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Oracle® Fusion Middleware Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理
12c (12.1.2)
E47994-03
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19 事前定義済アサーション・テンプレート

事前定義済アサーション・テンプレートは、独自のポリシーの作成または新規ポリシー作成のためのクローニングに使用します。この章では、現在のリリース用に定義されている事前定義済アサーション・テンプレートについて説明します。


注意:

  • 現行リリースとともに配布される事前定義済のポリシーおよびアサーション・テンプレートは、読取り専用です。これらのポリシーまたはアサーション・テンプレートを変更するには、前もってそれらをコピーする必要があります。アサーション内の属性をポリシーに追加してから構成することもできます。アサーション・テンプレートの管理およびポリシーへの追加の詳細は、「ポリシー・アサーション・テンプレートの管理」を参照してください。

  • 前のリリース(11g)の事前定義済ポリシーまたはアサーション・テンプレートを変更していた場合、それらのポリシーまたはテンプレートは、次のリリースの読取り専用バージョンのものに置換されます。詳細は、「Webサービス・ポリシー管理の概要」を参照してください。


この章の構成は、次のとおりです。

各表内の構成設定の詳細な説明については、「アサーション・テンプレート設定リファレンス」を参照してください。

各表内にリストされている構成プロパティの詳細な説明については、「アサーション・テンプレート構成プロパティ・リファレンス」を参照してください。構成プロパティを編集する方法の詳細は、「アサーション・テンプレートの構成プロパティの編集」を参照してください。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「ポリシー構成のオーバーライドの概要」を参照してください。

19.1 セキュリティ・アサーション・テンプレート

次の項では、セキュリティ・アサーション・テンプレートをより詳細に説明します。

次のリンク(アルファベット順)を使用して、特定のアサーション・テンプレートの説明に移動できます。

19.1.1 認証のみのアサーション・テンプレート

表19-1は、認証のみを実行するアサーション・テンプレートの概要、およびトークンがトランスポート・レイヤーまたはSOAPヘッダーに組み込まれるかどうかを示しています。

表19-1 認証のみのアサーション・テンプレート

クライアント・テンプレート サービス・テンプレート 認証(トランスポート) 認証(SOAP) 認証(REST) メッセージ保護(トランスポート) メッセージ保護(SOAP)

なし

oracle/http_oam_token_service_template


いいえ

いいえ

はい

いいえ

いいえ

oracle/http_saml20_token_bearer_client_template


oracle/http_saml20_token_bearer_service_template


いいえ

いいえ

はい

はい

いいえ

oracle/http_spnego_token_client_template


oracle/http_spnego_token_service_template


いいえ

いいえ

はい

はい

いいえ

oracle/wss_http_token_client_template


oracle/wss_http_token_service_template


はい

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

oracle/wss_username_token_client_template


oracle/wss_username_token_service_template


いいえ

はい

いいえ

いいえ

いいえ

oracle/wss10_saml_token_client_template


oracle/wss10_saml_token_service_template


いいえ

はい

いいえ

いいえ

いいえ

oracle/wss10_saml20_token_client_template


oracle/wss10_saml20_token_service_template


いいえ

はい

いいえ

いいえ

いいえ

oracle/wss11_kerberos_token_client_template


oracle/wss11_kerberos_token_service_template


いいえ

はい

いいえ

いいえ

いいえ


19.1.1.1 oracle/http_oam_token_service_template

表示名: HTTP OAMサービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-oam-security

説明

http_oam_token_service_templateアサーション・テンプレートによって、OAMエージェントがユーザーを認証し、アイデンティティを確立したことが検証されます。このポリシーは、HTTPベースのすべてのエンドポイントに適用できます。

設定

表19-2は、http_oam_token_service_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-2 http_oam_token_service_templateの設定

Name デフォルト値

認証ヘッダー


認証ヘッダー - メカニズム


oam

認証ヘッダー - ヘッダー名


なし


構成

表19-3は、http_oam_token_service_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティを示しています。

表19-3 http_oam_token_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

reference.priority


なし

Optional


19.1.1.2 oracle/http_saml20_token_bearer_client_template

表示名: HTTP Saml Bearer V2.0トークン・クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-saml20-bearer-security

説明

http_saml20_token_bearer_client_templateアサーション・テンプレートによって、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにSAML 2.0トークンが組み込まれます。確認方法がBearerのSAMLトークンが自動的に作成されます。

設定

表19-4は、http_saml20_token_bearer_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-4 http_saml20_token_bearer_client_templateの設定

Name デフォルト値

認証ヘッダー


認証ヘッダー - メカニズム


saml20-bearer

認証ヘッダー - ヘッダー名


なし


構成

表19-5は、http_saml20_token_bearer_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-5 http_saml20_token_bearer_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

user.attributes


なし

Optional

saml.issuer.name


www.oracle.com

Optional

user.roles.include


false

Optional

csf-key


basic.credentials

Optional

subject.precedence


true

Optional

saml.audience.uri


なし

Optional

keystore.sig.csf.key


なし

Optional

saml.envelope.signature.required


true

Optional

reference.priority


なし

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional


19.1.1.3 oracle/http_saml20_token_bearer_service_template

表示名: HTTP Saml Bearer V2.0トークン・サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-saml20-bearer-security

説明

http_saml20_token_bearer_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security SOAPヘッダー内の、確認方式がBearerとなっているSAMLトークンに指定されている資格証明を使用して、ユーザーが認証されます。

設定

http_saml20_token_bearer_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定の詳細は、表19-4を参照してください。

構成

表19-45は、http_saml20_token_bearer_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-6 http_saml20_token_bearer_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

saml.trusted.issuers


Null

Optional

saml.envelope.signature.required


true

Optional

reference.priority


なし

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional


19.1.1.4 oracle/http_spnego_token_client_template

表示名: SPNEGOトークン・クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-spnego-security

説明

http_spnego_token_client_templateアサーション・テンプレートは、KerberosトークンとSimple and Protected GSSAPI Negotiation Mechanism (SPNEGO)プロトコルを使用した認証を提供します。

設定

表19-7は、http_spnego_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-7 http_spnego_token_client_templateの設定

Name デフォルト値

認証ヘッダー


認証ヘッダー - メカニズム


spnego

認証ヘッダー - ヘッダー名


なし


構成

表19-8は、http_spnego_token_client_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティを示しています。

表19-8 http_spnego_token_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

service.principal.name


HOST/localhost@EXAMPLE.COM

必須

keytab.location


なし

Optional

caller.principal.name


なし

Optional

credential.delegation


false

必須

role


ultimateReceiver

定数

reference.priority


なし

Optional


19.1.1.5 oracle/http_spnego_token_service_template

表示名: SPNEGOトークン・サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-spnego-security

説明

http_spnego_token_service_templateアサーション・テンプレートは、KerberosトークンとSPNEGOプロトコルを使用した認証を提供します。

設定

http_spnego_token_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定の詳細は、表19-7を参照してください。

構成

表19-9は、http_spnego_token_service_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティを示しています。

表19-9 http_spnego_token_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

credential.delegation


false

必須

reference.priority


なし

Optional


19.1.1.6 oracle/wss_http_token_client_template

表示名: Wss HTTPトークン・クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-security

説明

wss_http_token_client_templateアサーション・テンプレートでは、HTTPヘッダー内にユーザー名およびパスワード資格証明が組み込まれます。一方向認証または双方向認証が必要かどうかを制御できます。

設定

表19-10は、wss_http_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-10 wss_http_token_client_templateの設定

Name デフォルト値

認証ヘッダー


認証ヘッダー - メカニズム


basic

認証ヘッダー - ヘッダー名


なし

Transport Layer Security


Transport Layer Security


無効

Transport Layer Security - 相互認証が必要


無効

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める


無効


構成

表19-11は、wss_http_token_client_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティを示しています。

表19-11 wss_http_token_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

csf-key


basic.credentials

必須

role


ultimateReceiver

定数

reference.priority


なし

Optional


19.1.1.7 oracle/wss_http_token_service_template

表示名: Wss HTTPトークン・サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-security

説明

wss_http_token_service_templateアサーション・テンプレートでは、HTTPヘッダーの資格証明を使用して、Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対してユーザーが認証されます。一方向認証または双方向認証が必要かどうかを制御できます。

設定

wss_http_token_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定の詳細は、表19-10を参照してください。

構成

表19-12は、wss_http_token_service_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティを示しています。

表19-12 wss_http_token_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

realm


owsm

定数

role


ultimateReceiver

定数

reference.priority


なし

Optional


19.1.1.8 oracle/wss_username_token_client_template

表示名: Wssユーザー名トークン・クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-username-token

説明

wss_username_token_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security UsernameTokenヘッダー内にユーザー名およびパスワード資格証明を使用した認証が組み込まれます。アサーションでは、3つのタイプのパスワード資格証明(プレーン・テキスト、ダイジェストおよびパスワードなし)がサポートされています。


注意:

ダイジェスト・パスワードを使用しないと、このテンプレートを使用して作成されたポリシーはセキュアではなくなります。このアサーションは、セキュリティが低くても問題にならない場合にのみプレーン・テキストでまたはパスワードなしで、または他のメカニズムでトランスポートが保護されていることがはっきりしている場合に使用してください。または、このアサーションのSSLバージョンであるoracle/wss_username_token_over_ssl_client_templateの使用を検討します。


リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。

設定

表19-13は、wss_username_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-13 wss_username_token_client_templateの設定

Name デフォルト値

ユーザー名トークン


パスワード・タイプ


plaintext

必要な作成時間


無効

必要なNonce


無効


構成

表19-14は、wss_username_token_client_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティを示しています。

表19-14 wss_username_token_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

csf-key


basic.credentials

必須

role


ultimateReceiver

定数

reference.priority


なし

Optional


19.1.1.9 oracle/wss_username_token_service_template

表示名: Wssユーザー名トークン・サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-username-token

説明

wss_username_token_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security UsernameToken SOAPヘッダー内のユーザー名およびパスワード資格証明を使用した認証が実行されます。アサーションでは、3つのタイプのパスワード資格証明(プレーン・テキスト、ダイジェストおよびパスワードなし)がサポートされています。


注意:

ダイジェスト・パスワードを使用しないと、このテンプレートを使用して作成されたポリシーはセキュアではなくなります。このアサーションは、セキュリティが低くても問題にならない場合にのみプレーン・テキストでまたはパスワードなしで、または他のメカニズムでトランスポートが保護されていることがはっきりしている場合に使用してください。または、このアサーションのSSLバージョンであるoracle/wss_username_token_over_ssl_service_templateの使用を検討します。


リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。

設定

wss_username_token_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定については、表19-13を参照してください。

構成

表19-15は、wss_username_token_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-15 wss_username_token_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

reference.priority


なし

Optional


19.1.1.10 oracle/wss10_saml_token_client_template

表示名: Wss10 SAMLトークン・クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-token

説明

wss10_saml_token_client_templateアサーション・テンプレートでは、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにSAMLトークンが組み込まれます。SAMLトークンは自動的に作成されます。

設定

表19-16は、wss10_saml_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-16 wss10_saml_token_client_templateの設定

Name デフォルト値

SAMLトークン・タイプ


Version


1.1

確認タイプ


sender-vouches

名前識別子フォーマット


未指定


構成

表19-17は、wss10_saml_token_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-17 wss10_saml_token_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

user.attributes


なし

Optional

user.roles.include


false

Optional

saml.issuer.name


www.oracle.com

Optional

csf-key


basic.credentials

必須

subject.precedence


true

Optional

saml.audience.uri


Null

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.1.11 oracle/wss10_saml_token_service_template

表示名: Wss10 SAMLトークン・サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-token

説明

wss10_saml_token_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security SOAPヘッダー内のSAMLトークンに指定されている資格証明を使用してユーザーが認証されます。

設定

wss10_saml_token_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーションの設定と同じです。設定については、表19-16を参照してください。

構成

表19-18は、wss10_saml_token_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-18 wss10_saml_token_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

saml.trusted.issuers


Null

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.1.12 oracle/wss10_saml20_token_client_template

表示名: Wss10 SAML V2.0トークン・クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-token

説明

wss10_saml20_token_client_templateアサーション・テンプレートでは、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにSAMLトークンが組み込まれます。SAMLトークンは自動的に作成されます。

設定

表19-19は、wss10_saml20_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-19 wss10_saml20_token_client_templateの設定

Name デフォルト値

SAMLトークン・タイプ


Version


2.0

確認タイプ


sender-vouches

名前識別子フォーマット


未指定


構成

表19-20は、wss10_saml20_token_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。構成プロパティの設定の詳細は、「アサーション・テンプレートの構成プロパティの編集」を参照してください。

ポリシーのオーバーライドの詳細は、「ポリシー構成のオーバーライドの概要」を参照してください。

表19-20 wss10_saml20_token_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

user.attributes


なし

Optional

user.roles.include


false

Optional

saml.issuer.name


www.oracle.com

Optional

csf-key


basic.credentials

Optional

subject.precedence


true

Optional

saml.audience.uri


Null

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.1.13 oracle/wss10_saml20_token_service_template

表示名: Wss10 SAML V2.0トークン・サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-token

説明

wss10_saml20_token_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security SOAPヘッダー内のSAMLトークンに指定されている資格証明を使用してユーザーが認証されます。

設定

wss10_saml20_token_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同様です。設定については、表19-19を参照してください。

構成

表19-21は、wss10_saml20_token_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。構成プロパティの設定の詳細は、「アサーション・テンプレートの構成プロパティの編集」を参照してください。

ポリシーのオーバーライドの詳細は、「ポリシー構成のオーバーライドの概要」を参照してください。

表19-21 wss10_saml20_token_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

saml.trusted.issuers


Null

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.1.14 oracle/wss11_kerberos_token_client_template

表示名: Wss11 Kerberosトークン・クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: kerberos-security

説明

wss11_kerberos_token_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従って、WS-SecurityヘッダーにKerberosトークンが組み込まれます。

設定

表19-22は、wss11_kerberos_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-22 wss11_kerberos_token_client_templateの設定

Name デフォルト値

Kerberosトークン・タイプ


Kerberosトークン・タイプ


gss-apreq-v5

導出キー


無効


構成

表19-23は、wss11_kerberos_token_client_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティを示しています。

表19-23 wss11_kerberos_token_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

service.principal.name


HOST/localhost@EXAMPLE.COM

必須

keytab.location


なし

Optional

caller.principal.name


なし

Optional

credential.delegation


false

必須

reference.priority


なし

Optional


19.1.1.15 oracle/wss11_kerberos_token_service_template

表示名: Wss11 Kerberosトークン・サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: kerberos-security

説明

wss11_kerberos_token_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従って実行されます。このテンプレートは、SOAPヘッダーからKerberosトークンを抽出し、ユーザーを認証します。コンテナには、Oracle Platform Security Servicesを介して構成されたKerberosインフラストラクチャが含まれている必要があります。

設定

wss11_keberos_token_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定については、表19-22を参照してください。

構成

表19-24は、wss11_kerberos_token_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-24 wss11_kerberos_token_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

credential.delegation


false

必須

role


ultimateReceiver

定数

reference.priority


なし

Optional


19.1.2 メッセージ保護のみのアサーション・テンプレート

表19-25は、メッセージ保護のみを実行するアサーション・テンプレートの概要、およびトークンがトランスポート・レイヤーまたはSOAPヘッダーに組み込まれるかどうかを示しています。

表19-25 メッセージ保護のみのアサーション・テンプレート

クライアント・テンプレート サービス・テンプレート 認証(トランスポート) 認証(SOAP) メッセージ保護(トランスポート) メッセージ保護(SOAP)

oracle/wss10_message_protection_client_template


oracle/wss10_message_protection_service_template


いいえ

いいえ

いいえ

はい

oracle/wss11_message_protection_client_template


oracle/wss11_message_protection_service_template


いいえ

いいえ

いいえ

はい


19.1.2.1 oracle/wss10_message_protection_client_template

表示名: Wss10メッセージ保護クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-anonymous-with-certificates

説明

wss10_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性および機密保護)が実行されます。

設定

表19-26は、wss10_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-26 wss10_message_protection_client_templateの設定

Name デフォルト値

X509トークン


署名鍵参照メカニズム


direct

暗号化鍵参照メカニズム


direct

受信者署名鍵参照メカニズム


direct

受信者暗号化鍵参照メカニズム


direct

署名済


無効

PKIパスの使用


無効

セキュア通信


有効


無効

Version


1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証


無効

クライアント・エントロピ


有効

導出キー


有効

サーバー・エントロピ


有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ


アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ


アルゴリズム・スイート


BASIC_128

タイムスタンプを含める


有効

署名の暗号化


無効

「リクエスト・メッセージ」設定

なし

「レスポンス・メッセージ」設定


なし

「フォルト・メッセージ」設定


なし


構成

表19-27は、wss10_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-27 wss10_message_protection_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

keystore.recipient.alias


orakey

必須

role


ultimateReceiver

定数

keystore.sig.csf.key


なし

Optional

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

ignore.timestamp.in.response


false

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.2.2 oracle/wss10_message_protection_service_template

表示名: Wss10メッセージ保護サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-anonymous-with-certificates

説明

wss10_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、インバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性および機密保護)が実行されます。

設定

wss10_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定については、表19-26を参照してください。

構成

表19-28は、wss10_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-28 wss10_message_protection_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

keystore.sig.csf.key


なし

Optional

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.2.3 oracle/wss11_message_protection_client_template

表示名: Wss11メッセージ保護クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-anonymous-with-certificates

説明

wss11_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.1標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性および機密保護)が実行されます。

設定

表19-29は、wss11_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-29 wss11_message_protection_client_templateの設定

Name デフォルト値

X509トークン


暗号化鍵参照メカニズム


thumbprint

署名済


有効

PKIパスの使用


無効

導出キー


無効

セキュア通信


有効


無効

Version


1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証


無効

クライアント・エントロピ


有効

導出キー


有効

サーバー・エントロピ


有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ


アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ


アルゴリズム・スイート


BASIC_128

タイムスタンプを含める


有効

署名の暗号化


無効

署名の確認


有効

「リクエスト・メッセージ」設定

なし

「レスポンス・メッセージ」設定


なし

「フォルト・メッセージ」設定


なし


構成

表19-30は、wss11_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-30 wss11_message_protection_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

keystore.recipient.alias


orakey

必須

role


ultimateReceiver

定数

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional

ignore.timestamp.in.response


false

Optional


19.1.2.4 oracle/wss11_message_protection_service_template

表示名: Wss11メッセージ保護サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-anonymous-with-certificates

説明

wss11_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.1標準に従って、インバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性および機密保護)が実行されます。

設定

wss11_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定については、表19-29を参照してください。

構成

表19-31は、wss11_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-31 wss11_message_protection_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3 メッセージ保護および認証のアサーション・テンプレート

表19-32は、メッセージ保護および認証の両方を実行するアサーション・テンプレートの概要、およびトークンがトランスポート・レイヤーまたはSOAPヘッダーに組み込まれるかどうかを示しています。

表19-32 メッセージ保護および認証のアサーション・テンプレート

クライアント・テンプレート サービス・テンプレート 認証(トランスポート) 認証(SOAP) メッセージ保護(トランスポート) メッセージ保護(SOAP)

oracle/wss_http_token_over_ssl_client_template


oracle/wss_http_token_over_ssl_service_template


はい

いいえ

はい

いいえ

oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_template


oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_template


いいえ

はい

はい

いいえ

oracle/wss_saml20_token_bearer_over_ssl_client_template


oracle/wss_saml20_token_bearer_over_ssl_service_template


いいえ

はい

はい

いいえ

oracle/wss_saml_token_over_ssl_client_template


oracle/wss_saml_token_over_ssl_service_template


いいえ

はい

はい

いいえ

oracle/wss_saml20_token_over_ssl_client_template


oracle/wss_saml20_token_over_ssl_service_template


いいえ

はい

はい

いいえ

oracle/wss_username_token_over_ssl_client_template


oracle/wss_username_token_over_ssl_service_template


いいえ

はい

はい

いいえ

oracle/wss10_saml_hok_token_with_message_protection_client_template


oracle/wss10_saml_hok_token_with_message_protection_service_template


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_template


oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_service_template


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss10_saml20_token_with_message_protection_client_template


oracle/wss10_saml20_token_with_message_protection_service_template


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_template


oracle/wss10_username_token_with_message_protection_service_template


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_client_template


oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_service_template


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_template


oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_template


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_template


oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_service_template


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss11_saml20_token_with_message_protection_client_template


oracle/wss11_saml20_token_with_message_protection_service_template


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss11_username_token_with_message_protection_client_template


oracle/wss11_username_token_with_message_protection_service_template


いいえ

はい

いいえ

はい

oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_client_template


oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_service_template


いいえ

はい

いいえ

はい


19.1.3.1 oracle/wss_http_token_over_ssl_client_template

表示名: Wss HTTP Token Over SSLクライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-security

説明

wss_http_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートでは、アウトバウンド・クライアント・リクエストのHTTPヘッダーに資格証明が組み込まれ、Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対してユーザーが認証されます。このポリシーは、トランスポート・プロトコルがHTTPSであることを検証します。HTTPS以外のトランスポート・プロトコルを介するリクエストは拒否されます。このポリシーは、HTTPベースのあらゆるクライアントに適用できます。

設定

表19-33は、wss_http_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-33 wss_http_token_over_ssl_client_templateの設定

Name デフォルト値

認証ヘッダー


認証ヘッダー - メカニズム


basic

認証ヘッダー - ヘッダー名


なし

Transport Layer Security


Transport Layer Security


有効

Transport Layer Security - 相互認証が必要


無効

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める


無効


構成

表19-34は、wss_http_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-34 wss_http_token_over_ssl_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

csf-key


basic.credentials

必須

role


ultimateReceiver

定数

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.2 oracle/wss_http_token_over_ssl_service_template

表示名: Wss HTTP Token Over SSLサービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-security

説明

wss_http_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートでは、HTTPヘッダーの資格証明が抽出され、Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対してユーザーが認証されます。

設定

wss_http_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定については、表19-33を参照してください。

構成

表19-35は、wss_http_token_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-35 wss_http_token_over_ssl_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

realm


owsm

定数

role


ultimateReceiver

定数

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.3 oracle/wss_saml_token_bearer_client_template

表示名: Wss SAML Bearerトークン・クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-token

説明

wss_saml_token_bearer_client_templateアサーション・テンプレートでは、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにSAMLトークンが組み込まれます。確認方法がBearerのSAMLトークンが自動的に作成されます。

設定

表19-36は、wss_saml_token_bearer_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-36 wss_saml_token_bearer_client_templateの設定

Name デフォルト値

SAMLトークン・タイプ


Version


1.1

確認タイプ


bearer

名前識別子フォーマット


未指定


構成

表19-41は、wss_saml_token_bearer_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-37 wss_saml_token_bearer_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

user.attributes


Null

Optional

user.roles.include


false

Optional

saml.issuer.name


www.oracle.com

Optional

csf-key


basic.credentials

Optional

subject.precedence


true

Optional

saml.audience.uri


Null

Optional

keystore.sig.csf.key


なし

Optional

saml.envelope.signature.required


true

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

user.tenant.name


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.4 oracle/wss_saml_token_bearer_service_template

表示名: Wss SAML Bearerトークン・サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-token

説明

wss_saml_token_bearer_service_templateアサーション・テンプレートでは、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにSAMLトークンが組み込まれます。確認方法がBearerのSAMLトークンが自動的に作成されます。

設定

表19-36は、wss_saml_token_bearer_service_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-38 wss_saml_token_bearer_service_templateの設定

Name デフォルト値

SAMLトークン・タイプ


Version


1.1

確認タイプ


bearer

名前識別子フォーマット


未指定


構成

表19-41は、wss_saml_token_bearer_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-39 wss_saml_token_bearer_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

saml.trusted.issuers


なし

Optional

saml.envelope.signature.required


true

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.5 oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_template

表示名: Wss SAML Token Over SSL (Bearer確認方式)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-saml-token-bearer-over-ssl

説明

wss_saml_token_bearer_over_ssl_clientアサーション・テンプレートでは、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにSAMLトークンが組み込まれます。確認方法がBearerのSAMLトークンが自動的に作成されます。

設定

表19-40は、wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-40 wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_templateの設定

Name デフォルト値

SAMLトークン・タイプ


Version


1.1

確認タイプ


bearer

署名済


無効

暗号化


無効

名前識別子フォーマット


未指定

Transport Layer Security


Transport Layer Security


有効

Transport Layer Security - 相互認証が必要


無効

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める


無効

アルゴリズム・スイート


なし

セキュア通信


有効


無効

Version


1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証


無効

クライアント・エントロピ


有効

導出キー


無効

サーバー・エントロピ


有効


構成

表19-41は、wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-41 wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

user.attributes


Null

Optional

user.roles.include


false

Optional

saml.issuer.name


www.oracle.com

Optional

csf-key


basic.credentials

Optional

subject.precedence


true

Optional

saml.audience.uri


Null

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

user.tenant.name


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.6 oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_template

表示名: Wss SAML Token Over SSL (Bearer確認方式)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-saml-token-bearer-over-ssl

説明

wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security SOAPヘッダー内の、確認方式がBearerとなっているSAMLトークンに指定されている資格証明を使用して、ユーザーが認証されます。

設定

wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定については、表19-40を参照してください。

構成

表19-42は、wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-42 wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

saml.trusted.issuers


なし

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.7 oracle/wss_saml20_token_bearer_over_ssl_client_template

表示名: Wss SAML V2.0 Token Over SSL (Bearer確認方式)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-saml-token-bearer-over-ssl

説明

wss_saml20_token_bearer_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートでは、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにSAMLトークンが組み込まれます。確認方法がBearerのSAMLトークンが自動的に作成されます。

設定

表19-43は、wss_saml20_token_bearer_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-43 wss_saml20_token_bearer_over_ssl_client_templateの設定

Name デフォルト値

SAMLトークン・タイプ


Version


2.0

確認タイプ


bearer

署名済


無効

暗号化


無効

名前識別子フォーマット


未指定

Transport Layer Security


Transport Layer Security


有効

Transport Layer Security - 相互認証が必要


無効

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める


無効

アルゴリズム・スイート


なし

セキュア通信


有効


無効

Version


1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証


無効

クライアント・エントロピ


有効

導出キー


無効

サーバー・エントロピ


有効


構成

表19-44は、wss_saml20_token_bearer_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-44 wss_saml20_token_bearer_over_ssl_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

user.attributes


なし

Optional

user.roles.include


false

Optional

saml.issuer.name


www.oracle.com

Optional

csf-key


basic.credentials

Optional

subject.precedence


true

Optional

saml.audience.uri


Null

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.8 oracle/wss_saml20_token_bearer_over_ssl_service_template

表示名: Wss SAML V2.0 Token Over SSL (Bearer確認方式)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-saml-token-bearer-over-ssl

説明

wss_saml20_token_bearer_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security SOAPヘッダー内の、確認方式がBearerとなっているSAMLトークンに指定された資格証明を使用して、ユーザーが認証されます。

設定

wss_saml20_token_bearer_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定については、表19-43を参照してください。

構成

表19-45は、wss_saml20_token_bearer_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-45 wss_saml20_token_bearer_over_ssl_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

saml.trusted.issuers


Null

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.9 oracle/wss_saml_token_over_ssl_client_template

表示名: Wss SAML Token Over SSLクライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-saml-token-over-ssl

説明

wss_saml_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートは、sender-vouches確認タイプを使用した、WS-Security SOAPヘッダー内のSAMLトークンに指定されている資格証明の認証を可能にします。

設定

表19-46は、wss_saml_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-46 wss_saml_token_over_ssl_client_templateの設定

Name デフォルト値

SAMLトークン・タイプ


Version


1.1

確認タイプ


sender-vouches

署名済


有効

暗号化


無効

名前識別子フォーマット


未指定

Transport Layer Security


Transport Layer Security


有効

Transport Layer Security - 相互認証が必要


有効

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める


無効

アルゴリズム・スイート


なし

セキュア通信


有効


無効

Version


1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証


無効

クライアント・エントロピ


有効

導出キー


有効

サーバー・エントロピ


有効


構成

表19-47は、wss_saml_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-47 wss_saml_token_over_ssl_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

user.attributes


なし

Optional

user.roles.include


false

Optional

saml.issuer.name


www.oracle.com

Optional

csf-key


basic.credentials

Optional

subject.precedence


true

Optional

saml.audience.uri


なし

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.10 oracle/wss_saml_token_over_ssl_service_template

表示名: Wss SAML Token Over SSLサービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-saml-token-over-ssl

説明

wss_saml_token_over_ssl_service_templateでは、sender-vouches確認タイプを使用して、WS-Security SOAPヘッダー内のSAMLトークンに指定されている資格証明の認証が実行されます。

設定

wss_saml_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定については、表19-46を参照してください。

構成

表19-48は、wss_saml_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-48 wss_saml_token_over_ssl_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


なし

Optional

saml.trusted.issuers


Null

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.11 oracle/wss_saml20_token_over_ssl_client_template

表示名: Wss SAML V2.0 Token Over SSLクライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-saml-token-over-ssl

説明

wss_saml20_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートは、sender-vouches確認タイプを使用した、WS-Security SOAPヘッダー内のSAMLトークンに指定されている資格証明の認証を可能にします。

設定

表19-49は、wss_saml20_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-49 wss_saml20_token_over_ssl_client_templateの設定

Name デフォルト値

SAMLトークン・タイプ


Version


2.0

確認タイプ


sender-vouches

署名済


有効

暗号化


無効

名前識別子フォーマット


未指定

Transport Layer Security


Transport Layer Security


有効

Transport Layer Security - 相互認証が必要


有効

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める


無効

アルゴリズム・スイート


なし

セキュア通信


有効


無効

Version


1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証


無効

クライアント・エントロピ


有効

導出キー


無効

サーバー・エントロピ


有効


構成

表19-50は、wss_saml20_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-50 wss_saml20_token_over_ssl_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

user.attributes


なし

Optional

user.roles.include


false

Optional

saml.issuer.name


www.oracle.com

Optional

csf-key


basic.credentials

Optional

subject.precedence


true

Optional

saml.audience.uri


なし

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.12 oracle/wss_saml20_token_over_ssl_service_template

表示名: Wss SAML V2.0 Token Over SSLサービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-saml-token-over-ssl

説明

wss_saml20_token_over_ssl_service_templateでは、sender-vouches確認タイプを使用して、WS-Security SOAPヘッダー内のSAMLトークンに指定されている資格証明の認証が実行されます。

設定

wss_saml20_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定については、表19-49を参照してください。

構成

表19-51は、wss_saml20_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-51 wss_saml20_token_over_ssl_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

saml.trusted.issuers


なし

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.13 oracle/wss_username_token_over_ssl_client_template

表示名: Wss Username Token Over SSLクライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-username-token-over-ssl

説明

wss_username_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートでは、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージのWS-Security UsernameTokenヘッダーに資格証明が組み込まれます。アサーションでは、3つのタイプのパスワード資格証明(プレーン・テキスト、ダイジェストおよびパスワードなし)がサポートされています。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。

設定

表19-52は、wss_username_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-52 wss_username_token_over_ssl_client_templateの設定

Name デフォルト値

ユーザー名トークン


パスワード・タイプ


plaintext

必要な作成時間


無効

必要なNonce


有効

Transport Layer Security


Transport Layer Security


有効

Transport Layer Security - 相互認証が必要


無効

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める


無効

アルゴリズム・スイート


なし

セキュア通信


有効


無効

Version


1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証


無効

クライアント・エントロピ


有効

導出キー


無効

サーバー・エントロピ


有効


構成

表19-53は、wss_username_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-53 wss_username_token_over_ssl_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

csf-key


basic.credentials

必須

sc.token.lifetime


なし

Optional

user.tenant.name


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.14 oracle/wss_username_token_over_ssl_service_template

表示名: Wss Username Token Over SSLサービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-username-token-over-ssl

説明

wss_username_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートでは、UsernameToken WS-Security SOAPヘッダーの資格証明を使用して、Oracle Platform Security Servicesの構成済のアイデンティティ・ストアに対してユーザーが認証されます。アサーションでは、3つのタイプのパスワード資格証明(プレーン・テキスト、ダイジェストおよびパスワードなし)がサポートされています。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。

設定

wss_username_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定については、表19-52を参照してください。

構成

表19-54は、wss_username_token_over_ssl­_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-54 wss_username_token_over_ssl_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.15 oracle/wss10_saml_hok_token_with_message_protection_client_template

表示名: Wss10 SAML Holder-Of-Keyトークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-hok-with-certificates

説明

wss10_saml_hok_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPメッセージに対して、メッセージ保護(整合性と機密保護)およびSAML鍵所有者ベースの認証が実行されます。

設定

表19-55は、wss10_saml_hok_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-55 wss10_saml_hok_token_with_message_protection_client_templateの設定

Name デフォルト値

SAMLトークン・タイプ


Version


1.1

確認タイプ


holder-of-key

署名済


有効

暗号化


無効

名前識別子フォーマット


未指定

X509トークン


署名鍵参照メカニズム


ski

暗号化鍵参照メカニズム


direct

受信者署名鍵参照メカニズム


direct

受信者暗号化鍵参照メカニズム


direct

署名済


無効

PKIパスの使用


無効

メッセージ・セキュリティ


アルゴリズム・スイート


BASIC_128

タイムスタンプを含める


有効

署名の暗号化


無効

「リクエスト・メッセージ」設定

なし

「レスポンス・メッセージ」設定


なし

「フォルト・メッセージ」設定


なし


構成

表19-56は、wss10_saml_hok_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-56 wss10_saml_hok_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

user.attributes


なし

Optional

keystore.recipient.alias


orakey

必須

saml.issuer.name


www.oracle.com

Optional

user.roles.include


false

Optional

saml.assertion.filename


temp

Optional

keystore.sig.csf.key


なし

Optional

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

ignore.timestamp.in.response


false

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.16 oracle/wss10_saml_hok_token_with_message_protection_service_template

表示名: Wss10 SAML Holder-Of-Keyトークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-hok-with-certificates

説明

wss10_saml_hok_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、インバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ保護およびSAML鍵所有者ベースの認証が実行されます。

設定

wss10_saml_hok_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定については、表19-55を参照してください。

構成

表19-57は、wss10_saml_hok_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-57 wss10_saml_hok_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

keystore.sig.csf.key


なし

Optional

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

saml.trusted.issuers


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.17 oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_template

表示名: Wss10 SAMLトークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-with-certificates

説明

wss10_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPメッセージのメッセージ・レベルの保護と、SAMLベースの認証が実行されます。

Webサービス・コンシューマにはSOAPヘッダーのSAMLトークンが含まれ、確認タイプはsender-vouchesです。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、タイム・スタンプ、SAMLトークンの制限、およびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。

設定

表19-58は、wss10_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-58 wss10_saml_token_with_message_protection_client_templateの設定

Name デフォルト値

SAMLトークン・タイプ


Version


1.1

確認タイプ


sender-vouches

署名済


有効

暗号化


無効

名前識別子フォーマット


未指定

X509トークン


署名鍵参照メカニズム


direct

暗号化鍵参照メカニズム


direct

受信者署名鍵参照メカニズム


direct

受信者暗号化鍵参照メカニズム


direct

署名済


無効

PKIパスの使用


無効

セキュア通信


有効


無効

Version


1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証


無効

クライアント・エントロピ


有効

導出キー


有効

サーバー・エントロピ


有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ


アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ


アルゴリズム・スイート


BASIC_128

タイムスタンプを含める


有効

署名の暗号化


無効

「リクエスト・メッセージ」設定

なし

「レスポンス・メッセージ」設定


なし

「フォルト・メッセージ」設定


なし


構成

表19-59は、wss10_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-59 wss10_saml_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

user.attributes


なし

Optional

keystore.recipient.alias


orakey

必須

user.roles.include


false

Optional

saml.issuer.name


www.oracle.com

Optional

keystore.sig.csf.key


なし

Optional

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

csf-key


basic.credentials

Optional

subject.precedence


true

Optional

saml.audience.uri


Null

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

ignore.timestamp.in.response


false

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.18 oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_service_template

表示名: Wss10 SAMLトークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-with-certificates

説明

wss10_saml_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、インバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ保護(整合性と機密保護)およびSAMLベースの認証が実行されます。

Webサービス・コンシューマにはSOAPヘッダーのSAMLトークンが含まれ、確認タイプはsender-vouchesです。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、タイム・スタンプ、SAMLトークンの制限、およびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。

設定

wss10_saml_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定については、表19-58を参照してください。

構成

表19-60は、wss10_saml_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-60 wss10_saml_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

keystore.sig.csf.key


なし

Optional

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

saml.trusted.issuers


なし

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.19 oracle/wss10_saml20_token_with_message_protection_client_template

表示名: Wss10 SAML V2.0トークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-with-certificates

説明

wss10_saml20_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPメッセージに対して、メッセージ・レベルの保護およびSAMLベースの認証が実行されます。

Webサービス・コンシューマにはSOAPヘッダーのSAMLトークンが含まれ、確認タイプはsender-vouchesです。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、タイム・スタンプ、SAMLトークンの制限、およびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。

設定

表19-61は、wss10_saml20_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-61 wss10_saml20_token_with_message_protection_client_templateの設定

Name デフォルト値

SAMLトークン・タイプ


Version


2.0

確認タイプ


sender-vouches

署名済


有効

暗号化


無効

名前識別子フォーマット


未指定

X509トークン


署名鍵参照メカニズム


direct

暗号化鍵参照メカニズム


direct

受信者署名鍵参照メカニズム


direct

受信者暗号化鍵参照メカニズム


direct

署名済


無効

PKIパスの使用


無効

セキュア通信


有効


無効

Version


1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証


無効

クライアント・エントロピ


有効

導出キー


有効

サーバー・エントロピ


有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ


アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ


アルゴリズム・スイート


BASIC_128

タイムスタンプを含める


有効

署名の暗号化


無効

「リクエスト・メッセージ」設定

なし

「レスポンス・メッセージ」設定


なし

「フォルト・メッセージ」設定


なし


構成

表19-62は、wss10_saml20_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-62 wss10_saml20_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

user.attributes


なし

Optional

keystore.recipient.alias


orakey

必須

user.roles.include


false

Optional

keystore.sig.csf.key


なし

Optional

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

saml.issuer.name


www.oracle.com

Optional

csf-key


basic.credentials

Optional

subject.precedence


true

Optional

attesting.mapping.attribute


DN

Optional

saml.audience.uri


なし

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

ignore.timestamp.in.response


false

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.20 oracle/wss10_saml20_token_with_message_protection_service_template

表示名: Wss10 SAML V2.0トークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-with-certificates

説明

wss10_saml20_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、インバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ保護(整合性と機密保護)およびSAMLベースの認証が実行されます。

Webサービス・コンシューマにはSOAPヘッダーのSAMLトークンが含まれ、確認タイプはsender-vouchesです。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、タイム・スタンプ、SAMLトークンの制限、およびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。

設定

wss10_saml20_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定については、表19-61を参照してください。

構成

表19-63は、wss10_saml20_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-63 wss10_saml20_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

keystore.sig.csf.key


なし

Optional

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

saml.trusted.issuers


なし

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.21 oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_template

表示名: Wss10ユーザー名トークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-username-with-certificates

説明

wss10_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ保護(整合性と機密保護)および認証が実行されます。資格証明は、アウトバウンドSOAPメッセージのWS-Security UsernameTokenヘッダーに含まれます。

アサーションでは、3つのタイプのパスワード資格証明(プレーン・テキスト、ダイジェストおよびパスワードなし)がサポートされています。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

設定

表19-64は、wss10_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-64 wss10_username_token_with_message_protection_client_templateの設定

Name デフォルト値

ユーザー名トークン


パスワード・タイプ


plaintext

必要な作成時間


無効

必要なNonce


無効

署名済


有効

暗号化


有効

X509トークン


署名鍵参照メカニズム


direct

暗号化鍵参照メカニズム


direct

受信者署名鍵参照メカニズム


direct

受信者暗号化鍵参照メカニズム


direct

署名済


無効

PKIパスの使用


無効

セキュア通信


有効


無効

Version


1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証


無効

クライアント・エントロピ


有効

導出キー


有効

サーバー・エントロピ


有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ


アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ


アルゴリズム・スイート


BASIC_128

タイムスタンプを含める


有効

署名の暗号化


無効

「リクエスト・メッセージ」設定

なし

「レスポンス・メッセージ」設定


なし

「フォルト・メッセージ」設定


なし


構成

表19-65は、wss10_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-65 wss10_username_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

csf-key


basic.credentials

必須

role


ultimateReceiver

定数

keystore.sig.csf.key


なし

Optional

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

keystore.recipient.alias


orakey

必須

ignore.timestamp.in.response


false

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.22 oracle/wss10_username_token_with_message_protection_service_template

表示名: Wss10ユーザー名トークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-username-with-certificates

説明

wss10_username_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、インバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ保護(整合性と機密保護)および認証が実行されます。

アサーションでは、3つのタイプのパスワード資格証明(プレーン・テキスト、ダイジェストおよびパスワードなし)がサポートされています。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

設定

wss10_username_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定については、表19-64を参照してください。

構成

表19-66は、wss10_username_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-66 wss10_username_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

keystore.sig.csf.key


なし

Optional

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.23 oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_client_template

表示名: Wss10 X509トークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-mutual-auth-with-certificates

説明

wss10_x509_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ保護(整合性と機密保護)および証明書資格証明の移入が実行されます。

設定

表19-67は、wss10_x509_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-67 wss10_x509_token_with_message_protection_client_templateの設定

Name デフォルト値

X509トークン


署名鍵参照メカニズム


direct

暗号化鍵参照メカニズム


direct

受信者署名鍵参照メカニズム


direct

受信者暗号化鍵参照メカニズム


direct

署名済


無効

PKIパスの使用


無効

セキュア通信


有効


無効

Version


1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証


無効

クライアント・エントロピ


有効

導出キー


有効

サーバー・エントロピ


有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ


アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ


アルゴリズム・スイート


BASIC_128

タイムスタンプを含める


有効

署名の暗号化


無効

「リクエスト・メッセージ」設定

なし

「レスポンス・メッセージ」設定


なし

「フォルト・メッセージ」設定


なし


構成

表19-68は、wss10_x509_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-68 wss10_x509_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

keystore.sig.csf.key


なし

Optional

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

keystore.recipient.alias


orakey

必須

ignore.timestamp.in.response


false

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.24 oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_service_template

表示名: Wss10 X509トークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-mutual-auth-with-certificates

説明

wss10_x509_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、インバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性と機密保護)および証明書ベースの認証が実行されます。

設定

wss10_x509_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定については、表19-67を参照してください。

構成

表19-69は、wss10_x509_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-69 wss10_x509_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

keystore.sig.csf.key


なし

Optional

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.25 oracle/wss11_kerberos_token_over_ssl_client_template

表示名: Wss11 Kerberos Token Over SSLクライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-kerberos-over-ssl-security

説明

wss11_kerberos_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従って、WS-Security SOAPヘッダーにKerberosトークンが組み込まれます。Kerberosトークンは、EndorsingSupportingTokenとして通知され、認証およびタイムスタンプの署名にのみ使用されます。メッセージの保護は、SSLによって提供されます。

設定

表19-70は、wss11_kerberos_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-70 wss11_kerberos_token_over_ssl_client_templateの設定

Name デフォルト値

Kerberosトークン・タイプ


Kerberosトークン・タイプ


gss-apreq-v5

Transport Layer Security


Transport Layer Security


有効

Transport Layer Security - 相互認証が必要


無効

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める


有効


構成

表19-71は、wss11_kerberos_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-71 wss11_kerberos_token_over_ssl_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

service.principal.name


HOST/localhost@EXAMPLE.COM

必須

keytab.location


なし

Optional

caller.principal.name


なし

Optional

credential.delegation


false

必須

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.26 oracle/wss11_kerberos_token_over_ssl_service_template

表示名: Wss11 Kerberos Token Over SSLサービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-kerberos-over-ssl-security

説明

wss11_kerberos_token_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従って実行されます。このテンプレートは、SOAPヘッダーからKerberosトークンを抽出し、ユーザーを認証します。コンテナには、Oracle Platform Security Servicesを介して構成されたKerberosインフラストラクチャが含まれている必要があります。Kerberosトークンは、EndorsingSupportingTokenとして通知され、認証およびタイムスタンプの署名にのみ使用されます。メッセージの保護は、SSLによって提供されます。

設定

wss11_kerberos_token_over_ssl_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定については、表19-70を参照してください。

構成

表19-72は、wss11_kerberos_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-72 wss11_kerberos_token_over_ssl_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

credential.delegation


false

必須

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.27 oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_template

表示名: Wss11 Kerberosトークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: kerberos-security

説明

wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従って、WS-SecurityヘッダーにKerberosトークンが組み込まれます。

設定

表19-73は、wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-73 wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_templateの設定

Name デフォルト値

Kerberosトークン・タイプ


Kerberosトークン・タイプ


gss-apreq-v5

導出キー


無効

セキュア通信


有効


無効

Version


1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証


無効

クライアント・エントロピ


有効

導出キー


有効

サーバー・エントロピ


有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ


アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ


アルゴリズム・スイート


TRIPLE_DES

タイムスタンプを含める


有効

「リクエスト・メッセージ」設定

なし

「レスポンス・メッセージ」設定


なし

「フォルト・メッセージ」設定


なし


構成

表19-74は、wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-74 wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

service.principal.name


HOST/localhost@EXAMPLE.COM

必須

keytab.location


なし

Optional

caller.principal.name


  • 値: 未設定

  • デフォルト値: 未設定

  • タイプ: オプション

  • 説明: 未設定


credential.delegation


false

必須

ignore.timestamp.in.response


false

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.28 oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_template

表示名: Wss11 Kerberosトークン・サービス(メッセージ保護付き)アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: kerberos-security

説明

wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従って実行されます。このテンプレートは、SOAPヘッダーからKerberosトークンを抽出し、ユーザーを認証します。コンテナには、Oracle Platform Security Servicesを介して構成されたKerberosインフラストラクチャが含まれている必要があります。

設定

wss11_keberos_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定については、表19-73を参照してください。

構成

表19-75は、wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-75 wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

credential.delegation


false

必須

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.29 oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_template

表示名: Wss11 SAMLトークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-saml-with-certificates

説明

wss11_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.1に従った、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージ保護(整合性と機密保護)およびSAMLトークンの移入を可能にします。SOAPメッセージに含まれているSAMLトークンは、送信者保証確認を使用したSAMLベースの認証で使用します。

設定

表19-76は、wss11_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-76 wss11_saml_token_with_message_protection_client_templateの設定

Name デフォルト値

SAMLトークン・タイプ


Version


1.1

確認タイプ


sender-vouches

署名済


有効

暗号化


無効

名前識別子フォーマット


未指定

X509トークン


署名鍵参照メカニズム


direct

暗号化鍵参照メカニズム


thumbprint

署名済


有効

PKIパスの使用


無効

導出キー


無効

セキュア通信


有効


無効

Version


1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証


無効

クライアント・エントロピ


有効

導出キー


有効

サーバー・エントロピ


有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ


アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ


アルゴリズム・スイート


BASIC_128

タイムスタンプを含める


有効

署名の確認


有効

署名の暗号化


無効

「リクエスト・メッセージ」設定

なし

「レスポンス・メッセージ」設定


なし

「フォルト・メッセージ」設定


なし


構成プロパティ

表19-77は、wss11_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-77 wss11_saml_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

user.attributes


なし

Optional

saml.issuer.name


www.oracle.com

Optional

role


ultimateReceiver

定数

keystore.recipient.alias


orakey

必須

keystore.sig.csf.key


なし

Optional

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

csf-key


basic.credentials

Optional

subject.precedence


true

Optional

saml.audience.uri


なし

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

user.tenant.name


なし

Optional

ignore.timestamp.in.response


false

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.30 oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_service_template

表示名: Wss11 SAMLトークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-saml-with-certificates

説明

wss11_saml_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.1標準に従って、インバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ・レベルの整合性の保護およびSAMLベースの認証が実行されます。WS-Securityバイナリ・セキュリティ・トークンからSAMLトークンを抽出し、その資格証明をOracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対するユーザーの検証に使用します。

設定

wss11_saml_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定については、表19-76を参照してください。

構成

表19-78は、wss11_saml_token__with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-78 wss11_saml_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

saml.trusted.issuers


なし

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.31 oracle/wss11_saml20_token_with_message_protection_client_template

表示名: Wss11 SAML V2.0トークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-saml-with-certificates

説明

wss11_saml20_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.1に従った、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージ保護(整合性と機密保護)およびSAMLトークンの移入を可能にします。SOAPメッセージに含まれているSAMLトークンは、送信者保証確認を使用したSAMLベースの認証で使用します。

設定

表19-79は、wss11_saml20_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-79 wss11_saml20_token_with_message_protection_client_templateの設定

Name デフォルト値

SAMLトークン・タイプ


Version


2.0

確認タイプ


sender-vouches

署名済


有効

暗号化


無効

名前識別子フォーマット


未指定

X509トークン


署名鍵参照メカニズム


direct

暗号化鍵参照メカニズム


thumbprint

署名済


有効

PKIパスの使用


無効

導出キー


無効

セキュア通信


有効


無効

Version


1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証


無効

クライアント・エントロピ


有効

導出キー


有効

サーバー・エントロピ


有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ


アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ


アルゴリズム・スイート


BASIC_128

タイムスタンプを含める


有効

署名の確認


有効

署名の暗号化


無効

「リクエスト・メッセージ」設定

なし

「レスポンス・メッセージ」設定


なし

「フォルト・メッセージ」設定


なし


構成

表19-80は、wss11_saml20_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-80 wss11_saml20_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

user.attributes


なし

Optional

saml.issuer.name


www.oracle.com

Optional

role


ultimateReceiver

定数

keystore.sig.csf.key


なし

Optional

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

keystore.recipient.alias


orakey

必須

csf-key


basic.credentials

Optional

subject.precedence


true

Optional

attesting.mapping.attribute


なし

Optional

saml.audience.uri


なし

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

ignore.timestamp.in.response


false

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


DN

Optional


19.1.3.32 oracle/wss11_saml20_token_with_message_protection_service_template

表示名: Wss11 SAML V2.0トークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-saml-with-certificates

説明

wss11_saml20_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.1標準に従って、インバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ・レベルの整合性の保護およびSAMLベースの認証が実行されます。WS-Securityバイナリ・セキュリティ・トークンからSAMLトークンを抽出し、その資格証明をOracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対するユーザーの検証に使用します。

設定

wss11_saml_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定については、表19-78を参照してください。

構成

表19-81は、wss11_saml20_token__with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-81 wss11_saml20_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

saml.trusted.issuers


なし

Optional

propagate.identity.context


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.33 oracle/wss11_username_token_with_message_protection_client_template

表示名: Wss11ユーザー名トークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-username-with-certificates

説明

ws11_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security v1.1標準に従って、認証およびメッセージ保護が実行されます。

Webサービス・コンシューマは、ユーザー名とパスワード資格証明を挿入し、送信するSOAPメッセージに署名して暗号化します。Webサービス・プロバイダは、メッセージと署名の復号化および検証を行います。

リプレイ攻撃を防止するため、アサーションには、タイムスタンプおよびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。異なる強度の暗号を使用してメッセージを保護できます。

設定

表19-82は、wss11_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-82 wss11_username_token_with_message_protection_client_templateの設定

Name デフォルト値

ユーザー名トークン


パスワード・タイプ


plaintext

必要な作成時間


無効

必要なNonce


無効

暗号化


有効

署名済


有効

X509トークン


暗号化鍵参照メカニズム


thumbprint

署名済


有効

PKIパスの使用


無効

導出キー


無効

セキュア通信


有効


無効

Version


1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証


無効

クライアント・エントロピ


有効

導出キー


有効

サーバー・エントロピ


有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ


アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ


アルゴリズム・スイート


BASIC_128

タイムスタンプを含める


有効

署名の確認


有効

署名の暗号化


無効

「リクエスト・メッセージ」設定

なし

「レスポンス・メッセージ」設定


なし

「フォルト・メッセージ」設定


なし


構成

表19-83は、wss11_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-83 wss11_username_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

csf-key


basic.credentials

必須

role


ultimateReceiver

定数

keystore.recipient.alias


orakey

必須

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

user.tenant.name


なし

Optional

ignore.timestamp.in.response


false

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.34 oracle/wss11_username_token_with_message_protection_service_template

表示名: Wss11ユーザー名トークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-username-with-certificates

説明

ws11_username_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security v1.1標準に従って、認証およびメッセージ保護が実行されます。

Webサービス・コンシューマは、ユーザー名とパスワード資格証明を挿入し、送信するSOAPメッセージに署名して暗号化します。Webサービス・プロバイダは、メッセージと署名の復号化および検証を行います。リプレイ攻撃を防止するため、アサーションには、タイムスタンプおよびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。異なる強度の暗号を使用してメッセージを保護できます。

設定

wss11_username_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定については、表19-82を参照してください。

構成

表19-84は、wss11_username_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-84 wss11_username_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.35 oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_client_template

表示名: Wss11 X509トークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-mutual-auth-with-certificates

説明

wss11_x509_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.1標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ保護(整合性と機密保護)および証明書ベースの認証が実行されます。資格証明は、SOAPメッセージのWS-Securityバイナリ・セキュリティ・トークンに組み込まれます。

設定

表19-85は、wss11_x509_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-85 wss11_x509_token_with_message_protection_client_templateの設定

Name デフォルト値

X509トークン


署名鍵参照メカニズム


direct

暗号化鍵参照メカニズム


thumbprint

署名済


有効

PKIパスの使用


無効

導出キー


無効

セキュア通信


有効


無効

Version


1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証


無効

クライアント・エントロピ


有効

導出キー


有効

サーバー・エントロピ


有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ


アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ


アルゴリズム・スイート


BASIC_128

タイムスタンプを含める


有効

確認タイプ


有効

署名の暗号化


無効

「リクエスト・メッセージ」設定

なし

「レスポンス・メッセージ」設定


なし

「フォルト・メッセージ」設定


なし


構成

表19-86は、wss11_x509_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-86 wss11_x509_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

keystore.recipient.alias


orakey

必須

keystore.sig.csf.key


なし

Optional

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

ignore.timestamp.in.response


false

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.3.36 oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_service_template

表示名: Wss11 X509トークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-mutual-auth-with-certificates

説明

wss11_x509_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.1標準に従って、インバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ・レベルの保護および証明書ベースの認証が実行されます。証明書は、WS-Securityバイナリ・セキュリティ・トークン・ヘッダーから抽出され、証明書内の資格証明はOracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対して検証されます。

設定

wss11_x509_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定については、表19-85を参照してください。

構成

表19-87は、wss11_x509_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-87 wss11_x509_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.4 Oracle Entitlements Server (OES)統合用のテンプレート

表19-88は、OES統合に使用されるアサーション・テンプレートの概要を示しています。

表19-88 OES統合用のテンプレート

サービス・テンプレート 説明

oracle/binding_oes_authrization_template


将来使用するために予約されています。

oracle/binding_oes_masking_template


将来使用するために予約されています。

oracle/component_oes_authorization_template


将来使用するために予約されています。


19.1.4.1 oracle/binding_oes_authrization_template

将来使用するために予約されています。

19.1.4.2 oracle/binding_oes_masking_template

将来使用するために予約されています。

19.1.4.3 oracle/component_oes_authorization_template

将来使用するために予約されています。

19.1.5 PIIアサーション・テンプレート

表19-89は、PIIセキュリティに使用されるアサーション・テンプレートの概要を示しています。

表19-89 Piiアサーション・テンプレート

サービス・テンプレート 説明

oracle/pii_security_template


将来使用するために予約されています。


19.1.5.1 oracle/pii_security_template

表示名: PIIセキュリティ・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: pii-security

説明

将来使用するために予約されています。

19.1.6 WS-Trustアサーション・テンプレート

表19-90は、WS-Trustアサーション・テンプレートの概要を示しています。

このリリースでは、Fusion Middleware Controlを使用してアサーション・テンプレートを直接編集できますが、「設定」ページおよび「構成」ページは使用できません。

表19-90 WS-Trustアサーション・テンプレート

Name 説明

oracle/sts_trust_config_client_template


トークン交換用のSTS呼出しに使用されるSTS構成情報アサーション・テンプレート。

oracle/sts_trust_config_service_template


トークン交換用のSTS呼出しに使用されるSTS構成情報アサーション・テンプレート。

oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_client_template


SSLメッセージ保護付き発行トークンSAML認証(Bearer確認方式)のSOAPバインディング・レベル・クライアント・アサーション・テンプレート。

oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_service_template


SSLメッセージ保護付き発行トークンSAML認証(Bearer確認方式)のSOAPバインディング・レベル・サービス・アサーション・テンプレート。

oracle/wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_client_template


WS-Security 1.1発行トークンSAML HOKトークン(証明書付き)クライアント・アサーション・テンプレート。Basic128を使用した認証およびメッセージ保護を提供します。

oracle/wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_service_template


証明書付きWS-Security 1.1発行トークンSAML HOKサービス・アサーション・テンプレート。Basic128を使用した認証およびメッセージ保護を提供します。

oracle/wss11_sts_issued_saml_with_message_protection_client_template


証明書付きWS-Security 1.1発行トークンSAML送信者保証。Basic128を使用した認証およびメッセージ保護を提供します。


19.1.6.1 oracle/sts_trust_config_client_template

表示名: 信頼構成クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: sts-trust-config

説明

STS構成情報。クライアント側で提供され、トークン交換用のSTSの呼出しに使用されます。

設定

表19-91は、oracle/sts_trust_config_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-91 oracle/sts_trust_config_client_templateの設定

Name デフォルト値

STS構成


WSDLは存在しますか。


はい

WSDL

http://host:port/sts?wsdl

ポートURI


空白

サービス

空白

ポート

空白

ポート・エンドポイント


target-namespace#wsdl.endpoint(service-name/port-name)

クライアント・ポリシーURI


空白

クライアント・ポリシーURI

すべてのクライアント・ポリシーを表示

キーストア受信者の別名


sts-csf-key


構成

表19-92は、oracle/sts_trust_config_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-92 oracle/sts_trust_config_client_templateのプロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

reference.priority


なし

Optional


19.1.6.2 oracle/sts_trust_config_service_template

表示名: 信頼構成サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: sts-trust-config

説明

最小のSTS構成情報。サービス側で提供され、その他すべてのSTS情報の取得およびトークン交換用のSTSの呼出しに使用されます。

設定

表19-93は、oracle/sts_trust_config_service_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-93 oracle/sts_trust_config_service_templateの設定

Name デフォルト値

STS構成


WSDLは存在しますか。


はい

WSDL

http:host:port/sts?wsdl

ポートURI


http://host:port/sts-service


構成

表19-94は、oracle/sts_trust_config_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-94 oracle/sts_trust_config_service_templateのプロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

reference.priority


なし

Optional


19.1.6.3 oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_client_template

表示名: Wss発行SAML Bearerトークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-sts-issued-token-over-ssl

説明

SSLメッセージ保護付き発行トークンSAML認証(Bearer確認方式)のSOAPバインディング・レベル・ポリシー。

設定

表19-95は、oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-95 oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_client_templateの設定

Name デフォルト値

発行済トークン


トークンのタイプ


SAML11

キー・タイプ


Bearer

アルゴリズム・スイート


空白

導出キー


無効

Transport Layer Security


Transport Layer Security


有効

相互認証が必要


無効

タイムスタンプを含める


有効

アルゴリズム・スイート


なし

セキュア通信


有効


無効

Version


1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証


無効

クライアント・エントロピ


有効

導出キー


無効

サーバー・エントロピ


有効


構成

表19-96は、oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-96 oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_client_templateのプロパティ

Name デフォルト値 データ型

sts.auth.user.csf.key


なし

Optional

sts.auth.x509.csf.key


なし

Optional

on.behalf.of


false

必須

sts.auth.on.behalf.of.csf.key


なし

Optional

sts.auth.on.behalf.of.username.only


true

Optional

sts.keystore.recipient.alias


なし

Optional

sts.auth.service.principal.name


HOST/localhost@EXAMPLE.COM

Optional

sts.auth.keytab.location


なし

Optional

sts.auth.caller.principal.name


なし

Optional

sts.in.order


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

issued.token.lifetime


なし

Optional

issued.token.caching


false

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.6.4 oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_service_template

表示名: Wss発行SAML Bearerトークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-sts-issued-token-over-ssl

説明

SSLメッセージ保護付き発行トークンSAML認証(Bearer確認方式)のSOAPバインディング・レベル・ポリシー。

設定

表19-95は、oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

構成

表19-97は、oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-97 oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_service_templateのプロパティ

Name デフォルト値 データ型

role


ultimateReceiver

定数

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.6.5 oracle/wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_client_template

表示名: Wss11発行トークン(SAML Holder of Key方式/メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-sts-issued-token-with-certificates

説明

証明書付きWS-Security 1.1発行トークンSAML HOK。Basic128を使用した認証およびメッセージ保護を提供します。

設定

表19-98は、wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-98 oracle/wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_client_templateの設定

Name デフォルト値

発行済トークン


トークンのタイプ


SAML11

キー・タイプ


Symmetric

アルゴリズム・スイート


Basic128

導出キー


無効

X509トークン


署名鍵参照メカニズム


thumbprint

暗号化鍵参照メカニズム


thumbprint

署名済


有効

PKIパスの使用


無効

導出キー


無効

セキュア通信


有効


無効

Version


1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証


無効

クライアント・エントロピ


有効

導出キー


有効

サーバー・エントロピ


有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ


アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ


アルゴリズム・スイート


BASIC_128

タイムスタンプを含める


有効

署名の確認


有効

署名の暗号化


無効


構成

表19-99は、wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-99 oracle/wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_client_templateのプロパティ

Name デフォルト値 データ型

sts.auth.user.csf.key


なし

Optional

sts.auth.x509.csf.key


なし

Optional

on.behalf.of


true

必須

sts.auth.on.behalf.of.csf.key


なし

Optional

sts.auth.on.behalf.of.username.only


true

Optional

sts.keystore.recipient.alias


なし

Optional

keystore.recipient.alias


orakey

必須

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

sts.auth.service.principal.name


HOST/localhost@EXAMPLE.COM

Optional

sts.auth.keytab.location


なし

Optional

sts.auth.caller.principal.name


なし

Optional

sts.in.order


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

issued.token.lifetime


なし

Optional

issued.token.caching


false

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.6.6 oracle/wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_service_template

表示名: Wss11発行トークン(SAML Holder of Key方式/メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-sts-issued-token-with-certificates

説明

証明書付きWS-Security 1.1発行トークンSAML HOK。Basic128を使用した認証およびメッセージ保護を提供します。

設定

表19-98は、wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

構成

表19-100は、wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-100 oracle/wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_service_templateのプロパティ

Name デフォルト値 データ型

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

role


ultimateReceiver

定数

sc.token.lifetime


なし

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.6.7 oracle/wss11_sts_issued_saml_with_message_protection_client_template

表示名: Wss11発行トークン(SAML送信者保証方式/メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-sts-issued-token-with-certificates

説明

証明書付きWS-Security 1.1発行トークンSAML送信者保証。Basic128を使用した認証およびメッセージ保護を提供します。

設定

表19-101は、wss11_sts_issued_saml_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-101 wss11_sts_issued_saml_with_message_protection_client_templateの設定

Name デフォルト値

発行済トークン


トークンのタイプ


SAML11

キー・タイプ


空白

アルゴリズム・スイート


Basic128

導出キー


無効

X509トークン


署名鍵参照メカニズム


direct

暗号化鍵参照メカニズム


thumbprint

署名済


有効

PKIパスの使用


無効

導出キー


無効

セキュア通信


有効


無効

Version


1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証


無効

クライアント・エントロピ


有効

導出キー


有効

サーバー・エントロピ


有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ


アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ


アルゴリズム・スイート


BASIC_128

タイムスタンプを含める


有効

署名の確認


有効

署名の暗号化


無効


構成

表19-102は、wss11_sts_issued_saml_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-102 oracle/wss11_sts_issued_saml_with_message_protection_client_templateのプロパティ

Name デフォルト値 データ型

sts.auth.user.csf.key


なし

Optional

sts.auth.x509.csf.key


なし

Optional

on.behalf.of


true

必須

sts.auth.on.behalf.of.csf.key


なし

Optional

sts.auth.on.behalf.of.username.only


true

Optional

sts.keystore.recipient.alias


なし

Optional

keystore.recipient.alias


orakey

Optional

keystore.enc.csf.key


なし

Optional

sts.in.order


なし

Optional

sc.token.lifetime


なし

Optional

issued.token.lifetime


なし

Optional

issued.token.caching


false

Optional

reference.priority


なし

Optional


19.1.7 認可アサーション・テンプレート

表19-103は、認可に使用されるアサーション・テンプレートの概要を示しています。それぞれの認可アサーション・テンプレートは、認証アサーション・テンプレートの後に続ける必要があります。

表19-103 認可アサーション・テンプレート

サービス・テンプレート 説明

oracle/binding_authorization_template


SOAPバインディング・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単なロールベースの認可を行います。

oracle/binding_permission_authorization_template


SOAPバインディング・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単な権限ベースの認可を行います。

oracle/component_authorization_template


SOAコンポーネント・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単なロールベースの認可を行います。

oracle/component_permission_authorization_template


SOAコンポーネント・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単な権限ベースの認可を行います。


19.1.7.1 oracle/binding_authorization_template

表示名: バインディング認可アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: binding-authorization

説明

binding_authorization_templateアサーション・テンプレートでは、SOAPバインディング・レベルで認証されたサブジェクトに基づいて、リクエストに対して簡単なロールベースの認可が実行されます。認証アサーション・テンプレートの後に続ける必要があります。

設定

表19-104は、binding_authorization_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-104 binding_authorization_templateの設定

Name デフォルト値

認可権限


権限 - アクション一致

空白

権限 - 制約一致

空白

権限 - リソース一致

空白

ロール


未設定


構成

表19-105は、binding_authorization_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。

表19-105 binding_authorization_templateのプロパティ

Name デフォルト値 データ型

reference.priority


なし

Optional


19.1.7.2 oracle/binding_permission_authorization_template

表示名: バインディング権限ベース認可アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: binding-permission-authorization

説明

binding_permission_authorization_templateアサーションでは、SOAPバインディング・レベルで認証されたサブジェクトに基づいて、リクエストに対して簡単な権限ベースの認可が実行されます。認証アサーションの後に続く必要があります。

設定

表19-106は、binding_permission_authorization_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-106 binding_permission_authorization_templateの設定

Name デフォルト値

認可権限


権限 - アクション一致

*


権限 - 制約一致

空白

権限 - リソース一致

*


権限クラス


空白


構成

表19-107は、binding_permission_authorization_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティを示しています。

表19-107 binding_permission_authorization_templateのプロパティ

Name デフォルト値 データ型

reference.priority


なし

Optional


19.1.7.3 oracle/component_authorization_template

表示名: コンポーネント認可アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: sca-component-authorization

説明

component_authorization_templateアサーションでは、SOAコンポーネント・レベルで認証されたサブジェクトに基づいて、リクエストに対して簡単なロールベースの認可が実行されます。認証アサーションの後に続く必要があります。

設定

表19-108は、component_authorization_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-108 component_authorization_templateの設定

Name デフォルト値

認可権限


権限 - アクション一致

空白

権限 - 制約一致

空白

権限 - リソース一致

空白

ロール


未設定


構成

表19-109は、component_authorization_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティを示しています。

表19-109 component_authorization_templateのプロパティ

Name デフォルト値 データ型

reference.priority


なし

Optional


19.1.7.4 oracle/component_permission_authorization_template

表示名: コンポーネント権限ベース認可アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: sca-component-permission-authorization

説明

component_permission_authorization_templateアサーション・テンプレートでは、SOAコンポーネント・レベルで認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単な権限ベースの認可が実行されます。認証アサーションの後に続く必要があります。


注意:

system-jazn-data.xmlで指定したセキュリティ権限の緩和は、複数のサービス操作の実施に適用されるため、権限ベースのポリシーをEJBで使用する場合は注意が必要です。


設定

表19-110は、component_permission_authorization_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-110 component_permission_authorization_templateの設定

Name デフォルト値

認可権限


権限 - アクション一致

*


権限 - 制約一致

なし

権限 - リソース一致

*


権限クラス


なし


構成

表19-111は、component_permission_authorization_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティを示しています。

表19-111 component_permission_authorization_templateのプロパティ

Name デフォルト値 データ型

reference.priority


なし

Optional


19.1.8 サポートされているアルゴリズム・スイート

表19-112は、メッセージ保護でサポートされているアルゴリズム・スイートを示しています。アルゴリズム・スイートを使用すると、メッセージ保護に使用されるアルゴリズムの暗号文字を制御できます。

表19-112 サポートされているアルゴリズム・スイート

アルゴリズム・スイート ダイジェスト 暗号化 対称鍵のラップ 非対称鍵のラップ 暗号化鍵の導出 署名キーの導出 署名キーの最小長

Basic256

Sha1

Aes256

KwAes256

KwRsaOaep

PSha1L256

PSha1L192

256

Basic192

Sha1

Aes192

KwAes192

KwRsaOaep

PSha1L192

PSha1L192

192

Basic128

Sha1

Aes128

KwAes128

KwRsaOaep

PSha1L128

PSha1L128

128

TripleDes

Sha1

TripleDes

KwTripleDes

KwRsaOaep

PSha1L192

PSha1L192

192

Basic256Rsa15

Sha1

Aes256

KwAes256

KwRsa15

PSha1L256

PSha1L192

256

Basic192Rsa15

Sha1

Aes192

KwAes192

KwRsa15

PSha1L192

PSha1L192

192

Basic128Rsa15

Sha1

Aes128

KwAes128

KwRsa15

PSha1L128

PSha1L128

128

TripleDesRsa15

Sha1

TripleDes

KwTripleDes

KwRsa15

PSha1L192

PSha1L192

192

Basic256Sha256

Sha256

Aes256

KwAes256

KwRsaOaep

PSha1L256

PSha1L192

256

Basic192Sha256

Sha256

Aes192

KwAes192

KwRsaOaep

PSha1L192

PSha1L192

192

Basic128Sha256

Sha256

Aes128

KwAes128

KwRsaOaep

PSha1L128

PSha1L128

128

TripleDesSha256

Sha256

TripleDes

KwTripleDes

KwRsaOaep

PSha1L192

PSha1L192

192

Basic256Sha256Rsa15

Sha256

Aes256

KwAes256

KwRsa15

PSha1L256

PSha1L192

256

Basic192Sha256Rsa15

Sha256

Aes192

KwAes192

KwRsa15

PSha1L192

PSha1L192

192

Basic128Sha256Rsa15

Sha256

Aes128

KwAes128

KwRsa15

PSha1L128

PSha1L128

128

TripleDesSha256Rsa15

Sha256

TripleDes

KwTripleDes

KwRsa15

PSha1L192

PSha1L192

192


19.1.9 リクエスト、レスポンスおよびフォルト・メッセージへの署名と暗号化の設定

表19-113は、リクエスト、レスポンスおよびフォルト・メッセージの設定を示しています。これらの設定は、メッセージの署名および暗号化用に構成します。

表19-113 リクエスト、レスポンスおよびフォルト・メッセージへの署名と暗号化の設定

Name デフォルト値

本体全体を含める


リクエストおよびレスポンス・メッセージの場合はTrue

フォルト・メッセージの場合はFalse

SwAアタッチメントを含める


False

MIMEヘッダーを含める


False

ヘッダー要素


なし

本体要素


なし


19.2 管理アサーション・テンプレート

表19-114は、管理アサーション・テンプレートの概要を示しています。

表19-114 管理アサーション・テンプレート

Name 説明

oracle/security_log_template


任意のバインディングまたはコンポーネントにアタッチできるロギング・アサーション・テンプレートを提供します。


19.2.1 oracle/security_log_template

表示名: セキュリティ・ログ・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: Logging

説明

security_log_templateアサーション・テンプレートは、すべてのバインディングまたはコンポーネントにアタッチ可能な、ロギング・アサーション・テンプレートを提供します。


注意:

ロギング・アサーションは、デバッグおよび監査にのみ使用することをお薦めします。


設定

表19-115は、security_log_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

表19-115 security_log_templateの設定

Name デフォルト値

ロギング


リクエスト


すべて

レスポンス


soap_body

フォルト

未設定


構成

表19-116は、security_log_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティを示しています。

表19-116 security_log_templateのプロパティ

Name デフォルト値 データ型

reference.priority


なし

Optional


19.3 アサーション・テンプレート設定リファレンス

次の各項では、事前定義済のアサーション・テンプレートに設定可能な設定の概要を示しています。設定は、アルファベット順にリストされています。


注意:

すべての設定がすべてのアサーション・テンプレートに適用されるわけではありません。


19.3.1 アクション一致

認可チェックが実行されるアクションまたはWebサービス操作。この値は、値のカンマ区切りのリストにすることもできます。このフィールドでは、ワイルドカードを使用できます。例: validateamountAvailable

19.3.2 アルゴリズム・スイート

メッセージ保護に使用されるアルゴリズム・スイート。「サポートされているアルゴリズム・スイート」を参照してください。

19.3.3 認証ヘッダー - ヘッダー名

認証ヘッダーの名前。

19.3.4 認証ヘッダー - メカニズム

認証のメカニズム。

次の値が有効です。

  • basic: ユーザー名およびパスワードを送信することで、クライアントが自身を認証します。

    注意: Basic認証を使用する場合はSSLを構成することをお薦めします。詳細は、「SSLに関するキーストアの構成」を参照してください。

  • cert: このリリースではサポートされていません。証明書を送信することで、クライアントが自身を認証します。

  • custom: このリリースではサポートされていません。カスタムの認証メカニズム。

  • digest: このリリースではサポートされていません。暗号化されたパスワードをMD5ダイジェストを使用して送信することで、クライアントが自身を認証します。

  • oam: クライアントはOAMエージェントを使用して自身を認証します。

  • saml20-bearer: クライアントはSAML 2.0 Bearerトークンを使用して自身を認証します。

  • spnego: クライアントはKerberos SPNEGOを使用して自身を認証します。

19.3.5 本体要素

注意: このフィールドは、「本体全体を含める」が無効化されている場合に使用できます。

指定された本体要素に署名するか暗号化します。このフィールドは、「ボディを含める」が無効化されている場合に使用できます。

本体要素を追加するには、次のようにします。

  1. 「追加」をクリックします。

  2. ネームスペースURIを入力します。

  3. ヘッダー要素のローカル名を入力します。

  4. 「OK」をクリックします。

本体要素を編集するには、次のようにします。

  1. 「本体要素」リストで、編集するbpdu要素を選択します。

  2. 「編集」をクリックします。

  3. 必要に応じて値を変更します。

  4. 「OK」をクリックします。

本体要素を削除するには、次のようにします。

  1. 「本体要素」リストで、削除する本体要素を選択します。

  2. 「削除」をクリックします。

  3. 確認を要求されたら、「OK」をクリックします。

19.3.6ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ

実際は、「セキュア通信」ポリシーには、内部と外部の2つのポリシーがあります。「ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ」コントロールによって、内部ポリシーおよび外部ポリシーが公開されます。ブートストラップ(内部)ポリシーは、トークンを取得し、クライアントとWebサービス間のハンドシェークを確立するために使用されます。外部ポリシーは、トークンを使用してリクエストする際のアプリケーション・メッセージに使用されます。

詳細は、『Oracle Web Services Managerの理解』の基本モードと拡張モードの使用に関する項を参照してください。

19.3.7 クライアント・エントロピ

これは、セキュア通信でリクエストされた証明トークンの鍵マテリアルとして使用されます。

19.3.8 クライアント・ポリシーURI

クライアントがSTSと通信する際に使用するクライアント・ポリシーURI。WSDLでの識別に従い、選択するポリシーはSTSの認証要件に応じて異なります。

19.3.9 署名の確認

クライアントにシグネチャの確認を送信するかどうかを指定するフラグ。

19.3.10 確認タイプ

確認タイプ。次の値のみ有効です。

  • sender-vouches: 認証に送信者保証のSAMLトークンが使用されます。

19.3.11 制約一致

認可チェックが実行される制約を表す式。制約式は、次の2つのmessageContextプロパティを使用して指定します。

  • messageContext.authenticationMethod: ユーザーの認証に使用する認証方法を決定します。有効な値はSAML_SVです。

  • messageContext.requestOrigin: リクエストが内部ネットワークまたは外部ネットワークから発行されたかどうかを決定します。このプロパティは、Oracle HTTP Serverを使用しており、Oracle HTTP Server管理者がカスタムのVIRTUAL_HOST_TYPEヘッダーをリクエストに追加した場合のみ有効です。

制約パターン・プロパティとその値では、大文字と小文字が区別されます。

制約式では、サポートされている標準的な演算子(==、!=、&&、||、!)を使用します。

19.3.12 必要な作成時間

ユーザー名トークンの作成にタイム・スタンプが必要かどうかを指定するフラグ。

注意: 「パスワード・タイプ」がdigestに設定されている場合は、この属性をtrueに設定する必要があります。そうしない場合、アタッチ先のポリシーは検証されません。

19.3.13 導出キー

導出キーを使用するどうかを指定するフラグ。

19.3.14 有効

事前構成済のWS-SCポリシーの場合、「セキュア通信」はデフォルトで有効になります。その他すべてのポリシーで、「セキュア通信」はデフォルトで無効になります。

19.3.15 署名の暗号化

署名を暗号化するかどうかを指定するフラグ。

19.3.16 暗号化鍵参照メカニズム

リクエストの暗号化に使用されるメカニズム。

wss10_message_protection_client_templateおよびwss10_saml_token_with_message_protection_client_templateの場合の有効な値は、次のとおりです。

  • direct: リクエストに含まれるX.509トークン。

  • ski: 証明書の参照に使用されるX.509証明書のサブジェクト・キー識別子(SKI)の拡張子の値。(一部の証明書にはこの拡張子がありません。)メッセージの受信者は、SKIに対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • issuerserial: 発行者名およびX.509証明書の参照に使用されるシリアル番号属性のコンポジット・キー。メッセージの受信者は、発行者名およびシリアル番号に対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

wss11_message_protection_client_templatewss11_saml_token_with_message_protection_client_templatewss11_saml20_token_with_message_protection_client_templatewss11_username_token_with_message_protection_client_templatewss11_x509_token_with_message_protection_client_templateおよびwss11_username_token_with_message_protection_client_templateの場合の有効な値は、次のとおりです。

  • direct: リクエストに含まれるX.509トークン。

  • ski: 証明書の参照に使用されるX.509証明書のサブジェクト・キー識別子(SKI)の拡張子の値。(一部の証明書にはこの拡張子がありません。)メッセージの受信者は、SKIに対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • issuerserial: 発行者名およびX.509証明書の参照に使用されるシリアル番号属性のコンポジット・キー。メッセージの受信者は、発行者名およびシリアル番号に対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • thumbprint: 証明書のコンテンツのメッセージ・ダイジェスト(SHA1ハッシュ)。証明書を格納する、オーバーヘッドの少ない方法を提供します。

19.3.17 「フォルト・メッセージ」設定

表19-113を参照してください。

19.3.18 ヘッダー要素

指定されたSOAPヘッダー要素に署名するか暗号化します。

ヘッダー要素を追加するには、次のようにします。

  1. 「追加」をクリックします。

  2. ネームスペースURIを入力します。

  3. ヘッダー要素のローカル名を入力します。

  4. 「OK」をクリックします。

ヘッダー要素を編集するには、次のようにします。

  1. 「ヘッダー要素」リストで、編集するヘッダー要素を選択します。

  2. 「編集」をクリックします。

  3. 必要に応じて値を変更します。

  4. 「OK」をクリックします。

ヘッダー要素を削除するには、次のようにします。

  1. 「ヘッダー要素」リストで、削除するヘッダー要素を選択します。

  2. 「削除」をクリックします。

  3. 確認を要求されたら、「OK」をクリックします。

19.3.19 本体全体を含める

SOAPメッセージのボディ全体に署名するか暗号化します。

falseの場合は、「本体要素」セクションを使用して特定の本体要素を追加できます。

19.3.20 MIMEヘッダーを含める

MIMEヘッダー付きのSOAPアタッチメントに署名するか暗号化します。

注意: このフィールドは、「SwAアタッチメントを含める」が有効な場合に有効であり、適用されます。MTOMアタッチメントには適用されません。

19.3.21 SwAアタッチメントを含める

アタッチメント付きSOAPメッセージに署名するか暗号化します。

注意: このフィールドは、MTOMアタッチメントには適用されません。

19.3.22 タイムスタンプを含める

タイムスタンプを含めるかどうかを指定するフラグ。タイムスタンプを使用して、メッセージが無効になる有効期限を識別することで、リプレイ攻撃を防止できます。

19.3.23 暗号化済

SAMLトークンを暗号化するかどうかを指定するフラグ。

19.3.24 署名済

SAMLトークンを署名するかどうかを指定するフラグ。

19.3.25 Kerberosトークン・タイプ

Kerberosトークンのタイプ。有効な値は、gss-apreq-v5 (Kerberosバージョン5 GSS-API)のみです。

19.3.26 キー・タイプ

キー・タイプ。有効な値はbearerのみです。

19.3.27 キーストア受信者の別名

キーストアに追加したSTS証明書の別名。デフォルトの別名はsts-csf-keyです。

19.3.28 相互認証が必要

双方向認証が必要かどうかを指定するフラグ。

次の値が有効です。

  • Enabled: サービスをクライアントに対して認証し、クライアントをサービスに対して認証する必要があります。

  • Disabled: 一方向認証が必要です。サービスをクライアントに対して認証する必要がありますが、クライアントをサービスに対して認証する必要はありません。

19.3.29 名前識別子フォーマット

名前識別子で使用するフォーマットのタイプを指定します。

次のいずれかの値を指定します。

  • 未指定

  • emailAddress

  • X509SubjectName

  • WindowsDomainQualifiedName

次のアサーション・テンプレートには、さらに値kerberosが指定されます。

wss10_saml20_token_client_template、wss_saml20_token_bearer_over_ssl_client_template、wss10_saml20_token_with_message_protection_client_template、wss11_saml20_token_with_message_protection_client_template

「名前識別子フォーマット」は、subject.precedenceがfalseに設定されている場合のみ適用されます。subject.precedenceがfalseの場合、SAMLアサーションを作成するユーザー名は、csf-keyユーザー名プロパティまたはusernameプロパティ(「SAMLアサーションのユーザー名の構成」を参照)から取得されます。ユーザー名のフォーマットは、「名前識別子フォーマット」に設定されたフォーマットと同じである必要があります。

subject.precedenceがtrueの場合、SAMLアサーションを作成するユーザー名はサブジェクトから取得されます。この場合、「名前識別子フォーマット」は常に「未指定」であり、「名前識別子フォーマット」を設定してこれを変更することはできません。

19.3.30 必要なNonce

リプレイ攻撃を防止するためユーザー名にNonceを含める必要があるかどうかを指定するフラグ。

注意: 「パスワード・タイプ」がdigestに設定されている場合は、この属性をtrueに設定する必要があります。そうしない場合、アタッチ先のポリシーは検証されません。

19.3.31 パスワード・タイプ

必要なパスワードのタイプ。

次の値が有効です。

  • none: パスワードは使用されません。

  • plaintext: クリア・テキストのパスワード。

  • digest: 暗号化されたパスワードをMD5ダイジェストを使用して送信することで、クライアントが自身を認証します。

パスワード・タイプを「なし」に指定した場合、キーにパスワードを含める必要はありません。


注意:

ダイジェスト・パスワードを使用しないと、このテンプレートを使用して作成されたポリシーはセキュアではなくなります。plaintextによって、パスワードはクリア・テキストで送信されます。このアサーションは、セキュリティが低くても問題にならない場合にのみダイジェスト・パスワードなしに、または他のメカニズムでトランスポートが保護されていることがはっきりしている場合に使用してください。または、このアサーションのSSLバージョンであるoracle/wss_username_token_over_ssl_client_templateの使用を検討します。


19.3.32 権限

ロールベースまたは権限ベースのポリシーでは、guard要素(「orawsp:guard」を参照)を使用して、リソース、アクションおよび制約一致の値が定義されます。これらの値によって、guardの結果がtrueの場合にのみ、アサーション実行が許可されるようになります。アクセスしたリソース名およびアクションが一致した場合にのみ、アサーションの実行が許可されます。

デフォルトで、リソース名およびアクションでは、ワイルドカードのアスタリスク(*)が使用され、すべてが許可されます。

19.3.33 権限クラス

権限ベースの確認に使用されるクラス。oracle.wsm.security.WSFuncPermissionなどが該当します。

そのポリシーの構成プロパティpermission_classを変更する方法もあります。これはJAAS標準によって権限クラスを識別します。権限クラスは、アプリケーションまたはサーバーのクラスパスに存在する必要があります。

カスタムの権限クラスは、抽象的な権限クラスを拡張し、シリアライズ可能なインタフェースを実装する必要があります。http://docs.oracle.com/javase/7/docs/api/java/security/Permission.html.にあるJavadocを参照してください。

デフォルトはoracle.wsm.security.WSFunctionPermissionです。

19.3.34 ポート・エンドポイント

STS Webサービスのエンドポイント。WSDL 2.0 STSの場合、target-namespace#wsdl.endpoint(service-name/port-name)の形式で指定されます。たとえば、http://samples.otn.com.LoanFlow#wsdl.endpoint(LoanFlowService/LoanFlowPort)と指定します。WSDL 1.1 STSの場合、targetnamespace#wsdl11.endpoint(servicename/portname)という形式で指定します。たとえば、http://samples.otn.com.LoanFlow#wsdl11.endpoint(LoanFlowService/LoanFlowPort)と指定します。

19.3.35 ポートURI

STSポートの実際のエンドポイントURI。たとえば、http://host:port/context-root/service1と指定します。

19.3.36 再認証

『Oracle Web Services Managerの理解』の再認証を使用するタイミングに関する項で説明されているように、再認証コントロールは、propagate.identity.context構成属性がTrueに設定されている場合に、SAML送信者保証ポリシーに対してのみ有効にできます。

19.3.37 受信者暗号化鍵参照メカニズム

受信の暗号化に使用されるメカニズム。有効な値は、前述の「署名鍵参照メカニズム」と同じです。

19.3.38 受信者署名鍵参照メカニズム

受信の署名に使用できるメカニズム。有効な値は、「署名鍵参照メカニズム」と同じです。

19.3.39 リクエスト

ロギング・リクエスト・メッセージの要件。

有効な値は、次のとおりです。

  • all: SOAPメッセージ全体が記録されます。

  • header: SOAPヘッダー情報のみが記録されます。

  • soap_body: SOAP本文の情報のみが記録されます。

  • soap_envelope: SOAPエンベロープの情報のみが記録されます。

19.3.40 「リクエスト・メッセージ」設定

表19-113を参照してください。

19.3.41 リクエストXPath

オプション要素です。リクエストのXPathのカンマ区切りのリストです。デフォルト値は空白です。

19.3.42 リクエスト・ネームスペース

オプション要素です。リクエストのネームスペースのカンマ区切りのリストです。各ネームスペースの接頭辞とURIは、等号で区切られます。デフォルト値は空白です。

19.3.43 適用先が必要

RSTのオプション要素。存在する場合、OWSMによって、トークンがリクエストされているWebサービスのエンドポイント・アドレスが送信されます。デフォルト動作では、クライアントからSTSへのメッセージでappliesTo要素が常に送信されます。

19.3.44 クライアント・エントロピが必要

Webサービスのセキュリティ・ポリシーによって対称証明鍵が求められる場合、要求者は証明鍵の計算に含めることができる鍵の内容の一部(エントロピ)を渡すことができます。Webサービス・ポリシーでは、クライアント・エントロピ、STSエントロピ、またはその両方が必要であるかどうかを示すことができます。

19.3.45 外部参照が必要

トークンの外部参照が必要かどうかを指定します。

19.3.46 内部参照が必要

トークンの内部参照が必要かどうかを指定します。

19.3.47 サーバー・エントロピが必要

Webサービスのセキュリティ・ポリシーによって対称証明鍵が求められる場合、要求者は証明鍵の計算に含めることができる鍵の内容の一部(エントロピ)を渡すことができます。Webサービス・ポリシーでは、クライアント・エントロピ、STSエントロピ、またはその両方が必要であるかどうかを示すことができます。

19.3.48 リソース一致

認可チェックが実行されるリソースの名前。このフィールドには、ワイルドカードを使用できます。たとえば、Webサービスのネームスペースがhttp://project11で、サービス名がCreditValidationの場合、リソース名はhttp://project11/CreditValidationになります。

19.3.49 レスポンス

ロギング・レスポンス・メッセージの要件。有効な値は、前述の「リクエスト」と同じです。

19.3.50 「レスポンス・メッセージ」設定

表19-113を参照してください。

19.3.51 レスポンス・ネームスペース

オプション要素です。ネームスペースのカンマ区切りのリストです。各ネームスペースの接頭辞とURIは、等号で区切られます。デフォルト値は空白です。

19.3.52 レスポンスXPath

オプション要素です。レスポンスのXPathのカンマ区切りのリストです。デフォルト値は空白です。

19.3.53 ロール

認可されたロールを指定します。

有効な値は、次のとおりです。

  • すべてを許可: すべてのロールのユーザーを許可します。

  • すべてを拒否: ロールを持つすべてのユーザーを拒否します。

  • 選択したロール: 選択したロールを許可します。

ロールを追加するには、次のようにします。

  1. 「追加」をクリックします。

  2. ロールを追加するには、「使用可能なロール」列の追加する各ロールの隣にあるチェック・ボックスをクリックし、「移動」をクリックします。すべてのロールを追加するには、「すべて移動」をクリックします。

    ロールを削除するには、「追加対象として選択したロール」列の削除する各ロールの隣にあるチェック・ボックスをクリックし、「削除」をクリックします。すべてのロールを削除するには、「すべて削除」をクリックします。

    ロールを検索するには、「ロール名」検索ボックスに検索文字列を入力して、実行の矢印をクリックします。検索文字列に一致するロールのみが含まれるように、「使用可能なロール」列が更新されます。

  3. 「OK」をクリックします。

ロールを削除するには、次のようにします。

  1. 「選択したロール」リストで削除するロールを選択します。

  2. 「削除」をクリックします。

19.3.54 サーバー・エントロピ

これは、セキュア通信でリクエストされた証明トークンの鍵マテリアルとして使用されます。

19.3.55 署名鍵参照メカニズム

リクエストの署名に使用できるメカニズム。

次の値が有効です。

  • direct: リクエストに含まれるX.509トークン。

  • ski: 証明書の参照に使用されるX.509証明書のサブジェクト・キー識別子(SKI)の拡張子の値。(一部の証明書にはこの拡張子がありません。)メッセージの受信者は、SKIに対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • issuerserial: 発行者名およびX.509証明書の参照に使用されるシリアル番号属性のコンポジット・キー。メッセージの受信者は、発行者名およびシリアル番号に対応する証明書のキーストアを調査し、それに対して署名を検証します。

  • thumbprint: 証明書のコンテンツのメッセージ・ダイジェスト(SHA1ハッシュ)。証明書を格納する、オーバーヘッドの少ない方法を提供します。このプロパティは、次のテンプレートの場合にのみ有効です。wss11_saml_token_with_message_protection_client_templatewss11_saml20_token_with_message_protection_client_templatewss11_x509_token_with_message_protection_client_templatewss11_sts_issued_saml_with_message_protection_client_templateoracle/wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_client_template

19.3.56 署名して暗号化

リクエストが署名され、暗号化されるかどうかを指定するフラグ。

19.3.57 トークン・タイプ

SAMLトークン・タイプ。有効な値は1.1のみです。

19.3.58 Transport Layer Security

Secure Socket Layer (SSL)(別名Transport Layer Security (TLS))を有効にするかどうかを指定するフラグ。

19.3.59 Transport Layer Security - タイムスタンプを含める

タイムスタンプを含めるかどうかを指定するフラグ。タイムスタンプを使用して、メッセージが無効になる有効期限を識別することで、リプレイ攻撃を防止できます。

19.3.60 Transport Layer Security - 相互認証が必要

双方向認証が必要かどうかを指定するフラグ。

次の値が有効です。

  • Enabled: サービスをクライアントに対して認証し、クライアントをサービスに対して認証する必要があります。

  • Disabled: 一方向認証が必要です。サービスをクライアントに対して認証する必要がありますが、クライアントをサービスに対して認証する必要はありません。

19.3.61 バージョン

SAMLまたはセキュア通信のバージョン。

19.3.62 トラスト・バージョン

WS-Trustのバージョン。

19.3.63 導出キーの使用

導出キーを使用するどうかを指定するフラグ。

19.3.64 PKIパスの使用

X509PKIPathV1トークンを処理して伝播する必要があるかどうかを指定するフラグ。

19.3.65 WSDLは存在しますか。

WSDLの実際のエンドポイントURI。

19.4 アサーション・テンプレート構成プロパティ・リファレンス

次の各項では、事前定義済のアサーション・テンプレートに設定可能な構成プロパティの概要を示しています(アルファベット順)。


注意:

すべての構成プロパティがすべてのアサーション・テンプレートに適用されるわけではありません。


19.4.1 algorithm

鍵導出アルゴリズム。PBKDF2である必要があります。

19.4.2 application.name

OESに定義されたアプリケーション名。${}表記法を使用した値は、静的にも動的にもできます。

19.4.3 attesting.mapping.attribute

アテスト・エンティティの表現で使用されるマッピング属性。現在サポートされているのはDNのみです。この属性は、送信者保証およびメッセージ保護ユースケースにのみ適用されます。SAML over SSLポリシーには適用されません。

19.4.4 caller.principal.name

ktpassコマンドを使用して生成されたクライアントのプリンシパル名で、kerberosトークンの生成先のユーザー名にマップされます。<username>@<REALM NAME>の形式を使用します。

注意: keytab.locationcaller.principal.nameは、Java EEアプリケーションのクライアント・アイデンティティの伝播で必要です。

19.4.5 credential.delegation

転送されたTGTによる資格証明委任がサポートされるかどうかを指定するフラグ。詳細は、「資格証明委任の構成」を参照してください。デフォルトで、この値はfalseです。

19.4.6 csf-key

OPSSアイデンティティ・ストアのユーザー名およびパスワードにマップする資格証明ストア・キー。資格証明ストアに鍵を追加する方法については、「資格証明ストアへの鍵およびユーザー資格証明の追加」を参照してください。

19.4.7 encryption-algorithm

データ暗号化アルゴリズム。この形式は、algorithm/mode/paddingである必要があります。

19.4.8 execute.action

オプションのプロパティ。実際の認可で使用されるアクションです。${}表記法を使用した値は、静的にも動的にもできます。

19.4.9 ignore.timestamp.in.response

サービスからレスポンスを受信したときにSOAPセキュリティ・ヘッダー内のタイムスタンプを無視するために、クライアントが使用するプロパティ。デフォルト動作では、タイムスタンプは無視されません(このプロパティのデフォルト値はfalse)。trueに設定されている場合、レスポンス・メッセージ内にタイムスタンプは必要ありません。タイムスタンプがある場合は、無視されます。

タイムスタンプは、リプレイ攻撃を防止するために必要です。そのため、相互運用性の問題を解決する場合を除いて、通常は、このプロパティをtrueに設定することはお薦めできません。

19.4.10 issued.token.caching

発行済トークンをセキュリティ・トークン・サービス(STS)から取得する際に、OWSMがトークンの存続時間をリクエストするかどうかを制御します。issued.token.cachingtrueに設定すると、OWSMは、issued.token.lifetimeに指定されている期間に返されたトークンのトークン存続時間をリクエストします。falseに設定すると、OWSMはトークンの存続時間をリクエストしません。

STSがリクエストされたissued.token.lifetime値とは異なるトークン存続期間の値を返す場合、OWSMは返されたトークンをキャッシュするための期間として戻り値を使用します。STSから空のトークン存続時間値が返された場合、issued.token.cachingがtrueに設定されている場合でも、OWSMは返されたトークンをキャッシュしません。

19.4.11 issued.token.lifetime

セキュリティ・トークン・サービス(STS)から発行済トークンを取得するときにOWSMがトークンの存続時間としてリクエストする時間(ミリ秒)。この値のドメイン・デフォルト値は28800000ミリ秒(8時間)です。このデフォルト値を変更する方法については、「Fusion Middleware Controlを使用した発行済トークンの存続期間の構成」を参照してください。

19.4.12 iteration

鍵導出の反復回数。

19.4.13 keysize

鍵導出で使用する鍵のサイズ。

19.4.14 keytab.location

クライアントのkeytabファイルの場所。

19.4.15 keystore.enc.csf.key

復号化鍵パスワードをキーストアに格納するために使用する別名とパスワード。

「ポリシー構成のオーバーライドの概要」で説明されているように、この値を設定すると、keystore.enc.csf.keyをオーバーライドできます。

この値をオーバーライドする場合は、新しい値のキーがキーストアにあることが必要です。つまり、値をオーバーライドしても、キーをキーストアに構成する必要がなくなるわけではありません。

19.4.16 keystore.recipient.alias

ピア証明書に関連付けられているキーストア別名。実行時セキュリティは、この別名を使用して構成済のキーストアからピア証明書を抽出し、ピアへのメッセージを暗号化します。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「ポリシー構成のオーバーライドの概要」を参照してください。

19.4.17 keystore.sig.csf.key

署名キー・パスワードをキーストアに格納するために使用する別名とパスワード。このプロパティにより、ドメイン・レベルのかわりにアタッチメント・レベルで署名キーを指定できます。このキーは、saml.envelope.signature.requiredフラグを使用して指定されるエンベロープ署名の生成時に使用されます。

19.4.18 lookup.action

オプションのプロパティ。属性の参照時に使用されるアクションです。${}表記法を使用した値は、静的にも動的にもできます。

19.4.19 on.behalf.of

オプションのプロパティ。リクエストが別のエンティティの代理かどうかを指定するには、このプロパティをオーバーライドします。このフラグのデフォルト値はfalseです。

trueに設定され、sts.auth.on.behalf.of.csf.keyが構成されている場合、これが優先されて、CSFキーを使用して確立されたアイデンティティがonBehalfOfトークンで送信されます。sts.auth.on.behalf.of.username.onlyプロパティもtrueに設定すると、CSFキー内のアイデンティティのパスワード部分は、onBehalfOfトークンで送信されることはなくなります。

それ以外の場合、サブジェクトがすでに確立されていれば、サブジェクトのユーザー名がonBehalfOfトークンとして送信されます。

sts.auth.on.behalf.of.csf.keyが設定されておらず、サブジェクトも存在しない場合、on.behalf.ofは、他のエンティティではなくリクエスタのトークン交換として処理されます。リクエスト内のonBehalfOf要素には含まれません。

19.4.20 propagate.identity.context

アイデンティティ・コンテキストをWebサービス・クライアントからWebサービスへ伝播し、他のコンポーネントが認証および認可の目的でこれを使用できるようにします(発行します)。詳細は、「SAMLポリシーを使用したアイデンティティ・コンテキストの伝播」を参照してください。

19.4.21 realm

HTTPレルム。

19.4.22 reference.priority


注意:

setWSMPolicySetOverrideコマンドを使用してスコープのないオーバーライドとして定義されている場合、このプロパティは有効ではありません。詳細は、『インフラストラクチャ・コンポーネントのためのWLSTコマンド・リファレンス』のsetWMSPolicySetOverrideに関する項を参照してください。


ポリシー・アタッチメントの優先度を指定するオプションのプロパティ。アタッチされたポリシーに対して指定されると、有効なポリシー・セット・アルゴリズムでは、最高の整数値の優先度を持つポリシーを、そのスコープにかかわらず、競合するポリシー・アタッチメントより優先します。

reference.priorityには、(-231)から(231 - 1)の範囲の任意の値を指定できます。値が高いほど、有効なポリシー計算で割り当てられる優先度が高くなります。値を持たないポリシーまたは数値以外の値を持つポリシーは、値0を持つものとして扱われます。値にyes、true、onのいずれかの単語が設定されている場合、値は1に設定されます。

詳細は、「ポリシー・アタッチメントの優先度の指定」を参照してください。

19.4.23 resource.mapping.model

そのまま使用できる様々なマッピング・モデルを切り替えるオプションのプロパティ。デフォルト値は、operation_as_actionです。指定可能なその他の値として、operation_as_resource_hierarchyおよびlookup_action_fixed_execute_action_as_operationがあります。

19.4.24 resource.name

オプションのプロパティ。OESに定義されたリソース名。${}表記法を使用した値は、静的にも動的にもできます。

19.4.25 resource.type

オプションのプロパティ。OESに定義されたリソース・タイプ。${}表記法を使用した値は、静的にも動的にもできます。

19.4.26 rm.encrypt.body

Webサービス・クライアントにのみ適用されます。これを設定すると、createSequence()やterminateSequence()などのプロトコル・リクエストの本体が暗号化されます。デフォルトで、WS-RMプロトコル・メッセージは暗号化されません。

プロトコル・メッセージのレスポンス・メッセージ本文は、リクエスト・メッセージ本文に依存します。クライアントからのリクエスト・メッセージがプロトコル・メッセージに対して暗号化されている場合、Webサービスは暗号化されたレスポンスを送信します。逆についても同様です。

19.4.27 role

SOAPロール。

19.4.28 salt

鍵導出で使用されるNULL以外の空でないsalt。

19.4.29 saml.assertion.filename

SAMLトークン・ファイルの名前。

19.4.30 saml.audience.uri

リライイング・パーティをカンマ区切りのURIで表します。このフィールドでは次のワイルドカードを使用できます。

  • 任意の場所の*

  • URI末尾の/*

  • URI末尾の.*

19.4.31 saml.envelope.signature.required

Bearerトークンがドメインの署名鍵を使用して署名されるかどうかを指定するフラグ。ドメインの署名鍵は、keystore.sig.csf.keyを使用して構成されるプライベートの署名鍵でオーバーライドできます。

Bearerトークンを未署名にするには、(クライアントおよびサービス・ポリシーの両方で)このフラグをfalseに設定します。

19.4.32 saml.issuer.name

SAML発行者URI。詳細は、「別のSAMLアサーション発行者名の追加」を参照してください。

19.4.33 saml.trusted.issuers

SAMLトークンの信頼できる発行者のカンマ区切りのリスト。信頼できる発行者をドメイン・レベルでオーバーライドするアプリケーション用です。

19.4.34 sc.token.lifetime

ミリ秒単位でのセキュア通信トークンの存続時間。通信セッションの存続期間に関して、クライアントとWebサービスはセキュリティ・コンテキストを共有します。この時間が経過すると、SCTは時間切れとなります。

19.4.35 service.principal.name

サービスを識別するKerberosプリンシパルの名前。

19.4.36 subject.precedence

認証されたサブジェクトではなくクライアント指定のユーザー名を使用できるようにするには、subject.precedenceをfalseに設定します。

subject.precedenceがtrueの場合、SAMLアサーションを作成するユーザー名はサブジェクトからのみ取得されます。同様に、subject.precedenceがfalseの場合、SAMLアサーションを作成するユーザー名は、csf-keyユーザー名プロパティからのみ取得されます。

19.4.37 sts.auth.caller.principal.name

ktpassコマンドを使用して生成されたクライアントのプリンシパル名であり、kerberosトークンの生成先のユーザー名にマップされます。<username>@<REALM NAME>の形式で指定します。

19.4.38 sts.auth.keytab.location

クライアントのkeytabファイルの場所。

19.4.39 sts.auth.on.behalf.of.csf.key

オプションのプロパティ。代理エンティティの構成で使用します。存在する場合、サブジェクト(存在する場合)より優先されます。代理エンティティについては、「on.behalf.of」を参照してください。

19.4.40 sts.auth.on.behalf.of.username.only

オプションのプロパティ。sts.auth.on.behalf.of.csf.keyが指定されている場合の代理エンティティの構成に使用します。代理エンティティについては、「on.behalf.of」を参照してください。

19.4.41 sts.auth.service.principal.name

保護する必要があるWebサービスのプリンシパル名。<host>/<machine name>@<REALM NAME>の形式で指定します。たとえば、HTTP/mymachine@MYREALM.COMと指定します。

19.4.42 sts.auth.user.csf.key

STSに対する認証用のユーザー名/パスワードを構成する場合に使用します。

oracle/sts_trust_config_templateクライアント・アサーション・テンプレート内のpolicy-reference-uriが、ユーザー名ベースのポリシーを指している場合は、sts.auth.user.csf.keyプロパティを構成して、STSに対する認証用のユーザー名/パスワードを指定します。

19.4.43 sts.auth.x509.csf.key

STSに対する認証用のX509証明書を構成する場合に使用します。

oracle/sts_trust_config_templateクライアント・アサーション・テンプレート内のpolicy-reference-uriが、x509ベースのポリシーを指している場合は、sts.auth.x509.csf.keyプロパティを構成して、STSに対する認証用のX509証明書を指定します。

19.4.44 sts.in.order

Webサービスが信頼するRP-STSから、Webクライアントが認証に使用するIP-STSまでのトラスト・チェーンにSTSを指定するために、Web Services Federationのケースで使用します。

接続先のSTS URIのカンマ区切りのリストに、sts.in.orderの値を設定します。このとき、RP-STSで開始して、IP-STSで終わるようにします。

このプロパティの使用の詳細は、「Web Services Federationの構成」を参照してください。

19.4.45 sts.keystore.recipient.alias

キーストアに追加したSTS証明書の別名。デフォルトの別名はsts-csf-keyです。

19.4.46 use.single.step

オプションのプロパティ。参照フェーズを省略するには、値をtrueに設定します。マスキング・ポリシーには適用されません。

19.4.47 user.attributes

SAMLトークンのプリンシパルに関連するユーザー属性。

含まれる属性をカンマ区切りのリストで指定します。たとえば、attrib1,attrib2のようにします。指定する属性名は、構成済アイデンティティ・ストア内の有効な属性に正確に一致する必要があります。OWSMランタイムは、構成済のアイデンティティ・ストアからこれらの属性の値を読み取り、属性とその値をSAMLアサーションに含めます。

サブジェクトが有効であり、subject.precedenceがtrueに設定されている必要があります。

クライアント・ポリシーは、user.attributesを使用して指定された属性の値を、構成済のアイデンティティ・ストアから読み取ります。すべての有効な属性名と値を使用して、SAML属性文が作成されます。

user.attributesプロパティは1つのアイデンティティ・ストアに対してサポートされるものであり、リスト内の先頭のアイデンティティ・ストアのみが使用されます。このため、ユーザーは、構成済WebLogic Serverの認証プロバイダで使用されるアイデンティティ・ストアに存在し、有効になっている必要があります。認証プロバイダについては、「WebLogic Serverへの認証プロバイダの構成」を参照してください。

必要なアイデンティティ・ストアが先頭のアイデンティティ・ストアでない場合、検索する追加のアイデンティティ・ストアを指定できます。詳細は、「アサーションへのユーザー属性の組込み」を参照してください。

19.4.48 user.roles.include

ユーザー・ロールの組込み。

trueに設定すると、OWSMでは、ユーザー・リポジトリ(LDAP)からユーザーのロールが読み取られ、それらのロールがSAML属性として伝播されます。

19.4.49 user.tenant.name

Oracle Cloud用に予約済。