています。

5.3.1 既存のアプリケーションまたはプロジェクトを開く方法

新規のアプリケーションおよびプロジェクトを最初から作成することも、既存のアプリケーションおよびプロジェクトを開くこともできます。作成またはインポートしたアプリケーションは、すぐにアプリケーション・ナビゲータの「アプリケーション」ノードに追加されます。作成またはインポートしたプロジェクトは、すぐに選択したアプリケーションに追加されます。

既存のアプリケーションを開いてアプリケーション・ナビゲータに追加するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、ドロップダウン・リストから「アプリケーションを開く」を選択します。

  2. アプリケーション・ファイルの場所まで移動し、ファイルを選択します。

    「ファイル・タイプ」フィールドには、.jwsファイルを指定するか、すべてのタイプを表示するようにしてください。

  3. 「開く」をクリックします。

    これで、ナビゲータのアプリケーション・リストにアプリケーションが追加されます。

既存のプロジェクトを開き、アプリケーションに追加するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、プロジェクトを追加するアプリケーションを選択します。

  2. メイン・メニューから、「ファイル」→「開く」を選択します。

  3. プロジェクト・ファイルの場所まで移動し、ファイルを選択します。

    「ファイル・タイプ」フィールドには、.jprファイルを指定するか、すべてのタイプを表示するようにしてください。

  4. 「開く」をクリックします。

    プロジェクトがアクティブなアプリケーションに追加されます。

5.3.2 JDeveloperに既存のソース・ファイルをインポートする方法

様々なタイプの新規ファイルを最初から作成したり、既存のファイルを開くことができます。既存のファイルを開く場合、ファイルをファイル構造とともに既存のプロジェクトにインポートするか、このファイルを使用して完全に新規のプロジェクトを作成します。

あるいは、既存のプロジェクトにソース・ファイルを追加できます。

5.3.2.1 新規JDeveloperプロジェクトへの既存のファイルのインポート

新規プロジェクトを作成しながら、既存のファイルをJDeveloperにインポートできます。

既存のファイルを開き、新規JDeveloperプロジェクトにインポートするには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、新規プロジェクトを追加するアプリケーションを選択または作成します。

  2. アプリケーションを選択した状態で「ファイル」→「新規」を選択し、「新規ギャラリ」を開きます。

  3. 「カテゴリ」ツリーで、「一般」を開いて「プロジェクト」を選択します。

  4. 「項目」リストで「既存のソースからのプロジェクト」をダブルクリックします。

  5. 既存のソースからのプロジェクト・ウィザードの「場所」ページで、新規.jprファイルの名前を入力するか、デフォルトを受け入れます。

    ウィザードのこのページまたは後続のページの詳細は、[F1]を押すか、ウィザード内で「ヘルプ」をクリックしてください。

    あるいは、「ファイル」→「インポート」を選択し、「Javaソース」または「ソースを新規プロジェクトへ」を選択する方法もあります。

  6. デフォルトのディレクトリ・パスを受け入れるか、新規パスを入力するか、または「参照」をクリックしてパスまで移動します。

  7. 「次へ」をクリックします。

  8. 「Javaコンテンツ」領域の「ソースの指定」ページで、「追加」をクリックして「ディレクトリの選択」ダイアログを開きます。

  9. このダイアログで、追加するファイルを含むディレクトリまで移動します。「選択」をクリックしてダイアログを閉じ、ウィザードにディレクトリを表示します。

  10. ディレクトリの追加後、ファイル・フィルタまたはディレクトリ・フィルタを適用できます。フィルタを適用するには、「対象」タブの横にある「追加」をクリックします。

  11. インポート・リストの完了後、オプションで「プロジェクト・ディレクトリにファイルをコピー」をクリックし、元のソースを指定するかわりに、選択したファイルをプロジェクトにコピーします。

  12. デフォルトの出力ディレクトリとデフォルトのパッケージを定義します。

  13. 「終了」をクリックします。

    新規プロジェクトが選択したアプリケーション・ノードの下に表示され、インポートされたファイルが移入されます。

「プロジェクト・プロパティ」ダイアログで、プロジェクト・ディレクトリ構造を調整できます(リソース・ディレクトリを指すようにするなど)。

5.3.2.2 新規JDeveloperプロジェクトにWARファイルをインポートする方法

WARファイルから抽出したコンテンツを含む新規プロジェクトを作成しながら、JDeveloperにWARファイルをインポートできます。

WARファイルを開き、新規JDeveloperプロジェクトにインポートするには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、新規プロジェクトを追加するアプリケーションを選択または作成します。

  2. アプリケーションを選択した状態で「ファイル」→「新規」を選択し、「新規ギャラリ」を開きます。

  3. 「カテゴリ」ツリーで、「一般」を開いて「プロジェクト」を選択します。

  4. 「項目」リストで、「WARファイルからのプロジェクト」をダブルクリックします。

  5. 「WARファイルからのプロジェクト作成」ウィザードを終了します。

    このウィザードを使用する際の詳細は、[F1]を押します。

このウィザードでWARファイルを分析し、そのコンテンツを抽出します。

新規プロジェクトが選択したアプリケーション・ノードの下に表示され、インポートされたファイルが移入されます。

5.3.2.3 新規JDeveloperアプリケーションへのEARファイルのインポート

EARファイルをインポートすると、JDeveloperでは新規アプリケーションを作成し、抽出したEARモジュールに基づいたプロジェクトを移入します。EARファイルのコンテンツは、既存のアプリケーションやプロジェクトに追加できません。

JDeveloperを使用して単に配布するEARファイルをインポートする場合には、この手順を使用しないでください。この場合は、新しいアプリケーションとプロジェクトを作成し、プロジェクト・ディレクトリにEARファイルをコピーします(またはプロジェクトのコンテンツにそのファイルの場所を追加します)。これにより、プロジェクトの「アプリケーション・ソース」ノードの下にあるアプリケーション・ナビゲータにEARファイルが表示されます。ここからファイルを配布するには、ファイルを右クリックして「配布先」を選択します。

EARファイルを開き、新規JDeveloperアプリケーションにインポートするには、次のようにします。

  1. メイン・メニューから、「ファイル」→「インポート」を選択し、「EARファイル」をダブルクリックします。

    EARファイルのインポート・ウィザードはコンテキストに依存しないため、最初にナビゲータで固有の選択をする必要はありません。

  2. 「EARファイルのインポート」ウィザードを終了します。

    終了ページに最後のアプリケーションのコンテンツが表示されます。

  3. 「終了」をクリックしてリストを受け入れ、アプリケーションを作成します。

    ナビゲータに新規アプリケーションが表示されます。アプリケーションには、インポートされたモジュールに基づいたプロジェクトが移入されています。

5.3.3 プロジェクトにファイルをインポートする方法

様々なタイプの新規ファイルを最初から作成したり、既存のファイルを開くことができます。既存のファイルを開く場合、ファイルをファイル構造とともに既存のプロジェクトにインポートするか、このファイルを使用して完全に新規のプロジェクトを作成します。

既存のソースから新規プロジェクトを作成することもできます。

5.3.3.1 プロジェクトにファイルをインポートする方法

元のファイル構造を維持しながら、すでに作成したプロジェクトに様々なタイプの既存のファイルをインポートできます。


注意:

既存ソースのインポート・ウィザードを使用して、プロジェクトに.zipファイルまたは.jarファイルを追加できます。これを使用して.warファイルや.earファイルを追加することはできません。.warファイルの場合、そのコンテンツをプロジェクトへ適切に抽出するには、「WARファイルのインポート」ウィザードを使用する必要があります。EARファイルの場合、そのコンテンツを新規アプリケーションへ抽出するには、EARファイルのインポート・ウィザードを使用する必要があります。


既存ソースのインポート・ウィザードを使用して既存のファイルを開き、プロジェクトに追加するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、ファイルを追加するプロジェクトを選択します。

  2. メイン・メニューから、「ファイル」→「インポート」を選択します。

  3. 「インポート」ダイアログで「既存ソース」をダブルクリックします。

  4. 既存ソースのインポート・ウィザードの「ソース・ファイルとディレクトリの追加」ページで「追加」をクリックして「ファイルまたはディレクトリを選択」ダイアログを開きます。

    ウィザードのこのページまたは後続のページの詳細は、[F1]を押すか、ウィザード内で「ヘルプ」をクリックしてください。

  5. このダイアログで、追加するファイルを含むディレクトリに移動するか、または個々のファイルに移動し、「開く」をクリックしてダイアログを閉じ、ウィザードにファイルを表示します。

    このダイアログには必要があるたびに戻ることができます。ウィザードに戻るたびに「追加」をクリックし、必要なだけ個々のファイルまたはディレクトリを追加します。

  6. ファイルまたはディレクトリの追加が完了し、ウィザードに戻った後は、個々のファイルの選択または選択解除を行うか、フィルタを適用することによって、リストを修正できます。フィルタを適用するには、「ファイル・フィルタ」または「ディレクトリ・フィルタ」をクリックします。

  7. インポート・リストの完了後、オプションで「プロジェクト・ディレクトリにファイルをコピー」をクリックし、元のソースを指定するかわりに、選択したファイルをプロジェクトにコピーします。このオプションを選択する場合、デフォルトのsrcディレクトリをそのまま使用するか、新しいディレクトリを入力する、または「参照」をクリックしてディレクトリに移動します。

  8. 「次へ」をクリックします。

  9. 「終了」ページで、新規プロジェクト・ファイルのリストを確認します。このリストを受け入れるには、「終了」をクリックします。

    選択したプロジェクトにファイルが追加されます。

5.3.4 プロジェクトでフォルダとJavaパッケージを管理する方法

JDeveloperでは、プロジェクト・ファイルを編成しやすいように、プロジェクト内にカスタム・フォルダまたはJavaパッケージを作成できます。

フォルダまたはJavaパッケージを作成するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、カスタム・フォルダを作成するプロジェクトまたはフォルダを選択します。

  2. 「ファイル」メニューで「新規」を選択します。

  3. 「新規ギャラリ」の「カテゴリ」で、「一般」を選択します。

  4. 「項目」「フォルダ」を選択し、新規フォルダを作成します。Javaパッケージを作成するには、「項目」「Javaパッケージ」を選択します。

  5. 「フォルダの作成」ダイアログまたは「Javaパッケージの作成」ダイアログで、フォルダまたはJavaパッケージの名前と、それを作成するディレクトリを指定します。

フォルダまたはJavaパッケージを削除するには、次のようにします。

  1. 削除するフォルダまたはJavaパッケージを選択します。

  2. 「ファイル」メニューで「削除」を選択します。

  3. 「フォルダの削除の確認」ダイアログで、フォルダまたはJavaパッケージの削除を確認します。フォルダのファイルを表示をクリックすると、フォルダまたはJavaパッケージに含まれるファイルが表示されます。

5.3.5 ワーキング・セットの管理方法

ワーキング・セットによって、プロジェクトでファイルのサブセットを表示するようにナビゲータを構成できます。これは特に、大規模なプロジェクトを操作する際に便利です。独自のワーキング・セットを定義するまでは、使用可能な唯一のワーキング・セットは「Default」であり、これは現在のアプリケーションのすべてのファイルが含まれたワーキング・セットです。

プロジェクトの実行およびデバッグを、アプリケーション全体の実行およびデバッグと同じ方法で行えます。これにより、アプリケーション全体に影響を及ぼしたり、余分な負荷をかけたりすることなく、Java EEアプリケーションなどの大規模アプリケーションのサブセットのみで作業できます。

ワーキング・セットを定義するには、「アプリケーション・ナビゲータ」のファイルまたはコンテナから選択するか、「ワーキング・セットの管理」ダイアログで対象とするフィルタ・パターンと対象外とするフィルタ・パターンを指定します。

アプリケーション・ナビゲータにあるオブジェクトをワーキング・セットにグループ化するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、新規のワーキング・セットに含めるオブジェクトを選択します。

  2. アプリケーション・ナビゲータで、「ワーキング・セット」アイコンをクリックし、「選択から新規」を選択します。

    これにより「別名保存」ダイアログが開きます。詳細は、[F1]を押すか、「別名保存」ダイアログ内で「ヘルプ」をクリックします。

  3. ワーキング・セットの名前を入力し、「OK」をクリックします。

ファイル・フィルタとディレクトリ・フィルタを定義してワーキング・セットを作成するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、「ワーキング・セット」アイコンをクリックし、「ワーキング・セットの管理」を選択します。

    この操作により、「ワーキング・セット」ダイアログが開きます。左側のツリーを使用して、含めるプロジェクトを選択します。右側のパネルで、現在のプロジェクトに含めるファイルを選択します。詳細は、[F1]を押すか、「ワーキング・セット」ダイアログ内で「ヘルプ」をクリックします。

  2. 「別名保存」をクリックして、ワーキング・セットを保存します。

「ログ」ウィンドウの検索結果からワーキング・セットを作成するには、次のようにします。

  1. 「ログ」ウィンドウで右クリックし、コンテキスト・メニューから「ワーキング・セットとして保存」を選択します。

  2. 「ワーキング・セットの作成」ダイアログで、ワーキング・セットの名前を入力します。

現在使用しているワーキング・セットを確認するには次のようにします。

  • アプリケーション・ナビゲータで、マウスを「ワーキング・セット」アイコンの上に置きます。現在のワーキング・セットの名前がツールチップとして表示されます。または、「ワーキング・セット」アイコンをクリックして、アクティブ・ワーキング・セットがチェックされているメニューを表示します。

アクティブ・ワーキング・セットを変更するには、次のようにします。

  • アプリケーション・ナビゲータで、「ワーキング・セット」アイコンをクリックし、開くワーキング・セットを選択します。

    このワーキング・セットに含まれていないファイルはビューから削除されます。

ワーキング・セットのファイルおよびプロジェクトを編集するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、「ワーキング・セット」アイコンをクリックし、「ワーキング・セットの管理」を選択します。

    この操作により、「ワーキング・セット」ダイアログが開きます。詳細は、[F1]を押すか、「ワーキング・セット」ダイアログ内で「ヘルプ」をクリックします。

  2. 「ワーキング・セット」ドロップダウン・リストから、変更するワーキング・セットを選択します。

  3. 必要に応じて変更を行います。

アプリケーション・ナビゲータでビューをリストアして、すべてのファイルを表示するには次のようにします。

  • アプリケーション・ナビゲータで、「ワーキング・セット」アイコンをクリックし、「(すべてのファイル)」を選択します。

ワーキング・セットを実行およびデバッグするには、次のようにします。

  1. 実行またはデバッグするワーキング・セットを使用していることを確認します。これは、Java EEモジュール(Webアプリケーション、EJBモジュール)を使用しているとみられるプロジェクトおよびすべての依存性を含みます。

    (「プロジェクト・プロパティ」ダイアログの依存性ページで)依存性が明確なプロジェクトはすべて、ワーキング・セットから対象外とされても、含まれることに注意してください。

  2. 「実行」→「現在のワーキング・セットを使用(Java EEのみ)」を選択します。これで、アプリケーション・ナビゲータで、ソース・エディタやファイルやプロジェクトのポップアップ・メニューを開く場合、実行およびデバッグのオプションは名前の一部に「ワーキング・セット」が付きます。たとえば、「実行(ワーキング・セット)」または「デバッグ(ワーキング・セット)」となります。

5.3.6 JDeveloperでファイルをプロジェクトに追加せずに参照する方法

場合によっては、プロジェクトに直接追加することなくファイルを参照することが必要になります。ファイルは、プロジェクトに追加せずにJDeveloper IDEに取り込むことができます。

JDeveloperでファイルをプロジェクトに追加せずに開くには、次のようにします。

  1. メイン・メニューから、「ファイル」→「開く」を選択します。

    ファイル参照のみ行う場合は、アプリケーション・ナビゲータで現在どのノードが選択されていてもかまいません。

  2. 開くファイルまで移動します。ファイル・タイプ・フィールドでは、適切なファイル・タイプを指定するか、すべてのファイル・タイプを表示するよう指定してください。

  3. ファイルを選択します。ファイルまたはディレクトリは、必要な数だけリストから選択できます。

    アーカイブ・ファイルは1個につき2個表示され、一方は仮想ディレクトリ、もう一方はファイルとして表示されます。アーカイブ・ファイルを開く場合、リストではディレクトリとして選択します。

  4. 選択を行い、「開く」をクリックします。

5.3.7 アーカイブの表示方法

JDeveloperで任意のアーカイブ・ファイルを開くことにより、そのアーカイブの内容を簡単にインスペクトできます。アーカイブの内容を既存のプロジェクトまたは新規JDeveloperプロジェクトに追加できます。

JDeveloperでアーカイブを開き、その内容を表示するには、次のようにします。

  1. メイン・メニューから、「ファイル」→「開く」を選択します。

    アーカイブ内容の参照のみを行う場合は、アプリケーション・ナビゲータで現在どのノードが選択されていてもかまいません。

  2. アーカイブを含むディレクトリまで移動します。アーカイブ・ファイルは1個につき2個表示され、一方は仮想ディレクトリ、もう一方はファイルとして表示されます。

    アーカイブ・ファイルが表示されない場合、すべてのファイル・タイプが表示されていることを再確認してください。

  3. アーカイブの2回目の表示(ファイルとしてのアーカイブ)を選択し、「開く」をクリックします。

5.3.8 JDeveloperでイメージ・ファイルを表示する方法

.gif.jpg.jpegまたは.pngファイルは、JDeveloper内から簡単に表示できるようになります。

JDeveloperでイメージを開いて表示するには、次のようにします。

  1. メイン・メニューから、「ファイル」→「開く」を選択します。

    イメージ参照のみを行う場合は、アプリケーション・ナビゲータで現在どのノードが選択されていてもかまいません。

  2. 開くイメージまで移動します。ファイル・タイプ・フィールドでは、すべてのファイル・タイプまたはイメージ・タイプを指定してください。

  3. イメージを選択します。

  4. 選択を行い、「開く」をクリックします。

    イメージがJDeveloperのメインの作業領域に表示されます。

JDeveloperにすでにインポートされているイメージを表示するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、イメージ・ファイルを選択します。

  2. ファイルをダブルクリックするか、右クリックして「開く」を選択します。

5.3.9 デフォルトのプロジェクト・プロパティを設定する方法

今後作成するすべてのプロジェクトに共通のプロジェクト・プロパティを設定することも、個々のプロジェクトのプロパティを微調整することもできます。

個々のプロジェクトに対してプロジェクト・プロパティを設定した場合、そのプロジェクトについてのみデフォルト値がオーバーライドされます。

プロジェクトのデフォルト設定を表示または変更するには、次のようにします。

  1. メイン・メニューから、「アプリケーション」→「デフォルト・プロジェクト・プロパティ」を選択します。

  2. 「デフォルトのプロジェクト・プロパティ」ダイアログで、適切なカテゴリを選択します。

  3. 必要に応じて、各プロパティを表示または設定します。

  4. 終わったら、「OK」をクリックします。

デフォルトのプロジェクト・プロパティの設定手順は、各プロジェクトのプロパティ設定の手順と同じです。ただしデフォルトのプロパティは、最初に各プロジェクトを選択する必要がありません。「デフォルト・プロジェクト・プロパティ」ダイアログからは設定できないプロジェクト・プロジェクトもあるので注意してください。

5.3.10 個々のプロジェクトのプロパティを設定する方法

今後作成するすべてのプロジェクトに共通のプロジェクト・プロパティを設定することも、個々のプロジェクトのプロパティを微調整することもできます。個々のプロジェクトに対してプロジェクト・プロパティを設定した場合、そのプロジェクトについてのみデフォルト値がオーバーライドされます。

コンパイルまたはデバッグなどの特定のタスクに基づいて、追加のプロジェクト・プロパティも使用可能です。

個々のプロジェクトについて、現在の出力パスを表示または変更するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、適切なプロジェクトを選択します。

  2. メイン・メニューから、「アプリケーション」→「プロジェクト・プロパティ」を選択するか、右クリックして「プロジェクト・プロパティ」を選択します。

    「プロジェクト・プロパティ」ダイアログが開き、最後のページに入力パスが表示されます。

  3. 「プロジェクトのソースパス」ページで、新規の値を入力するか、「参照」をクリックして、出力ディレクトリに必要な変更を加えます。

  4. 終わったら、「OK」をクリックします。

5.3.10.1 プロジェクトにライブラリを含める方法

プロジェクトにライブラリを組み込む場合は、これらのライブラリに対して定義されているソースパスが自動的にプロジェクトのクラスパスの一部になります。

個々のプロジェクトについて、現在のライブラリを表示するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、適切なプロジェクトを選択します。

  2. ポップアップ・メニューから「プロジェクト・プロパティ」を選択します。

  3. 「ライブラリとクラスパス」ノードを選択します。プロジェクトに現在含まれているライブラリが「クラスパス・エントリ」リストに表示されます。

既存のライブラリをプロジェクトに追加するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータでプロジェクトを選択し、「プロジェクト・プロパティ」ダイアログを開きます。

  2. 「ライブラリとクラスパス」ノードを選択します。

  3. 「ライブラリとクラスパス」ページで「ライブラリの追加」をクリックします。

  4. 選択ツリーから必要なライブラリを検索し、「OK」をクリックします。

新規ライブラリを作成し、プロジェクトに追加するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータでプロジェクトを選択し、「プロジェクト・プロパティ」ダイアログを開きます。

  2. 「ライブラリとクラスパス」ノードを選択します。

  3. 「ライブラリとクラスパス」ページで「ライブラリの追加」をクリックします。

  4. 「ライブラリの追加」ダイアログで、「新規」をクリックします。

  5. 「ライブラリの作成」ダイアログで、新規ライブラリの名前を入力してから、その場所を選択します。

  6. パス・タイプごとに、「エントリの追加」または「URLの追加」の該当する方をクリックします。パスを削除するか、または追加内容を修正するには、「削除」をクリックします。エントリを並び替えるには、表示領域の右にある並び替えボタンを使用します。

  7. 「エントリの追加」または「URLの追加」をクリックした後、表示される選択ダイアログでファイル名を入力するか、リストを参照してファイル名を選択します。入力の完了後、「選択」をクリックします。

  8. 「ライブラリの作成」ダイアログで、「OK」をクリックします。

  9. ライブラリとクラスパス・ページで作業が完了した後、「OK」をクリックします。

プロジェクト内の既存のライブラリを編集するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータでプロジェクトを選択し、「プロジェクト・プロパティ」ダイアログを開きます。

  2. 「ライブラリとクラスパス」ノードを選択します。

  3. 「ライブラリとクラスパス」ページで、「クラスパス・エントリ」リストから変更するライブラリを選択します。

  4. 「編集」をクリックします。(ライブラリが編集可能でない場合、このボタンは「表示」ボタンのままです。)

  5. 「ライブラリ定義の編集」ダイアログで、最初のフィールドに変更対象のライブラリの名前が表示されます。ライブラリ名を変更する場合には、このフィールドに直接入力します。

  6. 「パスの編集」ダイアログで、「エントリの追加」または「URLの追加」の該当する方をクリックします。パスを削除する、または追加内容を修正するには、「削除」をクリックします。エントリを並び替えるには、表示領域の右にある並び替えボタンを使用します。

  7. 「エントリの追加」または「URLの追加」をクリックした後、表示される選択ダイアログでディレクトリ名を入力するか、リストを参照してディレクトリ名を選択します。入力の完了後、「選択」をクリックします。

  8. 「ライブラリの編集」ダイアログで、「OK」をクリックします。

  9. ライブラリとクラスパス・ページで作業が完了した後、「OK」をクリックします。

5.3.10.2 プロジェクトからライブラリを削除する方法

プロジェクトからライブラリを削除した場合は、これらのライブラリに対して定義されているソースパスがプロジェクトのクラスパスの一部ではなくなります。

プロジェクトからライブラリを削除するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、適切なプロジェクトを選択します。

  2. メイン・メニューから、「アプリケーション」→「プロジェクト・プロパティ」を選択するか、右クリックして「プロジェクト・プロパティ」を選択します。

  3. 「ライブラリとクラスパス」ノードを選択します。

  4. 「ライブラリ」ページで、「ライブラリ」リストから目的のライブラリを選択し、「削除」をクリックします。

  5. 完了後、「OK」をクリックします。

5.3.10.3 プロジェクトのターゲットJava SEを設定する方法

ターゲットJava SEの設定では、プロジェクトのコンパイル時および実行時にJDeveloperが使用するJava SEを指定します。

個々のプロジェクトについて、現在のJava SEを表示または変更するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、適切なプロジェクトを選択します。

  2. メイン・メニューから、「アプリケーション」→「プロジェクト・プロパティ」を選択するか、右クリックして「プロジェクト・プロパティ」を選択します。

    「プロジェクト・プロパティ」ダイアログが開き、共通の入力パスが表示されるか、最後に表示していたページが表示されます。

  3. 「ライブラリとクラスパス」ページに、プロジェクトに使用される「Java SEバージョン」が表示されます。新規のJava SEを定義するには、「変更」をクリックします。

  4. 終わったら、「OK」をクリックします。

5.3.10.4 プロジェクトの依存性の管理方法

一般に、複合アプリケーションは複数のプロジェクトで構成されており、これらのプロジェクトは依存性によって関連している可能性があります。つまり、プロジェクトAがプロジェクトBのクラスまたはリソースを使用する場合、プロジェクトAはプロジェクトBに依存している必要があります。この依存性が設定されている場合、プロジェクトAをコンパイルすると、プロジェクトBが自動的にコンパイルされます。

デプロイメント・プロファイルの依存性は、「ツール」メニューから使用可能な「プロジェクト・プロパティ」ダイアログで作成および編集します。

個々のプロジェクトの依存性を管理するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、適切なプロジェクトを選択します。

  2. メイン・メニューから、「アプリケーション」→「プロジェクト・プロパティ」を選択するか、右クリックして「プロジェクト・プロパティ」を選択します。

  3. 「依存性」ノードを選択します。

  4. 依存性ページで、プロジェクトの現在の依存階層を表示します。

  5. 必要に応じて、プロジェクトを選択または選択を解除します。

  6. 現在の依存順序を変更するには、「順序付け」をクリックします。

  7. 終わったら、「OK」をクリックします。

5.3.10.5 プロジェクトに機能を関連付ける方法

プロジェクトに機能が関連付けられると、JDeveloperの設計時に、このタイプのプロジェクトに対して最も必要性が高いと思われるものに基づいて選択肢がフィルタされます。

プロジェクト・テンプレートを使用して、プロジェクトに機能を関連付けるには、次のようにします。

  1. メイン・メニューから、「アプリケーション」→「テンプレートの管理」を選択します。

  2. 「アプリケーション・テンプレートの管理」ダイアログで、機能を関連付けるプロジェクト・テンプレートをクリックします。

    アプリケーション・テンプレートは、「アプリケーション・テンプレート」の下に、第1レベル・ノードとしてリストされます。プロジェクト・テンプレートは、アプリケーション・テンプレートの下に表示されます。

  3. 右側のパネルで、「使用可能なプロジェクト・テンプレート」リストから適切な機能を選択し、シャトル・ボタンを使用して「選択したプロジェクト・テンプレート」リストに移動します。

  4. 終わったら、「OK」をクリックします。

個々のプロジェクトに機能を関連付けるには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、適切なプロジェクトを選択します。

  2. メイン・メニューから、「アプリケーション」→「プロジェクト・プロパティ」を選択するか、右クリックして「プロジェクト・プロパティ」を選択します。

  3. 「機能」ノードを選択します。

  4. 「機能」ページで、「機能の追加」ボタンをクリックします。

  5. 「機能の追加」ダイアログで、プロジェクトに関連付ける機能を「プロジェクトの機能」リストで選択します。

  6. シャトル・ボタンをクリックして、選択内容を「選択済」リストに移動します。

  7. 「OK」をクリックします。

5.3.10.6 プロジェクトにJavadocプロパティを設定する方法

作成するすべてのプロジェクトは、JDeveloperプロジェクトのデフォルト設定か、またはすべてのプロジェクトに対してユーザーが指定した設定になります。これらのデフォルト設定は、プロジェクトごとに置き換えることもできます。これらのプロパティの設定方法はどちらの場合でも同じであり、情報の場所および適用対象のみが異なります。

個々のプロジェクトのJavadocプロパティを設定するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータでプロジェクトを選択します。

  2. メイン・メニューから、「アプリケーション」→「プロジェクト・プロパティ」を選択するか、右クリックして「プロジェクト・プロパティ」を選択します。

  3. 「プロファイル」の下の、アクティブなプロファイル・ノードを選択します。

  4. 「アクティブ・プロファイル」ノードの下にある「Javadoc」ノードを選択します。

  5. 完了後、「OK」をクリックして「プロジェクト・プロパティ」ダイアログを閉じます。

5.3.11 アプリケーションおよびプロジェクトのテンプレートを管理する方法

アプリケーション・テンプレートおよびプロジェクト・テンプレートを使用すると、プロジェクトを編成してその編成を標準化できます。テンプレートを機能に組み込むと、アプリケーションの設計および作成方法を効率化できます。

5.3.11.1 新規アプリケーション・テンプレートの定義方法

アプリケーション・テンプレートは、アプリケーションで必要なプロジェクト・タイプを指定する1つ以上のプロジェクト・テンプレートをまとめたものです。こうしたテンプレートを使用することで、アプリケーションの開発方法を標準化できます。

新規アプリケーション・テンプレートを定義するには、次のようにします。

  1. 新規アプリケーションの作成プロセスを開始します。

  2. 「アプリケーションの作成」ダイアログで、「テンプレートの管理」をクリックします。また、このダイアログが開いていない場合は、「アプリケーション」→「テンプレートの管理」を選択します。

    詳細は、[F1]を押すか、該当するダイアログ内で「ヘルプ」をクリックしてください。

  3. 「テンプレートの管理」ダイアログで、「アプリケーション・テンプレート」ノードを選択し、クリックして「アプリケーション・テンプレートの作成」ダイアログを開きます。

  4. 新しいテンプレートの名前を入力し、「OK」をクリックします。

    新規テンプレートが、「テンプレートの管理」ダイアログのテンプレート・リストに表示されます。すべてのアプリケーション・テンプレートは、「アプリケーション・テンプレート」の下に、第1レベル・ノードとしてリストされます。

  5. 「アプリケーション・テンプレート」の定義を完了します。詳細は、[F1]を押すか、「テンプレートの管理」ダイアログ内で「ヘルプ」をクリックしてください。

アプリケーション・テンプレートは、「ビジネス層」の「アプリケーション」カテゴリ内の「新規ギャラリ」に表示されます。

5.3.11.2 新規プロジェクト・テンプレートの定義方法

プロジェクト・テンプレートは、指定のアプリケーションで必要な各種プロジェクトを指定します。プロジェクト・テンプレートは、アプリケーション・テンプレート内に含まれます。

新規プロジェクト・テンプレートを定義するには、次のようにします。

  1. 新規アプリケーション・テンプレートを定義します。

    あるいは、テンプレートがすでに定義されている場合、「アプリケーション」→「テンプレートの管理」を選択します。

  2. 「テンプレートの管理」ダイアログで、「プロジェクト・テンプレート」ノードを選択し、「追加」アイコンをクリックして「プロジェクト・テンプレートの作成」ダイアログを開きます。

  3. 新しいテンプレートの名前を入力し、「OK」をクリックします。

    新規テンプレートが、「テンプレートの管理」ダイアログのテンプレート・リストに表示されます。すべてのプロジェクト・テンプレートは、「プロジェクト・テンプレート」の下に、第1レベル・ノードとしてリストされます。

  4. 「プロジェクト・テンプレート」の定義を完了します。詳細は、[F1]を押すか、「テンプレートの管理」ダイアログ内で「ヘルプ」をクリックしてください。

プロジェクト・テンプレートが、「新規ギャラリ」の「プロジェクト」カテゴリに表示されます。

5.3.11.3 アプリケーションおよびプロジェクトのテンプレートを共有する方法

共有の場所でアプリケーション・テンプレートまたはプロジェクト・テンプレートを作成できます。その他のユーザーは共有の場所からテンプレートを読み取り、使用するアプリケーションおよびプロジェクトについて同じテンプレートを使用できます。

共有テンプレートを作成する手順は次のとおりです。

  1. 「アプリケーション」→「テンプレートの管理」を選択します。

  2. 「テンプレートの管理」ダイアログで、「アプリケーション・テンプレート」ノードまたは「プロジェクト・テンプレート」ノードを選択し、「共有場所の追加」アイコンをクリックします。

  3. 「テンプレート・ディレクトリの追加」ダイアログで、共有テンプレートを格納する場所を入力するか、参照します。

共有テンプレート・フォルダは、「アプリケーション・テンプレート」および「プロジェクト・テンプレート」の両ノードの下にリストされます。

5.3.11.4 既存のアプリケーション・テンプレートまたはプロジェクト・テンプレートを編集する方法

既存のユーザー定義アプリケーション・テンプレートまたはプロジェクト・テンプレートを編集できます。

既存のアプリケーション・テンプレートまたはプロジェクト・テンプレートを編集するには、次のようにします。

  1. メイン・メニューから、「アプリケーション」→「テンプレートの管理」を選択します。

  2. 「テンプレートの管理」ダイアログで、編集するテンプレートを選択します。

    詳細は、[F1]を押すか、「テンプレートの管理」ダイアログ内で「ヘルプ」をクリックしてください。

  3. 右側のパネルで、テンプレートの属性を必要に応じて編集します。

  4. 終わったら、「OK」をクリックします。

5.3.11.5 既存のアプリケーション・テンプレートまたはプロジェクト・テンプレートを削除する方法

既存のユーザー定義アプリケーション・テンプレートまたはプロジェクト・テンプレートを削除できます。

既存のアプリケーション・テンプレートまたはプロジェクト・テンプレートを削除するには、次のようにします。

  1. メイン・メニューから、「アプリケーション」→「テンプレートの管理」を選択します。

  2. 「テンプレートの管理」ダイアログで、削除するテンプレートの名前を選択します。

    アプリケーション・テンプレートは、「アプリケーション・テンプレート」の下に、第1レベル・ノードとしてリストされます。プロジェクト・テンプレートは、「プロジェクト・テンプレート」の下に、第1レベル・ノードとしてリストされます。

    詳細は、[F1]を押すか、「テンプレートの管理」ダイアログ内で「ヘルプ」をクリックしてください。

  3. 「削除」をクリックします。

  4. 「OK」をクリックします。

5.4 アプリケーション、プロジェクトまたは個々のファイルの管理

この項では、アプリケーション、プロジェクト、個々のコンポーネントを保存する、名前変更する、または閉じる方法について説明します。

5.4.1 アプリケーションまたはプロジェクトの保存方法

アプリケーションまたはプロジェクトは複数の方法で保存できます。

全アプリケーション内の、すべてのプロジェクトを含むすべてのコンポーネントを保存するには、次のようにします。

  • メイン・メニューから、「ファイル」→「すべて保存」を選択するか、「すべて保存」アイコンをクリックします。

または、「ファイル」→「保存」を選択して、コンポーネントを個別に保存することもできます。

アプリケーションまたはプロジェクトのコンテナ・ファイル(.jws.jpr)のみを保存しても、そのアプリケーションまたはプロジェクトによって管理されている個別のファイルは保存されないことに注意してください。また、コンテナに含まれている個別のファイルを保存しても、コンテナ・ノードは保存されません。

各ノードは独立したエンティティであり、別々に保存する必要があります。「すべて保存」を使用することにより、これらのコンテナ・ファイルと、それに含まれるすべてのファイルを同時に保存できます。

選択したアプリケーション・ノードやプロジェクト・ノードに対して「保存」または「別名保存」を実行すると、.jwsファイルや.jprファイルのみが保存または複製されます。ノードに含まれているファイルは保存も複製もされません。

また、アプリケーションまたはプロジェクトのコンテナ・ファイルに対して「名前を付けて保存」を実行すると、コンテナは置き換えられますが、コンテナに含まれているファイルは変更されません。個々のファイルに対して「別名保存」を実行した場合は、そのファイルが複製されます。ただし、ファイルの名前を変更する場合は「ファイル」→「名前の変更」を使用してください。

5.4.2 個々のコンポーネントまたはファイルを保存する方法

個々のコンポーネントを複数の方法で保存できます。

個々のコンポーネントまたはファイルを保存するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、保存するコンポーネントまたはファイルを選択します。

  2. メイン・メニューから、「ファイル」→「保存」を選択するか、ツールバーの「保存」アイコンをクリックします。

    ファイルはただちに保存され、ファイル名がイタリック体からローマン体のフォントに変わります。

アプリケーションまたはプロジェクトのコンテナ・ファイル(.jws.jpr)のみを保存しても、そのアプリケーションまたはプロジェクトによって管理されている個別のファイルは保存されないことに注意してください。また、コンテナに含まれている個別のファイルを保存しても、コンテナ・ノードは保存されません。

各ノードは独立したエンティティであり、別々に保存する必要があります。「すべて保存」を使用することにより、これらのコンテナ・ファイルと、それに含まれるすべてのファイルを同時に保存できます。

選択したアプリケーション・ノードやプロジェクト・ノードに対して「保存」または「別名保存」を実行すると、.jwsファイルや.jprファイルのみが保存または複製されます。ノードに含まれているファイルは保存も複製もされません。

個々のファイルまたはコンポーネントは、「ファイル」→「名前の変更」を選択して変更することもできます。

また、アプリケーションまたはプロジェクトのコンテナ・ファイルに対して「別名保存」を実行すると、コンテナは置き換えられますが、コンテナに含まれているファイルは変更されません。個々のファイルに対して「別名保存」を実行した場合は、そのファイルが複製されます。

5.4.3 アプリケーション、プロジェクトまたは個々のコンポーネントの名前を変更する方法

アプリケーション制御ファイル、プロジェクト制御ファイルおよび個々のファイルの名前を変更できます。Javaクラスの名前変更の正しい方法は、リファクタを使用する方法です。

アプリケーションまたはプロジェクトのコンテナ、あるいは個々のソース・ファイルの名前を変更するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、保存するノードを選択します。

  2. メイン・メニューから、「ファイル」→「名前の変更」を選択します。

    シンプル・ファイルの場合は「名前の変更」ダイアログが開きます。シンプル・ファイルの場合は「名前の変更」ダイアログが開き、Javaファイルの場合は「ファイルの名前変更」ダイアログが開きます。

  3. 「ファイルの名前変更」ダイアログが開いた場合、選択したファイルのみの名前を変更するか、あるいは、選択したファイル、そのファイルで定義されたクラス、およびそのクラスの参照すべての名前を変更するかを選択します。

    クラスの名前を変更し参照を更新するように選択した場合は、「Object_Nameの名前の変更」ダイアログが開きます。

  4. Object_Nameの名前の変更」ダイアログが開いた場合、必要に応じて名前を変更しオプションを選択後、「OK」をクリックします。

  5. 「名前の変更」ダイアログが開いた場合、必要に応じて名前を変更して「保存」をクリックします。

    ナビゲータに、新しい名前でノードが表示されます。

また、「ファイル」→「別名保存」を選択することもできます。「名前の変更」では常にターゲット・ファイルが置換されます。「別名保存」ではアプリケーションまたはプロジェクトのコンテナ・ファイル(.jws.jpr)が置換され、ソース・ファイルが複製されます。

ファイルを保存する際には、コンテナ・ファイルのみを保存してもアプリケーションやプロジェクト全体の内容は保存されないことに注意してください。全体の内容を保存するには、「すべて保存」を使用する必要があります。

5.4.4 アプリケーション、プロジェクトまたはプロジェクト内容の場所を移動する方法

アプリケーション・ナビゲータは、アプリケーションおよびプロジェクトの論理構造を視覚的に表示します。これは、ファイル・ディレクトリではありません。また、必ずしもファイルの物理的な場所を表しているわけではありません。

個々のファイルの物理的な場所は、JDeveloperで変更できます。ファイルのグループの物理的な場所を変更する場合は、オペレーティング・システムのファイル・マネージャを使用する方が簡単です。

ファイルとプロジェクトのアソシエーションやプロジェクトとアプリケーションのアソシエーションを変更するには、アプリケーション・ナビゲータで適宜追加または削除します。


注意:

Javaクラスの移動には、「リファクタ」メニューのオプションを使用することをお薦めします。


プロジェクトまたはコンテナ・ファイル(.jwsや.jpr)のいずれかにある、個々のファイルの物理的な場所を変更するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、移動するファイルを選択します。

  2. メイン・メニューから、「ファイル」→「名前の変更」を選択します。Javaファイルを選択した場合は、「ファイルの名前変更」ダイアログが開きます。ファイルを移動できるのは、「ファイルの名前変更のみ行います。参照は更新しません。」オプションを選択した場合のみです。

  3. 「名前の変更」ダイアログで、ファイルの新しい場所に移動し、必要な場合はファイル名を変更します。

  4. 「保存」をクリックします。

    ファイルが新しいディレクトリに物理的に格納されます。ナビゲータでの論理表示は、明示的に変更しないかぎり変わりません。

アプリケーション全体またはディレクトリの物理的な場所を変更するには、次のようにします。

  1. オペレーティング・システムのファイル・マネージャで、ファイルが現在配置されているディレクトリに移動します。JDeveloperのデフォルト・ディレクトリに格納されるファイルは、myworkフォルダにあります。

  2. 移動するディレクトリ全体(アプリケーション、プロジェクト、またはプロジェクト内のファイル)を選択し、新しい場所に移動します。

    ファイルが移動します。ただし、JDeveloperではそのファイルの場所を認識しません。

  3. JDeveloperに戻ったら、アプリケーション・ナビゲータで、ドロップダウン・リストから「アプリケーションを開く」を選択します。

  4. アプリケーションまたはプロジェクトの新しい物理的な場所に移動し、「開く」をクリックします。

あるプロジェクトから別のプロジェクトにファイルのグループの物理的な場所を変更するには、次のようにします。

  1. オペレーティング・システムのファイル・マネージャで、ファイルが現在配置されているディレクトリに移動します。

  2. 移動するファイルを選択し、新しい場所に移動します。

  3. JDeveloperに戻ったら、アプリケーション・ナビゲータでプロジェクトを選択し、ポップアップ・メニューから「プロジェクト・プロパティ」を選択します。

  4. 「プロジェクト・プロパティ」ダイアログの「プロジェクトのソース・パス」ページで「追加」ボタンを使用し、追加するファイルの場所まで移動します。

    ファイルは、ステップ2で配置された場所に物理的に移動し、ナビゲータではステップ4で選択された場所に論理的に関連付けられます。

5.4.5 アプリケーション、プロジェクトまたはその他のファイルを閉じる方法

アプリケーション・ナビゲータでアプリケーション、プロジェクトまたはファイルを閉じると、アプリケーションまたはプロジェクトがメモリーからアンロードされます。閉じたアプリケーションまたはプロジェクトは、ノードを閉じた状態でナビゲータに表示されます。

また、アプリケーション、プロジェクトまたはファイルは、ナビゲータのリストからのみ削除することも、その格納場所にかかわらずJDeveloper内から完全に削除することもできます。

アプリケーションまたはプロジェクトを閉じるには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、閉じるアプリケーションまたはプロジェクトを選択します。

  2. メイン・メニューから、「ファイル」→「閉じる」を選択します。

    閉じるアプリケーションまたはプロジェクト内のファイルが変更済かつ未保存の場合は、保存を求めるプロンプトが表示されます。

    アプリケーションまたはプロジェクトのノードが閉じられ、展開可能であることを示すプラス記号付きでナビゲータに表示されます。

「エディタ」ウィンドウの上にある、対応する「ドキュメント」タブの「閉じる」ボックスをクリックし、ビューアまたはエディタで開かれているファイルを閉じることもできます。

5.4.6 プロジェクトからファイルを削除する方法

プロジェクトからファイルを削除すると、そのファイルはナビゲータのリストからのみ削除されます。あるいは、ファイルの格納場所にかかわらず、JDeveloperから永久的に削除することもできます。

プロジェクトからファイルを削除するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、削除するファイルを選択します。

  2. 「ファイル」→「削除」を選択します。

  3. 「削除の確認」ダイアログが表示されます。ファイルを削除する場合は、「はい」をクリックします。

5.4.7 アプリケーションからプロジェクトを削除する方法

JDeveloper内からプロジェクト制御ファイル(.jpr)を削除して、アプリケーションからプロジェクトを削除できます。

アプリケーションからプロジェクトを削除するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、削除するプロジェクトを選択します。

  2. 「ファイル」→「プロジェクトの削除」を選択します。

  3. 「プロジェクトの削除の確認」ダイアログが表示されます。削除を確認するには「はい」をクリックします。

5.4.8 アプリケーションの削除方法

JDeveloper内からアプリケーションを削除できます。

IDEからアプリケーションを削除するには、次のようにします。

  1. アプリケーション・ナビゲータで「アプリケーション・メニュー」を選択します。

  2. 「アプリケーションを閉じる」を選択します。

  3. 「アプリケーションのクローズの確認」ダイアログが表示されます。設定に基づきオプションを選択します。

5.5 プロジェクト・スコープの外部のライブラリおよびJava SEの管理

JDeveloperでは、プロジェクト・スコープの外部のライブラリとJava SEを管理できます。

5.5.1 プロジェクト・スコープの外部のライブラリまたはJava SEをインポートする方法

JDeveloperプロジェクト・スコープの完全に外部にあるライブラリを、ユーザー自身またはJDeveloperのユーザー・グループがプロジェクトで使用できるように設定して、このライブラリを使用できます。

プロジェクト・スコープの外部のライブラリまたはJava SEを使用するには、次のようにします。

  1. メイン・メニューから「ツール」→「ライブラリの管理」を選択します。

  2. 「ライブラリの管理」ダイアログで、「ライブラリ」タブまたは「Java SE定義」タブのどちらかを選択します。

  3. ユーザー自身が使用するライブラリをインポートする場合は、「ユーザー」ノードを選択します。グループで使用するライブラリをインポートする場合は、「拡張」ノードを選択します。

  4. 「ディレクトリ」をクリックします。

  5. 「ディレクトリのロード」ダイアログで、インポートするライブラリに移動し、「選択」をクリックします。

  6. 終わったら、「OK」をクリックします。

5.5.2 プロジェクト・スコープの外部のライブラリまたはJava SEを作成する方法

JDeveloperプロジェクト・スコープの完全に外部にあるライブラリを、ユーザー自身またはJDeveloperのユーザー・グループがプロジェクトで使用できるように設定して、このライブラリを使用できます。

プロジェクト・スコープの外部のライブラリまたはJava SEを作成するには、次のようにします。

  1. メイン・メニューから「ツール」→「ライブラリの管理」を選択します。

  2. 「ライブラリの管理」ダイアログで、「ライブラリ」タブまたは「Java SE定義」タブのどちらかを選択します。

  3. ユーザー自身が使用するライブラリを作成する場合は、「ユーザー」ノードを選択します。グループで使用するライブラリを作成する場合は、「拡張」ノードを選択します。

  4. 「新規」をクリックします。

  5. 「ライブラリの作成」ダイアログまたは「Java SEの作成」ダイアログで、新規ライブラリまたはJava SEの詳細を終了します。

  6. 終わったら、「OK」をクリックします。

5.5.3 プロジェクト・スコープの外部のライブラリまたはJava SEを編集する方法

JDeveloperプロジェクト構造の完全に外部にあるライブラリを、ユーザー自身またはJDeveloperのユーザー・グループがプロジェクトで使用できるよう設定して、このライブラリを使用することができます。

プロジェクト・スコープの外部のライブラリまたはJava SEを編集するには、次のようにします。

  1. メイン・メニューから「ツール」→「ライブラリの管理」を選択します。

  2. 「ライブラリの管理」ダイアログで、「ライブラリ」タブまたは「Java SE定義」タブのどちらかを選択します。

  3. タブ・リストで、編集するライブラリを選択します。そのライブラリの属性が右側のフィールドに表示されます。

  4. Java SE実行可能ファイルを変更するには、「参照」をクリックします。

  5. クラスパス、ソースパスまたはドキュメント・パスを変更するには、変更するパスを選択し、「パス」パネルの下にあるボタン(「エントリの追加」「URLの追加」または「削除」)のいずれかをクリックします。

    右マージンの「上へ」ボタンと「下へ」ボタンをクリックしてエントリを並び替えることもできます。

  6. 終わったら、「OK」をクリックします。

5.5.4 プロジェクト・スコープの外部のライブラリまたはJava SEを削除する方法

JDeveloperプロジェクト・スコープの完全に外部にあるライブラリを、ユーザー自身またはJDeveloperのユーザー・グループがプロジェクトで使用できるように設定して、このライブラリを使用できます。

プロジェクト・スコープの外部のライブラリまたはJava SEを削除するには、次のようにします。

  1. メイン・メニューから「ツール」→「ライブラリの管理」を選択します。

  2. 「ライブラリの管理」ダイアログで、「ライブラリ」タブまたは「Java SE定義」タブのどちらかを選択します。

  3. タブ・リストで、削除するライブラリを選択します。削除できるのは、自分で作成したライブラリのみです。

  4. 「削除」をクリックし、確認ダイアログに応答します。

    ライブラリがただちに削除されます。

  5. 「ライブラリの管理」ダイアログを閉じるには、「OK」をクリックします。