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Oracle® Fusion Middleware Oracle Enterprise Repository構成ガイド
11g リリース1 (11.1.1.7)
E59381-01
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B その他の構成

この付録では、これまでに取り上げていないカスタマイズ・オプションおよび構成オプションについて説明します。

この付録の内容は以下のとおりです。

B.1 Oracle Enterprise Repositoryヘルプ・システムのカスタマイズ

Oracle Enterprise Repositoryの標準インストールでは、ヘルプ・リンクはOracleでホストされるヘルプ・ファイルを指します。ただし、状況によっては、ヘルプ・ファイルをローカルでホストするほうが適していることがあります。

この項には次のトピックが含まれます:

B.1.1 ヘルプ・ファイルのダウンロード

  1. 圧縮されたOracle Enterprise Repositoryヘルプ・ファイルをダウンロードします。(ご使用のシステム用の正しいバージョンについては、Oracleサポートにお問い合せください。)

  2. アプリケーション・サーバーまたはWebサーバー上のURLでのアクセスが可能な目的のディレクトリに、圧縮されたヘルプ・ファイルのコンテンツを展開します。

B.1.2 カスタム・ヘルプURLプロパティの構成

この手順は、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で実行します。

  1. 左側のパネルで、「システム設定」を選択します。図B-1に示すように、「システム設定」セクションが表示されます。

    図B-1 Oracle Enterprise Repositoryの「システム設定」セクション

    図B-1の説明が続きます
    「図B-1 Oracle Enterprise Repositoryの「システム設定」セクション」の説明

  2. 「システム設定」の「検索」テキスト・ボックスに、「cmee.tool.help.url」と入力します。図B-2に示すように、カスタム・ヘルプURLプロパティが表示されます。

    図B-2 カスタム・ヘルプURLプロパティ

    図B-2の説明が続きます
    「図B-2 カスタム・ヘルプURLプロパティ」の説明

  3. カスタム・ヘルプURLテキスト・ボックスに、ヘルプ・ファイルの適切なURLを入力します。このURLの適切なエンドポイントは、wwhelp.htmです。

    最初のヘルプURLには、新たに作成されたファイルの場所が反映されている必要があります。次に例を示します。

    http://host.domain.name:port/aler-web/help/wwhelp.htm

  4. 「保存」をクリックします。

  5. ブラウザをリフレッシュします。

  6. Oracle Enterprise Repositoryのメニュー・バーで「ヘルプ」をクリックして、リンクが適切なURLを指していることを確認します。

B.2 発行アップロード・ディレクトリの作成および構成

発行アップロード・ディレクトリを作成および構成できます。

発行アップロード・ディレクトリの作成

アプリケーション・サーバーで、アセットの発行時にアップロードされるアセット・ファイルを含むディレクトリを作成します。

発行アップロード・ディレクトリ用の共有ディレクトリの設定

ご使用のオペレーティング・システムに適した方法を使用して、共有ディレクトリを作成します。

この項には次のトピックが含まれます:

B.2.1 アセット・アップロードのシステム設定

この手順は、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で実行します。

  1. 左側のパネルで、「システム設定」を選択します。

  2. 「サーバー設定」グループで、アップロード領域セクションを見つけます。

    図B-3 アップロード領域セクション

    図B-3の説明が続きます
    「図B-3 アップロード領域セクション」の説明

  3. 次の情報を参考にして、アップロード領域の設定を組織とその環境が反映されるように変更します。

    発行アップロード・ディレクトリ

    • cmee.server.paths.upload

    • アセットの発行時にアップロードされるファイルを格納するために使用されるディレクトリを定義します。空白のままにすると、ファイルをアップロードできません。このディレクトリは、Oracle Enterprise Repository Webアプリケーション内に配置する必要があります。たとえば、<ORACLE_HOME>/user_projects/domains/<oerdomain>/autodeploy/<oer-app-name>/oer-app/custom/uploadとします。この場合、uploadはcustomディレクトリ内に作成されたディレクトリです。アップロード・ディレクトリがカスタム・ディレクトリの子である必要はありませんが、そうであることが推奨されます。このプロパティにより、次の機能が有効になります。

      • 「アセットの発行」フォームの「添付ファイルの即時追加」オプションが有効になります。(発行プロセス中にアセットにファイルを添付する場合に必要です。)

      • アセット・エディタのアップロードされた発行ファイル・オプションが有効になります。

    レジストラ発行アップロード・パス

    • cmee.server.paths.upload-registrar

    • 発行アップロード・ディレクトリへの直接アクセスを可能にする、レジストラ参照用のディレクトリ・パス(通常はUNCパス)を定義します。アップロード・フォルダには、Windows共有が設定されている必要があります。たとえば、次のようになります。\\<machineName>\<sharename>\uploadアップロード・ディレクトリがUNCでない場合は、空白のままにします。

      • アセット・エディタを使用したファイル参照が有効になります(オプション)。

      • UNCでホストされる場合、パスにはWindows OS、SambaまたはSharityが必要です。

      • アセット・エディタのアップロードされた発行ファイルにある「参照」ボタンの表示が有効になります。

    発行アップロード用のアーティファクト・ストア

    • cmee.server.paths.upload-repository

    • 発行済ファイルへの直接パブリック・アクセスを可能にするために、構成済のアーティファクト・ストアを指定します。アセット・エディタでの発行済ファイルのワンステップ受入れに使用します。このプロパティを設定すると、次のようになります。

      • 使用可能またはダウンロード可能なアセット・ファイルが表示されます。

      • アセット・エディタのアップロードされた発行ファイル・セクションに、「Accept」ボタンが表示されます。

プロキシ・ダウンロード

Oracle Enterprise Repositoryには、Repositoryアプリケーション・サーバーをユーザーのリポジトリ・プロキシとして機能できるようにする追加のオプションがあります。この機能では、ファイルのダウンロード中にHTTP URLに指定されたユーザー名とパスワードのテキストが自動的に削除されます。この機能は、Oracle Enterprise Repositoryからアーティファクト・ストア内のリソースへのネットワーク接続が確立している場合にのみ、任意のアーティファクト・ストアに適用できます。詳細は、Oracle Enterprise Repositoryサポートにお問い合せください。

アーティファクト・ストア構成の例

次のいずれかのアーティファクト・ストアを構成する手順は、「アーティファクト・ストアの作成および構成」を参照してください。

  • UNC

    • ホスト名: unc.oer.com

    • パス: upload/

    • ユーザー名: user_oer

    • パスワード: flash

    • URL: file:////unc.oer.com/upload/

  • HTTP

    • ホスト名: http.oer.com

    • パス: oer-web/upload

    • ユーザー名: user_oer

    • パスワード: flash

    • URL: http://user_oer:flash@http.oer.com/oer-web/upload/

  • FTP

    • ホスト名: meta.oer.com

    • パス: upload

    • ユーザー名: user_oer

    • パスワード: flash

    • URL: ftp://user_oer:flash@meta.oer.com/upload/

  • ClearCase

    • ホスト名: clearcase.oer.com

    • パス: ccaseweb/bin/ccweb

    • ユーザー名: user_oer

    • パスワード: flash

    • URL: http://clearcase.oer.com/ccaseweb/bin/ccweb/?dir=/&elem=&cmd=view&user=user_oer&password=flash

  • PVCS

    • ホスト名: pvcs.oer.com

    • パス: dav

    • ユーザー名: user_oer

    • パスワード: flash

    • URL: http://user_oer:flash@pvcs.oer.com/dav/

  • ローURI

    • 名前: Example RAW URI

    • ローURI: http://www.example.com/path1/path2?parameter1&parameter2

    • URL: http://www.example.com/path1/path2?parameter1&parameter2

B.2.2 アーティファクト・ストアの作成および構成

アーティファクト・ストアは、Oracle Enterprise Repositoryのアセットに関連するファイルが格納される場所です。Oracle Enterprise Repositoryのホームページからアセット・エディタ・ウィンドウを起動します。

  1. アセットの編集/管理をクリックします。図B-4に示すように、アセット・エディタが表示されます。

    図B-4 アセット・エディタ

    図B-4の説明が続きます
    「図B-4 アセット・エディタ」の説明

  2. 「アクション」メニューで、アーティファクト・ストアの構成を選択します。図B-5に示すように、「アーティファクト・ストアの構成」ダイアログが表示されます。

    図B-5 「アーティファクト・ストアの構成」ダイアログ

    図B-5の説明が続きます
    「図B-5 「アーティファクト・ストアの構成」ダイアログ」の説明

  3. 「追加」をクリックします。図B-6に示すように、「新規アーティファクト・ストアの作成」ダイアログが表示されます。

    図B-6 「新規アーティファクト・ストアの作成」ダイアログ

    図B-6の説明が続きます
    「図B-6 「新規アーティファクト・ストアの作成」ダイアログ」の説明

  4. 「名前」テキスト・ボックスにアーティファクト・ストアの一意の名前を入力します。

  5. 「タイプ」リストでアーティファクト・ストアのタイプを選択します(この例では、UNCを使用しています)。

  6. 「ホスト名」ボックスにアプリケーション・サーバーのホスト名を入力します。

  7. 「パス」テキスト・ボックスにパスの残りの部分を入力します。

    ホスト名とパスが付いたファイル・リンクが「URL」テキスト・ボックスに表示されます。このリンクを切り取って、ファイル・エクスプローラまたはブラウザ・ウィンドウに貼り付け、ファイルを表示します。

  8. 必要に応じて、「ユーザー名」ボックスと「パスワード」ボックスに適切な情報を入力します。

  9. 「OK」をクリックします。

  10. B.2.3項「新しいアーティファクト・ストアの選択」で説明されているように、発行アップロード用のアーティファクト・ストアのシステム設定を使用して、アーティファクト・ストアを有効にします。

B.2.3 新しいアーティファクト・ストアの選択

「アーティファクト・ストアの作成および構成」で説明されているようにアーティファクト・ストアを構成した後、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」ページで発行アップロード用のアーティファクト・ストアのシステム設定を使用して、アーティファクト・ストアを選択します。

  1. Oracle Enterprise Repositoryの「管理」ページを開きます。

  2. 左側のパネルで、「システム設定」を選択します。

  3. 図B-3に示すように、システム設定の「サーバー設定」グループでアップロード領域セクションを見つけます。

  4. 送信アップロード用のアーティファクト・ストア・リストを使用して、新しく作成したアーティファクト・ストアを選択します。

  5. 「保存」をクリックします。

B.3 アセット監査ログの作成

適切なシステム構成では、個別の保存済または変更済アセットのXMLメタデータをテキスト・ファイルにエクスポートして、監査証跡を作成できます。テキスト・ファイルはアプリケーション・サーバー上に作成され、アプリケーション内でレビューのために使用することはできません。この機能を有効化するために必要なプロパティについては、Oracleサポートにお問い合せください。

この手順は、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で実行します。

  1. 左側のパネルで、「システム設定」を選択します。メイン・ペインに「システム設定」セクションが表示されます。

  2. 「新しいシステム設定の有効化」テキスト・ボックスに、Oracle Enterprise Repositoryサポートにより指定されたプロパティを入力します。

  3. 「有効化」ボタンをクリックします。メイン・ペインのプロパティのリストに、「アセットの保存/エクスポート・ファイル名」が表示されます。

  4. 「アセットの保存/エクスポート・ファイル名」テキスト・ボックスに、アセット・ログを保存するファイルの名前を入力します。

  5. 「保存」をクリックします。

B.4 プラグインおよびアダプタ

Oracle Enterprise Repositoryでは、次のプラグインおよびアダプタを使用できます。それぞれについて、インストレーション・ガイドと構成ガイドが用意されています。詳細は、Oracleサポートにお問い合せください。

B.5 Oracle Enterprise Repositoryデフォルト・アーティファクト・ストアの統合

ご使用のシステムにいずれか1つのデフォルト・アーティファクト・ストアを統合すると、Oracle Enterprise Repositoryでアーティファクト・ストアを使用できます。通常、いずれか1つのデフォルト・タイプを使用してファイルにアクセスするために使用するURLは、次のようになります。

http://server.host.com:port/additionalPathStructure/fileName

アセットへのファイルの追加

この手順は、Oracle Enterprise Repositoryのアセット・エディタで実行します。

  1. 「検索」またはその他の方法を使用して、ファイルを追加するアセットを見つけます。

  2. 図B-7に示すように、「概要」タブの「ファイル情報」要素を見つけます。

    図B-7 「ファイル情報」セクション

    図B-7の説明が続きます
    「図B-7 「ファイル情報」セクション」の説明

  3. 「追加」ボタンをクリックします。図B-8に示すように、「編集」ダイアログが表示されます。

    図B-8 「編集」ダイアログ

    図B-8の説明が続きます
    「図B-8 「編集」ダイアログ」の説明

  4. 「名前」および「説明」テキスト・ボックスに入力します。

  5. 「編集」ボタン(「URL」フィールドの横)をクリックします。図B-9に示すように、「URLの編集」ダイアログが表示されます。

    図B-9 「URLの編集」ダイアログ

    図B-9の説明が続きます
    「図B-9 「URLの編集」ダイアログ」の説明

  6. オプションを使用して、追加するファイルのソースを選択します。

    アーティファクト・ストア・ファイル

    1. ホスト・リストから項目を選択します。(構成により、使用可能な選択項目が決定されます。)

    2. 必要に応じて、次を行います。

      「パス」テキスト・ボックスに適切なadditionalPathStructure/fileNameを入力、または

      「参照」をクリックし、追加するファイルを指定します。

      このオプションは、アーティファクト・ストア・タイプ、ClearQuest、ファイル・ストアおよびPVCSを使用している場合に使用できます。

    外部ファイル

    1. 「URL」テキスト・ボックスに、ファイルのURLを入力します。

    2. 「テスト」をクリックして、URLが有効であることを確認します。

  7. 必要に応じて、補足のテキスト・ファイルを作成してファイルに追加できます。

    1. 「テキスト・ファイル」オプションを選択します。

    2. 「タイプ」リストから、テキスト・ファイルのタイプを選択します。

    3. 必要に応じて、「ファイル」テキスト・ボックスにテキストを入力します。

  8. 終了したら、「OK」をクリックして、「URLの編集」ダイアログを閉じます。

  9. 「OK」をクリックして、「編集」ダイアログを閉じます。追加したファイルが「ファイル情報」要素のリストに表示されます。

B.6 PDFへのエクスポート機能で使用されるXSLTテンプレートの管理

FOとは、ページで構成されるドキュメントを記述するXMLフォーマットです。Apache XML ProjectのFOPなどのFOプロセッサでは、FOを利用してPDF出力が生成されます。XMLドキュメントからのPDFドキュメントの作成は、2段階のプロセスです。

  1. XSLT (XSL-FO)スタイルシートを使用して、XMLドキュメントがFOドキュメントに変換されます。

  2. FOドキュメントが処理されて、PDF (または、処理するXSLTスタイルシートに定義されたその他の出力)が生成されます。

Oracle Enterprise RepositoryのXSLT出力機能はタイプ・レベルで適用されるため、対応するタイプのアセットの出力に必要なテンプレートは1つのみです。ただし、作成または特定のタイプに対して適用できるテンプレートの数または範囲に制限はありません。


注意:

アプリケーション・デプロイメントの適切なディレクトリの場所は、ご使用のアプリケーション・サーバーによって異なります。システム管理者に連絡して、適切なパス情報を入手してください。


B.6.1 Oracle Enterprise Repositoryで使用されるXSL:FOテンプレートの管理

この項では、Oracle Enterprise Repositoryとともに使用するためのXSL:FOテンプレートの管理方法について説明します。この節では、次のトピックについて説明します。

アセットXMLエクスポートからのXSLテンプレートの管理

前提条件:

  • (前述の説明に従って) Oracle Enterprise RepositoryがXSLT出力用に構成されています。

  • 後述のプロセスでは、Altova XML Spyを使用する必要があります。

  1. 前述の説明に従って、XSLT出力機能を使用してOracle Enterprise Repositoryのインスタンスを構成します。

  2. Oracle Enterprise Repositoryにログインします。

  3. 「検索」またはその他の方法を使用して、XSLテンプレートを作成するタイプの登録済アセットを選択します。


    注意:

    適切にドキュメント化されたアセットを選択すると、XSL:FOテンプレートのプレビューが容易になります。


  4. 次のサブディレクトリを含むローカル作業フォルダを作成します。

    • xml

    • schema

    • xsl

    • sps

  5. XMLドキュメントを<oer_home>/reports/export directory <<HOW DID IT GET THERE?>>ディレクトリから新たに作成したxmlサブディレクトリに転送します。

  6. Altova XML Spyを使用して、そのXMLドキュメントを開きます。

  7. Altova XML Spyの「DTD/Schema」メニューから、「Generate DTD/Schema」を選択します。

  8. 要求された場合は、生成するスキーマ・ファイルについて次のオプションを選択します。

    • DTD/Schema file format: W3C Schema

    • List of Values: Unlimited

    • Attribute/Element type detection: Best possible

    • Represent complex elements as: Complex types

    • Elements that were used once: Make local definition

  9. 「OK」をクリックして、スキーマを生成します。

  10. 生成されたXSDファイルを、作業フォルダのschemaサブディレクトリに保存します。

  11. 「Do you want to assign generated DTD/Schema to your XML document?」と表示された場合は、「No」を選択します。

  12. Altova XML Spyを閉じます。前の手順で生成したXMLスキーマには、そのスキーマを処理する前に削除する必要のあるデータ要素値が含まれています。

  13. テキスト・エディタの検索および置換機能を使用して、<xs:enumeration value=という式を含むすべての行を削除します。

  14. スキーマ・ファイルへの変更を保存します。

  15. テキスト・エディタを終了します。

  16. Altova StyleVisionを使用して、変更したスキーマ・ファイルを開きます。


    警告:

    値フィールドに関連する要素を含むスキーマ・ファイルを開くと、StyleVisionのエラーが発生します。


  17. StyleVisionを使用して、出力したドキュメントのレイアウトを変更します。

    レイアウトの変更を表示するには、次の手順を実行します。

    1. 「File」メニューの「Assign Working XML File...」を選択します。

    2. エクスポートしたXMLドキュメントを選択します。

      これにより、ライブ情報が移入されたXSL:FOテンプレートの出力のプレビューが生成されます。最も一般的なレイアウト方法は、Oracle Enterprise Repositoryのアセット詳細のレイアウトを厳密に模倣することです。

  18. レイアウトが完了したら、StyleVisionで書式設定されたドキュメントをローカル作業フォルダのspsサブディレクトリに保存して、後から取得または変更できるようにします。

  19. 「File」メニューを開きます。

  20. 「Save Generated Files」を選択します。

  21. 「Save Generated XSL:FO File...」を選択します。

  22. XSLドキュメントをローカル作業フォルダのxslサブディレクトリに保存します。

    XSLドキュメントが関連付けられているタイプに対して適切なファイル名を使用します。

  23. 生成されたXSLファイルを、(前述のcmee.asset.xml.paths.xsl-sourceプロパティに指定されているように)<oer_home>/reports/xslフォルダにコピーします。

  24. Oracle Enterprise Repositoryで、元のXMLスキーマを生成するためにエクスポートしたアセットを選択します。

  25. アセット詳細で「印刷」ボタンをクリックして、そのアセットのXMLスキーマをエクスポートします。ダイアログが表示されます。

  26. ダイアログのプロンプトに従って、PDFドキュメントを生成するために使用される、新たに作成したXSL:FOテンプレートを選択します。ジェネレータでPDFドキュメントが生成されます。

  27. ドキュメントの表示ボタンをクリックして、PDFドキュメントを開きます。

  28. PDFドキュメントと、StyleVisionで作成したテンプレートのデザインを比較します。

  29. 必要に応じて変更を加えます。

B.7 UTF-8/Unicode文字のサポート

PDFへのエクスポート機能では、FOPエンジンでArialUnicode、またはUnicodeを表示できる類似したフォントを使用しないかぎり、UTF-8/Unicode文字を適切に処理できません。

Unicode文字をレンダリングするための構成

  1. 適切なTrueTypeフォント(TTF)ファイルを見つけます。

  2. 次のコマンドを実行して、そのファイルのXML定義を作成します。

    java -cp fop.jar org.apache.fop.fonts.apps.TTFReader {TTF_FILE_LOCATION} {FONT_NAME}.xml


    注意:

    コマンドで、次を行います。

    • TTF_FILE_LOCATIONをTTFファイルの場所に置き換えます。

    • FONT_NAMEをフォント名に置き換えます。


  3. userconfig.xmlという名前の構成ファイルを作成します。このファイルにより、選択したフォントを使用するようにFOPが構成されます。詳細は、http://www.sagehill.net/docbookxsl/AddFont.htmlを参照してください。

  4. userconfig.xmlファイルをクラスパスに配置します。WEB-INFの下にあるclassesディレクトリをお薦めします。

  5. 適切な場合に常に新しいフォントを使用するように、XSLTを構成します。

    このためには、通常、フォント・ファミリ"{FONT_NAME}"=を適切なfo:block要素に追加する必要があります。

    userconfig.xmlファイルがクラスパス上にない場合、PDFへのエクスポート・プロセスでは、Unicode文字がシャープ記号(#)に置換されます。

マルチバイト文字セットとシングル・バイト文字セットの両方で機能するサンプルXSLT

シングル・バイト文字セットのみで機能するサンプルXSLT

B.8 アセット・タイプのインベントリ

この項では、ベース・データ・パックとハーベスタ・ソリューション・パックのアセット・タイプのインベントリについて説明します。

B.8.1 ベース・データ・パック

ベース・データ・パックは、Oracle Enterprise Repositoryの新規インストール時に一緒にインストールされる、Oracle Enterprise Repositoryデータのセットです。このデータ・パックは、Oracle Enterprise Repositoryの新しいインスタンスごとに最初に必要になります。

名前 UUID 説明

アプリケーション

af788182-4c10-11dc-ac31-7de68f5ca4a1


アーティファクト: DTD

af693f35-4c10-11dc-ac31-7de68f5ca4a1


アーティファクト: WSDL

dcb567bc-2428-11dc-8a61-b94a9aa7eb2f

WSDLアーティファクトを含むエンティティを表します。

アーティファクト: WS-Policy

dccb87e1-2428-11dc-8a61-b94a9aa7eb2f

WS-Policyアーティファクトを含むエンティティを表します。

アーティファクト: XSD

dcca7670-2428-11dc-8a61-b94a9aa7eb2f


バインディング

af6ff5fb-4c10-11dc-ac31-7de68f5ca4a1


ビジネス・プロセス

af7218dd-4c10-11dc-ac31-7de68f5ca4a1


通信アダプタ

af6dd319-4c10-11dc-ac31-7de68f5ca4a1


コンポーネント

af7c5215-4c10-11dc-ac31-7de68f5ca4a1


エンドポイント

af7b40a4-4c10-11dc-ac31-7de68f5ca4a1


環境

af763790-4c10-11dc-ac31-7de68f5ca4a1


フレームワーク

af6806b4-4c10-11dc-ac31-7de68f5ca4a1


インタフェース

af74d7ff-4c10-11dc-ac31-7de68f5ca4a1


パターン

af774901-4c10-11dc-ac31-7de68f5ca4a1


プロシージャ

af71076c-4c10-11dc-ac31-7de68f5ca4a1


サービス

af6ee48a-4c10-11dc-ac31-7de68f5ca4a1

インタフェースの実装である具体的なサービスを表します。

SOA - ビジネス・エンティティ

af73c68e-4c10-11dc-ac31-7de68f5ca4a1


トレーニング

af7a0823-4c10-11dc-ac31-7de68f5ca4a1



B.8.2 ハーベスタ・ソリューション・パック

ハーベスタは、Oracle Enterprise Repository 11gインストールにバンドルされている11.1.1.x.x-OER-Harvester-Solution-Pack.zipに含まれています。

名前 UUID 説明

アダプタ

a22d8c30-d767-11dd-bee0-79d657a0a2b0

エンタープライズ・アプリケーションへのアクセスを提供する、具体的なアダプタを表します。

アダプタ構成

a30bde41-d767-11dd-bee0-79d657a0a2b0

サービスをアダプタに接続する構成情報を表します。

アーティファクト: XQuery

908940d3-23e1-11dc-a7fd-f9d708c0d3f4

XQueryアーティファクトを含むエンティティを表します。

アーティファクト: XSD

dcca7670-2428-11dc-8a61-b94a9aa7eb2f

XSDアーティファクトを含むエンティティを表します。

アーティファクト: XSLT

907347be-23e1-11dc-a7fd-f9d708c0d3f4

XSLTアーティファクトを含むエンティティを表します。

アーティファクト: Biz

ed1ed534-39b8-11de-bee0-79d657a0a2b0

Bizアーティファクトを含むエンティティを表します。

アーティファクト: BPEL

4000545f-73ae-11dd-833d-572100858305

BPELアーティファクトを含むエンティティを表します。

アーティファクト: ComponentType

b68aed1b-4705-11de-bee0-79d657a0a2b0


アーティファクト: Composite

01299694-3680-11de-bee0-79d657a0a2b0

コンポジットを定義するcomposite.xmlファイル

アーティファクト: Decs

1225bb95-3680-11de-bee0-79d657a0a2b0


アーティファクト: EDL

b20c5569-3680-11de-bee0-79d657a0a2b0

イベントを定義する.edlファイル

アーティファクト: FaultPolicies

c531c4c9-88fd-11de-bc41-3f5f390f1c4f


アーティファクト: Flow

6cb09bd6-39b9-11de-bee0-79d657a0a2b0


アーティファクト: Jar

87e299ac-9988-11de-bc41-3f5f390f1c4f


アーティファクト: Java

95e94c6d-9988-11de-bc41-3f5f390f1c4f


アーティファクト: JCA

d3a652ca-3680-11de-bee0-79d657a0a2b0


アーティファクト: MFL

90767c11-23e1-11dc-a7fd-f9d708c0d3f4

MFLアーティファクトを含むエンティティを表します。

アーティファクト: MPlan

955e06e3-367e-11de-bee0-79d657a0a2b0

メディエータを定義する.mplanファイル

アーティファクト: Proxy

132bbd15-39b9-11de-bee0-79d657a0a2b0


アーティファクト: Rules

4eda8116-3680-11de-bee0-79d657a0a2b0

ルール・ディクショナリを定義する.rulesファイル

アーティファクト: SpringBeans

b443f7a8-88fd-11de-bc41-3f5f390f1c4f


アーティファクト: Task

898dd147-3680-11de-bee0-79d657a0a2b0

ヒューマン・タスク(ワークフロー)を定義する.taskファイル

アーティファクト: Toplink

6c09ffcb-9988-11de-bc41-3f5f390f1c4f


アーティファクト: WSDL

dcb567bc-2428-11dc-8a61-b94a9aa7eb2f

WSDLアーティファクトを含むエンティティを表します。

アーティファクト: WS-Policy

dccb87e1-2428-11dc-8a61-b94a9aa7eb2f

WS-Policyアーティファクトを含むエンティティを表します。

ビジネス・プロセス: BPEL

d9f3ac95-73ab-11dd-833d-572100858305

上位レベルのビジネス・プロセスを表します。

ビジネス・ルール

80f3cb02-3683-11de-bee0-79d657a0a2b0

Oracle Rulesからのビジネス・ルール(デシジョン・サービス)定義

コンポジット

feb0203b-3681-11de-bee0-79d657a0a2b0

SCAコンポジット

コンポジット・デプロイメント

daad43be-3682-11de-bee0-79d657a0a2b0

デプロイされたSCAコンポジット

コンポジット・デプロイメント参照

ee9eb3ef-3682-11de-bee0-79d657a0a2b0

デプロイされたコンポジットで必要とされる参照

コンポジット・デプロイメント・サービス

14b97e80-3683-11de-bee0-79d657a0a2b0

デプロイされたコンポジットにより提供されるサービス

コンポジット参照

cad63dcd-3682-11de-bee0-79d657a0a2b0

コンポジットで必要とされる参照

コンポジット・サービス

bdb3d08c-3682-11de-bee0-79d657a0a2b0

コンポジットにより提供されるサービス

デプロイメント: BPEL

11683a9e-73ae-11dd-833d-572100858305

ビジネス・プロセスのデプロイされたインスタンスを表します。

エンドポイント

af7b40a4-4c10-11dc-ac31-7de68f5ca4a1


エンタープライズ・アプリケーション

a381aa82-d767-11dd-bee0-79d657a0a2b0

上位レベルのエンタープライズ・アプリケーションを表します。

エンタープライズ・アプリケーション・デプロイメント

a4007773-d767-11dd-bee0-79d657a0a2b0

エンタープライズ・アプリケーションのデプロイメントを表します。

フォルト・ポリシー

d240f82a-88fd-11de-bc41-3f5f390f1c4f


ヒューマン・タスク

5750eb21-3683-11de-bee0-79d657a0a2b0

Oracle Workflowからのヒューマン・タスク定義

インタフェース

af74d7ff-4c10-11dc-ac31-7de68f5ca4a1


サービス

af6ee48a-4c10-11dc-ac31-7de68f5ca4a1

インタフェースの実装である具体的なサービスを表します。

Springコンテキスト

a2698097-88fd-11de-bc41-3f5f390f1c4f



B.9 データ・ルール

この項には次のトピックが含まれます:

B.9.1 アセット・タイプ要素のフラグ

アセット・タイプに追加できる要素の多くには、Oracle Enterprise Repositoryの機能を拡張するための1組のフラグがあります。これらのフラグは、要素の追加または編集時にタイプ・マネージャで切り替えられます。

必須フラグ - これらは、アセット・エディタでアセットを保存するために移入される要素です。このフラグは、オープンAPIを介した保存を制限しません。

索引付きフラグ - これらは、アセットの拡張検索で使用可能な要素です。これは、カスタム・データに格納されているアセットに最も有効です。

B.9.2 過去に収集されたデータ

Oracle Enterprise Repositoryには、リポジトリ内のタイプ、およびこれらのタイプのアセットに対する将来の操作には影響を与えるものの、すでにアセットに関連付けられているメタデータには影響を与えない操作がいくつかあります。

  • アセット・タイプから削除された要素

    アセット・タイプから要素が削除された場合、その要素に指定された値を持つアセットは、データベースにそれらの値を保持し、そのアセットのその後の保存でもそれらの値を保持し続けます。値は、UIには表示されなくなりますが、その要素をそのアセット・タイプに再び追加した場合には、API操作、カスタム・レポートおよびリストアで使用できます。

  • 受入れ可能な値リストによって制限される要素のデータ値

    受入れ可能な値リストは、1つのリストまたは複数選択リストを持つアセットに値が割り当てられるときに有効な値を指定します。Oracle Enterprise Repositoryでは、すでに要素に割り当てられている値も有効な値とみなされます。リストが変更された場合、そのリストの値を使用しているアセットは、それ以降は保存されません。

    値リストの変更を、その値を使用しているアセットに伝播するために、OpenAPIプログラムを使用できます。このプログラムにより、削除された値を使用しているアセットを返す、要素と値のペアが検索されます。その後、これらの値が有効な値に変更され、アセットが保存されます。

    たとえば、信号機の値リストに値「赤」、「黄」、「青」が含まれているとします。すべての新しいアセットは、信号機リストの移入時に値「赤」、「黄」、「青」を使用できます。

    「左折」という値を持つ既存のアセットがあります。この値は過去のある時点では有効でしたが、現在は信号機値リストに含まれていません。この既存のアセットでは、信号機リストの有効な値は「赤」、「黄」、「青」、「左折」です。

B.9.3 要素の格納

Oracle Enterprise Repositoryのアセット・メタデータは、4つの異なるグループのいずれかに属する要素に格納されます。これらの各グループは、異なる方法で永続化され、機能します。4つのグループは、次のとおりです。

  • 必須データ

    これらは、アセット・タイプに含まれている必要のある要素です。

    必須データ要素は、真にリレーショナルな方式でデータベースに永続化され、データを含む列があり、アセットID外部キーによってアクセスできます。すべての必須データ要素には、mandatory-data/で始まるXMLマッピングがあります。

  • カスタム・データ

    これらは、カスタマイズと削除に適した要素です。タイプ・マネージャで新たに作成された要素は、このセクションに表示されます。カスタム・データ要素は、データベースにCLOBとして格納される、XMLの単一ブロックに保持されます。すべてのカスタム・データ要素には、custom-data/で始まるXMLマッピングがあります。

  • 管理データ

    これらは、アセット・エディタの「管理」タブに表示される要素です。これらの要素は、カスタマイズできません。これらの要素は、登録ワークフローとステータスおよびカスタム・アクセス設定に使用されます。

    管理データ要素は、真にリレーショナルな方式でデータベースに永続化され、データを含む列があり、アセットID外部キーによってアクセスできます。このデータは、たとえばAssetRegister()など、アセットでアクションを開始することによって変更されます。

  • カスタム・メタデータ・フレームワーク(CMF)メタデータ

    このフレームワークによって保持されるメタデータは、システム提供のものとみなされ、Oracle Enterprise Repository UIによって変更されないように保護されます。このフレームワークは主に統合で使用され、これらの統合は、メタデータの特定の構造を利用し、多くの場合、XMLスキーマに関連付けられています。CMFメタデータ要素はブロックにBLOBとして保持され、これはCMFエントリ・タイプに相当します。通常、これらのブロックはXMLです。

B.9.4 アセット・タイプに必須となる要素

いずれのアセット・タイプからも削除できない要素がいくつかあります。

  • 名前

    この要素は、アセットの名前です。名前とバージョンのペアは、Oracle Enterprise Repositoryで一意である必要があります。これは128文字に制限されます。接頭辞name:を使用すると、検索をこの要素のみに制限できます。アセット詳細では、名前はアセット・ヘッダーの一部です。

  • バージョン

    この要素は、アセットのバージョンです。名前とバージョンのペアは、Oracle Enterprise Repositoryで一意である必要があります。これは128文字に制限されます。アセット詳細では、バージョンはアセット・ヘッダーの一部です。

  • 説明

    この要素は、アセットの説明です。この要素にはHTMLが含まれている場合があり、アセットのロード時にブラウザでHTMLとして処理されます。これは4000文字に制限されます。接頭辞description:またはdesc:を使用すると、検索をこの要素のみに制限できます。

  • 通知電子メール

    この要素は、アセットが使用されたときに通知を受け取る電子メール・アドレスです。この電子メール・アドレスは、カンマまたはその他の区切り文字を含まない単一アドレスです。複数の受信者が通知を受け取る必要がある場合は、この電子メール・アドレスは、電子メール・システムおよびOracle Enterprise Repository外で設定されたグループである必要があります。

  • キーワード

    この要素には、アセットのキーワードが含まれています。これらは、入力された検索文字列を使用したすべての検索に含まれます。

  • ファイル情報

    この要素には、アセットのダウンロード済ファイルのURIが含まれています。この要素は、アセット詳細に表示されません。

  • アップロードされた発行ファイル

    この要素には、Oracle Enterprise Repositoryにアップロード済で、まだ「ファイル情報」に受け入れられていないファイルのリストが含まれています。この要素は、アセット詳細に表示されません。

B.9.5 機能に関連付けられた要素

  • ポリシー: ポリシー機能では、2つの要素、1つのリレーションシップ・タイプ、および2つのシステム設定が必要です。タイプ・マネージャでは、「ポリシー」アーキタイプが使用されます。

    • ポリシー(アーキタイプ「ポリシー・タイプ」のインスタンス)では、ポリシー・アサーションのリストをホストするためにプラグインが必要です。このプラグインは、ポリシー・アサーション(PolicyAssertionPlugin)です。

    • アセット(アーキタイプ「アセット・タイプ」のインスタンス)では、ポリシーによる管理のために、双方向で決められた順序のリレーションシップが必要です。デフォルトのリレーションシップ・タイプは、適用先ポリシーです。

      • 管理対象アセットにポリシーをリンクするリレーションシップ・タイプは、cmee.asset-policy.relationshipのシステム設定で指定されます。

    • 管理対象アセットには、各ポリシー・アサーションでTrue/Falseのレスポンスを可能にするために、プラグインが必要です。このプラグインは、適用対象アセット・ポリシー(AppliedAssetPolicyPlugin)です。

    • アセット・ポリシーの有効化のシステム設定(cmee.asset-policy.enable)により、「ポリシー・タイプ」アーキタイプ、ポリシー・アサーション、および適用対象アセット・ポリシーを使用できます。

  • コンプライアンス・テンプレート: この機能では、3つのリレーションシップと1つのシステム設定が必要です。タイプ・マネージャでは、コンプライアンス・テンプレート・アーキタイプが使用されます。

    • コンプライアンス・テンプレートでは、使用するアセットを規定するためのリレーションシップが必要です。必要なリレーションシップ名のリストは、次のとおりです。

      • Assets-to-be-Used [アセットを規定するもの/規定のアセット]

      • Required-Environments [環境を規定するもの/規定される環境]

      • Processes-to-be-Followed [プロセスを規定するもの/規定されるプロセス]

    • コンプライアンス・テンプレートの有効化のシステム設定(cmee.compliance-template.enable)により、コンプライアンス・テンプレート・アーキタイプを使用できるようになります。

  • プロジェクトの作成: プロジェクトの作成機能では、1つの要素と1つのシステム設定が必要です。

    • プロジェクトの作成機能には、プロジェクトの作成に関連するプロジェクトのリストにアセットをマップするためのプラグインが必要です。このプラグインは、プロジェクトの作成(ProducingProjectsPlugin)です。

    • プロジェクトの作成(cmee.project.producing.enabled)のシステム設定により、プロジェクトの作成を使用できるようになります。

  • 一意の要素: 一意の要素では、1つの要素と2つのシステム設定が必要です。

    • 一意の要素には、一意の値を保持するためのプラグインが必要です。このプラグインは、一意の要素(UniqueElementPlugin)です。

    • カスタム一意要素の有効化のシステム設定(cmee.unique-element.enable)により、一意の要素を使用できるようになります。

    • タイプごとの一意の要素のシステム設定(cmee.unique-element.per-assettype)により、一意の要素がシステム全体に適用されるか、または個別のタイプ内に適用されるかが決定されます。

  • 予測節約正味時間(PNHS): PNHSは、ほとんどのレポートの実行に影響します。これには1つの要素が必要です。

    • PNHSでは、保存された時間数を保持するために数値テキスト・フィールドが必要です。これは正の数である必要があります。数値テキスト・フィールドには、custom-data/development-hoursのXMLマッピングが必要です。

    • この要素をアセット・タイプに追加する必要がある場合、XMLマッピングを適切に作成するために、開発時間という名前の数値テキスト・フィールドを作成します。次に、その要素を編集して、適切なラベルを付けるために名前を予測節約正味時間に変更します。要素を追加または編集する際には、引用符は使用しないでください。

  • 合計開発時間(TDH): この要素は、いくつかのレポートの実行に影響します。これには1つの要素が必要です。

    • 合計開発時間(TDH)では、節約された時間数を保持するために数値テキスト・フィールドが必要です。これは正の数である必要があります。数値テキスト・フィールドには、custom-data/total-development-hours--tdh-のXMLマッピングが必要です。

    • この要素をアセット・タイプに追加する必要がある場合、合計開発時間(TDH)という名前の数値テキスト・フィールドを作成します。要素を追加または編集する際には、引用符は使用しないでください。

  • 収集: ハーベスタ・ツールは、多数の製品(Oracle SOA Suite、Oracle Service Bus、Oracle Enterprise Manager、Oracle BPEL PM, UDDI Registriesなど)との統合を可能にします。収集を可能にするには、ハーベスタ・ソリューション・パックをインポートして、ソリューション・パックに含まれているすべてのアセット・タイプが存在し、アクティブである必要があります。ハーベスタは、アセットのmandatory-data、custom-dataおよびCMF metadataセクションの組合せにメタデータを書き込みます。

    • 収集で利用されるフィールドは、次のとおりです。

      • 名前: アセット名は、収集された複数の属性を連結したものです。

        抽象エンティティの場合、「名前」はinternalNameとなり、これはnamespaceshortNamediscriminatorの組合せです。

        アーティファクト・エンティティの場合、「名前」はnamespacepathの組合せになります。タイプ・エンティティの場合、「名前」はinternalNameとなり、これはエンティティのtypeshortNameの組合せです。

      • バージョン: アセットのバージョンで、ハーベスタによりデフォルトで(1.0)に設定されます。

      • ファイル情報: アセットのファイル情報には、アセットの使用およびダウンロード操作で使用可能なファイルのリストが含まれています。アーティファクト・エンティティの場合、「ファイル情報」は、ファイルのURIまたはファイルのコンテンツが含まれるように構成されます。パラメータpathには、URIが含まれます。

      • harvesterProperties: 収集操作によるメタデータでは、internal.introspector.storeという名前のCMFメタデータ・エントリにそのデータが配置されます。メタデータは、イントロスペクション標準属性ビューアという名前のビューア内で、アセット詳細に公開されます。internal.introspector.store内に含まれると予想されるプロパティは、収集ソースとOracle Enterprise Repositoryのアセット・タイプによって異なります。ハーベスタのプロパティの詳細は、B.10項「ハーベスタのプロパティ」を参照してください。

Oracle Enterprise Repositoryとの様々な統合で使用されるアセット・タイプのフィールドは、次のとおりです。

フィールド コアOER XU OSBハーベスタ SOA Suiteハーベスタ ローWSDLハーベスタ AIAハーベスタ EMハーベスタ Ovationハーベスタ

名前

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

バージョン

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

説明

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

ファイル情報

はい








harvesterProperties


はい

はい

はい

はい

はい

はい

はい

UDDIサービス・キー

はい

はい







UDDIレジストリ


はい








B.9.6 アセット・タイプ・カタログの説明

アセット・タイプ・カタログには、ベース・データ・パックとハーベスタ・ソリューション・パックに用意されているアセット・タイプがリストされます。これは、Asset Type Catalog.xlsという名前のExcelスプレッドシート内に含まれています。各アセット・タイプは、そのタイプにあるすべての要素のリストとともに含まれています。各要素について、次のような情報がリストされます。

  • アセット・タイプ: 要素が存在するアセット・タイプ。

  • ソース: 要素とアセット・タイプが含まれているソリューション・パックまたはデータ・パック。

  • タブ: 要素を表示できる「エディタ」タブ。このタブ内では、要素は順序付けられていません。

  • 要素: アセット・エディタに表示される、要素の名前。

  • タイプ: タイプ・マネージャで新しい要素を追加するときにリストされるデータ型を使用した、要素のデータ型。

  • XMLマッピング: assetRead()操作によって生成されたXMLに表示される、データのXPath。

  • プロパティ: 文字列の最大長、数値のスケール、精度および範囲、リストに指定された値リストの名前など、要素のデータ型に関連するプロパティのリスト。

  • 値リスト: 受入れ可能な値リストで指定された値のみに制限される要素の場合、許容範囲内の値が表示されます。Oracle Enterprise Repositoryでは、値に制約のある要素に対して過去に収集されたデータを保持できます。

  • 必須: 要素の「必須」フラグの値。

  • 索引付き: 要素の「索引付き」フラグの値。

  • ノート: Oracle Enterprise Repositoryの顧客が要素の使用に関して独自のノートを追加できる列。

B.10 ハーベスタのプロパティ

プロパティ名 適用されるアセット・タイプ 説明

収集日付

すべて

アセットがOracle Enterprise Repositoryに収集された日付

収集者

すべて

収集を実行したOracle Enterprise Repositoryユーザー

ハーベスタの説明

すべて

ハーベスタの実行中に設定されたオプションの説明

ハーベスタ・バージョン

すべて

使用されたハーベスタのバージョン

ネームスペース

すべての非アーティファクト・タイプ

ハーベスタの実行中に設定された、プロジェクトのネームスペース

製品名

すべて

アーティファクトが収集された製品

製品バージョン

すべて

アーティファクトが収集された製品のバージョン

内部名

すべての非アーティファクト・タイプ

重複を検出するためにハーベスタで使用される、アセットの一意の内部名

(各種)

ビジネス・プロセス: BPEL、デプロイメント: BPEL、サービス(タイプ=メディエータ)、ヒューマン・タスク、ビジネス・ルール、Springコンテキスト

composite.xmlから読み込まれるSCAコンポーネントのプロパティ

(各種)

コンポジット、コンポジット・デプロイメント

composite.xmlから読み込まれるSCAコンポジットのプロパティ

(各種)

アダプタ構成

アダプタ構成を定義したWSDLまたは.JCAファイルから読み込まれる、アダプタ構成のJCAプロパティ

バインド・タイプ

エンドポイント、コンポジット・デプロイメント・サービス、コンポジット・デプロイメント参照

エンドポイントによって使用されるバインドのタイプ

デプロイメントURL

エンドポイント、デプロイメント: BPEL、コンポジット・デプロイメント、コンポジット・デプロイメント・サービス、コンポジット・デプロイメント参照

プロジェクトがリモートで収集されたサーバーのURL

EJBバージョン

エンドポイント、サービス

composite.xmlから読み込まれる、EJBエンドポイントのEJBバージョン・プロパティ。EJB 2.1または3.0サービスのいずれであるかを指定します。

エンドポイントURI

エンドポイント

エンドポイントを呼び出すことのできるURI。アダプタ構成の場合

公開イベント

ビジネス・プロセス: BPEL、デプロイメント: BPEL、サービス(タイプ=メディエータ)、ヒューマン・タスク、ビジネス・ルール、Springコンテキスト、コンポジット、コンポジット・デプロイメント

このコンポーネント、またはcomposite.xmlに定義されているこのコンポジット内のコンポーネントによってサブスクライブされたイベントのQName

サブスクライブ先イベント

ビジネス・プロセス: BPEL、デプロイメント: BPEL、サービス(タイプ=メディエータ)、ヒューマン・タスク、ビジネス・ルール、Springコンテキスト、コンポジット、コンポジット・デプロイメント

このコンポーネント、またはcomposite.xmlに定義されているこのコンポジット内のコンポーネントによってサブスクライブされたイベントのQName

インタフェース・タイプ

インタフェース、コンポジット・サービス、コンポジット参照

サービスによって提供されるインタフェースのタイプ

呼び出された操作

ビジネス・プロセス: BPEL

このビジネス・プロセスにより、編成されるサービス上で呼び出される操作。

レジストリ名

エンドポイント、サービス

composite.xmlから読み込まれる、ADF BCエンドポイントのレジストリ名プロパティ

リクエスト形式

エンドポイント

Oracle Service Busメッセージング・トランスポートで使用される、Oracle Service Busのリクエスト形式

レスポンス形式

エンドポイント

Oracle Service Busメッセージング・トランスポートで使用される、Oracle Service Busのレスポンス形式

SCA名

エンドポイント、コンポジット・デプロイメント・サービス、コンポジット・デプロイメント参照

composite.xmlに指定されているインタフェースまたはバインドの識別子。ワイヤおよびイベントのリレーションシップを決定するために、ハーベスタ内部で使用されます。

サービス・タイプ

サービス

サービスのタイプの説明

トランスポート・タイプ

エンドポイント

Oracle Service Busエンドポイントによって使用される、Oracle Service Busトランスポートのタイプ


ソース製品 ソース・バインド/バインド・タイプ/アドレス・タイプ Oracle Enterprise Repositoryトランスポート・タイプ

Oracle Service Bus

混合

(OSBトランスポート・タイプによる、後述を参照)

Oracle Service Bus

XML

(OSBトランスポート・タイプによる、後述を参照)

Oracle Service Bus

抽象XML

(OSBトランスポート・タイプによる、後述を参照)

Oracle Service Bus

SOAP

(OSBトランスポート・タイプによる、後述を参照)

Oracle Service Bus

抽象SOAP

(OSBトランスポート・タイプによる、後述を参照)

Oracle Service Bus

.flow

(OSBトランスポート・タイプによる、後述を参照)

SOA Suite

binding.adf

adf bc

SOA Suite

binding.ejb

ejb

SOA Suite

binding.b2b

b2b

SOA Suite

binding.ws

(wsdlによる、後述を参照)

SOA Suite

binding.wsif

(wsdlによる、後述を参照)

SOA Suite

binding.jca

jca

ローWSDL

soap、soap12

soap

ローWSDL

http

http

ローWSDL

java

java

ローWSDL

ejb

ejb

ローWSDL

jca

jca

ローWSDL

jms

ims


ソース製品 ソース・トランスポート・タイプ Oracle Enterprise Repositoryトランスポート・タイプ

Oracle Service Bus

http

http

Oracle Service Bus

jms

jms

Oracle Service Bus

ファイル

ファイル

Oracle Service Bus

ftp

ftp

Oracle Service Bus

ローカル

ローカル

Oracle Service Bus

その他

(OSBに表示)


ソース製品 ソース・インタフェース/コンポーネント/ファイル・タイプ Oracle Enterprise Repositoryサービス・タイプ

Oracle Service Bus

.biz

ビジネス・サービス

Oracle Service Bus

.proxy

プロキシ・サービス

Oracle Service Bus

.flow

分割-結合サービス

SOA Suite

interface.wsdl

Webサービス

SOA Suite

interface.java

Javaサービス

SOA Suite

implementation.mediator

メディエータ・サービス

ローWSDL

(すべて)

Webサービス


ソース製品 ソース・インタフェース/バインド/ファイル・タイプ Oracle Enterprise Repositoryインタフェース・タイプ

Oracle Service Bus

.flow

Webサービス

Oracle Service Bus

抽象SOAP

任意のWebサービス

Oracle Service Bus

抽象XML

任意のWebサービス

Oracle Service Bus

混合

メッセージング

Oracle Service Bus

XML

Webサービス

Oracle Service Bus

SOAP

Webサービス

SOA Suite

interface.wsdl

Webサービス

SOA Suite

interface.wsdl

Javaサービス

ローWSDL

(すべて)

Webサービス