5 アプリケーション・ライブラリへの公開

Mobileアプリケーション・デザイナを使用して、アプリケーション・ライブラリにアプリケーションを公開できます。アプリケーション・ライブラリから、ユーザーはアプリケーションに簡単にサブスクライブできます。

この章には次の項が含まれます:

概要
アプリケーションの公開

5.1 概要

アプリケーション・ライブラリは、ユーザーがモバイル・デバイスからアプリケーションにアクセスし、サブスクライブする場所です。アプリケーションを公開すると、アプリケーションは管理者によって設定された「アプリケーション・ライブラリ」フォルダにコピーされ、ライブラリへのアクセス権とアプリケーションを実行する権限を持つユーザーが即座に使用できます。

アプリケーション・ライブラリにすでに公開されているアプリケーションを更新する場合、アプリケーションにサブスクライブしているユーザーは、自分のアプリケーション・ライブラリに、最新バージョンが使用可能であることを知らせる「リフレッシュ」アイコンが表示されます。ユーザーは「リフレッシュ」アイコンを明示的にクリックして、最新バージョンを取得する必要があります。

図5-1 使用可能なアプリケーションの最新バージョンを表示する自分のアプリケーション・ライブラリ

前提条件

アプリケーション・ライブラリは、管理者によって構成される必要があります。第A.2項「アプリケーション・ライブラリの場所の設定」を参照してください。

公開するカタログの「アプリケーション・ライブラリ」フォルダに書込み権限がある必要があります。

公開する前にアプリケーションに適切な権限を適用することをお薦めします。

5.2 アプリケーションの公開

公開機能を使用すると、環境に合せて構成されたアプリケーション・ライブラリにアプリケーションを素早く公開できます。

アプリケーションを公開するには:

Mobileアプリケーション・デザイナから、図5-2に示すように、「公開」をクリックします。

図5-2 「公開」コマンドの選択
「アプリケーションの公開」ダイアログで、現在の(ローカル)環境のアプリケーション・ライブラリにアプリケーションを公開するか、事前構成済のリモート環境のアプリケーション・ライブラリにアプリケーションを公開するかを選択します。

「ローカル」を選択する場合は、「次」をクリックします。

「リモート」を選択する場合は、ターゲット環境のユーザー名とパスワードを入力します。

図5-3 リモート・アプリケーション・ライブラリのアプリケーションの公開サインイン・ステップ
アプリケーションの属性を入力します。

図5-4 アプリケーションの公開属性入力ステップ
- タイトル: アプリケーション・ライブラリに表示するアプリケーションのタイトルを入力します。
- カバー・イメージ: アプリケーションのカバー・イメージをアップロードします。カバー・イメージは、アプリケーション用のアプリケーション・ライブラリに表示するサムネイル・イメージです。カバー・イメージは必須です。
  
  イメージ・アイコンをクリックして、「アップロード」ダイアログを開きます。
  
  「参照」をクリックして、ファイル・システム内のイメージを指定し、「アップロード」をクリックします。
「次」をクリックして、アプリケーションを検証します。検証プロセスでは、データ・ソース(BI Publisherデータ・モデルまたはBIサブジェクト領域)がターゲット環境に存在することを確認します。

検証が失敗する場合は、データ・モデルまたはサブジェクト領域がターゲット環境に存在し、ソース環境と同じパスにあることを確認してください。
「公開」をクリックして、アプリケーションをターゲット・アプリケーション・ライブラリに公開します。
アプリケーション・ライブラリでアプリケーションを表示するには、「表示」をクリックし、Mobileアプリケーション・デザイナに戻るには、「戻る」をクリックします。