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Oracle® VM Server for SPARC 3.1.1.2、3.1.1.1、3.1.1 および 3.1 リリースノート
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ドキュメント情報

このドキュメントの使用法

第 1 章 Oracle VM Server for SPARC 3.1.1.2、3.1.1.1、3.1.1、および 3.1 リリースノート

Oracle VM Server for SPARC 3.1.1.2 保守更新

Oracle VM Server for SPARC 3.1.1.1 保守更新

このリリースの最新情報

Oracle VM Server for SPARC 3.1.1.1 保守更新の新機能

Oracle VM Server for SPARC 3.1.1 リリースの新機能

Oracle VM Server for SPARC 3.1 リリースの新機能

システム要件

サポートされるプラットフォーム

必須のソフトウェアとパッチ

必須の Oracle Solaris OS バージョン

Oracle VM Server for SPARC 3.1.1.1 保守更新用の必須の Oracle Solaris OS バージョン

Oracle VM Server for SPARC 3.1.1 用の必須の Oracle Solaris OS バージョン

Oracle VM Server for SPARC 3.1 用の必須の Oracle Solaris OS バージョン

Oracle VM Server for SPARC の最新の機能を有効にするための必須ソフトウェア

必須のシステムファームウェアパッチ

ソフトウェアの最小要件のバージョン

直接 I/O のハードウェア要件とソフトウェア要件

PCIe SR-IOV のハードウェアおよびソフトウェア要件

primary 以外のルートドメインのハードウェアおよびソフトウェア要件

復旧モードのハードウェアおよびソフトウェア要件

Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアの場所

パッチの場所

ドキュメントの場所

関連ソフトウェア

Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアとともに使用できるソフトウェア

Oracle VM Server for SPARC と相互作用するシステムコントローラソフトウェア

オプションのソフトウェア

現在の Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアへのアップグレード

Oracle VM Server for SPARC 3.1.1.1 ソフトウェアへのアップグレード

Oracle VM Server for SPARC 3.1.1 ソフトウェアへのアップグレード

Oracle VM Server for SPARC 3.1 ソフトウェアへのアップグレード

非推奨となった Oracle VM Server for SPARC 機能

既知の問題

一般的な問題

ドメインが相互にサービスを提供し合っている場合にそれらをバインド解除できない

ゲストドメインで CPU の割り当て数が 1024 を超えると Oracle Solaris 10 OS を実行できない

2 つのドメインが相互にサービスを提供し合う構成の作成を避ける

Oracle Solaris 10 5/08 OS より古い Oracle Solaris 10 OS からのアップグレード

サービスプロセッサとシステムコントローラは読み替え可能な用語

特定の条件で、ゲストドメインの Solaris Volume Manager 構成またはメタデバイスが失われることがある

ゲストドメインの Solaris Volume Manager 構成またはメタデバイスの検索方法

メモリーサイズの要件

多数のドメインのブート

Oracle VM Server for SPARC システムの正常な停止と電源の再投入

アクティブなドメインが複数存在するシステムの電源を切る方法

システムの電源を再投入する方法

リクエストされたメモリーサイズが割り当てられたメモリーサイズと異なる場合がある

Logical Domains 変数の永続性

Oracle Sun SNMP Management Agent は複数ドメインをサポートしない

遅延再構成

暗号化装置

ldmp2v convert コマンド: ブート中の VxVM 警告メッセージ

ソフトウェアのライセンスに対するオラクルのハードパーティション分割の要件

ldmp2v prepare -R の使用時にアップグレードオプションが提供されない

動的に追加されたメモリーのブロックがブロック全体でしか動的に削除できないことがある

ldmp2v コマンド: ufsdump のアーカイブ方法が使用されなくなった

遅延再構成中に実行を許可される CPU 構成操作は 1 つだけである

1 つのネットワークアダプタに複数の仮想スイッチが割り当てられている場合に Oracle VM Server for SPARC 3.1 の ldmd デーモンが起動しない

Oracle Solaris ブートディスクの互換性

ドメイン移行の制限

移行におけるバージョン制限

移行における CPU の制限

CPU 間の移行におけるバージョンの制限

仮想 CPU が 1 つしか割り当てられていないドメインで、ライブ移行中にパニックが発生する可能性がある

Oracle VM Server for SPARC MIB の問題

snmptable コマンドがバージョン 2 またはバージョン 3 のオプションで動作しない

SR-IOV の問題

SR-IOV 仮想機能がゲストドメインに割り当てられた Oracle Solaris 10 ルートドメインをリブートするときに、まれに不正なトラップパニックが発生する

SR-IOV 仮想機能の破棄後に prtdiag によって Oracle Solaris 10 ルートドメインでパニックが発生することがある

I/O ドメインの停止または起動時に制御ドメインがハングアップする

ファイバチャネル仮想機能の作成時に警告がコンソールに表示される

ファイバチャネル物理機能の構成変更が完了するのに数分かかる

Fujitsu M10 システムには異なる SR-IOV 機能の制限がある

InfiniBand SR-IOV の問題

InfiniBand SR-IOV 操作で誤解を招くようなメッセージが表示される

Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアに影響するバグ

Oracle VM Server for SPARC 3.1.1.2 ソフトウェアに影響するバグ

部分的なコアの primary ドメインにコア全体の制約を適用すると、システムがクラッシュする

ゲストドメインの移行後に format コマンドがハングアップしたり、ゲストドメインのコンソールが入力を受け入れなかったりする

カーネルゾーンによってゲストドメインのライブ移行がブロックされる

Oracle VM Server for SPARC 3.1.1.1 ソフトウェアに影響するバグ

ライブ移行が失敗して「Unable to restore ldc resource state on target Domain Migration of LDom failed」が表示されることがある

仮想スイッチの net-dev がないとき、保守モードの復旧モードが ldmd で失敗する

SPARC M5 または SPARC T5 システムへの移行でパニックが発生して「suspend: get stick freq failed」が表示されることがある

Logical Domains Manager で循環依存関係の作成が禁止されない

Oracle VM Server for SPARC 3.1.1 ソフトウェアに影響するバグ

LDC の数が非常に多いと、ゲストドメインで Oracle Solaris の問題が発生する場合がある

ファイバチャネル物理機能が FMA によって障害検出され、無効になる

仮想ネットワークデバイスが多数存在する場合に仮想ネットワークでの LDC ハンドシェークの問題が発生する

Sun Storage 16 Gb Fibre Channel Universal HBA ファームウェアが帯域幅制御をサポートしていない

CPU 間移行の実行後にメモリーを追加すると、ゲストドメインでパニックが発生することがある

ルートドメインのファイバチャネル仮想機能のデバイスパスが正しくない

バインド中またはバインド解除中の状態にあるドメインのバインドを試みると、ldmd でコアダンプが発生する

Oracle VM Server for SPARC 3.1 ソフトウェアに影響するバグ

FMA が障害のあるメモリーを検出する際に問題が発生することがある

virtual-channel@0:hvctl の作成の遅れから ldmd サービスが起動に失敗する

遅延再構成で CPU を割り当てる前にメモリーを割り当てると、制御ドメインへのアフィニティーが不足する

EFI GPT ディスクラベルを使用して単一スライスの仮想ディスクに Oracle Solaris 11.1 OS をインストールできない

移行後に起動またはリブートしたあとでドメインがブート時にパニックになることがある

事前に割り当てられたマシン記述バッファーのサイズが移行時に使用される

コアの再マップ操作の成功後、ゲストドメインの仮想 CPU をサイズ変更する試みが失敗することがある

Oracle Solaris 10: failure-policy=reset のときに primary のリブートで primary 以外のルートドメインがブート時にハングアップする

仮想ネットワークのハングアップによってドメインの移行が妨げられる

ldmpower の出力にタイムスタンプが含まれていないことがある

mac_do_softlso が LSO パケットを取りこぼす

移行エラー: shutdown-group: 0 が無効です

仮想機能または PCIe デバイスの削除後に自動保存構成が更新されない

ldmp2v convert コマンドのエラーによってアップグレードがループする

システムファームウェア 8.3 が実行されている SPARC T4 システムから SPARC T5、SPARC M5、または SPARC M6 システムへのドメインの移行が誤って許可されている

lgrp_lineage_add(mutex_enter: bad mutex, lp=10351178) 時にゲストドメインがパニックになる

primary ドメインのリブート後にゲストドメインが移行状態になる

仮想ネットワークデバイスドライバが TxDring モードで動作すると、パニックが発生することがまれにある

仮想 CPU が 1 つしか割り当てられていないドメインで、ライブ移行中にパニックが発生する可能性がある

SPARC T5、PARC M5、または SPARC M6 システムから UltraSPARC T2 または SPARC T3 システムへの CPU 間の移行時には、ldm migrate -n が失敗するべきである

復旧モードでは primary 以外のルートドメインでの PCIe スロットの削除をサポートするべきである

ldm list が物理 I/O デバイスの evacuated プロパティーを表示しない

ドメインの移行中に無効な物理アドレスが受信される

send_mondo_set: timeout 負荷がかかった後に、ゲストドメインで ldm stop コマンドを使用すると、パニックが発生する

PCIe デバイス下のサブデバイスが割り当てられていない名前に戻る

「WARNING: ddi_intr_alloc: cannot fit into interrupt pool」が、I/O デバイスドライバの接続中に、供給された割り込み数が使い果たされたことを示している

SPARC M5-32 および SPARC M6-32: panic: mpo_cpu_add: Cannot read MD

SPARC M5-32 および SPARC M6-32: 複数の直接 I/O パス経由でアクセスできるディスクの問題

ixgbevf primary ドメインのリブート時に、SR-IOV ドメイン内のデバイスが無効になることがある

Oracle Solaris 10 1/13 primary ドメインのリブートで、IP アドレスが仮想機能インタフェースに自動的に組み込まれず、割り当てられないことがある

Oracle Solaris 10 のみ: mutex_enter: bad mutex primary ドメインのリブートまたはシャットダウン時のパニック

SPARC M5-32 および SPARC M6-32: LSI-SAS コントローラが SR-IOV によって誤ってエクスポートされる

SPARC T5-8: 稼働時間データに、一部の ldm list コマンドの値が 0 と表示される

SPARC T5-1B システムの primary ドメインで、sxge 仮想機能にジャンボ MTU を設定できない

ldmd は sxge デバイスに mac-addr および alt-mac-addrs プロパティー値を設定できない

SPARC T5-1B システム上の sxge デバイスの ldm list-io -d 出力に 2 つのプロパティーが不足している

ldm が障害のあるコアをゲストドメインから退避できない

メモリーを 4G バイト未満に減らすと、メモリーの DR 操作がハングアップする

きわめて多数の仮想 CPU の CPU DR が失敗したように見える

HIO 仮想ネットワークを持つ cpu-arch=generic が指定されたゲストドメインを移行すると、ドメインが中断されるまでの待機中にタイムアウトする

SPARC T4-4: ゲストドメインをバインドできない

threading プロパティーの値を max-throughput から max-ipc に変更するとゲストドメインでパニックが発生する

2 つのアクティブな直接 I/O ドメインを持つ制御ドメインをリブートするとハングアップする

メモリーの DR 追加が部分的に成功したときにエラーメッセージが表示されない

ハイブリッド I/O および仮想 I/O ネットワークデバイスのあるゲストドメインのバインド解除または移行時に、primary ドメインまたはゲストドメインでパニックが発生する

PCIe 仮想機能が割り当てられたドメインの XML ファイルからの再作成が失敗する

制御ドメインをコア全体の使用から部分的なコアの使用に変更すると、正しくないエラーメッセージが発行される

ldm init-system コマンドで、物理的な I/O 変更が行われたドメイン構成が正しく復元されないことがある

多数のドメインを同時に変更しようとすると、Logical Domains Manager がクラッシュして再起動する場合がある

ldm list -o コマンドが format の省略形を受け入れなくなった

制御ドメインにはシステム内の最小番号コアが必要である

移行を取り消したあと、ターゲットシステム上で実行されている ldm コマンドが応答しない

一部の Emulex カードが、I/O ドメインに割り当てられると機能しない

SPARC T4 システムへの移行時、cputrack コマンドの実行中にゲストドメインでパニックが発生する

Oracle Solaris 11: DRM の横取りによって Oracle Solaris の DR の失敗および再試行が報告される

ドメインに割り当てることのできる仮想機能の最大数の制限

CPU 間の移行を使用するゲストドメインが、移行の完了後、ランダムな稼働時間を報告する

Oracle Solaris 10:Intel デュアルポート Ethernet Controller X540 カードでのブート時に ixgbe ドライバによるパニックが発生する可能性がある

SPARC T4 システムでゲストドメインのコンソールがランダムにハングアップする

すべての仮想機能を破棄してスロットをルートドメインに戻しても、ルートコンプレックスリソースが回復されない

PCIe から PCI へのブリッジを備えた PCIe カードの ldm remove-io は、拒否されるべきである

ldm start コマンドの直後に ldm stop コマンドを発行すると、コマンドが失敗する可能性がある

init-system が、保存した XML ファイルからゲストドメインに対する名前付きコアの制約を復元しない

非常に多数の仮想機能が割り当てられた primary ドメインをリブートすると、システムでパニックが発生する

部分的なコアを持つ primary でコア全体の DR 移行が許可されない

ブート後に ldm list-io コマンドで UNK または INV 状態が表示される

SPARC T4-4 システムで非常に大容量のメモリーのドメインを移行すると、ターゲットシステムのドメインでパニックが発生する

ゲストドメインから多数の CPU を削除すると失敗する

Oracle Solaris のホットプラグ操作を使用して PCIe エンドポイントデバイスをホットリムーブできない

ハイブリッド I/O および仮想 I/O の仮想ネットワークデバイスを持つゲストドメインの移行時に、nxge パニックが発生する

移行に含まれる共有 NFS リソースが見つからない場合、すべての ldm コマンドがハングアップする

システムログサービスがオンラインにならない場合、Logical Domains エージェントサービスもオンラインにならない

移行中にカーネルのデッドロックによってマシンがハングアップする

DRM および ldm list 出力に、ゲストドメイン内の実際の仮想 CPU の数とは異なる数が表示される

ターゲットマシン上の非アクティブなマスタードメインに依存するドメインのライブ移行を行うと ldmd で障害が発生し、セグメント例外が生成される

ポリシーが削除された場合やポリシーの期限が切れた場合に、移行されたドメインで DRM が仮想 CPU の数をデフォルトに戻すことができない

DR 中に仮想 CPU タイムアウトエラーが発生する

システムの MAC アドレスが別の MAC アドレスと重複している場合、移行の失敗理由が報告されない

移行処理を「反対方向」に同時に実行すると、ldm がハングアップすることがある

制御ドメインから多数の CPU を削除すると失敗する

エラスティックポリシーが設定され、Oracle Solaris 10 8/11 OS を実行しているシステムが、ハングアップすることがある

pkgadd が /var/svc/manifest/platform/sun4v/ldmd.xml での ACL エントリの設定に失敗する

SPARC T3-1: 複数の直接 I/O パス経由でアクセスできるディスクの問題

複数の NIU nxge インスタンスが plumb されているときにメモリー DR 削除処理を実行すると、無限にハングアップして完了しないことがある

マスター - スレーブ関係にあるドメインで ldm stop -a コマンドを実行すると、スレーブに stopping フラグが設定されたままになる

有効なデフォルト DRM ポリシーがあるドメインをマイグレートすると、使用可能な CPU がすべてターゲットドメインに割り当てられる

使用中の MAC アドレスがふたたび割り当て可能になる

ldmconfig が SP 上にドメイン構成を作成できない

非協調的 Oracle Solaris ドメイン移行が cpu0 がオフラインの場合にブロックされることがある

メモリー DR が移行のキャンセル後に無効になる

仮想ネットワークデバイスの MTU 値の動的再構成が失敗することがある

ターゲット OS が暗号化装置の DR をサポートしていない場合、MAU を持つ移行したドメインに CPU が 1 つしか含まれない

実アドレスメモリーのバインドが失敗したときの移行失敗メッセージがわかりにくい

ドメインからすべての暗号化装置を動的に削除すると、SSH が終了する

ldm list-io -l 出力で PCI Express Dual 10-Gigabit Ethernet Fiber カードに 4 つのサブデバイスが表示される

ディスクの高可用性を実現するために、Logical Domainsの mpgroup を MPxIO ストレージアレイ構成で使用する

いくつかのドメインがブート中の場合、ldm コマンドの応答が遅くなる

Oracle Solaris 11: 自動ネットワークインタフェースで構成されたゾーンの起動に失敗することがある

Oracle Solaris 10: 制御ドメインで仮想ネットワークデバイスが適切に作成されない

Logical Domains が構成されている場合に、新しく追加した NIU/XAUI アダプタがホスト OS に表示されない

e1000g からのブート時に I/O ドメインまたはゲストドメインでパニックが発生する

明示的なコンソールグループおよびポートのバインドが移行されない

ターゲットのvdsdev のバックエンドが異なっていても移行が失敗しない

ターゲットに使用可能なメモリーが十分にある場合でも、移行でメモリーのバインドに失敗することがある

マシンがネットワーク接続されていない場合に NIS クライアントが実行されていると、Logical Domains Manager が起動しない

移行されたドメインが、すでにブートされているにもかかわらず Logical Domains Manager には「移行」状態と表示される

vntsd を再起動しないかぎり、移行したドメインのコンソールに接続できない

Logical Domains システムから uadmin 1 0 コマンドを実行すると、システムが OK プロンプトに戻らないことがある

Logical Domains Manager によるドメインの停止に 15 分以上かかることがある

SC または SP のリセット後、scadm コマンドがハングアップすることがある

共通コンソールグループ内で複数ドメインを同時にネットインストールすると失敗する

DHCP を使用している同一ネットワーク上で、ゲストドメインに構成された仮想ネットワークが多すぎると、ゲストドメインが応答しなくなることがある

Logical Domains Manager の実行中に、eeprom コマンドによって、OpenBoot PROM 変数を変更できない

Logical Domains 実行中にセキュリティーキーを設定できない

ldm stop-domain コマンドの動作がわかりにくいことがある

ドキュメントに関する情報

ldm1M のマニュアルページ: mblock プロパティーの使用制限を記述する

ldm1M のマニュアルページ: ldm list -o status コマンドの説明を改善する

ldm1M のマニュアルページ: ldm add-spconfig -r のみが手動復旧を実行する

Oracle VM Server for SPARC 3.1 管理ガイドのファイバチャネル SR-IOV OS の要件が正しくない

解決済みの問題

Oracle VM Server for SPARC 3.1.1.2 リリースで解決済みの問題

Oracle VM Server for SPARC 3.1.1.1 リリースで解決済みの問題

Oracle VM Server for SPARC 3.1.1 リリースで解決済みの問題

Oracle VM Server for SPARC 3.1.0.1 リリースで解決済みの問題

Oracle VM Server for SPARC 3.1 リリースで解決済みの問題

一般的な問題

このセクションでは、Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアの今回のリリースに関する一般的な既知の問題のうち、特定のバグ番号でカバーされないものについて説明します。回避方法がある場合は、一緒に記載しています。

ドメインが相互にサービスを提供し合っている場合にそれらをバインド解除できない

 

各ドメインが互いにサービスを提供し合っている 2 つのドメイン間で循環型依存関係を作成しないでください。そのような構成は、一方のドメインが機能停止すると、他方のドメインも使用できなくなるという単一点障害状態を作り出します。また、循環型依存関係の構成では、ドメインが最初にバインドされたあとは、それらをバインド解除できなくなります。

Logical Domains Manager はドメインの循環型依存関係の作成を防ぎません。

循環型依存関係のためにドメインをバインド解除できない場合は、その依存関係の原因となっているデバイスを削除してから、それらのドメインのバインド解除を試みてください。

ゲストドメインで CPU の割り当て数が 1024 を超えると Oracle Solaris 10 OS を実行できない

 

CPU の割り当て数が 1024 を超えているゲストドメインでは、Oracle Solaris 10 OS を実行できません。また、Oracle Solaris 10 OS を実行するために、CPU DR を使用して CPU の数を 1024 以下に減らすこともできません。

この問題を回避するには、そのゲストドメインをバインド解除し、CPU の数が 1024 以下になるまで CPU を削除してから、ゲストドメインを再バインドします。その後、このゲストドメインで Oracle Solaris 10 OS を実行できます。

2 つのドメインが相互にサービスを提供し合う構成の作成を避ける

2 つのドメインが相互にサービスを提供し合う構成の作成を避けてください。そのような場合、一方のドメインが機能停止すると、他方のドメインも停止します。また、そのようなドメインがそのような構成でバインドされている場合はそれらをバインド解除することもできません。Logical Domains Manager は現時点ではそのような循環型依存関係をブロックしません。

このような依存関係のためにドメインをバインド解除できない場合は、循環型依存関係の原因となっているデバイスを削除してから、再度バインド解除を試みてください。

Oracle Solaris 10 5/08 OS より古い Oracle Solaris 10 OS からのアップグレード

制御ドメインが Oracle Solaris 10 5/08 OS より古い (または、パッチ 127127-11 が適用されていない) Oracle Solaris 10 OS バージョンからアップグレードされる場合や、ボリュームマネージャーのボリュームが仮想ディスクとしてエクスポートされた場合は、Logical Domains Manager がアップグレードされたあと、options=slice を使用して仮想ディスクバックエンドを再エクスポートする必要があります。Exporting Volumes and Backward Compatibility in Oracle VM Server for SPARC 3.1 Administration Guide を参照してください。

サービスプロセッサとシステムコントローラは読み替え可能な用語

Oracle VM Server for SPARC のドキュメントでは、サービスプロセッサ (Service Processor、SP) とシステムコントローラ (System Controller、SC) という用語は同じ意味で使用されます。

特定の条件で、ゲストドメインの Solaris Volume Manager 構成またはメタデバイスが失われることがある

サービスドメインが Oracle Solaris 10 1/13 OS より前のバージョンの Oracle Solaris 10 OS で動作しており、ゲストドメインに仮想ディスクとして物理ディスクスライスをエクスポートしている場合、このゲストドメインではその仮想ディスクが不適切なデバイス ID で表示されます。その後、このサービスドメインを Oracle Solaris 10 1/13 OS にアップグレードすると、このゲストドメインでは、仮想ディスクとしてエクスポートされた物理ディスクスライスはデバイス ID がない状態で表示されます。

仮想ディスクのデバイス ID を削除すると、仮想ディスクのデバイス ID を参照しようとするアプリケーションで問題が発生する可能性があります。特に、Solaris Volume Manager はその構成を検索したり、そのメタデバイスにアクセスしたりできなくなる可能性があります。

回避方法: サービスドメインを Oracle Solaris 10 1/13 OS にアップグレードしたあとで、ゲストドメインがその Solaris Volume Manager 構成またはメタデバイスを検出できない場合は、次の手順を実行します。

ゲストドメインの Solaris Volume Manager 構成またはメタデバイスの検索方法

  1. ゲストドメインをブートします。
  2. 次の行を /kernel/drv/md.conf ファイルに追加することによって、Solaris Volume Manager の devid 機能を無効にします。
    md_devid_destroy=1;
    md_keep_repl_state=1;
  3. ゲストドメインをリブートします。

    ドメインがブートされたあと、Solaris Volume Manager 構成とメタデバイスを検出できるようになります。

  4. Solaris Volume Manager 構成をチェックして、それが正しいことを確認します。
  5. 手順 2 で追加した 2 行を /kernel/drv/md.conf ファイルから削除することによって、Solaris Volume Manager の devid 機能をふたたび有効にします。
  6. ゲストドメインをリブートします。

    リブート時に次のようなメッセージが表示されます。

    NOTICE: mddb: unable to get devid for 'vdc', 0x10

    これらのメッセージは正常で、問題を報告するものではありません。

メモリーサイズの要件

Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアでは、ドメインを作成するときのメモリーサイズの制限はありません。メモリーサイズの要件は、ゲストオペレーティングシステム特有のものです。Oracle VM Server for SPARC の機能によっては、現在のメモリー容量が推奨サイズより少ないと動作しない場合があります。Oracle Solaris 10 OS の推奨されるメモリー要件と最小メモリー要件については、System Requirements and Recommendations in Oracle Solaris 10 8/11 Installation Guide: Planning for Installation and Upgrade を参照してください。Oracle Solaris 11 OS の推奨されるメモリー要件と最小メモリー要件については、Oracle Solaris 11 Release Notes およびOracle Solaris 11.1 Release Notes を参照してください。

OpenBoot PROM には、ドメインの最小サイズの制限があります。現在、制限値は 12M バイトです。このサイズより小さいドメインが存在すると、Logical Domains Manager はそのドメインのサイズを自動的に 12M バイトに引き上げます。Fujitsu M10 システム の最小サイズ制限は 256M バイトです。メモリーサイズの要件については、使用しているシステムファームウェアのリリースノートを参照してください。

メモリー動的再構成 (Dynamic Reconfiguration、DR) 機能では、操作に関与するメモリーのアドレスとサイズが 256M バイト単位であることが要求されます。Memory Alignment in Oracle VM Server for SPARC 3.1 Administration Guide を参照してください。

多数のドメインのブート

未割り当ての仮想 CPU を使用できる場合は、それらをサービスドメインに割り当てて、仮想 I/O リクエストの処理に役立てます。32 を超えるドメインを作成する場合は、サービスドメインに 4 - 8 個の仮想 CPU を割り当ててください。ドメインの最大構成ではサービスドメインに CPU が 1 つしか含まれない場合、ドメインを構成して使用する際は、この単一の CPU に余分な負荷を与えないようにします。仮想スイッチ (vsw) サービスは、マシン内で使用可能なすべてのネットワークアダプタに分散させてください。たとえば、Sun SPARC Enterprise T5240 サーバー上で 128 ドメインをブートする場合は、4 つの vsw サービスを作成し、各サービスに 32 の仮想ネット (vnet) インスタンスを割り当てます。vsw サービスあたり 32 を超える vnet インスタンスを割り当てると、サービスドメインでハードハングが発生することがあります。

最大構成を実行するには、ゲストドメインをサポートするために適切な量のメモリーがマシンに必要です。このメモリー量は、使用しているプラットフォームと OS によって異なります。使用しているプラットフォームのドキュメントについては、Oracle Solaris 10 8/11 Installation Guide: Planning for Installation and Upgrade Installing Oracle Solaris 11 Systems 、およびInstalling Oracle Solaris 11.1 Systems を参照してください。

ドメインで使用されている vsw サービスが複数のドメイン内の多数の仮想ネットワークにサービスを提供していると、ゲストドメイン内のメモリーやスワップ領域の使用量が増加します。この増加は、vsw に接続されているすべての vnet インスタンス間のピアツーピアリンクによるものです。サービスドメインでは、追加のメモリーを設定すると役立ちます。64 を超えるドメインを実行する場合の推奨される最小サイズは 4G バイトです。10 以下のドメインをグループにまとめて起動し、ブートが完了するまで待機してから次のグループを起動します。この方法は、ドメインにオペレーティングシステムをインストールする際にも適用されます。リンクの数は、inter-vnet リンクを無効にすることで減らすことができます。Inter-Vnet LDC Channels in Oracle VM Server for SPARC 3.1 Administration Guide を参照してください。

Oracle VM Server for SPARC システムの正常な停止と電源の再投入

構成を SC に保存したあとで構成に変更を加えた場合は、Oracle VM Server for SPARC システムの電源を切って再投入する前に、保持する必要のある最新の構成を必ず保存してください。

アクティブなドメインが複数存在するシステムの電源を切る方法

  1. I/O ドメイン以外のすべてのドメインをシャットダウンし、停止して、バインドを解除します。
  2. アクティブな I/O ドメインをすべてシャットダウンし、停止して、バインドを解除します。
  3. primary ドメインを停止します。

    ほかにバインドされているドメインは存在しないため、ファームウェアは自動的にシステムの電源を切ります。

システムの電源を再投入する方法

  1. I/O ドメイン以外のすべてのドメインをシャットダウンし、停止して、バインドを解除します。
  2. アクティブな I/O ドメインをすべてシャットダウンし、停止して、バインドを解除します。
  3. primary ドメインをリブートします。

    ほかにバインドされているドメインは存在しないため、システムをリブートする前に、ファームウェアは自動的にシステムの電源を再投入します。システムの再起動時には、最後に保存された、または明示的に設定されたドメイン構成でブートします。

リクエストされたメモリーサイズが割り当てられたメモリーサイズと異なる場合がある

特定の状況では、Logical Domains Manager は、リクエストされたメモリー割り当てを 8K バイトまたは 4M バイトの倍数のいずれかに切り上げます。次の例は ldm list-domain -l コマンドの出力例を示しています。ここでは、実際に割り当てられているサイズより制約値の方が小さくなっています。

Memory:
          Constraints: 1965 M
          raddr          paddr5          size
          0x1000000      0x291000000     1968M

Logical Domains 変数の永続性

変数の更新はリブートの場合には保持されますが、電源を再投入した場合には、制御ドメインの OpenBoot ファームウェアから開始されるか、変数の更新後に SC に構成が保存されていないかぎり保持されません。

これらのいずれかの方法を使用して行われた変数の更新が、ドメインをリブートしても必ず保持されるようにしてください。また、それらの変数の更新はこのあと SC に保存されたすべてのドメイン構成に必ず適用されます。

ntpdate コマンドなどを使用して論理ドメイン上の時間または日付を変更すると、その変更はドメインをリブートしても保持されますが、ホストの電源を再投入した場合は保持されません。時間の変更を保持するには、時間が変更された構成を SP に保存して、この構成からブートします。

これらの問題を解決するために、15375997、15387338、15387606、および 15415199 のバグ ID が報告されています。

Oracle Sun SNMP Management Agent は複数ドメインをサポートしない

Sun Simple Network Management Protocol (SNMP) Management Agent は複数ドメインをサポートしません。単一のグローバルドメインのみをサポートします。

遅延再構成

primary ドメインが遅延再構成状態である場合、Oracle VM Server for SPARC で管理されるリソースは、primary ドメインがリブートしたあとでのみ電源管理されます。OS で直接管理されるリソース (Solaris Power Aware Dispatcher で管理される CPU など) は、この状態の影響は受けません。

暗号化装置

個別の暗号化装置は、UltraSPARC T2、UltraSPARC T2 Plus、および SPARC T3 システムにのみ存在します。

暗号化装置の動的再構成 (DR) により、ドメインに暗号化装置を追加および削除できます。Logical Domains Manager は、ドメインで暗号化装置の DR が許可されているかどうかを自動的に検出し、許可されているドメインに対してのみこの機能を有効にします。また、暗号化装置がバインドされ、適切なバージョンの Oracle Solaris OS が実行されているドメインでも、CPU DR は有効になります。

ldmp2v convert コマンド: ブート中の VxVM 警告メッセージ

Oracle Solaris 10 OS 上での Veritas Volume Manager (VxVM) 5.x の実行は、Oracle VM Server for SPARC P2V ツールでサポートされる (テストされた) 唯一のバージョンです。Solaris 8 および Solaris 9 オペレーティングシステム上で実行されている (3.x や 4.x などの) 古いバージョンの VxVM も動作する可能性があります。この場合は、ldmp2v convert コマンドを実行したあとの最初のブートで、VxVM ドライバからの警告メッセージが表示されることがあります。このメッセージは無視してかまいません。ゲストドメインがブートしたあと、古い VRTS* パッケージを削除できます。

Boot device: disk0:a File and args:
SunOS Release 5.10 Version Generic_139555-08 64-bit
Copyright 1983-2009 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved.
Use is subject to license terms.
Hostname: normaal
Configuring devices.
/kernel/drv/sparcv9/vxdmp: undefined symbol 'romp'
WARNING: mod_load: cannot load module 'vxdmp'
WARNING: vxdmp: unable to resolve dependency, module 'misc/ted' not found
/kernel/drv/sparcv9/vxdmp: undefined symbol 'romp'
WARNING: mod_load: cannot load module 'vxdmp'
WARNING: vxdmp: unable to resolve dependency, module 'misc/ted' not found
/kernel/drv/sparcv9/vxio: undefined symbol 'romp'
WARNING: mod_load: cannot load module 'vxio'
WARNING: vxio: unable to resolve dependency, module 'drv/vxdmp' not found
WARNING: vxspec : CANNOT INITIALIZE vxio DRIVER
WARNING: VxVM vxspec V-5-0-0 vxspec: vxio not loaded. Aborting vxspec load
WARNING: vxspec : CANNOT INITIALIZE vxio DRIVER
WARNING: VxVM vxspec V-5-0-0 vxspec: vxio not loaded. Aborting vxspec load
WARNING: vxspec : CANNOT INITIALIZE vxio DRIVER
WARNING: VxVM vxspec V-5-0-0 vxspec: vxio not loaded. Aborting vxspec load
WARNING: vxspec : CANNOT INITIALIZE vxio DRIVER
WARNING: VxVM vxspec V-5-0-0 vxspec: vxio not loaded. Aborting vxspec load
WARNING: vxspec : CANNOT INITIALIZE vxio DRIVER
WARNING: VxVM vxspec V-5-0-0 vxspec: vxio not loaded. Aborting vxspec load
WARNING: vxspec : CANNOT INITIALIZE vxio DRIVER
WARNING: VxVM vxspec V-5-0-0 vxspec: vxio not loaded. Aborting vxspec load
WARNING: vxspec : CANNOT INITIALIZE vxio DRIVER
NOTICE: VxVM not started

ソフトウェアのライセンスに対するオラクルのハードパーティション分割の要件

ソフトウェアのライセンスに対するオラクルのハードパーティション分割の要件については、Partitioning: Server/Hardware Partitioningを参照してください。

ldmp2v prepare -R の使用時にアップグレードオプションが提供されない

ルート (/) ファイルシステムを保持するスライスのパーティションタグが root に設定されていない場合、Oracle Solaris インストーラはアップグレードオプションを提供しません。この状況は、ゲストのブートディスクにラベル付けを行う際に、タグが明示的に設定されていない場合に発生します。format コマンドを使用して、次のようにパーティションタグを設定できます。

AVAILABLE DISK SELECTIONS:
0. c0d0 <SUN-DiskImage-10GB cyl 282 alt 2 hd 96 sec 768>
  /virtual-devices@100/channel-devices@200/disk@0
1. c4t2d0 <SUN146G cyl 14087 alt 2 hd 24 sec 848>
  /pci@400/pci@0/pci@1/scsi@0/sd@2,0
2. c4t3d0 <SUN146G cyl 14087 alt 2 hd 24 sec 848>
  /pci@400/pci@0/pci@1/scsi@0/sd@3,0
Specify disk (enter its number)[0]: 0
selecting c0d0
[disk formatted, no defect list found]
format> p


PARTITION MENU:
0      - change `0' partition
1      - change `1' partition
2      - change `2' partition
3      - change `3' partition
4      - change `4' partition
5      - change `5' partition
6      - change `6' partition
7      - change `7' partition
select - select a predefined table
modify - modify a predefined partition table
name   - name the current table
print  - display the current table
label  - write partition map and label to the disk
!<cmd> - execute <cmd>, then return
quit

partition> 0
Part      Tag    Flag     Cylinders       Size            Blocks
0 unassigned    wm       0              0         (0/0/0)          0

Enter partition id tag[unassigned]: root
Enter partition permission flags[wm]:
Enter new starting cyl[0]: 0
Enter partition size[0b, 0c, 0e, 0.00mb, 0.00gb]: 8g
partition> label
Ready to label disk, continue? y

partition>

動的に追加されたメモリーのブロックがブロック全体でしか動的に削除できないことがある

動的に追加されたメモリーを管理する際の Oracle Solaris OS によるメタデータの処理方法が原因で、そのメモリーの適切なサブセットではなく、以前に動的に追加されたメモリーのブロック全体からしか削除できない可能性があります。

この問題が発生するのは、次の例に示すように、ドメインのメモリーサイズが最初は小さく、そのあとで動的に大きく拡張した場合です。

primary# ldm list ldom1
NAME  STATE FLAGS   CONS VCPU MEMORY UTIL UPTIME
ldom1 active -n--   5000 2    2G     0.4% 23h

primary# ldm add-mem 16G ldom1

primary# ldm rm-mem 8G ldom1
Memory removal failed because all of the memory is in use.

primary# ldm rm-mem 16G ldom1

primary# ldm list ldom1
NAME  STATE FLAGS   CONS VCPU MEMORY UTIL UPTIME
ldom1 active -n--   5000 2    2G     0.4% 23h

回避方法: ldm add-mem コマンドを使用して、今後削除する可能性があるものよりも大きいチャンクではなく、より小さいチャンクでメモリーを連続して追加してください。

ldmp2v コマンド: ufsdump のアーカイブ方法が使用されなくなった

ufsdump アーカイブを UFS ファイルシステム上のファイルによってバックアップされた仮想ディスク上に復元すると、システムがハングアップすることがあります。このような場合、ldmp2v prepare コマンドは終了します。この問題は、仮想ディスクが UFS ファイルシステム上のファイルであるときに、ldmp2v prepare -R /altroot コマンドの準備として ufsdump アーカイブを手動で復元した場合に発生することがあります。以前に作成された ufsdump アーカイブとの互換性のために、ldmp2v prepare コマンドを使用して、UFS ファイルシステム上のファイルによってバックアップされていない仮想ディスク上に ufsdump アーカイブを引き続き復元できます。ただし、ufsdump アーカイブの使用はお勧めできません。

遅延再構成中に実行を許可される CPU 構成操作は 1 つだけである

遅延再構成中の primary ドメイン上で複数の CPU 構成操作を実行しようとしないでください。さらに CPU 構成リクエストを発行しようとすると、それらの要求は拒否されます。

回避方法: 次のいずれかの操作を実行します。

1 つのネットワークアダプタに複数の仮想スイッチが割り当てられている場合に Oracle VM Server for SPARC 3.1 の ldmd デーモンが起動しない

Oracle VM Server for SPARC 3.0 ソフトウェアでは、1 つのネットワークアダプタに複数の仮想スイッチを割り当てる機能を不注意に公開しました。この機能は、Oracle VM Manager ソフトウェアが特定の方法で使用するためだけのものです。

Oracle VM Server for SPARC 3.1 ソフトウェアでは元の動作に戻しました。これにより、1 つのネットワークアダプタに複数の仮想スイッチを割り当てることはできません。ただし、1 つのネットワークアダプタに複数の仮想スイッチを割り当てるように Oracle VM Server for SPARC 3.0 システムを構成していた場合は、Oracle VM Server for SPARC 3.1 にアップグレードすると、ldmd デーモンは起動しません。

回避方法: 次の手順を実行します。

  1. 使用している Oracle VM Server for SPARC 3.1 システムでこの機能を一時的に再度有効にして、ldmd デーモンが起動できるようにします。

    # svccfg -s ldoms/ldmd setprop ldmd/ovm_manager=true
    # svcadm refresh ldmd
    # svcadm disable ldmd
    # svcadm enable ldmd
  2. 1 つのネットワークデバイスに仮想スイッチを 1 つだけ割り当てるように構成を更新します。

  3. 使用している Oracle VM Server for SPARC 3.1 システムでこの機能を無効にします。

    # svccfg -s ldoms/ldmd setprop ldmd/ovm_manager=false
    # svcadm refresh ldmd
    # svcadm disable ldmd
    # svcadm enable ldmd

    ovm_manager プロパティーは Oracle VM Server for SPARC の将来のリリースでほかの副作用を引き起こす可能性があるため、そのプロパティーを false に設定することが重要です。

Oracle Solaris ブートディスクの互換性

歴史的に見て、Oracle Solaris OS は SMI VTOC ディスクラベルで構成されたブートディスクにインストールされてきました。Oracle Solaris 11.1 OS 以降は、デフォルトで拡張ファームウェアインタフェース (EFI) GUID パーティションテーブル (GPT) ディスクラベルを使って構成されるブートディスクに OS がインストールされます。ファームウェアが EFI をサポートしていない場合は、代わりに SMI VTOC ディスクラベルを使ってディスクが構成されます。この状況は、少なくともバージョン 8.4.0 のシステムファームウェアが実行されている SPARC T4 サーバー、少なくともバージョン 9.1.0 のシステムファームウェアが実行されている SPARC T5、SPARC M5、または SPARC M6 サーバー、および少なくとも XCP2230 が実行されている Fujitsu M10 システム にのみ当てはまります。

そのため、最新の SPARC T4、SPARC T5、SPARC M5、SPARC M6、または Fujitsu M10 システム で作成される Oracle Solaris 11.1 ブートディスクは、それよりも古いサーバー、またはそれよりも古いファームウェアが実行されているサーバーでは使用できません。

この制限により、コールド移行またはライブ移行のどちらかを使って新しいサーバーから古いサーバーにドメインを移すことができなくなります。また、この制限により、古いサーバーで EFI GPT ブートディスクイメージを使用することもできなくなります。

Oracle Solaris 11.1 ブートディスクが、使用しているサーバーやそのファームウェアと互換性があるかどうかを判断するには、Oracle Solaris 11.1 OS が SMI VTOC ディスクラベルで構成されたディスクにインストールされていることを確認します。