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Oracle® Fusion Middleware Oracle JDeveloperのインストール
12c (12.1.2)
E48014-02
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2 Oracle JDeveloper Studioのインストール

この章では、Oracle JDeveloper Studioソフトウェアをインストールする方法について説明します。

この章には次の項が含まれます:

2.1 Oracle JDeveloperのインストール・タイプの理解

汎用インストーラを実行する前に、次の前提条件を満たしていることを確認します。

2.2 様々なプラットフォームへのOracle JDeveloper Studioのインストール

この項では、様々なプラットフォームへのOracle JDeveloper Studioのインストール方法について説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

2.2.1 インストール・プログラムの起動

使用するインストーラのタイプに応じて、次のいずれかの方法でインストール・プログラムを起動できます。

LinuxまたはUNIXシステムでの汎用インストーラの起動

ホストされているLinuxまたはUNIXマシンで、プラットフォームに依存しないインストーラを起動するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle JDeveloperをインストールするホスト・コンピュータにログインします。

    Oracle JDeveloperのインストールに使用するユーザー・アカウントが必要な権限を持っていることを確認してください。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストール・ユーザーの選択に関する説明を参照してください。

  2. 動作保証済のJDKが、Oracle JDeveloperをインストールするシステムに存在することを確認してください。

    詳細は、Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成ページの12c (12.1.2)の適切な動作保証ドキュメントを参照してください。

  3. インストール・プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。

  4. 次に示す例のように、システム上のJDKのディレクトリからjava -jarを呼び出して、インストール・プログラムを起動します。

    たとえば、次のようになります。

    /home/Oracle/jdk7_15/jdk1.7.0_15/bin/java -jar jdev_suite_121200.jar
    

    この例の\home\Oracle\jdk7_15\jdk1.7.0_15は、システム上のJDKの場所で置き換えてください。

インストール・プログラムが表示されたら、インストールの準備は完了です。インストール・プログラムの各画面の説明は、第2.2.2項を参照してください。

Windowsでの汎用インストーラの起動

プラットフォームに依存しないインストーラをWindowsマシンで起動するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle JDeveloperをインストールするホスト・コンピュータにログインします。

    Oracle JDeveloperのインストールに使用するユーザー・アカウントが必要な権限を持っていることを確認してください。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストール・ユーザーの選択に関する説明を参照してください。

  2. 動作保証済のJDKが、Oracle JDeveloperをインストールするシステムに存在することを確認してください。詳細は、Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成ページの12c (12.1.2)の適切な動作保証ドキュメントを参照してください。

  3. コマンド・プロンプトで、インストール・プログラムのダウンロード先ディレクトリに移動します。

  4. 次に示す例のように、システム上のJDKのディレクトリからjava -jarを呼び出して、インストール・プログラムを起動します。

    たとえば、次のようになります。

    \home\Oracle\jdk7_15\jdk1.7.0_15\bin\java -jar jdev_suite_121200.jar
    

    この例の\home\Oracle\jdk7_15\jdk1.7.0_15は、システム上のJDKの場所で置き換えてください。

インストール・プログラムが表示されたら、インストールの準備は完了です。インストール・プログラムの各画面の説明は、第2.2.2項を参照してください。

Mac OSでの汎用インストーラの起動

プラットフォームに依存しないインストーラをMac OSで起動するには、「LinuxまたはUNIXシステムでの汎用インストーラの起動」の手順を実行します。

プラットフォーム固有のインストーラの起動

プラットフォーム固有のインストーラをLinuxで起動するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle JDeveloperをインストールするホスト・コンピュータにログインします。

    Oracle JDeveloperのインストールに使用するユーザー・アカウントが必要な権限を持っていることを確認してください。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストール・ユーザーの選択に関する説明を参照してください。

  2. プラットフォーム固有のインストーラが存在する場所に移動します。

  3. 次のコマンドを実行して、インストーラを起動します。

    ./jdev_suite_121200_linux64.bin
    

プラットフォーム固有のインストーラをWindowsで起動するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle JDeveloperをインストールするホスト・コンピュータにログインします。

    Oracle JDeveloperのインストールに使用するユーザー・アカウントが必要な権限を持っていることを確認してください。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストール・ユーザーの選択に関する項を参照してください。

  2. コマンド・プロンプトを開き、プラットフォーム固有のインストーラが存在する場所に移動します。

  3. 次のコマンドを実行して、インストーラを起動します。

    jdev_suite_121200_win64.exe
    

インストール・プログラムが表示されたら、インストールの準備は完了です。インストール・プログラムの各画面の説明は、第2.2.2項を参照してください。

インストーラをサイレント・モードで起動して、インストール・プロセス中に構成オプションが表示されないようにすることもできます。詳細は、第A.1項「Oracle JDeveloper Studioのサイレント・モードでのインストール」を参照してください。

2.2.2 Oracle JDeveloperをインストールするためのインストール画面の移動

インストール・プログラムでは、一連の画面が表2-1に示す順番で表示されます。

インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、画面の名前をクリックしてください。

表2-1 Oracle JDeveloperのインストール画面

画面 説明

インストール・インベントリの設定

この画面は、Oracle製品をこのホストに初めてインストールするときに表示されます。中央インベントリを作成する場所を指定してください。この画面で選択したオペレーティング・システムのグループ名に、中央インベントリの場所への書込み権限があることを確認してください。中央インベントリの詳細は、Oracle Universal InstallerによるソフトウェアのインストールのOracle中央インベントリの理解に関する項を参照してください。

ようこそ

これは、製品インストーラの開始画面です。

インストール場所

この画面では、Oracleホーム・ディレクトリの場所を指定します。選択するディレクトリ名に空白が含まれていないことを確認してください。

Oracle Fusion Middlewareのディレクトリ構造の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストールおよび構成用のディレクトリの選択に関する項を参照してください。

前提条件のチェック

この画面で、システムが最小限の要件を満たしているかどうかが検証されます。

警告またはエラー・メッセージが生じた場合、第1.4項を参照してください。

インストール・サマリー

この画面では、選択したインストール・オプションを検証します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合、「保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの名前および場所を指定します。レスポンス・ファイルは、後でサイレント・インストールに使用できます。

サイレントまたはコマンドラインのインストールの詳細は、Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールのサイレント・モードでのOracle Universal Installerの使用に関する項を参照してください。

インストールの進行状況

この画面では、インストールの進行状況を参照できます。

インストール完了

インストールが完了すると、この画面が表示されます。この画面の情報を確認してください。この画面でOracle JDevleoperをカスタマイズできます。「インストール完了」画面でのOracle JDeveloperのカスタマイズの詳細は、第2.2.3項を参照してください。


Oracle Jdeveloperのインストール中に表示されるインストール画面の詳細は、Oracle Universal InstallerによるインストールのOracle Fusion Middleware Infrastructureのインストール画面に関する項を参照してください。

2.2.3 起動時のOracle JDeveloperのカスタマイズ

インストールが完了すると、今インストールした製品の続行に使用できるオプションのリストがインストーラに表示されます。Oracle JDeveloperは、インストーラの「インストール完了」画面に表示されるオプションを使用してカスタマイズできます。図2-1を参照してください。

図2-1 Oracle JDeveloper Installerのカスタマイズ用オプション

図2-1の説明が続きます
「図2-1 Oracle JDeveloper Installerのカスタマイズ用オプション」の説明

インストール・ウィザードを使用してOracle JDeveloperをカスタマイズするには、「インストール完了」画面の「次のステップ」セクションをに表示されているいずれかのオプションを選択します。表2-2では、ウィザードの「インストール完了」画面に表示されるオプションについて説明します。

表2-2 起動時のOracle JDeveloperのカスタマイズ用オプション

オプション 説明およびアクション

デフォルト設定でJDeveloperを開始

デフォルト設定を使用してOracle JDeveloperを開始するには、このオプションを選択します。すべてのOracle JDeveloperプロジェクトは、このデフォルトの場所に保存されます。

設定をカスタマイズしてからJDeveloperを開始

次を行う場合はこのオプションを選択します。

  • Oracle JDeveloperプロジェクトの保存場所を変更する

  • Oracle JDeveloperのユーザー・プリファレンスの保存場所を変更する

  • Oracle JDeveloperと関連付けるファイル・タイプを特定する(Windowsのみ)

JDeveloperを開始せずにインストールを終了

Oracle JDeveloperを開始せずにインストール・ウィザードを終了するには、このオプションを選択します。



注意:

  • Oracle JDeveloperの削除後に同じバージョンのOracle JDeveloperを再インストールする場合、前回のインストールのシステム・ディレクトリがデフォルトで新規インストールに関連付けられます。このため、同じバージョンのOracle JDeveloperを再インストールする場合は、前回作成したシステム・ディレクトリを最初に削除するか、または第3.6項「ユーザー・ホーム・ディレクトリの設定」の説明に従って、再インストール後に新規ユーザー・ホーム・ディレクトリを設定する必要があります。

  • Windowsシステムでは、新しいバージョンのOracle JDeveloperをインストールするために現在のバージョンを削除する場合は、ソフトウェアを削除した後、ソフトウェアのインストールを開始する前にシステムを再起動してください。


2.3 インストールの確認

インストールが正常に完了したかどうかを確認するには、表2-3に示すディレクトリ構造と実際の構造を比較します。

表2-3では、Oracle JDeveloperのインストールの最後にシステム上に作成されるディレクトリ構造について説明します。

表2-3 Oracle JDeveloperホームのディレクトリの説明

ディレクトリまたはファイル 説明

JDeveloperホーム

このディレクトリは、Oracle JDeveloperの実行に必要なバイナリ・ファイルおよび構成ファイルが含まれているOracleホームです。

cfgtoollogs

このディレクトリには、インストールおよび構成トランザクションのログ・ファイルが含まれます。

coherence

このディレクトリには、Coherence製品ファイルが含まれます。

em

このディレクトリには、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで使用されるファイルが含まれます。

inventory

このディレクトリには、Oracle JDeveloperホーム・ディレクトリにインストールされたコンポーネント、機能セットおよびパッチに関する情報が含まれます。

registry.xml

このファイルは、inventoryディレクトリにあります。これには、このOracle Jdeveloperインストールに現在登録されているすべてのコンポーネントの場所とバージョンが含まれます。新しいプラグインまたはアドオンを追加するたびに、このファイル内の情報が更新されます。

jdeveloper

このディレクトリには、Oracle JDeveloperアプリケーションの実行に必要なファイルが含まれます。また、アプリケーション設定の変更に使用できるファイルも含まれます。

OPatch

このディレクトリには、OPatchおよびサポートされるファイルが含まれます。OPatchは、Oracle Fusion Middlewareソフトウェアへのパッチの適用に使用するツールです。

oracle_common

このディレクトリには、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlおよびJava Required Files (JRF)に必要なバイナリ・ファイルとライブラリ・ファイルが含まれます。

oraInst.loc

このファイルには、インストールのインベントリの場所に関する情報が含まれます。

oui

このディレクトリには、アンインストーラ・プログラムを含む、Oracle Universal Installerによって使用されるファイルが含まれます。製品をインストールした後にOracle Universal Installerを再実行する必要がある場合は、このディレクトリから実行してください。

wlserver

このディレクトリには、WebLogic Server製品ファイルが含まれます。


2.4 JDeveloper Java Editionのインストール

JDeveloper Java Editionはインストーラを必要としません。Oracle JDeveloper Javaをインストールするには、解凍(unzip)ツールが必要です。プラットフォーム共通の無償の解凍ツールInfo-Zipは、http://www.info-zip.org/からダウンロードできます。


注意:

Oracle JDeveloperをインストールするディレクトリの名前に、空白が含まれていないことを確認してください。たとえば、C:\Program Filesはインストール・ディレクトリとして使用しないでください。


jdevjava.zipからJDeveloperをインストールする手順は、次のとおりです。

  1. http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.htmlから必要なJDKを取得します。

  2. jdevjava.zipをターゲット・ディレクトリに解凍します。


    注意:

    このドキュメントでは、Java Editionのコンテキストにおいて、インストール・ディレクトリをJDEV_HOMEと表記します。たとえば、jdevjava.zipC:\jdev_install\に解凍した場合、JDEV_HOMEC:\jdev_installを指します。