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Oracle® Fusion Middlewareドメイン・テンプレート・リファレンス
12c リリース1 (12.1.2)
E48076-01
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3 Fusion Middleware製品テンプレート

この章では、様々なFusion Middleware製品インストールに対して、WebLogicドメインを構成するために使用するWebLogicドメインおよび拡張テンプレートについて説明します。これらのほとんどのテンプレートについて、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードの「テンプレート」画面でテンプレートを選択することで、ドメインの作成または拡張ができます。また、オフライン・モードでWebLogic Scripting Tool (WLST)を使用することで、これらのテンプレートを使用したドメインの作成または拡張ができます。詳細は、「テンプレート・ツール」を参照してください。

製品をインストールすると、製品に関連したテンプレートのみがインストールされます。この章で説明するOracle JRFテンプレートなどのようなテンプレートは複数のFusion Middleware製品のドメインに適用されます。他のテンプレートは、単一のFusion Middleware製品のドメインに適用されるため、これ以外のFusion Middleware製品インストールには含まれません。

この章では、次の項について説明します。

各テンプレート・セクションには、次のテンプレート情報が含まれています。

Oracle JRFおよびADFテンプレート

この項では、多くのFusion Middleware製品ドメインに必要なリソースを追加するテンプレートについて説明します。ここでは、次のテンプレートを説明します。


注意:

この項で説明するテンプレートは、提供されたままの状態で使用する必要があります。それらを決して変更しないでください。そうすることにより、使用するドメインで問題が発生する可能性があります。


Oracle JRFテンプレート

Oracle Java Required Files (JRF)テンプレートでは、WebLogic Serverのインストールに含まれないコンポーネントが構成されます。これらのコンポーネントにより、Oracleビジネス・アプリケーションおよびアプリケーション・フレームワークに共通の機能が提供されます。JRFテンプレートに依存するアプリケーションおよびフレームワークの例として、SOA SuiteおよびWebCenterがあります。

JRFテンプレートは、Oracle ADFおよび他のコア・コンポーネントを使用して開発されたアプリケーションを含むドメインを構成するため、独立で使用されることもあります。

次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。

表3-1 Oracle JRFテンプレートの詳細

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

カテゴリ

Oracle

テンプレート名とバージョン

Oracle JRF - 12.1.2.0

テンプレート依存

  • Oracle Click History - 12.1.2

  • WebLogic Coherence Cluster Extension - 12.1.2.0

  • Oracle WSM Agent - 12.1.2.0

  • Oracle ADF and MDS Extensions for JRF - 12.1.2.0

  • Oracle OPSS Metadata for JRF - 12.1.2.0

  • Oracle User Messaging Service Client Extensions for JRF - 12.1.2.0

  • Common Infrastructure Engineering Runtime - 12.1.2.0

テンプレートJARファイルと場所

ORACLE_HOME/oracle_common/common/templates/wls/oracle.jrf_template_12.1.2.jar


Oracle JRF Asynchronous Web Servicesテンプレート

Oracle JRF Asynchronous Web Servicesテンプレートでは、WebLogic Serverドメインで実行されるJRF Asynchronous Webサービスに必要なデフォルトのJMSリソースが作成されます。このテンプレートでは、ドメイン内のクラスタに必要なJMS UDD (共通分散宛先)は作成されません。デフォルトのJMS UDDを作成するため、jrfws-async-createUDDs.pyという別個のWLSTスクリプトが提供されています。

このテンプレートは、ドメイン内の非クラスタ・サーバーにターゲット指定する必要があります。

次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。

表3-2 Oracle JRF Asynchronous Web Servicesテンプレートの詳細

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

カテゴリ

Oracle

テンプレート名とバージョン

Oracle JRF Web Services Asynchronous Services - 12.1.2.0

テンプレート依存

Oracle JRF - 12.1.2.0

テンプレートJARファイルと場所

ORACLE_HOME/oracle_common/common/templates/wls/oracle.jrf.ws.async_template_12.1.2.jar


Oracle JRF SOAP/JMS Web Servicesテンプレート

このテンプレートはJRF SOAP/JMS WebサービスのJMSキューを作成します。

表3-3 Oracle JRF Asynchronous Web Servicesテンプレートの詳細

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

カテゴリ

Oracle

テンプレート名とバージョン

Oracle JRF SOAP/JMS Web Services - 12.1.2.0

テンプレート依存

Oracle JRF - 12.1.2.0

テンプレートJARファイルと場所

ORACLE_HOME/oracle_common/common/templates/wls/oracle.jrf.ws.soapjms_template_12.1.2.jar


Oracle OPSS Extensions for JRF

このテンプレートは、Oracle Application Development Frameworkを使用して作成されたFusion Middlewareコンポーネントおよびアプリケーションに必要です。

次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。

表3-4 Oracle OPSS Extensions for JRFテンプレートの詳細

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

テンプレート名とバージョン

Oracle OPSS Extensions for JRF - 12.1.2.0

テンプレート依存

Oracle JRF - 12.1.2.0

テンプレートJARファイルと場所

ORACLE_HOME/oracle_common/common/templates/wls/oracle.opss_template_12.1.2.jar


Oracle ADF Development Mode Logging

このテンプレートは、Oracle JDeveloperがインストールされている場合に含まれます。これは、Oracle ADFに開発モード・ロギングを提供します。oracle.jboの詳細ロギングが公開されます。

次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。

表3-5 Oracle ADF Development Mode Loggingテンプレートの詳細

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

テンプレート名とバージョン

Oracle ADF Development Mode Logging - 12.1.2.0.0

テンプレート依存

なし

テンプレートJARファイルと場所

ORACLE_HOME/jdeveloper/common/templates/jdeveloper/adf.fine.logging_12.1.2.jar


Enterprise Managerテンプレート

この項では、様々なFusion Middleware製品用にWebLogicドメインにEnterprise Managerリソースを追加するときに使用されるEnterprise Managerテンプレートについて説明します。現在、3つのEnterprise Manager JARファイルがあり、これらのすべてのファイルはFusion Middleware構成ウィザードの「テンプレート」画面で製品を選択したときにインストールされます。

Oracle Enterprise Manager

このテンプレートを使用して、ドメインにOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを追加できます。Fusion Middleware Controlは、Oracle Fusion Middlewareの監視および管理に使用するWebブラウザ・ベースのグラフィカル・ユーザー・インタフェースです。

Oracle WebLogic Server管理コンソールとともに、Fusion Middleware Controlでは、Oracle WebLogic Serverドメイン、インストールおよび構成したOracle Fusion Middlewareコンポーネント、およびデプロイされるアプリケーションなどOracle Fusion Middlewareの環境を管理するツールが提供されます。

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlのより詳細な情報は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlの使用に関するスタート・ガイドに関する項を参照してください。


注意:

このテンプレートは、提供されたままの状態で使用する必要があります。決して変更しないでください。そうすることにより、使用するドメインで問題が発生する可能性があります。


次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。

表3-6 Oracle Enterprise Managerテンプレートの詳細

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

テンプレート名とバージョン

Oracle Enterprise Manager - 12.1.2.0

テンプレート依存

  • 基本WebLogic Serverドメイン

  • + Oracle JRF - 12.1.2.0

  • + Oracle WebCenter Composer

テンプレートJARファイルと場所

このテンプレートは、複数のテンプレートJARファイルからなります。Oracle Fusion Middlewareをインストールすると、これらのJARファイルは次のディレクトリに配置されます。

ORACLE_HOME/em/common/templates/wls

テンプレートは、テンプレート・ディレクトリ内にある次のJARファイルからなります。

  • oracle.em_wls_template_12.1.2.jar

  • oracle.emas_wls_template_12.1.2.jar


Coherenceテンプレート

この項では、WebLogic ServerにCoherenceがインストールされている場合に提供されるCoherenceテンプレートについて説明します。

WebLogic Coherence Cluster Extensionテンプレート

このテンプレートは、WebLogicドメインにデフォルトのCoherenceクラスタdefaultCoherenceClusterを追加し、クラスタのリスニング・ポートを8088に設定します。

表3-7 WebLogic Coherence Cluster Extensionテンプレートの詳細

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張テンプレート

テンプレート名とバージョン

WebLogic Coherence Cluster Extension - 12.1.2.0

テンプレート依存

  • 基本WebLogic Serverドメイン

テンプレートJARファイルと場所

WL_HOME/common/templates/applications/wls_coherence.jar


Oracle Web Service Manager (OWSM)テンプレート

この項では、OWSMリソースを様々なFusion Middleware製品ドメインに追加するために提供されるOWSMテンプレートについて説明します。「Oracle WSM Policy Managerテンプレート」で説明しているように、現在1つのOWSMテンプレートが使用できます。


注意:

この項で説明するテンプレートは、提供されたままの状態で使用する必要があります。それらを決して変更しないでください。そうすることにより、使用するドメインで問題が発生する可能性があります。


Oracle WSM Policy Managerテンプレート

WSM PMテンプレートは、WSM Policy Manager Java EEアプリケーションのデプロイおよび構成に使用されます。

次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。

表3-8 Oracle WSM Policy Managerテンプレートの詳細

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

テンプレート名とバージョン

Oracle WSM Policy Manager - 12.1.2.0

テンプレート依存

  • 基本WebLogic Serverドメイン

  • + Oracle JRF - 12.1.2.0

テンプレートJARファイルと場所

ORACLE_HOME/oracle_common/common/templates/wls/oracle.wsmpm_template_12.1.2.jar


Oracle Virtual Assembly Builderテンプレート

この項では、次のOracle Identity Management (IDM)テンプレートについて説明します。

Oracle Virtual Assembly Builderテンプレート

拡張ドメイン・トポロジ・プロファイルを使用して、このテンプレートはOracle Virtual Assembly Builder Deployerクラスタ・サービスをサポートするドメイン・タイプを提供し、Oracle WebLogic ServerクラスタおよびCoherenceクラスタの構成を可能にし、Coherenceクラスタを使用するようOracle WebLogic Serverクラスタをターゲット指定します。

ウェル・ノウン・アドレス(WKA)またはマルチキャスト通信のどちらかを使用して、Coherenceクラスタを構成できます。通信タイプを指定しない場合、WKAはクラスタ通信に設定されます。

Oracle Virtual Assembly Builder Deployerでは、Coherenceクラスタ・データ・パーティション化を使用して作業を配布します。deployerIdは、特定のデプロイメントIDに固有のすべてのデータが同じノードに必ず存在する、キー・アソシエーションとして使用されます。非同期リクエスト(デプロイ、アンデプロイまたはスケーリング操作など)を実行すると、リクエストはその時点でデータがパーティション化されているノードによって処理されます。データが別のノードで再パーティション化された場合でも、同じノードがリクエストを処理します。

実行中のリクエストがあるノードが停止またはクラッシュすると、デプロイヤ非同期操作はすべて多重呼出し不変でないため、要求は取消されます。つまり、リクエストが開始されると、作業は複数の層にわたって分散されるため、ロールバックできません。

前の状態をクリーンアップすることにより、そのようなリクエストを再開始する必要があります。たとえば、デプロイ操作が取消された場合、対応するデプロイメント・オブジェクトは「失敗」とマーキングされ、理由が「取消」と表示されます。明示的なクリーンアップ操作を呼び出してデプロイメントをクリーンアップした後、別のデプロイメント・オブジェクトを作成してデプロイ操作を開始する必要があります。

コンパクト・ドメイン・トポロジ・プロファイルを使用して、このテンプレートはスタンドアロンのOracle Virtual Assembly Builder Deployer用の設定を提供します。

次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。

表3-9 Oracle Virtual Assembly Builderテンプレートの詳細

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

カテゴリ

未分類

テンプレート名とバージョン

Oracle Virtual Assembly Builder Deployer - 12.1.2.0

テンプレート依存

Oracle JRF - 12.1.2.0

テンプレートJARファイルと場所

OVAB_HOME/common/templates/wls/oracle.ovab.deployer.template_12.1.2.jar

ドメイン・トポロジ・プロファイル

コンパクトおよび拡張


Oracle Data Integratorテンプレート

この項では、次のOracle Data Integratorテンプレートについて説明します。


注意:

ODI Master Datasourceテンプレート、ODI Baseテンプレート、ODI Work Datatsourceテンプレートは内部テンプレートで、他のOracle Data Integratorテンプレートの依存先としてリストされます。構成ウィザード内の他のODIテンプレートを選択した場合、またはWLSTスクリプトでODIテンプレートを指定した場合、自動的に呼び出されます。このため、構成ウィザードで選択可能なコンポーネントとして表示されず、WLSTスクリプトで指定する必要はありません。


Oracle Data Integrator Standalone Agentテンプレート

ODIインストールがWebLogic Serverにより管理されていない場合は、Oracle Data Integrator Standalone Agentを使用します。

次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。

表3-10 Oracle Data Integrator Standalone Agentテンプレートの詳細

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

カテゴリ

Oracle Data Integrator

テンプレート名とバージョン

Oracle Data Integrator Collocated Agent - 12.1.2.0

テンプレート依存

  • Common Infrastructure Engineering Runtime - 12.1.2.0

  • Oracle Data Integrator Standalone Agent Based - 12.1.2.0

テンプレートJARファイルと場所

ORACLE_HOME/odi/common/templates/wls/odi_cam_unmanaged_template_12.1.2.jar


Oracle Data Integrator Standalone Collocated Agentテンプレート

ODIをWebLogic Serverと同じ場所にインストールする場合は、Oracle Data Integrator Standalone Collocated Agentテンプレートを使用します。

次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。

表3-11 Oracle Data Integrator Standalone Collocated Agentテンプレートの詳細

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

カテゴリ

Oracle Data Integrator

テンプレート名とバージョン

Oracle Data Integrator Standalone Collocated Agent - 12.1.2.0

テンプレート依存

  • Oracle JRF 12.1.2.0

テンプレートJARファイルと場所

ORACLE_HOME/odi/common/templates/wls/odi_cam_managed_template_12.1.2.jar


Oracle Data Integrator Agentテンプレート

Oracle Data Integrator Agentテンプレートでは、ライブラリとODI Masterリポジトリ・データ・ソースが必要なODIエージェント・アプリケーションがデプロイされます。

次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。

表3-12 Oracle Data Integrator Agentテンプレートの詳細

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

カテゴリ

Oracle Data Integrator

テンプレート名とバージョン

Oracle Data Integrator Agent - 12.1.2.0

テンプレート依存

  • ODI Agent Librariesテンプレート

  • ODI Master Datasourceテンプレート

テンプレートJARファイルと場所

ORACLE_HOME/odi/common/templates/wls/odi_agent_template_12.1.2.jar


Oracle Data Integrator Agent Librariesテンプレート

Oracle Data Integrator Agent Librariesテンプレートでは、ODIエージェントに必要な共有ライブラリがデプロイされます。

次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。

表3-13 Oracle Data Integrator Agent Librariesテンプレートの詳細

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

カテゴリ

Oracle Data Integrator

テンプレート名とバージョン

Oracle Data Integrator Agent Libraries - 12.1.2.0

テンプレート依存

  • ODI Baseテンプレート

  • Oracle Data Integrator SDK Shared Librariesテンプレート

テンプレートJARファイルと場所

ORACLE_HOME/odi/common/templates/wls/odi_agent_libraries_template_12.1.2.jar


Oracle Data Integrator Consoleテンプレート

Oracle Data Integrator Consoleテンプレートでは、ODI Consoleアプリケーションがデプロイされます。

次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。

表3-14 Oracle Data Integrator Consoleテンプレートの詳細

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

カテゴリ

Oracle Data Integrator

テンプレート名とバージョン

Oracle Data Integrator Console - 12.1.2.0

テンプレート依存

  • ODI Work Datasource

  • Oracle Data Integrator SDK Shared Librariesテンプレート

テンプレートJARファイルと場所

ORACLE_HOME/odi/common/templates/wls/odi_repository_explorer_template_12.1.2.jar


Oracle Enterprise Manager Plugin for ODIテンプレート

Oracle Enterprise Manager Plugin for ODIテンプレートでは、Oracle Enterprise Manager用のODIプラグインがデプロイされます。

次の表には、このテンプレートの主な情報が記載されています。

表3-15 Oracle Enterprise Manager Plugin for ODIテンプレートの詳細

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

カテゴリ

Oracle

テンプレート名とバージョン

Oracle Enterprise Manager Plugin for ODI - 12.1.2.0

テンプレート依存

  • Oracle Enterprise Manager 12.1.2.0

テンプレートJARファイルと場所

ORACLE_HOME/em/common/templates/wls/oracle.em_odi_template_12.1.2.jar


Oracle HTTP Serverテンプレート

Oracle HTTP Server (OHS)ドメイン・テンプレートは、OHSリソースおよびサービスを基本WebLogic Serverドメインに追加するために使用される拡張テンプレートです。OHSは、Oracle Fusion MiddlewareのWebサーバー・コンポーネントです。これは、Oracle WebLogic Serverのリスナーと、Web上で静的ページ、動的ページ、およびアプリケーションをホストするためのフレームワークを提供します。使用する特定のOHSテンプレートは、コロケートまたはスタンドアロン環境のどちらでOHSを実装しているかによって異なります。

この章の内容は次のとおりです。

Oracle HTTP Server(コロケート)

OHSの実装により、1つ以上のFMWドメインにサービスを提供するようにする場合(たとえば、SOAドメインへのリクエストを処理するためにOHSをフロントエンドに配置する場合)、またはFMWコントロールにより提供される高度な管理機能を使用する場合は、Oracle HTTP Server(コロケート)ドメイン・テンプレートを使用します。

表3-16 Oracle HTTP Server(コロケート)ドメイン・テンプレートの詳細

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

カテゴリ

未分類

テンプレート名とバージョン

Oracle HTTP Server(コロケート)—12.1.2.0

テンプレート依存

Oracle Enterprise Manager for WEBTIER—12.1.2.0

テンプレートJARファイルと場所

MW_HOME/ohs/common/templates/wls/ohs_managed_template_12.1.2.jar

ドメイン・トポロジ・プロファイル

コンパクトおよび拡張

カテゴリ

未定義


Oracle HTTP Server(スタンドアロン)

OHSの実装をFMWドメインのフロントエンドに配置せず、FMWコントロールで提供される管理機能を必要としない場合、またはOHSをDMZ内で運用して、ノード・マネージャで使用される管理ポートを開かない場合は、Oracle HTTP Server(スタンドアロン)ドメイン・テンプレートを使用します。

表3-17 Oracle HTTP Server(スタンドアロン)ドメイン・テンプレートの詳細

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

カテゴリ

Oracle HTTP Server

テンプレート名とバージョン

Oracle HTTP Server(スタンドアロン)—12.1.2.0

テンプレート依存

なし

テンプレートJARファイルと場所

MW_HOME/ohs/common/templates/wls/ohs_standalone_template_12.1.2.jar

ドメイン・トポロジ・プロファイル

定義なし

サーバー・グループ

未定義