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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Data Synchronization Server管理者ガイド
11g リリース1 (11.1.1.7.0)
B69393-02
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6 Microsoft Exchange 2007用BDSSコネクタの構成

この章では、Microsoft Exchange 2007用Oracle BDSSコネクタ(Exchange 2007コネクタ)のプロファイル・パラメータについて説明します。

この章の構成は、次のとおりです。

6.1 Exchange 2007コネクタ構成の概要

第4.8項「プロファイルの管理」で説明されているように、コネクタの構成プロファイルは、setProfileParameter操作を使用して作成または更新できます。Exchange 2007コネクタには、次のプロファイルが付属しています。

6.2 データ交換のためのMicrosoft Exchange 2007コネクタの構成

「Hub Transport」セクションには、Exchange 2007コネクタをハブと通信できるようにする、次のパラメータがあります(表6-1を参照)。ハブ・トランスポートの詳細は、第2.2.1項「ハブ・トランスポート」を参照してください。


注意:

setProfileParameter操作を使用して、表6-1に記載されているパラメータを作成する必要があります。プロファイル名はコネクタの名前である必要があります。詳細は、第4.8.2項「プロファイル・パラメータの管理」を参照してください。


表6-1 「Hub Transport」セクションのパラメータ

パラメータ 説明

Pim Transport Implementation Class

oracle.bdss.connectors.exchange2007.Exchange2007PimTransportAdapter

Extract Response Batch Size

抽出レスポンスのレコード数。Oracle Fusion Middleware 11g リリース1のBDSSでは、ユーザーを同期化するために構成された指定のExchangeフォルダ内のレコード数を上回る大きいレコード数(10,000以上)を表すようにこの値を設定します。通常、ほとんどのユーザーのレコード数は、数万単位ではなく数千単位の数です。


6.3 Exchange 2007コネクタ用のレコード変換の構成

「hubDomainName」セクションのパラメータ(表6-2を参照)を使用して、XSLTおよびXSDファイルのURLの場所を設定し、ハブ書式とPIM書式の間でレコード・データの変換を実行するようにExchange 2007を構成できます。


注意:

変換ファイル用のURIを使用するようにパラメータを構成する場合は、file:///./の書式を使用しないでください。かわりに、URIを次の書式で入力してください。

C:/directory1/directory2.../file.NNN

たとえば、c:/fusion_syncがトランスフォーマ・ファイルの<root>ディレクトリの場合は、次のURIを入力します。

c:/fusion_sync/transform/exchange/task/exchange2007task.xsd

表6-2 「hubDomainName」セクションのパラメータ

パラメータ 説明

HubToPimXSL

ハブXML書式からPIM XML書式にレコードを変換するXSLファイルの場所へのURL。

PimToHubXSL

PIM XML書式からハブXML書式にレコードを変換するXSLファイルの場所へのURL。

PimXSD

PIMドメインのXSDの場所へのURL。


6.4 Microsoft Exchange 2007コネクタのPIMトランスポート・コンポーネントの構成

「PimTransport」セクションのパラメータ(表6-3を参照)を使用して、Microsoft Exchange 2007コネクタのPIMトランスポート・コンポーネントを設定します。

表6-3 「PimTransport」セクションのパラメータ

パラメータ 説明

TryUrlsWithoutDomain

trueに設定すると、PIMトランスポートは、自動検出、LDAPおよびEWSのドメインを含まないURLを試行します。デフォルトは、falseです。


6.5 ドメインの同期化の構成

Exchange 2007コネクタを使用して、「Contact」、「Task」および「Calendar」の各セクションを介してドメインの同期化を構成できます。

6.5.1 連絡先の同期化の構成

Exchange 2007コネクタは、「Contact」セクションのパラメータ(表6-4を参照)を使用して連絡先ドメインを同期化できます。

表6-4 連絡先ドメインの同期化を構成するためのパラメータ

パラメータ 説明

Folder Class

ドメインのフォルダ・クラス。デフォルト値はIPF.Contactです。

Pim Domain Id

同期化される各クラスのメッセージ・クラス・プロパティとして使用されるPIMドメイン識別子。デフォルト値はIPM.Contactです。

Pim Xsd

exchange2007contact.xsdファイルのURI。

PimToHubUrl

Exchange2007ContactToHubContact.xslのURI。

HubToPimUrl

HubContactToExchange2007Contact.xslのURI。


6.5.2 タスクの同期化の構成

Exchange 2007コネクタは、「Task」セクションのパラメータ(表6-5を参照)を使用してタスク・ドメインを同期化できます。

表6-5 タスク・ドメインの同期化を構成するためのパラメータ

パラメータ 説明

Pim Xsd

exchange2007task.xsdファイルへのURI。

PimToHubUrl

Exchange2007TaskToHubTask.xslへのURI。

HubToPimUrl

HubTaskToExchange2007Task.xslへのURI。

Domain Class Type

ドメインの同期化時に使用されるExchange Web Serviceインタフェース・クラス。デフォルト値はTaskTypeです。

Exchange Domain Batch Size

ドメイン・ターゲットからのレコードの抽出時にExchangeからダウンロードされるレコードの最大数。有効な値は、1から512です。デフォルト値は512です。

Folder Class

ドメインのフォルダ・クラス。デフォルト値はIPF.Taskです。

Body Type

ドメインのBodyフィールドの同期化方法。有効な値は、TextまたはHTMLです。デフォルト値はTextです。

Conflict Resolution Type

Exchangeによる競合タイプの処理方法を決定します。有効な値は、AutoResolveAlwaysOverwriteおよびNeverOverwriteです。デフォルト値はAlwaysOverwriteです。

Disposal Type

Exchangeによる削除されたレコードの処理方法を決定します。有効な値は、HardDeleteSoftDeleteおよびMoveToDeletedItemsです。デフォルト値はMoveToDeletedItemsです。

Pim Domain id

同期化する各レコードのメッセージ・クラス・プロパティとして使用されるPIMドメイン識別子。デフォルト値はIPM.Taskタスクです。


6.5.3 カレンダの同期化の構成

Exchange 2007コネクタは、「Calendar」セクションのパラメータ(表6-6を参照)を使用してカレンダ・ドメインを同期化できます。

表6-6 カレンダ・ドメインの同期化を構成するためのパラメータ

パラメータ 説明

Time Zone Xsd

timezoneregistryschema.xsdへのURI。

VEvent Xsd

veventasxml.xsdへのURI。

PimToHubUrl

exchange2007calendartohubcalendar.xslへのURI。

Pim Xsd

pimicalbody.xsdへのURI。

Calendar Item Type Xsd

calendaritemtype.xsdへのURI。

Time Zone Xml

timezoneregistry.xmlへのURI。

HubToPimUrl

hubcalendartoexchange2007calendar.xslへのURI。

CalendarItemToVEvent Xsl

calendaritemtypetoveventasxml.xslへのURI。

VEventToCalendarItem Xsl

veventasxmltocalendaritemtype.xslへのURI。

Body Type

veventasxmltocalendaritemtype.xslへのURI。デフォルト値はTextです。

Conflict Resolution Type

Exchangeによる競合タイプの処理方法を決定します。有効な値は、AutoResolveAlwaysOverwriteおよびNeverOverwriteです。デフォルト値はAlwaysOverwriteです。

Disposal Type

Exchangeによる削除されたレコードの処理方法を決定します。有効な値は、HardDeleteSoftDeleteおよびMoveToDeletedItemsです。デフォルト値はMovetoDeletedItemsです。

Domain Class Type

ドメインの同期化時に使用されるExchange Web Serviceインタフェース・クラス。デフォルト値はCalendarItemTypeです。

Exchange Domain Batch Size

ドメイン・ターゲットからのレコードの抽出時にExchangeからダウンロードされるレコードの最大数。有効な値は、1から512です。デフォルト値は512です。

Fanning Limit

Exchangeで繰返しのカレンダ・レコードをネイティブで表すことができない場合に作成されるレコードの数。有効な値は、1から100です。デフォルト値は30です。

Folder Class

ドメインのフォルダ・クラス。デフォルト値はIPF.Appointmentです。

Pim Domain id

同期化する各レコードのメッセージ・クラス・プロパティとして使用されるPIMドメイン識別子。デフォルト値はIPM.Appointmentです。


6.6 データのフィルタリングの構成

フィルタリングはExchange 2007コネクタによって同期化されるレコードを制御します。たとえば、公開レコードを無視するフィルタを定義する一方で、公開レコードのみを同期化できます。フィルタはXMLファイルに定義されます。このようなXMLファイルはドメインごとに1つ存在します。BDSSには次のフィルタが付属しています。

表6-7に、連絡先ドメインのフィルタリング・パラメータを示します。

表6-7 連絡先のフィルタリングを構成するためのパラメータ

パラメータ 説明

Filter Condition

contactfilter.xmlへのURI。

Body Type

ドメインのBodyフィールドの同期化方法。有効な値は、TextまたはHTMLです。デフォルト値はTextです。

Conflict Resolution Type

Exchangeによる競合タイプの処理方法を決定します。有効な値は、AutoResolveAlwaysOverwriteおよびNeverOverwriteです。デフォルト値はAlwaysOverwriteです。

Disposal Type

Exchangeによる削除されたレコードの処理方法を決定します。有効な値は、HardDeleteSoftDeleteおよびMoveToDeletedItemsです。デフォルト値はMoveToDeletedItemsです。

Domain Class Type

ドメインの同期化時に使用されるExchange Web Serviceインタフェース・クラス。デフォルト値はContactItemTypeです。

Exchange Domain Batch Size

ドメイン・ターゲットからのレコードの抽出時にExchangeからダウンロードされるレコードの最大数。有効な値は、1から512です。デフォルト値は512です。

Folder Class

ドメインのフォルダ・クラス。デフォルト値はIPF.Contactです。

Pim Domain Id

同期化する各レコードのメッセージ・クラス・プロパティとして使用されるPIMドメイン識別子。デフォルト値はIPF.Contactです。


表6-8に、タスクをフィルタリングするためのパラメータを示します。

表6-8 タスクのフィルタリングを構成するためのパラメータ

パラメータ 説明

Filter Condition

taskfilter.xmlへのURI。


表6-9に、カレンダをフィルタリングするためのパラメータを示します。

表6-9 カレンダのフィルタリングを構成するためのパラメータ

パラメータ 説明

Filter Condition

calendarfilter.xmlへのURI。


6.7 Active Directoryを使用するためのMicrosoft Exchange 2007コネクタの構成

「Active Directory」セクションのパラメータ(表6-10を参照)により、問合せにMicrosoft Active Directoryを使用して自動検出のSCP URLを取得するExchange 2007コネクタを構成できます。

表6-10 「Active Directory」セクションのパラメータ

パラメータ 説明

Port

Active Directoryを問い合せる際に使用するLDAPポート番号。セキュアなLDAPのデフォルト・ポートは636です。セキュアでないポートは通常、389です。

ServerN (Nは順序プリファレンスを指定するゼロ以外の一意の序数)

Active Directoryサーバーの名前を入力します。コネクタは、Active Directoryを問い合せる際にLDAP URLで名前を使用します。たとえば、server360007と入力すると、コネクタはldap://server36007:<ldapPort>/...を使用します。server36007.us.example.comと入力すると、コネクタはldap://server36007.us.example.com:<ldapPort>...を使用します。

Use SSL

コネクタがセキュアなLDAPを使用するかどうかを示します。デフォルト値はtrueです。開発環境では、ドメイン・コントローラがセキュアなLDAPに対して有効化されないため、値をfalseに設定します。

Referral

followthrowまたはdeferです。デフォルト値はfollowです。

Max Query Result Size

Active Directoryの問合せごとに返される結果の最大数。デフォルト値は20です。

Max Query Time

Active Directoryの問合せが返されるまで待機する時間(ミリ秒)。デフォルト値は30秒(30000ミリ秒)です。

Read Timeout

タイムアウトするまでレスポンスを待機する時間(ミリ秒)。デフォルト値は5000です。

Connect Timeout

タイムアウトするまでActive Directoryへの接続を確立する時間(ミリ秒)。デフォルト値は5000です。

Client Certificate Path

「Use SSL」がtrueに設定され、ドメイン・コントローラでクライアント証明書が必要な場合は、trueに設定します。デフォルトはfalseです。

Using Client Certificates

クライアント・プロバイダがLDAP証明書を使用するかどうかを示します。デフォルトはfalseです。


6.8 Exchange 2007コネクタ用のイベント受信の構成

「Event Receiver」セクションのパラメータ(表6-11を参照)を使用して、イベント・レシーバ(Exchange 2007コネクタのPIMトランスポートがイベント通知に使用するWebサービスベースのコンポーネント)を構成できます。イベント・レシーバは、各ユーザーに対する作成、更新および削除イベントのサブスクリプションの確立、サブスクリプション・メタデータの保持、クライアント・アクセス・サーバーからの変更イベントの受信、およびランタイム・ライブラリAPIを介した同期化を必要とする変更がある場合のBDSSへの通知を処理します。

表6-11 「Event Receiver」セクションのパラメータ

パラメータ 説明

CHANGE_ME

CONNECTORSテーブルのNAME列に表示されるExchange 2007コネクタの名前。デフォルト値は、コネクタに対してデプロイされているイベント・レシーバのURLです。

Status Frequency

Exchangeが各サブスクリプションに通知を提供する頻度(分単位)。デフォルト値は「1」です。

Subscription Status Factor

イベント・レシーバは、Exchangeサーバーがすべてのサブスクリプションを終了していないことを確認するために、すべてのサブスクリプションに対してチェックを実行します。このパラメータは、このチェックの実行頻度を設定します。チェックの実行頻度は、このパラメータに設定した値に「Status Frequency」パラメータに設定した値を乗算した値です。たとえば、「Status Frequency」パラメータを1分に設定し、「Subscription Status Factor」パラメータを3に設定すると、イベント・レシーバは3分ごとにサブスクリプション・チェックを実行します。デフォルト値は3です。


6.9 Microsoft自動検出サービスを使用するためのExchange 2007コネクタの構成

Exchange 2007コネクタは、Microsoft Exchange 2007の自動検出サービスを問い合せることで、ユーザーのExchangeアカウントに関する情報の検出を試行します。サービスが利用可能な場所を指すサービス接続ポイント(SCP) URLがあります。ユーザーの検出を試行する際、コネクタは次のことを実行します。

  1. 構成されている各SCPN URLを試行します。

  2. 失敗した場合は、SCP URLのリストについてServerN構成に記載されている各Active Directoryサーバーを問い合せ、それぞれを試行します。

  3. 最初の2つのステップが失敗となった場合、コネクタは次のデフォルトURLを試行します。

    • <protocol>://<domainName>:<port>/autodiscover/autodiscover.xml

    • <protocol>://<domainName>.autodiscover:<port>/autodiscover/autodiscover.xml

表6-12に記載されているパラメータを使用して、SCPN URLを指定した場合、Exchange 2007コネクタは自動検出サービスの検索を見送ります。

表6-12に、Microsoft Exchange 2007の自動検出サービスを使用するようにコネクタを構成できる「Auto Discovery」セクションのパラメータを示します。

表6-12 「Auto Discovery」セクションのパラメータ

パラメータ 説明

SCPN (Nは順序プリファレンスを指定するゼロ以外の一意の序数)

Exchange自動検出サービスの場所への完全URL、または自動検出サービスを実行するサーバーの名前を入力します。Exchange自動検出サーバーの場所へのURLを入力した場合は、指定したエントリが次のように挿入されてURLが作成されます。

<protocol>://<configuredValue>:<port>/autodiscover/autodiscover.xml

各SCPNが一意の場合にのみ、1つ以上の行を保持できます。ユーザーの検出時に、コネクタは、「SCPN」パラメータで指定されている順序で各URLを試行します。たとえば、SCP1のURLはSCP2のURLより前に試行され、以下同様に試行されます。

Port

ユーザー検出のHTTPリクエストの送信に使用されるポート。デフォルト値は通常、SSLポート443です。「Use SSL」trueに設定されている場合は、HTTPSポートの値を設定します。falseに設定されている場合は、HTTPポートの値を設定します。この値が使用されるのは、すべてのSCP URL(SCPN構成のURLおよびServern構成ごとに自動検出から取得されたURL)の試行後に試行される、デフォルトSCP URLを試行する場合のみです。

UseSSL

ユーザー検出のHTTPリクエストを送信するときに、セキュアなHTTP (SSL)を使用するかどうかを示します。デフォルト値はtrueです。

Remove Domain From Urls

Active Directoryから取得した検出SCP URLからドメイン情報を削除するようにコネクタに指示します。

開発環境の場合は、URLにドメインが含まれているとDNSでURLが解決されないため(つまり、http://server360007.us.example.com/autodiscover/autodiscover.xmlは機能しません)、この値をtrueに設定します。オプションをtrueに設定すると、URLはhttp://server360007/autodiscover/autodiscover.xmlになります。

Read Timeout

タイムアウトするまでレスポンスを待機する時間(ミリ秒)。デフォルト値は5000です。

Connect Timeout

タイムアウトするまで自動検出サーバーへの接続を確立する時間(ミリ秒)。デフォルトは5000です。

Client Certificate Path

この値は、PEM(プライバシ強化メールのセキュリティ証明書)ファイルの場所に設定します。このファイルには、自動検出でクライアント証明書が必要な場合に使用されるクライアント証明書が含まれています。

Client Certificate Key Path

この値は、PEM(プライバシ強化メールのセキュリティ証明書)ファイルの場所に設定します。このファイルには、クライアント証明書の秘密鍵が含まれています。


6.10 Exchange 2007コネクタを使用したドメインの同期化のテスト

Exchange 2007コネクタは、反映同期化に使用できます。Exchange 2007コネクタには複数のハブ・ドメインの同期化が用意されているため、このコネクタを使用して、タスク、連絡先およびカレンダの各ドメインのハブの同期化をテストできます。サーバー・タイプはハブとは無関係なため、ハブに対してExchange 2007コネクタを任意のタイプのPIMサーバーとして表すように構成できます。同じPIMサーバー・タイプを使用して第2のExchange 2007コネクタを構成すると、ハブは、異なるPIMサーバーの2人のユーザーを同期化するかのように、2人の異なるExchangeユーザーを同期化できます。

ハブの同期化をテストする手順は、次のとおりです。

  1. CONNECTORSテーブルのNAME列に表示されるとおりのコネクタの名前をプロファイルの値に指定して、各Exchange 2007コネクタの「Pim Transport Implementation Class」および「Extract Response Batch Size」パラメータを構成します。たとえば、単一のExchange 2007コネクタがデプロイされていて、単一のインスタンスを使用して、単一のハブ・ユーザーにマップされている2人のExchange 2007ユーザーを同期化する必要があるとします。さらに、CONNECTORSテーブルのNAME列にExchange2007およびExchange2007_2があり、その両方に、Exchange2007のLOV値に相当するSERVER_TYPE_CDがあると仮定します。

  2. ProfileRuntimeInfo MBeanのsetProfileParameterを使用して、次の4つの行をPROFILESテーブルに追加します。詳細は、第4.8項「プロファイルの管理」を参照してください。

    表6-13 同期化をテストするためのプロファイルの追加

    プロファイル セクション パラメータ

    Exchange2007

    Hub Transport

    Pim Transport Implementation Class

    oracle.bdss.connectors.exchange2007

    pimtransport.PimTransportAdapter

    Exchange2007

    Hub Transport

    Extract Response Batch Size

    100000

    Exchange2007_2

    Hub Transport

    Pim Transport Implementation Class

    oracle.bdss.connectors.exchange2007.pimtransport.PimTransportAdapter

    Exchange2007_2

    Hub Transport

    Extract Response Batch Size

    100000