ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server管理コンソールの拡張
12c (12.1.2)
E48058-02
  目次へ移動
目次

前
 
次
 

1 概要とロードマップ

管理コンソールを拡張すると、WebLogic Serverにインストールされているファイルを修正することなく、WebLogic Server管理コンソールのコンテンツを追加または置換したり、ロゴ、スタイル、色を変更したりできます。たとえば、カスタマイズされたアプリケーション・モニター機能や管理機能を備えたコンテンツを追加できます。

管理コンソールは、WebLogic Portalフレームワーク、Apache Beehive、Apache Struts、Java Server Page (JSP)、および他の標準技術を使用してユーザー・インタフェース(UI)とコンテンツを表示するJava EE Webアプリケーションです。WebLogic Portalフレームワークは、拡張を有効にするためにも使用します。


注意:

監視ダッシュボードは他の管理コンソールと異なる方法で実装されているので、同じ方法では拡張できません。ただし、新しいビューとチャートを作成できます。詳細は、『Oracle WebLogic Server診断フレームワークの構成と使用』の監視ダッシュボードの使用に関する項を参照してください。第5章「管理コンソールのリブランディング」の説明に従って、管理コンソールのスタイルに対して行われた、いくつかの変更が監視ダッシュボードに適用されています。


以下の節では、このガイド『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server管理コンソールの拡張』の内容と構成について説明します。

ドキュメントの内容と対象読者

このドキュメントは、WebLogic Serverを自社の製品に組み込む(またはリブランディングする)ソフトウェア・ベンダー、セキュリティ・プロバイダなどのリソースを開発してWebLogic Serverの機能を拡張するソフトウェア・ベンダー、およびアプリケーションにカスタマイズされたモニター機能や構成機能を追加するJava EEアプリケーション開発者を対象としています。

このドキュメントは、Java、JavaServer Pages、およびApache StrutsまたはApache Beehiveを使用したJava EE Webアプリケーションの開発に精通している読者を対象としています。このドキュメントでは、限定的でありながら有用な管理コンソール拡張を開発するための実践的な方法を重点的に扱います。管理コンソール拡張をより広範な管理上の問題に適用するには、「関連ドキュメント」に挙げるドキュメントを参照してください。

このドキュメントの手引き

関連ドキュメント

管理コンソールではWebLogic Portalフレームワークを使用してユーザー・インタフェースを表示するため、管理コンソールを拡張する工程は既存のWebLogic Portalアプリケーションを作成したり編集したりする工程に似ています。WebLogic Portalフレームワークについては、以下のドキュメントを参照してください。

JavaServer Pageについては、「JavaServer Pages Technology」(http://www.oracle.com/technetwork/java/javaee/jsp/index.html)を参照してください。

Apache Strutsについては、http://struts.apache.org/にあるThe Apache Struts Web Application Frameworkを参照してください。

Apache Beehiveの詳細は、http://beehive.apache.org/を参照してください。

このリリースでの新機能と変更された機能

このリリースで導入されたWebLogic Serverの新機能の一覧については、『Oracle WebLogic Serverの新機能』を参照してください。