Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Content: Desktopの使用 11g リリース1 (11.1.1) B66697-04 |
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この項の項目は次のとおりです。
Oracle WebCenter Content: Desktopは、デスクトップ環境をOracle WebCenter Contentサーバー、Oracle Content Server、Oracle Content Databaseまたはその他のWebDAVベースのコンテンツ・リポジトリとシームレスに統合するのに役立つ一連の埋込みアプリケーションを提供します。すなわち、Microsoft Windowsエクスプローラ、Microsoft Officeアプリケーション(Word、ExcelおよびPowerPoint)、電子メール・クライアント(Microsoft OutlookおよびLotus Notes)およびWebブラウザ(Internet Explorer、Mozilla FirefoxおよびGoogle Chrome)から、これらのコンテンツ・サーバーに直接簡単にアクセスできます。
Oracle WebCenter Contentサーバーなどのコンテンツ・リポジトリをデスクトップ・アプリケーションと統合すると、コンテンツ・サーバーのファイルを操作する能力が向上します。サーバー上のファイルを簡単に管理でき、Webブラウザ・インタフェースを使用する他に、デスクトップから直接他のユーザーとファイルを共有できます。Desktopには、使い慣れたあらゆるデスクトップ・アプリケーションから、統一された方法でファイルを管理するための簡略化されたインタフェースが用意されています。
Oracle WebCenter Content: Desktop 11g リリース1のクライアント・ソフトウェアは、次のコンテンツ・リポジトリに接続できます。
Oracle WebCenter Content ServerおよびOracle Content Server
Oracle WebCenter Content: Desktop 11g リリース1は、Oracle WebCenter Content ServerおよびOracle Content Serverのリポジトリに接続できます。サポートされているサーバー構成の最新情報は、次のOracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成のページを参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
Desktopクライアント・ソフトウェアがOracle WebCenter ContentサーバーまたはOracle Content Serverに接続するためには、次のコンポーネントをサーバーにインストールして有効にする必要があります。
サーバーに対してコアとなるコンテンツ管理統合機能を処理するDesktopIntegrationSuite。このコンポーネントは、デスクトップ配布Zipファイルに含まれています。また、Oracle WebCenter Content Server 11g リリース1ソフトウェアとともにインストールされますが、コンポーネントはデフォルトで有効にはなりません。
CoreWebdav。コンテンツ管理を統合するためのコアとなるWebDAV機能を提供します。このコンポーネントは、Oracle WebCenter ContentサーバーまたはOracle Content Serverシステム・コンポーネントの1つです。
統合階層のコンテンツ・フォルダを使用可能にするFramework Folders (11g リリース1 11.1.1.6以上)またはFolders_g (11.1.1.6より前の11g リリース1および10g リリース3)。これらのコンポーネントは、Oracle WebCenter ContentサーバーまたはOracle Content Serverコアの一部です。
コンテンツ・アイテムをOracle WebCenter ContentサーバーまたはOracle Content Serverからチェックアウトし、関連するアプリケーションで開くことができるようにするCheckoutAndOpenInNative。このコンポーネントは、事前にインストールされたOracle WebCenter ContentサーバーまたはOracle Content Serverシステム・コンポーネントの1つであり、デスクトップ配布zipファイルにも含まれています。
注意: このドキュメントでは、サーバーで最新のOracle WebCenter Contentサーバー・バージョンおよびFramework Foldersコンポーネントを実行していることを想定しています。 |
さらに、次のオプション・コンポーネントもインストールして有効にできます:
DesktopTag。コンテンツを追跡する目的で使用されるMicrosoft Officeファイルのカスタム・プロパティを管理したり、Microsoft Officeアプリケーションでワークフロー処理機能を提供します。このコンポーネントは、デスクトップ配布Zipファイルに含まれています。また、Oracle WebCenter Content Server 11g リリース1ソフトウェアとともにインストールされますが、コンポーネントはデフォルトで有効にはなりません。
OracleCleanContent。DesktopTagによって使用されます。このコンポーネントは、Oracle WebCenter ContentサーバーまたはOracle Content Serverシステム・コンポーネントの1つです。
電子メール・メッセージ・フィールドを電子メール・メタデータ・フィールドにマップし、Microsoft OutlookおよびLotus Notesでコンテンツ・フォルダに電子メールをドラッグ・アンド・ドロップする場合にも必要なEmailMetadata。このコンポーネントは、デスクトップ配布Zipファイルに含まれています。また、Oracle WebCenter Content Server 11g リリース1ソフトウェアとともにインストールされますが、コンポーネントはデフォルトで有効にはなりません。
RMAEmail。電子メール・メタデータ・フィールドを提供し、ユーザーが電子メール配布リストを使用できるようにします。このコンポーネントは、Oracle WebCenter Content: Recordsの一部です。(Oracle WebCenter Content: Recordsは、WebCenter Contentユーザー・インタフェースを使用しているサーバーでは使用できません。)
注意: Desktop 11g リリース1のコンポーネント(DesktopIntegrationSuite、CheckoutAndOpenInNative、DesktopTagおよびEmailMetadata)はOracle WebCenter Content Server 10g リリース3にインストールできますが、サーバーの製品ビルド番号は7.2.4.55以降である必要があります。この番号を確認するには、サーバーの管理ページに移動して「server_nameの構成」をクリックします。ビルド番号は、構成情報ページの「システムの構成」に表示されます。 |
Oracle WebCenter Contentサーバーと統合すると、サポートされているデスクトップ・アプリケーションで、非常に広範囲のコンテンツ管理機能を直接実行できます。11gより以前のOracle Content Serverインスタンスに接続している場合は、Desktop 11g リリース1のすべての機能を使用できるとはかぎりません。Oracle WebCenter Content Serverインスタンスに提供される統合コンテンツ管理機能の詳細は、第2.3項「コンテンツ・サーバーの機能」を参照してください。
Oracle WebCenter Content: Desktop 11g リリース1は、Oracle Content Databaseリポジトリに接続できます。サポートされているサーバー構成の最新情報は、次のOracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成のページを参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
Oracle Content Databaseと統合すると、サポートされているデスクトップ・アプリケーションで、コンテンツ管理機能を直接実行できます。Oracle Content Databaseインスタンスに提供される統合コンテンツ管理機能の詳細は、第2.3項「コンテンツ・サーバーの機能」を参照してください。
標準WebDAVプロトコルをサポートするその他のコンテンツ・リポジトリ
WebDAVサーバーと統合すると、サポートされているデスクトップ・アプリケーションで、基本的なコンテンツ管理機能を直接実行できます。WebDAV DeltaV拡張はサポートされません。WebDAVサーバーに提供される統合コンテンツ管理機能の詳細は、第2.3項「コンテンツ・サーバーの機能」を参照してください。
Desktopクライアント・ソフトウェアでは、サポートされているコンテンツ・サーバーに次の各クライアント・アプリケーションを統合できます。インストーラによって、コンピュータ上のサポートされているアプリケーションが自動的に検出され、これらのアプリケーションからコンテンツ管理機能に直接アクセスできるように適切な統合機能が自動的にインストールされます。
Microsoft Windows XP (SP2以上、32ビットまたは64ビット・バージョン)
Microsoft Windows Vista (SP1以上、32ビットまたは64ビット・バージョン)
Microsoft Windows 7 (32ビットまたは64ビット・バージョン)
Microsoft Windows 8
Microsoft Windows 8およびInternet Explorer 10を使用。
Internet Explorer 11がインストールされている場合、WebCenter Content: DesktopはMicrosoft Windows 8で正しく動作しません。
Microsoft Word 2002 (XP)から2013
Microsoft PowerPoint 2002 (XP)から2013
Microsoft Excel 2002 (XP)から2013
注意: これらのアプリケーションから、コンテンツ・サーバーと直接やり取りできます。他のオフィス・アプリケーションで作成されたファイル(Microsoft VisioやCorel WordPerfectなど)は、Windowsエクスプローラ統合またはコンテンツ・サーバーのWebインタフェースを使用して管理できます。 |
Microsoft Outlook 2002 (XP)から2013
Lotus Notes電子メール・クライアント・バージョン8 (8.5.3まで)、およびリリース8のメール・テンプレートに基づいたLotus Dominoメール・データベース
注意: Desktopクライアント・ソフトウェアは、Microsoft OutlookおよびWindowsエクスプローラ用のOracle Beehive拡張機能と共存できます。 |
Microsoft Internet Explorer 8.0以上
オペレーティング・システムがMicrosoft Windows 8の場合、Internet Explorer 11は使用できません。
Mozilla Firefox 3.5以上
Google Chrome 10以上
Desktopをクライアント・コンピュータで使用するための設定の詳細は、第1.6項「コンピュータ上でのDesktopクライアント・ソフトウェアの設定」を参照してください。
Oracle WebCenter Content: Desktop 11g リリース1のクライアント・ソフトウェアには、ローカライズされたユーザー・インタフェースが備えられています。英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語(ブラジルおよびポルトガルの両方)、イタリア語、オランダ語、デンマーク語、スウェーデン語、ノルウェー語、フィンランド語、ポーランド語、チェコ語、スロバキア語、ハンガリー語、ルーマニア語、ロシア語、ギリシャ語、トルコ語、ヘブライ語、中国語(簡体字と繁体字の両方)、日本語、韓国語、タイ語およびアラビア語のユーザー・インタフェース言語がサポートされています。
ユーザー・インタフェース言語は、オペレーティング・システムのロケールに一致するように自動的に設定されます。たとえば、ドイツ語バージョンのMicrosoft Windowsを実行している場合、Desktopのユーザー・インタフェースもドイツ語になります。
Oracle WebCenter Content: Desktopは、オラクル社のアクセシビリティ・ガイドラインに準拠しています。多くの領域でアクセシビリティ機能が提供されています。
メニュー・アクセス
Desktopクライアント・ソフトウェアによって、統合されるアプリケーションの一部にいくつかのメニューやツールバーが追加されます。Windowsアプリケーションでは、通常、各メニューに専用のキーボード・ショートカット([Alt]キー+1文字)があります。
Desktopクライアント・ソフトウェアには、アプリケーションの現在のコンテキストに関連するオプションを表示するコンテキスト・メニューがあります。たとえば、コンテンツ・フォルダが選択された状態では、このフォルダに特定のコンテキストにおいて適用されるオプションが表示されます。コンテキスト・メニューを表示するには、統合階層またはコンテンツ・ペインでオブジェクトを右クリックするか、キーボードの該当するメニュー・キーを押します。
Desktopクライアント・ソフトウェアでは、次に示すようなWindows標準のほとんどのキーボード・ショートカットがサポートされます。
[Ctrl]+[C]: コピー
[Ctrl]+[X]: 切取り
[Ctrl]+[V]: 貼付け
[Delete]: 削除
[F2]: 名前の変更
[Shift]+[F10]: 選択したアイテムに対して、コンテキスト・メニューを開きます(これは、アイテムを右クリックしたのと同じです)
[Tab]: 次のユーザー・インタフェース要素に移動
[Shift]+[Tab]: 前のユーザー・インタフェース要素に移動
追加のキーボード・ショートカット
「コンテンツの選択」ダイアログ・ボックスの「検索」パネルで、次のキーボード・ショートカットを追加で使用できます。
[F5]: Webブラウザ・フォームをリフレッシュ
[F6]: Webブラウザ・フォーム外へ移動
この項では、Microsoft Windowsオペレーティング・システムが動作しているコンピュータ上でDesktopクライアント・ソフトウェアを設定するプロセスについて説明します。内容は次のとおりです。
Desktopで使用するクライアント・コンピュータの設定に関して、次の考慮事項に注意してください。
システム管理者によって、クライアント・コンピュータに必要なDesktopソフトウェアが設定されている場合があります。ユーザー自身で設定する必要がある場合は、システム管理者に、Desktopクライアント・ソフトウェアのインストーラの入手場所について問い合せてください。
Oracle WebCenter Content Server 11g リリース1インスタンスにアクセスできる場合、Desktopクライアントのインストーラは、コンテンツ・サーバーのWebインタフェースのダウンロード・ページ(「コンテンツ・サーバー」の下)にあります。
Oracle.comの「ダウンロード」セクションからDesktop配布zipファイルを入手することもできます。
Desktopクライアント・ソフトウェアは、Oracle WebCenter Content Server 11g リリース1以外に、Oracle Content Server 11g リリース1および10gリリース3と通信できます。その他のContent Serverバージョンはサポートされていません。Desktop 11g リリース1より前のOracle Content Serverに接続している場合は、Desktop 11g リリース1の一部の機能は使用できません(「このガイドの新機能と変更された機能」を参照)。
Desktopクライアント・ソフトウェアは、Oracle Content Database (Oracle Content DB) 10g リリース1 (10.2)と通信できます。
Desktopクライアント・インストーラには、Desktop 11g リリース1の32ビット・バージョンと64ビット・バージョンの両方が含まれています。32ビットのMicrosoft Windowsには32ビットのDesktop、64ビットのMicrosoft Windowsには64ビットのDesktopが自動的にインストールされます。
Desktopクライアント・ソフトウェアは、管理者レベルの権限を使用してインストールする必要があります。これらの権限がない場合にソフトウェアをインストールしようとすると、レジストリ設定が正しく設定されず、ソフトウェアが正しく機能しません。支援が必要な場合は、システム管理者に連絡してください。
Desktopクライアント・インストーラには、32ビットおよび64ビットmsiインストーラが含まれています。このインストーラはシステム管理者が抽出し、クライアント・コンピュータにDesktop 11g リリース1を効率的に展開するのに役立ちます。詳細は、『Oracle WebCenter Contentのインストールと構成』を参照してください。
デスクトップ統合クライアント・ソフトウェアを完全にアンインストールする手順は次のとおりです。
Windowsの「コントロール パネル」を開きます。
オペレーティング・システムに応じて、次のリンクをクリックします。
Windows XP: 「プログラムの追加と削除」
Windows VistaおよびWindows 7 (カテゴリ表示): 「プログラムのアンインストール」(「プログラム」の下)
Windows VistaおよびWindows 7 (アイコン表示): 「プログラムと機能」
「Oracle WebCenter Content: Desktop」または「Oracle Content Server - Desktop Integration Suite」を選択します。
オペレーティング・システムに応じて、次の操作を実行します。
Windows XP: 「削除」をクリックします。
Windows VistaおよびWindows 7: 右クリックして「アンインストール」を選択します。
アンインストール・ウィザードが起動します。
Desktopクライアント・ソフトウェアをコンピュータから削除するかどうかを確認された場合は、「はい」をクリックします。
ソフトウェアがクライアント・コンピュータから削除されます。
コンピュータを再起動します。
注意: (たとえばアップグレード時に)Desktopクライアント・ソフトウェアをアンインストールしてから再インストールした場合、以前に設定したサーバー接続はソフトウェアの再インストール後もすべて継続して使用できます。また、ローカルにキャッシュされたファイル(第4.6項「コンテンツ・ファイルのローカル・キャッシュ」を参照)も引き続き使用可能です。 |
コンピュータに旧バージョンのDesktopクライアント・ソフトウェアがインストールされていない場合は、現行バージョンのDesktop 11g リリース1クライアント・ソフトウェアをインストールできます。
Desktop 11g リリース1クライアント・ソフトウェアをコンピュータにインストールするには:
Desktopクライアント・ソフトウェアのインストーラの入手方法をシステム管理者に問い合せます。
ネイティブ11gユーザー・インタフェースが実行されているOracle WebCenter Content Server 11g リリース1インスタンスにアクセスできる場合、Desktopクライアントのインストーラは、コンテンツ・サーバーのWebインタフェースのダウンロード・ページ(コンテンツ」の下)にあります。
Oracle.comの「ダウンロード」セクションからDesktop配布zipファイルを入手することもできます。
Desktopクライアント・インストーラには、Desktop 11g リリース1の32ビット・バージョンと64ビット・バージョンの両方が含まれています。32ビットのMicrosoft Windowsには32ビットのDesktop、64ビットのMicrosoft Windowsには64ビットのDesktopが自動的にインストールされます。
クライアント・ソフトウェアを入手し、インストーラ実行可能ファイルを実行します。
「ようこそ」画面で、「次」をクリックしてインストールを開始します。
インストーラ・ウィザードからプロンプトに応答します。
Custom Setupダイアログ・ボックスで、サポートされているアプリケーションの中からコンテンツ・サーバーに統合するアプリケーションを選択します。
リストには、ローカル・コンピュータで検出されたサポートされているすべてのアプリケーションが表示されます(第1.3項「サポートされているクライアント・アプリケーション」を参照)。デフォルトでは、すべてのアプリケーションが統合対象として選択されています。アプリケーションをコンテンツ・サーバーに統合しない場合は、そのアプリケーションのアイコンをクリックし、メニューから「This feature will not be available.」を選択します。この場合、アプリケーションのアイコンが赤色のXに変わります。
ソフトウェアを別のフォルダにインストールするには、「変更」ボタンをクリックし、別のフォルダを指定します。
統合するアプリケーションとソフトウェアのインストール場所を確認した後、「次」をクリックして続行するか、「取消」をクリックしてインストール・プロセスを終了します。
コンテンツ・サーバーに統合するアプリケーションのいずれかが現在実行中の場合は、影響を受けるアプリケーションを再起動するまではDesktopの一部の機能が使用できないことを示す警告が表示されます。「次へ」をクリックして続行してください。
注意: Outlookアカウントを定義していない場合は、アプリケーション選択のダイアログ・ボックスでOutlookを選択しても、Outlookに統合を設定できません。 |
「インストール」をクリックしてインストールを開始します。
必要なすべてのファイルがコピーされます。
Lotus Notes統合をインストールしているとき、Notes.iniファイルが見つからないことを示すエラー・メッセージが表示される場合があります。このエラー・メッセージが表示された場合は、まずインストールを完了し、第1.6.5項「Notes.iniファイルの手動構成」の手順に従います。
インストールが完了した後、「終了」をクリックしてインストール・ウィザードを終了します。
コンピュータを再起動することをお薦めします。
統合対象として選択されているアプリケーションにLotus Notesが含まれている場合は、Notes.iniファイルを変更する必要があります。デスクトップ・クライアント・ソフトウェア・インストーラでは、ファイルを自動的に変更しようとします。インストーラで変更できなかった場合は、エラー・メッセージが表示されます。この場合、ファイルを手動で変更する必要があります。
Notes.iniファイルへの必要な変更を手動で行う手順は次のとおりです。
Notes.iniファイルを探します。このファイルは次の場所にあります。
Windows XP: Lotus-Notes-App-Dir¥Notes.ini (C:¥Program Files¥Lotus¥Notes¥Notes.iniなど)
Windows VistaおよびWindows 7: C:¥Users¥User-Name¥AppData¥Local¥VirtualStore¥Lotus-Notes-App-Dir¥Notes.ini (C:¥Users¥jsmith¥AppData¥Local¥VirtualStore¥Program Files¥Lotus¥Notes¥Notes.iniなど)
Windows VistaおよびWindows 7の場合は、次の点に注意してください。
Lotus Notesアプリケーション・ディレクトリにもNotes.iniファイルがありますが、これは変更が必要なファイルではありません。
Windows VistaおよびWindows 7のAppData構造はデフォルトで非表示です。Windowsエクスプローラで隠しフォルダを表示するには、該当するオプションを有効にする必要があります。
Windows VistaまたはWindows 7を実行しているクライアント・コンピュータを複数のユーザーが使用している場合は、各ユーザーのNotes.iniファイルを変更する必要があります。
Notes.iniファイルが見つからない場合は、Notes管理者に問い合せてください。
Notes.iniファイルをテキスト・エディタで開きます。
AddInMenusエントリを探します。
AddInMenusエントリが存在する場合は、このエントリの末尾にSTELNI.DLL
をカンマで区切って追加します。次に例を示します。
AddInMenus=FILE1.DLL,FILE2.DLL,STELNI.DLL
AddInMenusエントリがない場合は、ファイルの末尾に次の行を追加します。
AddInMenus=STELNI.DLL
(DLLファイル名の最後の文字はiの大文字であり、数字の1ではありません。)
Notes.iniファイルを保存して閉じます。
コンピュータにDesktopクライアント・ソフトウェアをインストールした後は、コンピュータからアクセスするすべてのコンテンツ・サーバーへの接続を設定する必要があります。詳細は、第2章「コンテンツ・サーバー接続に関する作業」を参照してください。
注意: 多くの場合、各自のコンピュータのDesktopに対するサーバー接続はシステム管理者が設定するため、自分で設定する必要はない可能性があります。 |