この章では、11g Oracle Data Integratorスタンドアロン・エージェント環境をOracle Fusion Middleware 12cにアップグレードするために必要なタスクについて説明します(有効な11g開始ポイントについては第1.1項を参照)。
次の特定のアップグレード・シナリオについて説明します。
OPMNによって管理され、WebLogicドメインに登録されている11g リリース1 (11.1.1.7.0)スタンドアロン・エージェントから12cへのアップグレード
この章の内容は次のとおりです。
図4-1では、OPMNによって管理され、WebLogicドメインに登録されているスタンドアロン・エージェントのアップグレードに必要なタスクのロードマップを示しています。
図4-1 OPMNによって管理され、WebLogicドメインに登録されているスタンドアロン・エージェントのアップグレード・プロセス
表4-1は、アップグレード・プロセスのフローチャート(図4-1を参照)に示されている各手順について説明しています。この表には、プロセスの各手順について、詳細情報の参照先も示されています。
表4-1 Oracle Data Integratorのアップグレード手順
タスク | 説明 | 詳細 |
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このマニュアルの第1章に含まれるトピックの確認と理解 |
この章では、アップグレード・プロセスを開始する前に目を通して理解する必要がある重要な情報を示します。 |
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アップグレードのプランニング |
アップグレードをプランニングする際の重要な概念およびタスクについて理解します。 |
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既存の11g環境のバックアップ |
アップグレードを開始する前に、既存の11g環境の完全バックアップを実行します。 |
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(必要時)サポートされているデータベース・バージョンへのリポジトリ・データベースのアップグレード |
Oracle Data Integratorリポジトリは、データベース・スキーマに格納されます。スキーマをアップグレードする前に、データベースがサポート対象のバージョンであることを確認してください。 |
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アップグレード・アシスタントの実行前に既存のマスターおよび作業リポジトリをコピー(クローニング) |
クローニングされたリポジトリ・スキーマに対してリポジトリのアップグレードを実行することをお薦めします。 |
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作業リポジトリが正しいマスター・リポジトリのスキーマおよびホストにアタッチされていることの確認 |
アップグレード・アシスタントはマスター・リポジトリにアタッチされるすべての作業リポジトリをアップグレードします。アップグレードを実行する前に、作業リポジトリのそれぞれが正しいマスター・リポジトリのスキーマおよびホストにアタッチされている必要があります。 |
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アップグレードするODIスキーマのデータベース・バックアップを作成 |
リポジトリ・スキーマがクローン済でなく、非クローン済スキーマをアップグレードしようとしている場合は、バックアップの作成は必須です。ODIスキーマのバックアップの実行は、アップグレードに失敗し、コンテンツが破損した場合には特に重要です。バックアップによって、壊れたスキーマを削除し、アップグレードを完了するためにオリジナルを再クローニングできます。 |
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必要なOracle Fusion Middleware 12c製品のインストールと構成 |
Oracle Fusion Middleware InfrastructureおよびOracle Data Integrator 12cをインストールします。 12c製品のインストールではアップグレード・アシスタントを利用できます。 |
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Oracle Data Integratorマスター・リポジトリおよび作業リポジトリ・スキーマをアップグレードするためのアップグレード・アシスタントの実行 |
アップグレード・アシスタントはOracle Data Integrator 11gリポジトリ・スキーマをOracle Data Integrator 12cへアップグレードします。 |
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スタンドアロン・エージェント環境(WebLogicドメインあり)のアップグレード |
11gスキーマのアップグレード後に、スタンドアロン・エージェント環境(WebLogicドメインあり)をアップグレードできます。 そのためのタスクは次のとおりです。
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アップグレードを実行して確認するには、次のタスクを実行します。
ノード・マネージャを構成および起動するには、次を参照してください。
ノード・マネージャの構成の詳細は、『Oracle WebLogic Serverのアップグレード』のノード・マネージャ構成の実行に関する説明を参照してください。
ノード・マネージャの起動の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のノード・マネージャの起動と停止に関する項を参照してください。
管理サーバーを停止し、再起動します。
詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』の管理サーバーの起動と停止に関する項を参照してください。
管理コンソールのURL:
http://administration_server_host:administration_server_port/console
Fusion Middleware Control:
http://administration_server_host:administration_server_port/em
注意: アップグレード後に、11g Oracleホームではなく、新しい12c Oracleホームから管理ツールを実行する必要があります。 |