構文
tadm enable-admin-ldap-auth common_options [--group-search-filter=filter] [--search-filter=filter] [--dc-suffix=suffix] [--group-search-attr=attribute] [--bind-dn=bind_dn] [--auth-expiring-url=url][--timeout=timeout] --ldap-url=ldap:://server:port/dc=acme,dc=com --allow-group=(comma separated list of valid group names)
説明
このコマンドを使用して、Lightweight Directory Access Protocol (LDAP)サーバーに対する管理サーバーの認証を有効にします。
オプション
common_options
の詳細は、helpコマンドを実行してください。
--group-search-filter|-o
ユーザーのグループ・メンバーシップを検索する検索フィルタを指定します。デフォルト値はuniquemember
です。
--search-filter|-f
ユーザーを検索する検索フィルタを指定します。デフォルト値はuid
です。検索オプションを使用して、Microsoft Active Directory (MSAD)と相互運用できます。デフォルトでは、MSADは、通常のuid
属性にユーザーIDを格納しません。かわりに、ユーザーIDをsamAccountName
という属性に格納します。そのため、LDAPがMSADディレクトリを検索してユーザーを見つける場合、uid
属性との一致が試行されるため、一致として検出されません。Oracle Traffic Directorでは、--search-filter
オプションを設定してMSADのデフォルト属性をオーバーライドできます。
--dc-suffix|-x
LDAPデータベースの接尾辞を指定します。このパラメータは、ドメイン・コンポーネント(dc)・ツリーのルートを定義し、LDAP URLのベースDNを基準とします。
--group-search-attr|-t
グループ名エントリを含むLDAP属性名を指定します。デフォルト値はCN
です。
--bind-dn|-d
管理サーバーがディレクトリ・サーバーへの初期バインドまたはログインに使用する名前を指定します(cn=Directory Manager
など)。バインドによって、接続期間中に付与される許可レベルが決定されます。バインド・リクエストで指定するDNは、別名エントリのDNにすることができます。
--auth-expiring-url|-a
パスワードの期限切れが近い場合にサーバーでリクエストをリダイレクトするURLを指定します。
--time-out|-m
LDAP認証のタイムアウト・オプションを指定します。
--ldap-url|-l
LDAP認証データベースのURLを指定します。認証データベースのタイプは、URLスキームで指定します。URL形式は、ldap://ldaphost:port/<base-dn>
です。
--allow-group|-g
グループのカンマ区切りリストを指定します。これらのグループに属するユーザーは、ログインを許可されます。
例
tadm enable-admin-ldap-auth --user=admin --host=admin.example.com --password-file=./admin.passwd --port=8989 --no-prompt rcfile=null --ldap-url=ldap://serverhost.com:3950/dc=xyz,dc=xyz,dc=xyz
終了コード
次の終了値が戻されます。
0: コマンドの実行に成功しました。
>0: コマンドの実行時にエラーが発生しました。
終了コードと構文表記の詳細は、helpコマンドを実行してください。
関連項目