Oracle VM は、ユーザーが仮想マシン (VM) を作成して管理できる仮想化環境プラットフォームです。これらの仮想マシンは同じ物理サーバーに存在しますが、独立した物理サーバーのように動作します。Oracle VM で作成された各仮想マシンは、それぞれ自分自身の仮想 CPU、オペレーティングシステム、ネットワークインタフェース、およびストレージを備えています。
Oracle VM には次のコンポーネントが含まれています。
Oracle VM Server: 仮想マシンと Oracle VM エージェントの実行に使用する Xen ハイパーバイザをベースとした、軽量のセキュアな仮想化環境。
Oracle VM Agent: Oracle VM Server 上にインストールされ、Oracle VM Manager と通信し、Oracle VM Server、サーバープール、およびリソースを管理するための Web サービス API が含まれています。
Oracle VM Manager: 仮想マシンを作成して管理するためのユーザーインタフェースの役割を果たす Web アプリケーション。これには、仮想マシンの作成 (テンプレートを含む)、ライフサイクル管理 (配備、移行、および削除)、およびリソース管理 (.iso ファイル、テンプレート、および共有ストレージリソース) が含まれます。
このドキュメントには、Oracle VM Manager をインストールする手順は含まれていません。Oracle VM Manager に関する詳細は、次を参照してください。
サーバーは、Oracle VM バージョン 3.2 以上で使用できます。サポートされるオペレーティングシステムの最新のリストについては、次を参照してください。
https://wikis.oracle.com/display/SystemsComm/Sun+Blade+Systems+Products#tab:Operating-Systems
サーバーに関する最新情報は、『Sun Blade X4-2B プロダクトノート』で保持されています。プロダクトノートには、サーバーのハードウェアまたはソフトウェアの問題に関する詳細な情報が記載されています。
このドキュメントの最新バージョン、その他のサーバー固有のドキュメント、および関連ドキュメントは、http://www.oracle.com/goto/X4-2B/docs にあるサーバーモジュールドキュメントライブラリでオンラインで入手できます。