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Oracle® Fusion Middlewareドメイン・テンプレート・リファレンス
12c リリース1 (12.1.2)
E48076-01
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2 WebLogic Serverテンプレート

この章では、WebLogic Serverのインストールで提供される次のWebLogicドメイン・テンプレートについて説明します。Oracle Fusion Middleware構成ウィザードでは、「ドメイン・ソースの選択」画面または「拡張ソースの選択」画面でこれらのテンプレートを選択することにより、ドメインを作成または拡張できます。

表2-1 Oracle WebLogic ServerおよびWorkshop for WebLogicテンプレート

テンプレート 説明

基本WebLogic Serverドメイン・テンプレート


基本的なWebLogic Serverドメインを作成します。

WebLogic Serverスターター・ドメイン・テンプレート


WebLogic Serverのスターター・ドメインを作成します。

WebLogic Advanced Web Services for JAX-RPC拡張テンプレート


Webサービスの信頼性のあるメッセージング、バッファリング、JMSトランスポートなどの高度なJAX-RPC Webサービスに必要な機能を追加するために、既存のWebLogic Serverドメインを拡張します。

WebLogic Advanced Web Services for JAX-WS拡張テンプレート


非同期メッセージング、Webサービスの信頼性のあるメッセージング、メッセージ・バッファリング、Webサービスの原子性トランザクションおよびWS-SecureConversationを使用したセキュリティなどの高度なWebサービスに必要な機能を追加するためにドメインを拡張します。

WebLogic JAX-WS SOAP/JMS拡張テンプレート


ドメインを拡張して、JAX-WS WebサービスでSOAP over JMSトランスポートを使用するために必要なリソースを含めます。

Avitek Medical Recordsサンプル・ドメイン・テンプレート


Avitek Medical Recordsのサンプル・ドメインを作成するために基本WebLogic Serverドメインを拡張します。このドメインは、J2EEプラットフォームのすべての側面を示すWebLogic Serverのサンプル・アプリケーション・スイートです。

Avitek Medical Recordsサンプル・ドメイン・テンプレート(Springバージョン)


基本WebLogic Serverドメインを拡張してSpring用のAvitek Medical Recordsサンプル・ドメインを作成します。このドメインは、J2EEプラットフォームのすべての側面を示すWebLogic Serverのサンプル・アプリケーション・スイートです。

WebLogic Serverデフォルト・ドメイン拡張テンプレート


WebLogic Serverの導入によって新しいユーザーを支援するように設計されたWebアプリケーションで基本WebLogic Serverドメインを拡張します。Webアプリケーションを実行すると、ユーザーはWebLogic Server機能のハイライトなど、様々なトピックの情報に関する内容を確認できます。このwebアプリケーションから構成済、コンパイル済の複数のサンプルを実行することもできます。この拡張テンプレートのリソースは、WebLogic Serverサンプル・ドメインで必要です。

WebLogic Serverサンプル拡張テンプレート


基本WebLogic Serverドメイン・テンプレートおよびWebLogic Serverデフォルト・ドメイン拡張テンプレートのリソースに含まれるWebLogic Serverドメインを拡張して、完全なWebLogic Serverサンプル・ドメインを作成します。WebLogic Serverサンプル・ドメインには、個々のJ2EEおよびWebLogic Server APIをコード化するためのベスト・プラクティスを説明するサンプル群が含まれています。


基本WebLogic Serverドメイン・テンプレート

製品をインストールすると、事前定義済の基本WebLogic Serverドメイン・テンプレートが1つインストールされます。事前定義済の他のすべてのテンプレートは、基本WebLogic Serverドメインにリソース、サービス、およびアプリケーションを追加するために使用する拡張テンプレートです。これらの事前定義済テンプレートを構成ウィザードまたはWLSTとともに使用すると、ドメインの作成や拡張を簡単に行うことができます。

テンプレートの詳細

次の表には、基本WebLogic Serverドメイン・テンプレートの基本情報が記載されています。テンプレート名には、構成ウィザードの「ドメイン・ソースの選択」画面および「拡張ソースの選択」画面にある製品リストに表示されたテンプレートの名前がそのまま表示されます。

表2-2 基本WebLogic Serverドメイン・テンプレートの情報

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

ドメイン

テンプレート名

基本WebLogic Serverドメイン

テンプレートJARファイルと場所

WL_HOME\common\templates\wls\wls.jar

テンプレート依存

なし


基本WebLogic Serverドメインで構成されるリソースとサービス

次の表には、基本WebLogic Serverドメイン・テンプレートで作成されるドメイン内で構成されるリソースとサービスを示しています。

表2-3 基本WebLogic Serverドメインで構成されるリソース

リソースの種類 名前 ノート

管理サーバー

AdminServer

管理サーバーのデフォルトの構成は次のとおりです。

  • リスニング・アドレス: すべてのローカル・アドレス

  • リスニング・ポート: 7001

  • SSLは無効

ドメインの作成に構成ウィザードまたはWLSTオフラインを使用し、管理サーバー名をデフォルト名のAdminServerとは別の名前にする場合、名前は手動で構成する必要があります。拡張テンプレートを適用した後には名前を変更できません。

構成ウィザードでドメインを作成するときの管理サーバー名のカスタマイズ方法の詳細は、『構成ウィザードによるドメインの作成』のWebLogicドメインの作成に関する項を参照してください。

WLSTオフラインでドメインを作成するときの管理サーバー名のカスタマイズ方法の詳細は、『WebLogic Scripting Toolの理解』のWLSTオフラインを使用したWebLogicドメインの作成と構成に関する項を参照してください。

次のWLSTオフライン・サンプル・コード・スニペットは、デフォルトの管理サーバー名であるAdminServerをMedRecServerに変更する方法を示しています。

#-----------------------------------#
Read the Basic WebLogic Server Domain template
readTemplate('d:/MW_HOME/wlserver/common/templates/wls/wls.jar')
#Change the Administration Server name.
cd('Servers/AdminServer')
set('Name', 'MedRecServer')
#-----------------------------------

セキュリティ・レルム

myrealm

これは、デフォルトの(アクティブな)WebLogic Serverセキュリティ・レルムです。管理者のユーザー・アカウントであるweblogicが、すべてのデフォルトのグループおよびロールとともに、このセキュリティ・レルムに構成されます。


WebLogic Serverスターター・ドメイン・テンプレート

製品をインストールすると、事前定義済のWebLogic Serverドメイン・テンプレートも1つインストールされます。このテンプレートには、デフォルトのドメイン構成設定およびテンプレートの使用を開始するための「ようこそ」ページを提供するアプリケーションが含まれています。これらの事前定義済テンプレートを構成ウィザードまたはWLSTとともに使用すると、ドメインの作成や拡張を簡単に実行できます。

テンプレートの詳細

次の表には、WebLogic Serverスターター・ドメイン・テンプレートの基本情報が記載されています。

表2-4 WebLogic Serverスターター・ドメイン・テンプレートの情報

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

ドメイン

構成ウィザードでのテンプレート名

このテンプレートは、構成ウィザードの製品リストから利用できません。「ドメイン・ソースの選択」画面または「拡張ソースの選択」画面の「参照」オプションを使用してJARファイルが格納されている場所に移動することによってのみこのテンプレートを選択できます。

テンプレートJARファイルと場所

WL_HOME\common\templates\wls\wls_starter.jar

テンプレート依存

基本WebLogic Serverドメイン・テンプレート


WebLogic Serverスターター・ドメインで構成されるリソースとサービス

次の表には、基本WebLogic Serverスターター・ドメイン・テンプレートで作成されたドメインで構成されるリソースとサービスを示しています。

表2-5 WebLogic Serverスターター・ドメインで構成されるリソース

リソースの種類 名前 ノート

管理サーバー

AdminServer

管理サーバーのデフォルトの構成は次のとおりです。

  • リスニング・アドレス: すべてのローカル・アドレス

  • リスニング・ポート: 7001

  • SSLは無効

ドメインの作成に構成ウィザードまたはWLSTオフラインを使用し、管理サーバー名をデフォルト名のAdminServerとは別の名前にする場合、名前は手動で構成する必要があります。拡張テンプレートを適用した後には名前を変更できません。

構成ウィザードでドメインを作成するときの管理サーバー名のカスタマイズ方法の詳細は、『構成ウィザードによるドメインの作成』のWebLogicドメインの作成に関する項を参照してください。

WLSTオフラインでドメインを作成するときの管理サーバー名のカスタマイズ方法の詳細は、『WebLogic Scripting Toolの理解』のWLSTオフラインを使用したWebLogicドメインの作成に関する項を参照してください。

次のWLSTオフライン・サンプル・コード・スニペットは、デフォルトの管理サーバー名であるAdminServerをMedRecServerに変更する方法を示しています。

#-----------------------------------#
Read the Basic WebLogic Server Domain template
readTemplate('d:/MW_HOME/wlserver/common/templates/wls/wls.jar')
#Change the Administration Server name.
cd('Servers/AdminServer')
set('Name', 'MedRecServer')
#-----------------------------------

セキュリティ・レルム

myrealm

デフォルトの(アクティブな)WebLogic Serverセキュリティ・レルム。

アプリケーション・デプロイメント

wls_starter

初期ドメインにデプロイしたサンプルWebアプリケーション。


WebLogic Advanced Web Services for JAX-RPC拡張テンプレート

構成ウィザードまたはWLSTを使用すると、基本的なWebLogic Serverドメインを拡張して高度なJAX-RPC Webサービスを使用するために必要なリソースを簡単に含めることができます。これは、WebLogic Advanced Web Services for JAX-RPC拡張テンプレートで提供されるリソースやサービスを基本的なWebLogic Serverドメインに追加することによって達成できます。

テンプレートの詳細

次の表には、WebLogic Advanced Web Services for JAX-RPC拡張テンプレートの基本情報が記載されています。

表2-6 WebLogic Advanced Web Services for JAX-RPC拡張テンプレートの情報

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

カテゴリ

未分類

テンプレート名とバージョン

WebLogic Advanced Web Services for JAX-RPC拡張—12.1.2.0

テンプレート依存

基本WebLogic Serverドメイン・テンプレート

テンプレートJARファイルと場所

WL_HOME\common\templates\wls\wls_webservice.jar

再構成テンプレートJARファイルと場所

WL_HOME\common\templates\wls\wls_webservice_reconfig_version.jar

ドメイン・トポロジ・プロファイル

定義なし定義済アプリケーション・サービス・グループは、拡張ドメインとコンパクト・ドメインの両方に含まれます。


構成されるリソースとサービス

この表に、WebLogic Advanced Web Services for JAX-RPCテンプレートで拡張されたドメインに構成されるリソースとサービスが記載されています。

表2-7 WebLogic Advanced Web Services for JAX-RPCドメインで構成されるリソース

リソースの種類 名前 拡張の結果

管理サーバー

AdminServer

基本WebLogic Serverドメインで提供される管理サーバーを使用します。ドメイン作成時に名前を変更しないかぎり、デフォルト名はAdminServerです。拡張テンプレートで参照される管理サーバーはcgServerです。

管理サーバーのデフォルトの構成は次のとおりです。

  • リスニング・アドレス: すべてのローカル・アドレス

  • リスニング・ポート: 7001

  • SSLは有効

  • SSLリスニング・ポート: 7002

ドメイン作成中の管理サーバーのネーミングの詳細は、「基本WebLogic Serverドメインで構成されるリソースとサービス」を参照してください。

セキュリティ・レルム

myrealm

基本WebLogic Serverドメインによって提供されたデフォルトのセキュリティ・レルムを使用します。

ファイル・ストア

WseeFileStore

WseeJmsServer JMSサーバーの永続ストアとして使用するファイル・ストアを追加します。このファイル・ストアは管理サーバーにターゲット指定されます。

SAFエージェント

ReliableWseeSAFAgent

WseeFileStoreを使用するこのストア・アンド・フォワード・エージェントを追加し、管理サーバーにターゲット指定します。SAFエージェントによって信頼性のあるメッセージの受信と処理が制御されます。

JMSキュー

WseeMessageQueue

JMSキューをJMSサーバーであるWseeJMSServerに追加します。

キューは、JMSModules/モジュールの名前で、WseeJMSModuleの下にあります。

JMSキュー

WseeCallbackQueue

JMSキューをJMSサーバーであるWseeJMSServerに追加します。

JMSサーバー

WseeJmsServer

JMSサーバーをシステム・リソースとして追加し、それを管理サーバーであるAdminServerにターゲット指定します。

ワーク・マネージャ

weblogic.wsee.mdb.DispatchPolicy

このワーク・マネージャを追加し、管理サーバーであるAdminServerにターゲット指定します。


WebLogic Advanced Web Services for JAX-WS拡張テンプレート

WebLogic Advanced Web Services for JAX-WS拡張テンプレートでは、次の高度なWebサービスの機能をサポートするために必要なリソースが自動的に構成されます。


注意:

2つのAdvanced Web Servicesテンプレートはそれぞれ、ドメイン内で個別にまたは一緒に使用することができます。このテンプレートは、WebLogic Advanced Web Services拡張テンプレートが適用されたドメインに適用する場合、Advanced Web Services for JAX-WSテンプレートを適用する前にAdvanced Web Servicesテンプレートを適用する必要があります。


詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』の高度なWebサービス機能向けのドメインの構成に関する項を参照してください。

テンプレートの詳細

次の表には、WebLogic Advanced Web Services for JAX-WS拡張テンプレートの基本情報が記載されています。

表2-8 WebLogic Advanced Web Services for JAX-WS拡張テンプレートの詳細

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

カテゴリ

未分類

テンプレート名とバージョン

WebLogic Advanced Web Services for JAX-WS Extension - 12.1.2.0

テンプレート依存

基本WebLogic Serverドメイン・テンプレート

テンプレートJARファイルと場所

WL_HOME\common\templates\wls\wls_webservice_jaxws.jar

再構成テンプレートJARファイルと場所

WL_HOME\common\templates\wls\wls_webservice_jaxws_reconfig_version.jar

ドメイン・トポロジ・プロファイル

定義なし定義済アプリケーション・サービス・グループは、拡張ドメインとコンパクト・ドメインの両方に含まれます。


構成されるリソースとサービス

この表に、WebLogic Advanced Web Services for JAX-WSテンプレートで拡張されたドメインに構成されるリソースとサービスが記載されています。

表2-9 WebLogic Advanced Web Services for JAX-WSドメインで構成されるリソース

リソースの種類 名前 拡張の結果

管理サーバー

AdminServer

基本WebLogic Serverドメインで提供される管理サーバーを使用します。ドメイン作成時に名前を変更しないかぎり、デフォルト名はAdminServerです。拡張テンプレートで参照される管理サーバーはcgServerです。

管理サーバーのデフォルトの構成は次のとおりです。

  • リスニング・アドレス: すべてのローカル・アドレス

  • リスニング・ポート: 7001

  • SSLは有効

  • SSLリスニング・ポート: 7002

ドメイン作成中の管理サーバーのネーミングの詳細は、「基本WebLogic Serverドメインで構成されるリソースとサービス」を参照してください。

セキュリティ・レルム

myrealm

基本WebLogic Serverドメインによって提供されたデフォルトのセキュリティ・レルムを使用します。

JMSサーバー

WseeJaxwsJmsServer

JMSサーバーをシステム・リソースとして追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。

ファイル・ストア

WseeJaxwsFileStore

WseeJaxwsJmsServer JMSサーバーの永続ストアとして使用するファイル・ストアを追加します。このファイル・ストアは管理サーバーにターゲット指定されます。

JMSシステム・リソース

WseeJaxwsJmsModule

クラスタの分散宛先を定義します。すべての関連付けられたターゲットがJAX-WS Webサービスをサポートするために使用されます。サブデプロイメントの名前はWseeJaxwsJmsServerSubです。

注意: デフォルトでは、重み設定された分散宛先(WDD)が構成されています。クラスタ環境では、宛先を共通分散宛先(UDD)にアップグレードすることを強くお薦めします。

JMSキュー

weblogic.wsee.BufferedRequest Queue

weblogic.wsee.BufferedRequestErrorQueue

weblogic.wsee.BufferedResponseQueue

weblogic.wsee.BufferedResponseErrorQueue

これらのJMSキューをJMSサーバーに追加し、WseeJaxwsJmsServerにターゲット指定します。

これらのキューは将来の使用のために予約されています。

SAFエージェント

ReliableWseeJaxwsSAFAgent

WseeJaxwsFileStoreを使用するこのストア・アンド・フォワード・エージェントを追加し、管理サーバーにターゲット指定します。SAFエージェントによって信頼性のあるメッセージの受信と処理が制御されます。

ワーク・マネージャ

weblogic.wsee.jaxws.mdb.DispatchPolicy

このワーク・マネージャを追加し、管理サーバーにターゲット指定します。ワーク・マネージャによって、スレッド・プール・リソースを定義できます。


WebLogic JAX-WS SOAP/JMS拡張テンプレート

構成ウィザードまたはWLSTを使用すると、基本的なWebLogic Serverドメインを拡張して、JAX-WS WebサービスでSOAP over JMSトランスポートを使用するために必要なリソースを簡単に含めることができます。これは、WebLogic Advanced Web Services拡張テンプレートで提供されるリソースやサービスを基本WebLogic Serverドメインに追加することによって行います。

テンプレートの詳細

次の表には、WebLogic JAX-WS SOAP/JMS拡張テンプレートの基本情報が記載されています。

表2-10 WebLogic JAX-WS SOAP/JMS拡張テンプレートの詳細

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

カテゴリ

未分類

テンプレート名とバージョン

WebLogic JAX-WS SOAP/JMS拡張—12.1.2.0

テンプレート依存

基本WebLogic Serverドメイン・テンプレート

テンプレートJARファイルと場所

WL_HOME\common\templates\wls\wls_webservice_soapjms.jar

再構成テンプレートJARファイルと場所

WL_HOME\common\templates\wls\wls_webservice_soapjms_reconfig_version.jar

ドメイン・トポロジ・プロファイル

定義なし定義済アプリケーション・サービス・グループは、拡張ドメインとコンパクト・ドメインの両方に含まれます。


構成されるリソースとサービス

次の表は、WebLogic JAX-WS SOAP/JMS拡張テンプレートで拡張されたドメイン内で構成されるリソースとサービスを示しています。

表2-11 WebLogic JAX-WS SOAP/JMSドメインで構成されるリソース

リソースの種類 名前 拡張の結果

JMSサーバー

WseeSoapjmsJmsServer

JMSサーバー管理コンテナ。

ファイル・ストア

WseeSoapjmsFileStore

物理ストレージ(ファイル、DBMSなど)へのデータ保存、物理ストレージからのデータ取得などのI/O操作を行うために、WebLogic Serverで使用されるファイル・ストアまたは物理ストア。

JMSモジュール

WseeSoapjmsJmsModule

SOAP over JMSトランスポートに必要なJMSリソースを定義するJMSモジュール。

JMSサブデプロイメント

WseeSoapjmsJmsServerSub

WseeSoapJmsServerにJMSリソースをターゲット指定するためのJMSサブデプロイメント。

JMS接続ファクトリ

com.oracle.webservices.jms.ConnectionFactory

SOAP over JMSトランスポート用の接続の作成に使用するデフォルトのJMS接続ファクトリ。

JMSキュー

com.oracle.webservices.api.jms.RequestQueue

デフォルトのJMSリクエスト・キュー。

JMSキュー

com.oracle.webservices.api.jms.ResponseQueue

デフォルトのJMSレスポンス・キュー。


Avitek Medical Recordsサンプル・ドメイン・テンプレート

構成ウィザードまたはWLSTの使用により、基本WebLogic Serverドメインを容易に拡張してAvitek Medical Recordsサンプル・ドメインを作成できます。Avitek Medical Recordsサンプル・ドメイン拡張テンプレートで提供されるリソースおよびサービスを、基本WebLogic Serverドメインに追加することで、これを実現できます。

Avitek Medical Recordsサンプル・アプリケーションに関する詳細は、『Oracle WebLogic Serverの理解』のサンプル・アプリケーションおよびサンプル・コードに関する項を参照してください。

テンプレートの詳細

次の表には、Avitek Medical Recordsサンプル・ドメイン拡張テンプレートの基本情報が記載されています。

表2-12 Avitek Medical Recordsサンプル・ドメインの情報

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

構成ウィザードでのテンプレート名

このテンプレートは、構成ウィザードの製品リストから利用できません。「ドメイン・ソースの選択」画面または「拡張ソースの選択」画面の「参照」オプションを使用してJARファイルが格納されている場所に移動することによってのみこのテンプレートを選択できます。

テンプレートJARファイルと場所

WL_HOME\common\templates\wls\medrec.jar

テンプレート依存

基本WebLogic Serverドメイン・テンプレート


構成されるリソースとサービス

次の表は、Avitek Medical Recordsサンプル拡張テンプレートで拡張されるドメイン内で構成されるリソースとサービスを示しています。

ワーク・マネージャ・サービス(weblogic.wsee.mdb.DispatchPolicy)も使用可能ですが、管理サーバーのターゲットではありません。

表2-13 Avitek Medical Recordsドメインで構成されるリソース

リソースの種類 名前 拡張の結果

管理サーバー

AdminServer

基本WebLogic Serverドメインで提供される管理サーバーを使用します。ドメイン作成時に名前を変更しないかぎり、デフォルト名はAdminServerです。管理サーバーはテンプレート内で@SERVER_NAMEとして参照され、管理コンソールではAdminServerと表示されます。

管理サーバーのデフォルトの構成は次のとおりです。

  • リスニング・アドレス: すべてのローカル・アドレス

  • リスニング・ポート: 7001

  • SSLは有効

  • SSLポート: 7002

ドメイン作成中の管理サーバーのネーミングの詳細は、「基本WebLogic Serverドメインで構成されるリソースとサービス」を参照してください。

セキュリティ・レルム

myrealm

基本WebLogic Serverドメインで提供されるデフォルト・セキュリティ・レルムを使用します。

アプリケーション・デプロイメント

browser-starter

browser-starter Webアプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

medrec

サンプルmedrecエンタープライズ・アプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

physician

サンプルphysicianエンタープライズ・アプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

SamplesSearchWebApp

サンプル検索アプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。

JDBCデータ・ソース

MedRecGlobalDataSourceXA

JDBCデータ・ソースを MedRecGlobalDataSourceXA システム・リソースとして識別します。

JMSキュー

com.oracle.medrec.jms.RecordToCreateQueue

com.oracle.medrec.jms.PatientNotificationQueue

weblogic.wsee.DefaultQueue

JMSキューをJMSサーバーであるMedRecWseeJMSServerに追加します。

JMSサーバー

MedRecJMSServer

JMSサーバーをMedRec-jmsシステム・リソースとして追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。

JMSシステム・リソース

MedRec-jms

JMSサーバー、接続ファクトリ、およびキューをJMSシステム・リソースとして使用するように追加し、リソースを管理サーバーにターゲット指定します。

メール・セッション

mail/MedRecMailSession

このメール・セッションを追加します。

SAFエージェント

WsrmAgent

MedRecWseeFileStorfileストアを使用するこのストア・アンド・フォワード・エージェントを追加し、MedRecServerにターゲット指定します。

デプロイ済みライブラリ

jsf1.2@1.2.9.0

Java Server Facesバージョン1.2ライブラリを追加します。

デプロイ済みライブラリ

jstl1.2.@1.2.0.2

Java standard tagging (JSTL) Version 1.2ライブラリを追加します。

WLDFシステム・リソース

MedRecWLDF

仕分けインジェクション用のWLDFシステム・リソースと定義されたWLDFインストゥルメンテーション監視を追加し、それらを管理サーバーにターゲット指定します。


Avitek Medical Recordsサンプル・ドメイン・テンプレート(Springバージョン)

構成ウィザードまたはWLSTの使用により、基本WebLogic Serverドメインを容易に拡張してSpringのAvitek Medical Recordsサンプル・ドメインを作成することができます。Avitek Medical Recordsサンプル・ドメイン拡張テンプレートで提供されるリソースおよびサービスを、基本WebLogic Serverドメインに追加することで、これを実現できます。

Avitek Medical Recordsサンプル・アプリケーションに関する詳細は、『Oracle WebLogic Serverの理解』のサンプル・アプリケーションおよびサンプル・コードに関する項を参照してください。

テンプレートの詳細

次の表には、WebLogic Advanced Web Services拡張テンプレートの基本情報が記載されています。テンプレート名には、構成ウィザードの「ドメイン・ソースの選択」画面および「拡張ソースの選択」画面にある製品リストに表示されたテンプレートの名前がそのまま表示されます。

表2-14 Avitek Medical Recordsサンプル・ドメイン(Spring)の情報

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

テンプレート名

このテンプレートは、構成ウィザードの製品リストから利用できません。「ドメイン・ソースの選択」画面または「拡張ソースの選択」画面の「参照」オプションを使用してJARファイルが格納されている場所に移動することによってのみこのテンプレートを選択できます。

テンプレートJARファイルと場所

WL_HOME\common\templates\wls\medrec_spring.jar

テンプレート依存

基本WebLogic Serverドメイン・テンプレート


構成されるリソースとサービス

次の表には、SpringのAvitek Medical Recordsサンプル拡張テンプレートで拡張されたドメインに構成されるリソースとサービスを示しています。

表2-15 Spring用のAvitek Medical Recordsドメインで構成されるリソース

リソースの種類 名前 拡張の結果

管理サーバー

AdminServer

基本WebLogic Serverドメインで提供される管理サーバーを使用します。ドメイン作成時に名前を変更しないかぎり、デフォルト名はAdminServerです。管理サーバーはテンプレート内で@SERVER_NAMEとして参照され、管理コンソールではAdminServerと表示されます。

管理サーバーのデフォルトの構成は次のとおりです。

  • リスニング・アドレス: すべてのローカル・アドレス

  • リスニング・ポート: 7001

  • SSLは有効

  • SSLポート: 7002

ドメイン作成中の管理サーバーのネーミングの詳細は、「基本WebLogic Serverドメインで構成されるリソースとサービス」を参照してください。

セキュリティ・レルム

myrealm

基本WebLogic Serverドメインで提供されるセキュリティ・レルムを使用します。

アプリケーション・デプロイメント

browser-starter

browser-starter Webアプリケーションを追加し、それをMedRecServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

medrec

サンプルmedrecエンタープライズ・アプリケーションを追加し、それをMedRecServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

physician

サンプルphysicianエンタープライズ・アプリケーションを追加し、それをMedRecServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

SamplesSearchWebApp

サンプル検索アプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。

JDBCデータ・ソース

MedRecGlobalDataSourceXA

JDBCデータ・ソースを MedRecGlobalDataSourceXA システム・リソースとして識別します。

プールの容量(初期): 2

プールの容量(最大): 10

プロトコル: 2フェーズ・コミット

JMSキュー

com.oracle.medrec.jms.RecordToCreateQueue

com.oracle.medrec.jms.PatientNotificationQueue

weblogic.wsee.DefaultQueue

これらのJMSキューをJMSサーバーのMedRecWseeJMSServerに追加します。

JMSサーバー

MedRecJMSServer

JMSサーバーをMedRec-jmsシステム・リソースとして追加し、それをMedRecServerにターゲット指定します。

JMSシステム・リソース

MedRec-jms

JMSサーバー、接続ファクトリ、およびキューをJMSシステム・リソースとして使用するように追加し、リソースをMedRecServerにターゲット指定します。

メール・セッション

mail/MedRecMailSession

このメール・セッションを追加します。

SAFエージェント

WsrmAgent

ファイル・ストア、MedRecWseeFileStoreを使用するこのストア・アンド・フォワード・エージェントを追加し、MedRecServerにターゲット指定します。

デプロイ済みライブラリ

jsf1.2@1.2.9.0

Java Server Facesバージョン1.2のライブラリを追加し、MedRecServerにターゲット指定します。

デプロイ済みライブラリ

jstl1.2.@1.2.0.1

Java standard tagging (JSTL)バージョン1.2のライブラリを追加し、MedRecServerにターゲット指定します。

デプロイ済みライブラリ

weblogic-spring#10.3.6.0@10.3.6.0

WebLogic Springバージョン10.3.6のライブラリを追加し、MedRecServerにターゲット指定します。

WLDFシステム・リソース

MedRecWLDF

このWLDFシステム・リソースを追加し、それをMedRecServerにターゲット指定します。WLDFリソースは、ハーベスタ・メトリックおよび仕分けインジェクションのためのインストゥルメンテーション・モニターを定義します(com.oracle.medrec.admin.AdminReport)。


WebLogic Serverデフォルト・ドメイン拡張テンプレート

構成ウィザードまたはWLSTの使用により、基本WebLogic Serverドメインを容易に拡張してデフォルトWebLogic Serverドメインを使用するために必要なリソースを含めることができます。これは、WebLogic Serverデフォルト・ドメイン拡張テンプレートで提供されるリソースやサービスを基本WebLogic Serverドメインに追加することによって行います。


注意:

WebLogic Serverデフォルト・ドメイン拡張テンプレートをベースWebLogicドメインに適用することが、WebLogic Serverサンプル拡張テンプレートを使用するための前提条件です。


WebLogic Serverサンプル・ドメインでサポートされるサンプルの詳細は、『Oracle WebLogic Serverの理解』のサンプル・アプリケーションおよびサンプル・コードに関する項を参照してください。

テンプレートの詳細

次の表には、WebLogic Serverデフォルト・ドメイン拡張テンプレートの基本情報が記載されています。

テンプレート依存には、WebLogic Serverデフォルト・ドメイン拡張テンプレートが必要とするリソースを用意するすべてのテンプレートがリストされます。

表2-16 WebLogic Serverデフォルト・ドメインの情報

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

構成ウィザードでのテンプレート名

このテンプレートは、構成ウィザードの製品リストから利用できません。「ドメイン・ソースの選択」画面または「拡張ソースの選択」画面の「参照」オプションを使用してJARファイルが格納されている場所に移動することによってのみこのテンプレートを選択できます。

テンプレートJARファイルと場所

WL_HOME\common\templates\wls\wls_default.jar

テンプレート依存

基本WebLogic Serverドメイン・テンプレート


構成されるリソースとサービス

次の表は、WebLogic Serverデフォルト・ドメイン拡張テンプレートで拡張されたドメイン内で構成されるリソースとサービスを示しています。

表2-17 WebLogic Serverデフォルト・ドメインで構成されるリソース

リソースの種類 名前 拡張の結果

管理サーバー

AdminServer

基本WebLogic Serverドメインで提供される管理サーバーを使用します。ドメイン作成時に名前を変更しないかぎり、デフォルト名はAdminServerです。管理サーバーはテンプレート内で@SERVER_NAMEとして参照され、管理コンソールではAdminServerと表示されます。

管理サーバーのデフォルトの構成は次のとおりです。

  • リスニング・アドレス: すべてのローカル・アドレス

  • リスニング・ポート: 7001

  • SSLは無効

ドメイン作成中の管理サーバーのネーミングの詳細は、「基本WebLogic Serverドメインで構成されるリソースとサービス」を参照してください。

セキュリティ・レルム

myrealm

基本WebLogic Serverドメインで提供されるセキュリティ・レルムを使用します。

アプリケーション・デプロイメント

mainWebApp

mainWebAppアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

examplesWebApp

examplesWebAppアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

entityBeanValidation

entityBeanValidationアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

jsfBeanValidation

jsfBeanValidationアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

cdi

cdiアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

asyncMethodOfEJB

asyncMethodOfEJBエンタープライズ・アプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

calendarStyledTimer

calendarStyledTimerアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

noInterfaceViewInWAR

noInterfaceViewInWARアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

portableGlobalJNDIName

portableGlobalJNDINameアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

singletonBean

singletonBeanアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

jaxrs

jaxrsアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

stockAdapter

stockAdapterアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

stockFrontEnd

stockFrontEndアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

stockBackEnd

stockBackEndアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

jdbcDataSource.war

jdbcDataSource.warアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

criteriaQuery

criteriaQueryアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

elementCollection

elementCollectionアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

ajaxJSF

ajaxJSFアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

bookmarkingJSF

bookmarkingJSFアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

faceletsJSF

faceletsJSFアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

annotation

annotationアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

asyncServlet30

asyncServlet30アプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

multipartFileHandling

multipartFileHandlingアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

apache_xbean.jar

apache_xbean.jarアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

アプリケーション・デプロイメント

annotation

annotationアプリケーションを追加し、それを管理サーバーであるexamplesServerにターゲット指定します。

JDBCシステム・リソース

examples-demo

次の構成があるこのJDBCデータ・ソースを識別します。

  • JNDI名: examples-dataSource-demoPool

  • グロバール・トランザクション・プロトコル: 2フェーズ・コミット

接続プール設定は次のとおりです。

  • 初期容量: 1

  • 最大容量: 10

JDBCシステム・リソース

examples-demoXA

次の構成があるこのJDBCデータ・ソースを識別します。

  • JNDI名: examples-dataSource-demoXAPool

  • グロバール・トランザクション・プロトコル: 2フェーズ・コミット

接続プール設定は次のとおりです。

  • 初期容量: 2

  • 最大容量: 10

デプロイ済みライブラリ

apache-xbean.jar

apache-xbean.jarライブラリ依存関係をこのドメインに追加します。


WebLogic Serverサンプル拡張テンプレート

構成ウィザードまたはWLSTの使用により、基本WebLogic Serverドメインを容易に拡張してWebLogic Serverサンプル・ドメインを作成できます。これは、WebLogic Serverデフォルト拡張テンプレートおよびWebLogic Serverサンプル拡張テンプレートの両方に用意されているリソースとサービスを基本WebLogic Serverドメインに追加することによって行います。

WebLogic Serverサンプル・ドメインでサポートされるサンプルの詳細は、『Oracle WebLogic Serverの理解』のサンプル・アプリケーションおよびサンプル・コードに関する項を参照してください。

テンプレートの詳細

次の表には、WebLogic Serverデフォルト・ドメイン拡張テンプレートの基本情報が記載されています。

テンプレート依存では、WebLogic Serverサンプル拡張テンプレートで必要となるリソースを提供するすべてのテンプレートがリストされます。テンプレートは、ドメイン内で構成される必要のある順序でリストされます。

表2-18 WebLogic Serverサンプル拡張の情報

テンプレートの詳細 情報

テンプレート・タイプ

拡張

構成ウィザードでのテンプレート名

このテンプレートは、構成ウィザードの製品リストから利用できません。「ドメイン・ソースの選択」画面または「拡張ソースの選択」画面の「参照」オプションを使用してJARファイルが格納されている場所に移動することによってのみこのテンプレートを選択できます。

テンプレートJARファイルと場所

WL_HOME\common\templates\wls\wls_examples.jar

テンプレート依存

  • 基本WebLogic Serverドメイン・テンプレート

  • + WebLogic Serverデフォルト・ドメイン拡張テンプレート


構成されるリソースとサービス

WebLogic Serverデフォルト・ドメイン拡張テンプレート(表2-17を参照)で構成されたリソースに加えて、WebLogic Serverサンプル拡張テンプレートでは、次の表にリストされたリソースおよびサービスが構成されます。

表2-19 WebLogic Serverサンプル・ドメインで構成される追加リソース

リソースの種類 名前 ノート

管理サーバー

AdminServer

基本WebLogic Serverドメインで提供される管理サーバーを使用します。ドメイン作成時に名前を変更しないかぎり、デフォルト名はAdminServerです。管理サーバーはテンプレート内で@SERVER_NAMEとして参照され、管理コンソールではAdminServerと表示されます。

管理サーバーのデフォルトの構成は次のとおりです。

  • リスニング・アドレス: すべてのローカル・アドレス

  • リスニング・ポート: 7001

  • SSLは無効

ドメイン作成中の管理サーバーのネーミングの詳細は、「基本WebLogic Serverドメインで構成されるリソースとサービス」を参照してください。

セキュリティ・レルム

myrealm

基本WebLogic Serverドメインで提供されるセキュリティ・レルムを使用します。

アプリケーション・デプロイメント

SamplesSearchWebApp

アプリケーションを追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。

JMSサーバー

examplesJMSServer

JMSサーバーをexamples-jmsシステム・リソースとして追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。

  • 永続ストア: exampleJDBCStore

  • JMSメッセージ・ログ・ファイル: examplesJMSServer

JMSサーバー

WseeJMSServer

JMSサーバーをexamples-jmsシステム・リソースとして追加し、それを管理サーバーにターゲット指定します。

このサーバーが、WSeeFileStore永続ストアを使用するために構成されます。

ファイル・ストア

WseeFileStore

WSEEJMSServer JMSサーバーおよびReliableWseeSAFAgent SAF Agentの永続ストアとして使用するファイル・ストアを追加します。このファイル・ストアはexamplesServer管理サーバーのターゲットとなります。

JDBCストア

exampleJDBCStore

examples-demo JDBCデータ・ソースおよびexamplesJMSServer JMSサーバーの永続ストアとして使用するようにJDBCストアを追加し、そのストアをexamplesServer管理サーバーにターゲット指定します。

JMSシステム・リソース

examples-jms

JMSシステム・リソース用に使用されるJMSサーバー、接続ファクトリ、キュー、およびトピックを識別します。

JMS接続ファクトリ

exampleTopic

exampleTrader

weblogic.examples.jms.QueueConnectionFactory

weblogic.examples.ejb30.QueueConnectionFactory

これらのコネクション・ファクトリをexamples-jmsシステム・リソースとして追加し、examplesServerサーバーにターゲット指定します。

JMSキュー

exampleQueue

jms/MULTIDATASOURCE_MDB_QUEUE

weblogic.examples.ejb30.ExampleQueue

これらのJMSキューをexamplesJMSServer JMSサーバーに追加します。

JMSキュー

weblogic.wsee.wseeExamplesDestinationQueue

このJMSキューをWseeJMSServer JMSサーバーに追加します。

JMSトピック

exampleTopic

quotes

stockTopic

これらのJMSトピックを追加し、examplesJMSServer JMSサーバーにターゲット指定します。

JDBCシステム・リソース

examples-oracleXA

次の構成があるこのJDBCデータ・ソースを識別します。

  • JNDI名: examples-dataSource-oracleXAPool

  • グロバール・トランザクション・プロトコル: 2フェーズ・コミット

データベース・ドライバがoracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSourceとして構成されます。

このデータ・ソースがexamples-multiDataSource-demoXAPoolマルチ・データ・ソースにマップされます。

JDBCシステム・リソース

examples-demoXA-2

管理サーバーにターゲット指定するJDBCデータ・ソースを識別します。このJDBCデータ・ソースには次の構成があります。

  • 接続プール(最大): 100

  • グロバール・トランザクション・プロトコル: 2フェーズ・コミット

このデータ・ソースがexamples-multiDataSource-demoXAPoolマルチ・データ・ソースにマップされます。

JDBCシステム・リソース

examples-multiDataSource-demoXAPool

管理サーバーにターゲット指定するJDBCマルチ・データ・ソースを識別します。これはフェイルオーバーのために構成され、examples-oracleXAおよびexamples-demo-XA-2データ・ソースにマップされます。

SAFエージェント

ReliableWseeSAFAgent

WseeFileStoreファイル・ストアを使用するこのストア・アンド・フォワード・エージェントを追加し、管理サーバーにターゲット指定します。

ワーク・マネージャ

weblogic.wsee.mdb.DispatchPolicy

このワーク・マネージャを追加しますが、サーバーにはターゲット指定しません。