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Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B63038-04
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10 レポート処理および出力ドキュメントのプロパティの設定

この章では、BI Publisherでレポート処理および出力ドキュメントのプロパティを構成する方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

10.1 概要

「レポート・プロパティ」ダイアログの「フォーマット」タブを使用して、ランタイム・フォーマットのプロパティをレポート・レベルで設定できます。これらのプロパティは、システム・レベルでも設定できます。各レベルのプロパティで競合する値が設定されている場合、レポート・レベルが優先されます。

レポート・レベルでプロパティを設定するには:

  1. レポート・エディタでレポートを開きます。

  2. 「プロパティ」をクリックして「レポート・プロパティ」ダイアログを表示します。

  3. フォーマット」タブをクリックして、フォーマット・プロパティを表示します。

各プロパティの「レポート値」は更新可能ですが、「サーバー値」は参照用として表示されています。

「レポート・プロパティ」ダイアログの「フォーマット」タブを図10-1に示します。

図10-1 「レポート・プロパティ」、「フォーマット」タブ

図10-1の説明が続きます
「図10-1 「レポート・プロパティ」、「フォーマット」タブ」の説明

サーバー・レベルでのプロパティ設定の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisher管理者ガイド』のランタイム構成の定義に関する項を参照してください。

10.2 PDF出力のプロパティ

表10-1では、PDF出力で使用可能なプロパティについて説明します。

表10-1 「PDF出力」プロパティ

プロパティ名 説明

圧縮PDF出力

デフォルト: true

説明: trueまたはfalseを指定して、出力PDFファイルの圧縮を制御します。

内部名: pdf-compression

PDFビューア・メニュー・バーの非表示

デフォルト: false

説明: trueを指定すると、文書がアクティブなときにビューア・アプリケーションのメニュー・バーが非表示になります。ブラウザの外部にあるスタンドアロンAcrobat Readerアプリケーションで出力を表示する「エクスポート」ボタンを使用するときのみ、メニュー・バー・オプションは有効になります。

内部名: pdf-hide-menubar

PDFビューア・ツール・バーの非表示

デフォルト: false

説明: trueを指定すると、文書がアクティブなときにビューア・アプリケーションのツールバーが非表示になります。

内部名: pdf-hide-toolbar

スマート引用符の置換

デフォルト: true

説明: PDF出力でスマート引用符をストレート引用符に置換しない場合はfalseに設定します。

内部名: pdf-replace-smartquotes

すべてのページで1つの共有リソース・オブジェクトのみを使用

デフォルト: true

説明: BI Publisherのデフォルト・モードでは、PDFファイルのすべてのページで共有されるリソース・オブジェクトが1つ作成されます。このモードには全体的なファイル・サイズをより小さくできる利点があります。ただし、次のような欠点があります。

  • 多くのSVGオブジェクトが使用されている大きなファイルでは、表示に時間がかかる場合がある

  • Adobe Acrobatを使用してファイルを部分的に抽出または削除して分割すると、抽出された部分ごとに単一の共有リソース・オブジェクトが組み込まれるため(ファイル全体のすべてのSVGオブジェクトを含む)、編集後のPDFファイルはサイズが大きくなる

このプロパティをfalseに設定すると、ページごとにリソース・オブジェクトが作成されます。ファイル・サイズは大きくなりますが、PDFの表示は速くなり、PDFをより小さいファイルへ分割することもより簡単になります。

内部名: pdf-use-one-resources

PDFナビゲーション・パネルの初期表示

デフォルト: ブックマークを開く

説明: ユーザーがPDFレポートを最初に開いたときのナビゲーション・パネルの表示を制御します。次のオプションがサポートされています。

  • パネル縮小 - ナビゲーション・パネルが縮小された状態でPDF文書を表示します。

  • ブックマークを開く(デフォルト) - 移動を容易にするブックマーク・リンクを表示します。

  • ページを開く - PDFの各ページのクリック可能なサムネイル・ビューを表示します。

内部名: pdf-pagemode


10.3 PDFセキュリティのプロパティ

表10-2で説明するプロパティは、出力PDF文書のセキュリティ設定の制御に使用します。

表10-2 PDFセキュリティのプロパティ

プロパティ名 説明

PDFセキュリティ有効化

デフォルト: false

説明: trueを指定すると、出力PDFファイルが暗号化されます。次のプロパティも指定できます。

  • ドキュメント・パスワードを開く

  • 権限パスワードの変更

  • 暗号化レベル

内部名: pdf-security

ドキュメント・パスワードを開く

デフォルト: なし

説明: 文書を開くには、このパスワードが必要です。ユーザーは文書を開くことのみ可能になります。このプロパティは「PDFセキュリティ有効化」をtrueに設定した場合にのみ有効化されます。BI Publisherは、Adobeのパスワード制限に従うことに注意してください。パスワードに含められるのはLatin 1の文字のみで、長さは32バイトまでです。

内部名: pdf-open-password

権限パスワードの変更

デフォルト: なし

説明: このパスワードを使用すると、ユーザーはセキュリティ設定をオーバーライドできます。このプロパティは「PDFセキュリティ有効化」をtrueに設定した場合にのみ有効です。BI Publisherは、Adobeのパスワード制限に従うことに注意してください。パスワードに含められるのはLatin 1の文字のみで、長さは32バイトまでです。

内部名: pdf-permissions-password

暗号化レベル

デフォルト: 2 - 高

説明: 出力PDFファイルの暗号化レベルを指定します。可能な値は次のとおりです。

  • 0: 低(40-bit RC4、Acrobat 3.0以上)

  • 1: 中(128-bit RC4、Acrobat 5.0以上)

  • 2: 高(128-bit AES、Acrobat 7.0以上)

このプロパティは「PDFセキュリティ有効化」をtrueに設定した場合にのみ有効です。「暗号化レベル」が0に設定されている場合、次のプロパティも設定できます。

  • 印刷無効化

  • ドキュメント変更無効化

  • コンテキストのコピー、抽出およびアクセシビリティ無効化

  • コメントとフォーム・フィールドの追加および変更無効化

「暗号化レベル」が1以上に設定されている場合、次のプロパティが使用可能です。

  • スクリーン・リーダー用のテキスト・アクセス有効化

  • テキストやイメージ、その他のコンテンツのコピー有効化

  • 許可変更レベル

  • 許可印刷レベル

内部名: pdf-encryption-level

ドキュメント変更無効化

デフォルト: false

説明: 「暗号化レベル」が0に設定されている場合に使用できる権限。trueに設定すると、PDFファイルを編集できません。

内部名: pdf-no-changing-the-document

印刷無効化

デフォルト: false

説明: 「暗号化レベル」が0に設定されている場合に使用できる権限。trueに設定すると、PDFファイルの印刷を使用できません。

内部名: pdf-no-printing

コメントとフォーム・フィールドの追加および変更無効化

デフォルト: false

説明: 「暗号化レベル」が0に設定されている場合に使用できる権限。trueに設定すると、コメントおよびフォーム・フィールドでの追加機能または変更機能を使用できません。

内部名: pdf-no-accff

コンテキストのコピー、抽出およびアクセシビリティ無効化

デフォルト: false

説明: 「暗号化レベル」が0に設定されている場合に使用できる権限。trueに設定すると、コンテキストのコピー、抽出およびアクセシビリティ機能を使用できません。

内部名: pdf-no-cceda

スクリーン・リーダー用のテキスト・アクセス有効化

デフォルト: true

説明: 「暗号化レベル」が1以上に設定されている場合に使用できる権限。trueに設定すると、スクリーン・リーダー用のテキスト・アクセスを使用できます。

内部名: pdf-enable-accessibility

テキストやイメージ、その他のコンテンツのコピー有効化

デフォルト: false

説明: 「暗号化レベル」が1以上に設定されている場合に使用できる権限。trueに設定すると、テキスト、イメージ、およびその他のコンテンツをコピーできます。

内部名: pdf-enable-copying

許可変更レベル

デフォルト: 0

説明: 「暗号化レベル」が1以上に設定されている場合に使用できる権限。有効な値は次のとおりです。

  • 0: なし

  • 1: ページの挿入、削除および回転が許可されます。

  • 2: フォーム・フィールドへの入力および署名が許可されます。

  • 3: コメント、フォーム・フィールドへの入力および署名が許可されます。

  • 4: ページの抽出以外のすべての変更が許可されます。

内部名: pdf-changes-allowed

許可印刷レベル

デフォルト: 0

説明: 「暗号化レベル」が1以上に設定されている場合に使用できる権限。有効な値は次のとおりです。

  • 0: なし

  • 1: 低解像度(150 dpi)

  • 2: 高解像度

内部名: pdf-printing-allowed


10.4 PDFデジタル署名のプロパティ

表10-3で説明するプロパティは、レポート・レベルでのみ設定する必要があります。これにより、レポートのデジタル署名を有効にし、出力PDF文書の署名場所を定義できます。出力PDFドキュメントのデジタル署名を有効にする方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisher管理者ガイド』のデジタル署名の実装に関する項を参照してください。


注意:

PDFレイアウト・テンプレートまたはRTFレイアウト・テンプレートに基づいてレポートのデジタル署名を実装するには、レポートの「デジタル署名の有効化」プロパティをTrueに設定する必要があります。


出力レポートの必要な場所にデジタル署名を配置するには、プロパティを適切に設定することも必要です。デジタル署名の配置場所の選択肢は、テンプレート・タイプによって異なります。選択肢は次のようになります。

表10-3 PDFデジタル署名のプロパティ

プロパティ名 説明

デジタル署名の有効化

デフォルト: false

説明: レポートのデジタル署名を有効にするには、trueに設定します。

内部名: signature-enable

既存の署名フィールド名

デフォルト: なし

説明: このプロパティは、PDFレイアウト・テンプレートにのみ適用されます。レポートがPDFテンプレートに基づく場合、デジタル署名の配置先であるPDFテンプレートのフィールドを入力できます。

PDFテンプレートで署名用フィールドを定義する方法の詳細は、第7.12項「デジタル署名用フィールドの追加または指定」を参照してください。

内部名: signature-field-name

署名フィールドの場所

デフォルト: なし

説明: このプロパティは、RTFまたはPDFのレイアウト・テンプレートに適用できます。このプロパティには、「左上」、「上部中央」、「右上」で構成されるリストがあります。これらの一般的な場所のいずれかを選択すると、BI Publisherによって、デジタル署名が適切なサイズと位置に調整され出力文書に挿入されます。このプロパティを設定する場合、X座標とY座標のプロパティまたは幅と高さのプロパティは入力しないでください。

内部名: signature-field-location

署名フィールドのX座標

デフォルト: 0

説明: このプロパティは、RTFまたはPDFのレイアウト・テンプレートに適用できます。文書の左端をX軸の原点として使用し、その左端からのポイント値でデジタル署名の配置場所を入力します。たとえば、8.5インチx11インチ(つまり、幅が612ポイントで高さが792ポイント)の文書の中央において水平方向にデジタル署名を配置する場合は、306と入力します。

内部名: signature-field-pos-x

署名フィールドのY座標

デフォルト: 0

説明: このプロパティは、RTFまたはPDFのレイアウト・テンプレートに適用できます。文書の下端をY軸の原点として使用し、その下端からのポイント値でデジタル署名の配置場所を入力します。たとえば、8.5インチx11インチ(つまり、幅が612ポイントで高さが792ポイント)の文書の中央において垂直方向にデジタル署名を配置する場合は、396と入力します。

内部名: signature-field-pos-y

署名フィールドの幅

デフォルト: 0

説明: 挿入するデジタル署名フィールドに必要な幅をポイント単位(72ポイントで1インチ)で入力します。これは、「署名フィールドのX座標」と「署名フィールドのY座標」のプロパティも設定している場合にのみ適用されます。

内部名: signature-field-width

署名フィールドの高さ

デフォルト: 0

説明: 挿入するデジタル署名フィールドに必要な高さをポイント単位(72ポイントで1インチ)で入力します。これは、「署名フィールドのX座標」と「署名フィールドのY座標」のプロパティも設定している場合にのみ適用されます。

内部名: signature-field-height


10.5 PDF/A出力のプロパティ

PDF/A出力を構成するには、表10-4で説明するプロパティを設定します。PDF/A出力の詳細は、第E.1項「PDF/A出力の生成」を参照してください。

表10-4 PDF/A出力のプロパティ

プロパティ名 説明

PDF/A ICCプロファイル・データ

デフォルト: JVMによって提供されるデフォルト・プロファイル・データ

説明: ICCプロファイル・データ・ファイルの名前(例: CoatedFOGRA27.icc)

ICC (International Color Consortium)プロファイルは、このPDF/Aファイルを表示する環境の色特性を記述したバイナリ・ファイルです。(詳細はhttp://en.wikipedia.org/wiki/ICC_profileの記事を参照してください)。

選択するICCプロファイルのメジャー・バージョンは4未満である必要があります。

JVMでデフォルト設定以外の特定のプロファイル・データ・ファイルを使用するには、そのファイルを取得して<bi publisher repository>/Admin/Configurationの下に置きます。このプロパティを設定する場合、「PDF/A ICCプロファイル情報」の値(pdfa-icc-profile-info)も設定する必要があります。

内部名: pdfa-icc-profile-data

PDF/A ICCプロファイル情報

デフォルト: sRGB IEC61966-2.1

説明: ICCプロファイル情報(pdfa-icc-profile-dataが指定されている場合に必須)

内部名: pdfa-icc-profile-info

PDF/Aファイル識別子

デフォルト: 自動的に生成されるファイル識別子

説明: メタデータ・ディクショナリのxmpMM:Identifierフィールドに設定されている、1つ以上の有効なファイル識別子。複数の識別子を指定するには、値をカンマ(,)で区切ります。

内部名: pdfa-file-identifier

PDF/AドキュメントID

デフォルト: なし

説明: 有効なドキュメントID。この値は、メタデータ・ディクショナリのxmpMM:DocumentIDフィールドに設定されています。

内部名: pdfa-document-id

PDF/AバージョンID

デフォルト: なし

説明: 有効なバージョンID。この値は、メタデータ・ディクショナリのxmpMM:VersionIDフィールドに設定されています。

内部名: pdfa-version-id

PDF/Aレンディション・クラス

デフォルト: なし

説明: 有効なレンディションID。この値は、メタデータ・ディクショナリのxmpMM:RenditionClassフィールドに設定されています。

内部名: pdfa-rendition-class


10.6 PDF/X出力のプロパティ

表10-5で説明するプロパティを設定して、PDF/X出力を構成します。これらのプロパティに設定する値は、印刷デバイスによって異なります。他のプロパティに対する次の制限事項に注意してください。

PDF/X出力の詳細は、第E.2項「PDF/X出力の生成」を参照してください。

表10.5 PDF/X出力のプロパティ

プロパティ名 説明

PDF/X ICCプロファイル・データ

デフォルト: なし

説明: (必須) ICCプロファイル・データ・ファイルの名前。例: CoatedFOGRA27.icc.

ICC (International Color Consortium)プロファイルは、想定される出力デバイスの色特性を記述したバイナリ・ファイルです(詳細はhttp://en.wikipedia.org/wiki/ICC_profileの記事を参照してください)。本番環境では、カラー・プロファイルは、生成されたPDF/Xファイルを印刷する印刷会社により提供されます。このファイルは<bi publisher repository>/Admin/Configurationにある必要があります。

プロファイルはAdobe(http://www.adobe.com/support)またはcolormanagement.org (http://www.colormanagement.org/)から入手することもできます。

内部名: pdfx-dest-output-profile-data

PDF/X出力条件識別子

デフォルト: なし

説明: (必須) ICC (International Color Consortium)に登録された標準の印刷条件のいずれかの名前。PDF/X-1aで使用する標準のCMYK印刷条件のリストは、次のICC Webサイトで提供されています: http://www.color.org/chardata/drsection1.xalter。このプロパティに入力する値は有効な参照名(FOGRA43など)です。

想定される印刷環境に適した値を選択します。この名前は、PDF/Xドキュメントの使用者により、ファイルの自動処理をガイドするのに使用されたり、対話型のアプリケーションでデフォルトの設定を通知するのに使用される場合が多くあります。

内部名: pdfx-output-condition-identifier

PDF/X出力条件

デフォルト: なし

説明: 交換ファイルを受信するサイトで人間のオペレータが意味を把握できる形式で、目的の印刷条件を記述する文字列。この値は、OutputIntentsディクショナリのOutputConditionフィールドで設定されています。

内部名: pdfx-output-condition

PDF/Xレジストリ名

デフォルト: http://www.color.org

説明: レジストリ名。このプロパティは、pdfx-output-condition-identifierがICCレジストリ以外のレジストリに登録されている特徴描写名に設定されている場合に設定します。

内部名: pdfx-registry-name

PDF/Xバージョン

デフォルト: PDF/X-1a:2003

説明: InfoディクショナリのGTS_PDFXVersionフィールドおよびGTS_PDFXConformanceフィールドに設定されているPDF/Xバージョン。現在サポートされている値はPDF/X-1a:2003のみです。

内部名: pdfx-version


10.7 RTF出力のプロパティ

表10-6で説明するプロパティを設定して、RTF出力を構成します。

表10-6 RTF出力のプロパティ

プロパティ名 説明

変更トラッキング有効化

デフォルト: false

説明: trueに設定すると、出力RTFドキュメントでの変更トラッキングを有効化します。

内部名: rtf-track-changes

追跡済変更のためのドキュメントの保護

デフォルト: false

説明: trueに設定すると、ドキュメントの追跡済変更が保護されます。

内部名: rtf-protect-document-for-tracked-changes

デフォルト・フォント

デフォルト: Arial:12

説明: 他のフォントが定義されていない場合に、このプロパティを使用してRTF出力のフォント・スタイルとサイズを定義します。これは、生成されたレポートにおいて空の表セルのサイズを制御する場合に特に便利です。<FontName>:<size>の書式でフォント名とサイズを入力します。例: Arial:12。選択するフォントは、実行時にBI Publisher処理エンジンで使用可能である必要があります。BI Publisherサーバー用のフォントのインストール方法およびBI Publisher用に事前定義されているフォントのリストは、第10.16項「フォント・マッピングの定義」を参照してください。

内部名: rtf-output-default-font


10.8 HTML出力のプロパティ

HTML出力ファイルを制御するには、表10-7で説明するプロパティを設定します。

表10-7 HTML出力のプロパティ

プロパティ名 説明

ヘッダーの表示

デフォルト: true

説明: HTML出力でテンプレート・ヘッダーを非表示にするには、falseに設定します。

内部名: html-show-header

フッターの表示

デフォルト: true

説明: HTML出力でテンプレート・フッターを非表示にするには、falseに設定します。

内部名: html-show-footer

スマート引用符の置換

デフォルト: true

説明: HTML出力でスマート引用符がストレート引用符に置換されないようにするには、falseに設定します。

内部名: html-replace-smartquotes

キャラクタ・セット

デフォルト: UTF-8

説明: 出力HTMLのキャラクタ・セットを指定します。

内部名: html-output-charset

HTML出力のアクセス可能化

デフォルト: false

説明: HTML出力へのアクセスを可能にするには、trueを指定します。

内部名: make-accessible

表の列への幅の割合の使用

デフォルト: true

説明: ポイント単位の値ではなく表の全幅におけるパーセンテージ値に応じて表の列をレンダリングするには、このプロパティをtrueに設定します。このプロパティは、ブラウザで列幅が非常に広い表がレンダリングされる場合に特に便利です。このプロパティをtrueに設定すると、表が見やすくなります。

内部名: html-output-width-in-percentage

ページ区切りで表示

デフォルト: false

説明: trueに設定すると、レポート・ビューアでは、HTML出力がページが区切られた状態でレンダリングされます。これらの機能は次のとおりです。

  • 目次の生成

  • ページの上部および下部のナビゲーション・リンク

  • HTMLドキュメント内の特定のページにスキップする機能

  • ブラウザの検索機能を使用した、HTMLドキュメント内の文字列検索

  • ブラウザのズーム機能を使用した、HTMLドキュメントの拡大/縮小

これらの機能は、レポート・ビューアを使用したオンライン表示でのみサポートされていることに注意してください。


10.9 FO処理のプロパティ

FO処理を制御するには、表10-8で説明するプロパティを設定します。

表10-8 FO処理のプロパティ

プロパティ名 説明

BI PublisherのXSLTプロセッサの使用

デフォルト: true

説明: BI Publisherのパーサーの使用を制御します。falseに設定すると、XSLTは解析されません。

内部名: xslt-xdoparser

XSLTプロセッサのスケーラブル機能有効化

デフォルト: false

説明: XDOパーサーのスケーラブル機能を制御します。このプロパティを有効にするには、プロパティ「BI PublisherのXSLTプロセッサの使用」をtrueに設定する必要があります。

内部名: xslt-scalable

XSLTランタイム最適化の有効化

デフォルト: true

説明: trueに設定すると、FOプロセッサのパフォーマンス全体が向上し、一時ディレクトリに生成される一時FOファイルのサイズは大幅に減少します。レポートが小さい場合(1から2ページ程度)、パフォーマンスの向上は顕著ではありません。このプロパティをtrueに設定して、パフォーマンスをさらに向上させるには、「属性セットの抽出」プロパティをfalseに設定することをお薦めします。第10.10項「RTFテンプレートのプロパティ」を参照してください。

内部名: xslt-runtime-optimization

XPATH最適化の有効化

デフォルト: false

説明: trueに設定すると、XMLデータ・ファイルで要素の頻度が解析されます。この情報はXSLでのXPathの最適化に使用されます。

内部名: xslt-xpath-optimization

処理中にキャッシュされたページ

デフォルト: 50

説明: このプロパティは、「一般」プロパティで「一時ディレクトリ」を指定した場合のみ有効になります。目次の生成に、FOプロセッサでは、ページ数がこのプロパティで指定した値を超えるまでページをキャッシュします。その後、キャッシュしたページを一時ディレクトリ内のファイルに書き込みます。

内部名: system-cache-page-size

Bidi言語の桁代替タイプ

デフォルト: National

説明: 有効な値は、NoneとNationalです。Noneに設定すると、東ヨーロッパの数字が使用されます。Nationalに設定すると、ヒンディー形式(アラビア・インド数字)が使用されます。この設定は、ロケールがアラビア語の場合のみ有効です。それ以外の場合は無視されます。

内部名: digit-substitution

変数ヘッダー・サポート無効化

デフォルト: false

説明: trueの場合は、変数ヘッダーのサポートが無効になります。変数ヘッダーをサポートすると、ヘッダーのサイズがコンテンツに応じて自動的に拡張されます。

内部名: fo-prevent-variable-header

FOのマージ時にプリフィクスをIDに追加

デフォルト: false

説明: 複数のXSL-FO入力をマージする際、IDの競合を解決するため、FOプロセッサがランダムな接頭辞を自動的に追加します。このプロパティをtrueにすると、この機能が無効になります。

内部名: fo-merge-conflict-resolution

マルチスレッド有効化

デフォルト: false

説明: マルチプロセッサ・マシンまたはデュアルコア・シングル・プロセッサを備えたマシンを使用している場合、このオプションをTrueにすると、ドキュメントの生成速度が上がります。

内部名: fo-multi-threads

外部参照無効化

デフォルト: true

説明: true(デフォルト)に設定されていると、XSL処理とXML解析の実行中、セカンダリ・ファイル(サブ・テンプレートや他のXMLドキュメントなど)のインポートが許可されません。これによって、システムのセキュリティが向上します。レポートやテンプレートで外部ファイルがコールされる場合は、falseに設定します。

内部名: xdk-secure-io-mode

FO解析バッファ・サイズ

デフォルト: 1000000

説明: FOプロセッサのバッファ・サイズを設定します。バッファがフルになると、バッファの要素はレポートでレンダリングされます。大きな表やピボット・テーブルのあるレポートでは複雑なフォーマット処理や計算処理が必要になりますが、これらのオブジェクトをレポートにおいて適切にレンダリングするには、大きなバッファが必要になる場合があります。このようなレポートの場合は、レポート・レベルでバッファのサイズを大きくします。この値を大きくすると、システムのメモリー使用量に影響します。

内部名: fo-chunk-size

サブ・テンプレートのXSLTランタイム最適化の有効化

デフォルト: true

注意: BI Publisherサーバーのデフォルトはtrueです。FOProcessorを直接コールする場合、デフォルトはfalseです。

説明: XSLを1つのみXDKに渡して後続処理を行う前に、FOProcessorでXSLインポートを実行するオプションを提供します。これにより、サブ・テンプレートがすでに含まれているメインXSLテンプレート全体にxslt-optimizationを適用できます。

内部名: xslt-do-import

PPTXネイティブ・チャート・サポートの有効化

デフォルト: false

説明: このプロパティはPowerPoint 2007出力に適用されます。trueに設定すると、PowerPoint 2007出力のチャートはネイティブPowerPoint (PPTX)チャートとしてレンダリングされます。falseに設定すると、チャートは埋込みPNGイメージとしてレンダリングされます。

内部名: pptx-native-chart


10.10 RTFテンプレートのプロパティ

RTFテンプレートを制御するには、表10-9で説明するプロパティを設定します。

表10-9 RTFテンプレートのプロパティ

プロパティ名 説明

属性セットの抽出

デフォルト:: 自動

説明: RTFプロセッサによって、生成されたXSL-FO内の属性セットが自動的に抽出されます。抽出されたセットは追加FOブロックに配置され、参照できます。これにより、処理パフォーマンスが向上し、ファイル・サイズが縮小されます。有効な値は次のとおりです。

  • 「有効化」 - すべてのテンプレートおよびサブ・テンプレートの属性セットを抽出します。

  • 「自動」 - テンプレートの属性セットは抽出しますが、サブ・テンプレートの属性セットは抽出しません。

  • 「無効化」 - 属性セットは抽出しません。

内部名: rtf-extract-attribute-sets

XPathリライト有効化

デフォルト: true

説明: RTFテンプレートをXSL-FOへ変換する際に、RTFプロセッサはXMLタグ名を自動的に書き換え、フルXPath表記が示されるようにします。この機能を無効にするには、このプロパティをfalseに設定します。

内部名: rtf-rewrite-path

チェックボックスに使用する文字

デフォルト: Albany WT J;9746;9747/A

説明: BI PublisherのデフォルトのPDF出力フォントには、チェック・ボックスを表す絵文字が含まれていません。テンプレートにチェック・ボックスが含まれている場合は、このプロパティを使用してPDF出力のチェック・ボックス表記するUnicodeフォントを定義します。次の構文を使用して、選択された状態と選択解除の状態を表すUnicodeフォント番号を定義する必要があります。fontname;<trueの値の絵文字のUnicodeフォント番号 >;<falseの値の絵文字のUnicodeフォント番号>

例: Albany WT J;9746;9747/A、指定するフォントは、実行時にBI Publisherで使用可能である必要があります。

内部名: rtf-checkbox-glyph


10.11 PDFテンプレートのプロパティ

PDFテンプレートを制御するには、表10-10で説明するプロパティを設定します。

表10-10 PDFテンプレートのプロパティ

プロパティ名 説明

出力からPDFフィールドを削除

デフォルト: false

説明: 出力からPDFフィールドを削除する場合はtrueを指定します。PDFフィールドを削除した場合、フィールドに入力されたデータは抽出できません。

詳細は、第7.10.2項「フィールドに対する更新可能または読取り専用の設定」を参照してください。

内部名: remove-pdf-fields

出力ですべてのフィールドを読取専用に設定

デフォルト: true

説明: BI Publisherのデフォルトでは、PDFテンプレートの出力PDFの全フィールドが読取り専用に設定されます。すべてのフィールドを更新可能に設定する場合は、このプロパティをfalseに設定します。

詳細は、第7.10.2項「フィールドに対する更新可能または読取り専用の設定」を参照してください。

内部名: all-field-readonly

各フィールドの読取専用設定を保持

デフォルト: false

説明: 各フィールドの読取り専用設定をPDFテンプレートの定義どおりに保持する場合は、このプロパティをtrueに設定します。このプロパティは「出力ですべてのフィールドを読取専用に設定」の設定よりも優先されます。

詳細は、第7.10.2項「フィールドに対する更新可能または読取り専用の設定」を参照してください。

内部名: all-fields-readonly-asis


10.12 Flashテンプレートのプロパティ

Flashテンプレートを制御するには、表10-11で説明するプロパティを設定します。

表10-11 Flashテンプレートのプロパティ

プロパティ名 説明

ラッパー・ドキュメントのページ幅

デフォルト: 792

説明: 出力PDF文書の幅をポイント単位で指定します。デフォルトは792(11インチ)です。

内部名: flash-page-width

ラッパー・ドキュメントのページの高さ

デフォルト: 612

説明: 出力PDF文書の高さをポイント単位で指定します。デフォルトは612(8.5インチ)です。

内部名: flash-page-height

PDFのフラッシュ領域の開始X位置

デフォルト: 18

説明: 文書の左端を軸の原点として使用し、PDF文書におけるFlashオブジェクトの横方向の開始位置をポイント単位で指定します。デフォルトは18(0.25インチ)です。

内部名: flash-startx

PDFのフラッシュ領域の開始Y位置

デフォルト: 18

説明: 文書の左上隅を軸の原点として使用し、PDF文書におけるFlashオブジェクトの縦方向の開始位置をポイント単位で指定します。デフォルトは18(0.25インチ)です。

内部名: flash-starty

フラッシュ領域の幅

デフォルト: SWFにおけるポイント単位のフラッシュの幅と同じ

説明: 文書におけるFlashオブジェクトの占有領域の幅をポイント単位で入力します。デフォルトはSWFオブジェクトの幅です。

内部名: flash-width

フラッシュ領域の高さ

デフォルト: SWFにおけるポイント単位のフラッシュの高さと同じ

説明: 文書におけるFlashオブジェクトの占有領域の高さをポイント単位で入力します。デフォルトはSWFオブジェクトの高さです。

内部名: flash-height


10.13 CSV出力のプロパティ

表10-12で説明するプロパティは、カンマ区切り値の出力の制御に使用します。

表10-12 CSV出力のプロパティ

プロパティ名 説明

CSVデリミタ

デフォルト: ,

説明: カンマで区切られた値の出力でデータの区切りに使用する文字を指定します。他のオプションには、セミコロン(;)、タブ(\t)および縦線(|)があります。

先行/後続の空白の削除

デフォルト: false

説明: データ要素と区切り文字の間で先行空白と後続空白を削除するには、Trueを指定します。


10.14 EXCEL 2007の出力のプロパティ

表10-13で説明するプロパティは、Excel 2007の出力の制御に使用します。

表10-13 EXCEL 2007の出力のプロパティ

プロパティ名 説明

グリッド線の表示

デフォルト: false

説明: Excelの表のグリッド線をレポート出力に表示する場合はtrueに設定します。

新規シートとして改ページ

デフォルト: true

説明: Trueに設定すると、レポート・テンプレートで指定した改ページによって、Excelワークブックに新しいシートが生成されます。

列の最小幅

デフォルト: 3(単位はポイント、0.04インチ)

説明: 列の幅が指定の最小値よりも狭く、データが含まれていない場合、この列は前の列とマージされます。値は、ポイント単位で設定する必要があります。このプロパティの有効な範囲は0.5から20ポイントです。

行の最小高

デフォルト: 1(単位はポイント、0.01インチ)

説明: 行の高さが指定の最小値よりも低く、データが含まれていない場合、この行は削除されます。値は、ポイント単位で設定する必要があります。このプロパティの有効な範囲は.001から5ポイントです。


10.15 すべての出力

表10-14のプロパティは、すべての出力に適用されます。

表10-14 すべての出力

プロパティ名 説明

出力のバージョン番号を非表示

デフォルト: false

説明: 一部のレポート出力ドキュメントでは、ドキュメント・プロパティにOracle BI Publisherが表示されます。たとえば、PDF文書は、文書のプロパティでOracle BI PublisherをPDF Producerとして識別します。文書を生成したBI Publisherのバージョン(Oracle BI Publisher 11.1.1.4.0など)を含めない場合は、このプロパティをtrueに設定します。

11.1.1.5互換モードの使用

予約済。オラクル社から指示された場合を除き、更新はしないでください。


10.16 フォント・マッピングの定義

BI Publisherのフォント・マッピング機能を使用すると、RTFテンプレートまたはPDFテンプレートのベース・フォントを、発行文書で使用されるターゲット・フォントにマップできます。フォント・マッピングは、サイト・レベルまたはレポート・レベルで指定できます。フォント・マッピングはPDFおよびPowerPointの出力でのみ実行されます。

フォント・マッピングには次の2種類があります。

10.16.1 BI Publisherでのフォントの有効化

BI PublisherではType1フォントおよびTrueTypeフォントのセットが用意されています。これらのセットのフォントは、ターゲット・フォントとして追加設定なしで選択できます。事前定義済フォントのリストは、第10.16.4項「BI Publisherの事前定義済のフォント」を参照してください。

事前定義済のフォントは、Oracle Business Intelligence OracleホームのORACLE_HOME/common/fontsにあります。別のフォントへのマッピングが必要な場合、そのフォントをこのディレクトリに配置して、BI Publisherで実行時に使用できるようにします。環境がクラスタ化されている場合、そのフォントは各サーバー上に配置する必要があります。


注意:

フォントの位置はXDO_FONT_DIR変数によって設定されます。環境でこの変数が設定されていない場合、フォントは$JAVA_HOME/jre/lib/fontsに配置されます。


10.16.2 サイト・レベルまたはレポート・レベルでのフォント・マッピングの設定

フォント・マッピングは、サイト・レベルまたはレポート・レベルで定義できます。

  • マッピングをサイト・レベルで設定するには、「管理」ページから「フォント・マッピング」リンクを選択します。

  • マッピングをレポート・レベルで設定するには、レポートの「構成」リンクを選択してから、「フォント・マッピング」タブを選択します。この設定は、選択したレポートにのみ適用されます。

レポート・レベルの設定は、サイト・レベルの設定よりも優先されます。

10.16.3 フォント・マッピングの作成

管理」ページの「ランタイム構成」で、「フォント・マッピング」を選択します。

フォント・マッピングを作成するには:

  1. 「RTFテンプレート」または「PDFテンプレート」で、「フォント・マッピングの追加」を選択します。

  2. 「フォント・マッピングの追加」ページで、次を入力します。

    • ベース・フォント - 新しいフォントにマップするフォント・ファミリを入力します。たとえば、Arialと入力します。

    • スタイル: 「標準」または「斜体」を選択します(「PDFテンプレート」フォント・マッピングには適用されません)。

    • 重み: 「標準」または「太字」を選択します(「PDFテンプレート」フォント・マッピングには適用されません)。

    • ターゲット・フォント・ファイル: 「Type 1」または「Truetype」を選択します。

    • ターゲット・フォント」を入力します。

      「Truetype」を選択した場合、コレクション内の特定の番号付きフォントを入力できます。目的のフォントの「TrueTypeコレクション(TTC)番号」を入力します。

      事前定義済のフォントのリストは、第10.16.4項「BI Publisherの事前定義済のフォント」を参照してください。

10.16.4 BI Publisherの事前定義済のフォント

次のType1フォントはAdobe Acrobatに組み込まれており、BI Publisherには、デフォルトでこれらのフォントとのマッピングが用意されています。これらのフォントは、ターゲット・フォントとして追加設定なしで選択できます。

表10-15は、Type1フォントのリストです。

表10-15 Type 1フォント

番号 フォント・ファミリ スタイル 太さ フォント名

1

serif

標準

標準

Time-Roman

1

serif

標準

太字

Times-Bold

1

serif

イタリック体

標準

Times-Italic

1

serif

イタリック体

太字

Times-BoldItalic

2

sans-serif

標準

標準

Helvetica

2

sans-serif

標準

太字

Helvetica-Bold

2

sans-serif

イタリック体

標準

Helvetica-Oblique

2

sans-serif

イタリック体

太字

Helvetica-BoldOblique

3

monospace

標準

標準

Courier

3

monospace

標準

太字

Courier-Bold

3

monospace

イタリック体

標準

Courier-Oblique

3

monospace

イタリック体

太字

Courier-BoldOblique

4

Courier

標準

標準

Courier

4

Courier

標準

太字

Courier-Bold

4

Courier

イタリック体

標準

Courier-Oblique

4

Courier

イタリック体

太字

Courier-BoldOblique

5

Helvetica

標準

標準

Helvetica

5

Helvetica

標準

太字

Helvetica-Bold

5

Helvetica

イタリック体

標準

Helvetica-Oblique

5

Helvetica

イタリック体

太字

Helvetica-BoldOblique

6

Times

標準

標準

Times

6

Times

標準

太字

Times-Bold

6

Times

イタリック体

標準

Times-Italic

6

Times

イタリック体

太字

Times-BoldItalic

7

記号

標準

標準

記号

8

ZapfDingbats

標準

標準

ZapfDingbats


表10-16は、TrueTypeフォントのリストです。すべてのTrueTypeフォントはPDFに埋め込まれます。

表10-16 TrueTypeフォント

番号 フォント・ファミリ名 スタイル 太さ 実際のフォント 実際のフォント・タイプ

1

Albany WT

標準

標準

ALBANYWT.ttf

TrueType(Latin1のみ)

2

Albany WT J

標準

標準

ALBANWTJ.ttf

TrueType(日本語用)

3

Albany WT K

標準

標準

ALBANWTK.ttf

TrueType(韓国語用)

4

Albany WT SC

標準

標準

ALBANWTS.ttf

TrueType(簡体字中国語用)

5

Albany WT TC

標準

標準

ALBANWTT.ttf

TrueType(繁体字中国語用)

6

Andale Duospace WT

標準

標準

ADUO.ttf

TrueType(Latin1のみ、固定幅)

6

Andale Duospace WT

太字

太字

ADUOB.ttf

TrueType(Latin1のみ、固定幅)

7

Andale Duospace WT J

標準

標準

ADUOJ.ttf

TrueType(日本語用、固定幅)

7

Andale Duospace WT J

太字

太字

ADUOJB.ttf

TrueType(日本語用、固定幅)

8

Andale Duospace WT K

標準

標準

ADUOK.ttf

TrueType(韓国語用、固定幅)

8

Andale Duospace WT K

太字

太字

ADUOKB.ttf

TrueType(韓国語用、固定幅)

9

Andale Duospace WT SC

標準

標準

ADUOSC.ttf

TrueType(簡体字中国語用、固定幅)

9

Andale Duospace WT SC

太字

太字

ADUOSCB.ttf

TrueType(簡体字中国語用、固定幅)

10

Andale Duospace WT TC

標準

標準

ADUOTC.ttf

TrueType(繁体字中国語用、固定幅)

10

Andale Duospace WT TC

太字

太字

ADUOTCB.ttf

TrueType(繁体字中国語用、固定幅)


10.16.4.1 含まれているバーコード・フォント

BI Publisherには、表10-17に示すバーコード・フォントも含まれています。

表10-17 含まれているバーコード・フォント

フォント・ファイル サポートされているアルゴリズム

128R00.TTF

code128a、code128b、およびcode128c

B39R00.TTF

code39、code39mod43

UPCR00.TTF

upca、upce


RTFテンプレートでのバーコード・フォントの使用の詳細は、第4.17.1項「BI Publisherに付属のバーコード・フォントの使用」を参照してください。