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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Content: Desktopの使用
11g リリース1 (11.1.1)
B66697-04
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2 コンテンツ・サーバー接続に関する作業

この項の項目は次のとおりです。

2.1 コンテンツ・サーバー接続について

コンテンツ管理機能をデスクトップ操作に統合するには、サーバーとの接続を確立してサーバー上のファイルにアクセスできるようにする必要があります。サーバー接続は統合されている任意のアプリケーション(Windowsエクスプローラ、Microsoft Word、Microsoft PowerPoint、Microsoft Excel、Microsoft OutlookまたはLotus Notes)で定義できます。サーバー接続の定義は1回のみ行います。作成された新しいサーバー接続は、コンテンツ・サーバーとの対話に使用するコンピュータ上のすべてのサポート・アプリケーションで使用できます。サーバー接続を定義すると、現在のユーザーのサーバー権限に基づいて、該当サーバーでの作業を開始できます。

サーバー接続の追加や削除、またはサーバー接続の表示名の変更は、自身のコンピュータにのみ影響します。サーバー設定はユーザー自身のコンピュータに保存され、他のユーザーには影響しません。また、Desktopクライアント・ソフトウェアをコンピュータからアンインストールして再インストールした場合(新バージョンにアップグレードするためなど)、以前の構成済サーバー接続はソフトウェアの再インストール後もすべて継続して使用できます。


注意:

システム管理者が、ユーザーのすべてのコンテンツ・サーバー接続を設定することもできます。


2.2 コンテンツ・サーバーのタイプ

Desktopクライアントは、次のタイプのサーバーに接続できます。

コンテンツ・サーバーのタイプはサーバー接続の作成時に選択します(第2.7項「コンテンツ・サーバー接続の追加」を参照)。使用するサーバー・タイプが不明な場合は、システム管理者に問い合せてください。

サーバー・タイプのアイコン

各サーバー・タイプには、統合階層で視覚的に識別できるアイコンがあります。

サーバー・アイコン サーバー・タイプ
UCM Serverのアイコン

WebCenter Contentサーバー・インスタンス

Content DBサーバー

Oracle Content Database (Oracle Content DB)サーバー

WebDAVサーバーのアイコン

その他のWebDAVサーバー


2.3 コンテンツ・サーバーの機能

Desktopクライアント・ソフトウェアには、次の表で概説するように、サーバーのタイプ(第2.2項「コンテンツ・サーバーのタイプ」を参照)と構成に応じて異なるコンテンツ管理機能があります。

コンテンツ管理機能 11g リリース1 Oracle WebCenter Content ServerとDesktop 11g リリース1コンポーネントおよびFramework Folders 11g リリース1 Oracle Content ServerとDesktop 11g リリース1コンポーネントおよびFolders_g 10g リリース3 Oracle Content ServerとDesktop 11g リリース1コンポーネント 10g リリース3 Oracle Content ServerとDesktop 10g リリース3コンポーネント Oracle Content DBサーバー WebDAVサーバー

標準Windows操作(コピーと貼付け、ドラッグ・アンド・ドロップおよびWindowsショートカットの作成)

あり

あり

あり

あり

あり

あり

サーバーからのファイルのチェックアウト

あり

あり

あり

あり

あり

あり

サーバーへのファイルのチェックイン(コピーと貼付けやドラッグ・アンド・ドロップ)

あり(1)

あり(1)

あり(2)

あり(2)

あり

あり

サーバーへのファイルのチェックイン(チェックイン・フォーム)

あり

あり

あり

あり

なし

なし

サーバー上のファイルの参照(ナビゲーション・ツリー)

あり

あり

あり

あり

あり

あり

サーバー上のファイルの検索(検索フォーム)

あり

あり

あり

あり

なし

なし

サーバー上のオフライン・ファイルの操作

あり

あり

あり

あり

あり

あり

サーバー上のファイルへのリンクのコピー

あり

あり

あり

あり

あり

あり

サーバー上のファイルおよびフォルダに対するコンテンツ・サーバーのショートカットの作成

あり

あり

あり

あり

なし

なし

サブフォルダおよびファイルへのコンテンツ・サーバー・メタデータの伝播

あり

あり

あり

あり

なし

なし

伝播するメタデータのフィールドと値の選択

あり

なし

なし

なし

なし

なし

問合せフォルダの使用

あり

なし

なし

なし

なし

なし

個人フォルダの使用

あり

なし

なし

なし

なし

なし

未公開ファイルの非表示

あり

なし

なし

なし

なし

なし

別のフォルダへのアイテムのドラッグ・アンド・ドロップによるアイテムとフォルダの関連付けの変更

あり

あり

なし

なし

なし

なし

ターゲット・フォルダへのアイテムのドラッグ・アンド・ドロップによる、コンテンツ・フォルダに割り当てられていないアイテムとフォルダとの関連付け

あり

なし

なし

なし

なし

なし

サーバー上のコンテンツ・ファイル、ファイル・リンクまたはイメージのMicrosoft Officeドキュメントへの挿入

あり

あり

あり

あり

なし

なし

検索ページおよびチェックイン・ページでのコンテンツ・プロファイルの選択

あり

あり

なし

なし

なし

なし

プロファイル・ノードへのドラッグ・アンド・ドロップによるファイルのチェックイン

あり

あり

なし

なし

なし

なし

Wordドキュメントとサーバー上にある他のドキュメントの比較

あり

あり

あり

あり

あり

あり

Wordドキュメントとサーバー上にある前のリビジョン・ファイルの比較

あり

あり

あり

あり

なし

なし

統合階層内にある生産性ノード(「チェックアウト・コンテンツ」、「ワークフロー割当て」、「保存済問合せ」など)の参照

あり

あり

あり

なし

なし

なし

Windowsエクスプローラ(コンテキスト・メニューを使用)でのワークフロー・アイテムの直接承認または却下

あり

あり

なし

なし

なし

なし

WebCenter Contentユーザー・インタフェースの操作

あり(3)

なし

なし

なし

なし

なし


注意

  1. 必要なメタデータが欠落していると、フォルダの構成設定に基づいてそのメタデータを指定するように求められる場合があります。

  2. 必要なメタデータが欠落していると、デフォルトのフォルダ・メタデータが定義されていない場合にチェックイン操作に失敗します。

  3. Framework Foldersと最新のDesktop 11gR1統合コンポーネントを含む、Oracle WebCenter Content Server 11gR1 (11.1.1.8.0)以上への接続が必要です。

2.4 コンテンツ・サーバーのURL

コンテンツ・サーバー接続を作成する場合は、そのサーバーのWebDAV URLを指定する必要があり、Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスの場合はCGI URLも必要です。Oracle WebCenter Content Server 11gR1 (11.1.1.8.0)以上のWebCenter Contentユーザー・インタフェースに接続する場合、そのユーザー・インタフェースのURLも指定する必要があります。定義した各コンテンツ・サーバー接続には、それぞれ固有のWebDAV URLが必要です。同一のWebDAV URLを使用してコンピュータに2つのサーバー接続を確保することはできません。

Oracle WebCenter Contentサーバー

Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスには、WebDAV URLとCGI URL(場合によってはUI URLも)の両方が必要です。

コンテンツ・サーバーのWebDAV URLは、通常は次の形式です。

http[s]://host-name:[port]/web-root/idcplg/webdav

次に例を示します。

http://server:7044/idc/idcplg/webdav
http://server.example.com:16200/cs/idcplg/webdav
https://server/cs/idcplg/webdav

一般的なCGI URLは、「/webdav」がないWebDAV URLと同じです。次に例を示します:

http://server:7044/idc/idcplg
http://server.example.com:16200/cs/idcplg
https://server/cs/idcplg

WebCenter Contentユーザー・インタフェースが使用されている場合、ユーザー・インタフェースURLは次のようにそのユーザー・インタフェースを指定するサーバーを指します。

http://server.example.com:16400/wcc/faces

Oracle WebCenter Content ServerインスタンスのURLを見つける方法は、第2.16項「Oracle WebCenter Content ServerのURLの識別」を参照してください。あるいは、使用するURLをシステム管理者に問い合せてください。

クライアントからOracle WebCenter Content Server 11g リリース1インスタンスに接続する際に、フォームベースの認証(つまり、ログイン・ダイアログ・ボックスを使用)ではなく、Basic認証を使用する必要がある場合、サーバーのWebDAV URLおよびCGI URLに_davを追加してBasic認証を強制的に使用できます。また、HTTPSも使用する必要があります。次に例を示します。

https://server.example.com:16200/_dav/cs/idcplg/webdav
https://server.example.com:16200/_dav/cs/idcplg

_davを追加したWebDAV URLとCGI URLは、Oracle Content Server 10g リリース3ではサポートされていません。

Oracle Content DBサーバーとWebDAVサーバー

Oracle Content DBサーバーとその他のWebDAVサーバーには、WebDAV URLのみが必要です。このURLは、サーバーの場所と構成に完全に依存しています。使用するURLについては、必要に応じてシステム管理者に問い合せてください。


注意:

多くの場合、各自のコンピュータのDesktopに対するサーバー接続はシステム管理者が設定するため、自分で設定する必要はない可能性があります。


2.5 オンライン・サーバーとオフライン・サーバー

コンテンツ・サーバーはオンライン状態のときとオフライン状態のときがあります。コンテンツ・サーバーがオンラインの場合は、そのサーバーに対する有効な接続が存在し(ログイン・ユーザー名とパスワードの入力後)、現在のユーザーのサーバー権限に基づいてそのコンテンツ・サーバー上のフォルダやファイルの表示や操作が可能です。

コンテンツ・サーバーがオフラインの場合、そのサーバーに対する有効な接続は存在しませんが、そのサーバーのファイルのうちローカル・キャッシュに存在するファイルには引き続きアクセスできます(第4.6項「コンテンツ・ファイルのローカル・キャッシュ」を参照)。コンテンツ・ファイルとフォルダ全体をオフラインで使用できるよう明示的に指定できます(第8.2項「フォルダおよびファイルのオフラインでの使用」を参照)。これにより、ファイルの最新リビジョンのコピーがコンテンツ・サーバーから取得され、コンピュータのローカル・キャッシュに格納されます。コンテンツ・サーバーに対するオフライン・モードでの作業は、(職場外などで)サーバーに接続できないときに、そのサーバー上の一部のファイルへのアクセスが必要な場合に便利です。サーバーがオフライン・モードの場合は、そのサーバーの統合階層に「オフライン・ファイル」ノードが表示されるため、オフラインで使用できるようにしたサーバー上のすべてのファイルに簡単にアクセスできます。

オフライン・モードでコンテンツ・サーバーに対する作業を行うには、統合階層またはコンテンツ・ペインで目的のサーバーを右クリックし、コンテキスト・メニューで「オフライン作業」を選択します。これにより、サーバー・アイコンが、オフライン・インジケータ(図2-1)が含まれるアイコンに変わります。また、サーバーのコンテキスト・メニューの「オフライン作業」オプションの横にチェック・マークが付きます。オフライン状態を取り消すには、コンテキスト・メニューで再度「オフライン作業」オプションを選択します。

図2-1 オフラインのWebCenter Content Server

オフライン・アイコン

2.6 サーバーのコンテキスト・メニュー

Desktopコンテキスト・メニューには、次のサーバー関連オプションが表示されます。

2.7 コンテンツ・サーバー接続の追加

サーバー接続を統合階層に追加すると、そのサーバーに接続して、そこにあるコンテンツを操作できます。

新しいコンテンツ・サーバー接続を追加する手順は次のとおりです。

  1. Windowsエクスプローラ:

    ナビゲーション・ペインで最上位レベルの統合フォルダ(WebCenter Contentサーバー)を選択し、右クリックしてコンテキスト・メニューの「サーバーの追加...」を選択します。コンテンツ・ペイン内の未使用の領域(アイテムがリストされていない領域)を右クリックすることもできます。

    または

    「ファイル」メニューを開き、「サーバーの追加...」を選択します。

    「サーバーの追加」ダイアログが開きます。

    Microsoft Word、PowerPointおよびExcel:

    1. 「WebCenter Content」メニューまたはリボンを開き、「サーバー・リストの編集」を選択します。(「サーバー・リストの編集」オプションは「オプション」ドロップダウン・リストに表示されることがあります。)

      「サーバー・リストの編集」ダイアログが開きます。

    2. 「新規...」を選択します。

      「サーバーの追加」ダイアログが開きます。

    Microsoft OutlookおよびLotus Notes:

    • フォルダ・ペインでWebCenter Contentサーバー・ノードを選択し、マウスのカーソルをコンテンツ・ペインの未使用領域(アイテムがリストされていない領域)に移動して右クリックし、コンテキスト・メニューの「サーバーの追加...」を選択します。

      「サーバーの追加」ダイアログが開きます。

    Lotus Notes:

    「アクション」メニューを開き、「電子メール統合設定...」「サーバー・リストの編集」「新規...」を選択します。

    「サーバーの追加」ダイアログが開きます。

  2. 「サーバー名」テキスト・ボックスで、新しいサーバー接続の名前を入力します。この名前は、統合階層に表示される名前です。別のサーバーですでに使用されていない場合は、任意の名前を使用できます。

  3. 「サーバー・タイプ」リストで、コンテンツ・サーバーのタイプを選択します。

    • WebCenter Content Server

    • Content DBサーバー

    • WebDAVサーバー

    詳細は、第2.2項「コンテンツ・サーバーのタイプ」を参照してください。使用するサーバー・タイプが不明な場合は、システム管理者に問い合せてください。

  4. 「WebDAVサーバーのURL」の下のテキスト・ボックスで、WebDAVサーバーのURLを入力します。この情報は、WebDAVサーバーが提供するリソースにアクセスするために必要です。

    URLは、サーバー名に指定した名前を使用して自動的に挿入されます。特定のサーバーに適合するように、この情報を変更することが必要な場合もあります。使用する正確なWebDAV URLがわからない場合は、システム管理者に問い合せてください。第2.4項「コンテンツ・サーバーのURL」および第2.16項「Oracle WebCenter Content ServerのURLの識別」も参照してください。


    注意:

    定義した各コンテンツ・サーバー接続には、それぞれ固有のWebDAV URLが必要です。同一のWebDAV URLを使用してコンピュータに2つのサーバー接続を確保することはできません。


  5. 「CGI URL」の下のテキスト・ボックスで、コンテンツ・サーバーのCGI URLを入力します。

    URLは、サーバー名に指定した名前を使用して自動的に挿入されます。特定のサーバーに適合するように、この情報を変更することが必要な場合もあります。使用する正確なCGI URLがわからない場合は、システム管理者に問い合せてください。第2.4項「コンテンツ・サーバーのURL」および第2.16項「Oracle WebCenter Content ServerのURLの識別」も参照してください。

    タイプが「Content DBサーバー」および「WebDAVサーバー」のコンテンツ・サーバーでは、CGI URLは使用されないため、「CGI URL」セクションは使用できません。

  6. WebCenter Contentユーザー・インタフェースを使用する場合、「ユーザー・インタフェースURL」の下のテキスト・ボックスに、このユーザー・インタフェースにリソースを提供するサーバーのURLを指定する必要があります。このユーザー・インタフェースはOracle WebCenter Content Server 11gR1 (11.1.1.8.0)以上で使用できます。ここで使用するURLが不明な場合は、システム管理者に問い合せてください。

  7. サーバー接続にシングル・サインオン(SSO)を使用する場合は、「シングル・サインオンを使用」チェック・ボックスを選択し、コンテンツ・サーバーへのアクセスの制御に使用するシングル・サインオン(SSO)サーバーのURLを指定します。このオプションを選択する必要があるかどうかが不明な場合は、システム管理者に問い合せてください。

    Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスでは、SSOセクションは使用できません。

  8. 「オプション」をクリックして、Oracle WebCenter Content Serverインスタンスの「サーバー・オプション」ダイアログ・ボックスを開きます。このダイアログ・ボックスでは、サーバーの認証方式と新規のチェックイン用に値を保持する必要のあるメタデータ・フィールドを設定できます。完了したら、「OK」をクリックします。

  9. 「サーバーの追加」ダイアログ・ボックスで、「OK」をクリックします。

    新しいサーバー接続が統合階層(WebCenter Contentサーバーの下)に追加され、その他のすべての統合アプリケーションで使用可能になります。

コンテンツ・サーバーWebインタフェースからの接続の追加

WebCenter Contentユーザー・インタフェース(有効な場合)から直接、Oracle WebCenter Content Server 11gR1 (11.1.1.8.0)以上のインスタンスに接続を追加することもできます。

  1. Webブラウザを開き、WebCenter Contentユーザー・インタフェースにログインします。使用するURLが不明な場合は、システム管理者に問い合せてください。

  2. ユーザー・メニューを開き、「サーバーをDesktop Integrationに追加」を選択します。

  3. サーバー名を入力し、「サーバーの追加」をクリックします。

サーバー接続は正しいWebDAV、CGIおよびユーザー・インタフェースのURLを使用してWebCenter Content Server階層内に自動的に作成され、デスクトップ・アプリケーションからサーバーと対話できます。

考慮事項

コンテンツ・サーバー接続に関して、次の点に注意してください。

2.8 サーバー接続の名前の変更

Windowsエクスプローラでは、サーバー上のコンテンツ・アイテムが現在ローカル・キャッシュにない場合にサーバー接続の名前を変更できます(第4章「コンテンツ・ファイルのローカル・キャッシュ」を参照)。名前を変更した場合、その名前はWebCenter Contentサーバー統合階層で自動的に更新されます。

既存のコンテンツ・サーバー接続の名前を変更するには:

  1. Windowsエクスプローラで、WebCenter Contentサーバー統合階層内のコンテンツ・サーバーを選択します。

  2. 右クリックして、コンテキスト・メニューの「プロパティ」を選択します。

    「サーバー・プロパティ」ダイアログが開きます。

  3. 「名前」ボックスに、サーバー接続の新しい名前を入力します。

  4. 終了したら「OK」をクリックします。

2.9 既存のコンテンツ・サーバー接続のURLの表示


注意:

既存のサーバー接続のURLを編集することはできません。サーバーURLを変更する必要がある場合は、サーバー接続を削除し、新しいURLを使用して再作成する必要があります。


既存のコンテンツ・サーバー接続のURLを表示するには:

  1. Windowsエクスプローラ:

    1. WebCenter Contentサーバー統合階層でコンテンツ・サーバーを選択します。

    2. 右クリックして、コンテキスト・メニューの「プロパティ」を選択します。

      「サーバー・プロパティ」ダイアログが開きます。

      このダイアログ・ボックスに表示されるURLは、WebDAVサーバーのURLです。他のURL (ある場合)を表示するには、Microsoft Officeアプリケーションの手順を使用します。

    Microsoft Word、PowerPointおよびExcel:

    1. 「WebCenter Content」メニューまたはリボンを開き、「サーバー・リストの編集...」を選択します。(「サーバー・リストの編集」オプションは「オプション」ドロップダウン・リストに表示されることがあります。)

      「サーバー・リストの編集」ダイアログが開きます。

    2. 接続プロパティを表示するサーバーを選択し、「表示...」を選択します。

      「サーバーの編集」ダイアログが開きます。

      サーバー接続に使用されるすべてのURLがこのダイアログ・ボックスに表示されます。

  2. 完了したら、開いている各ダイアログ・ボックスで「OK」または「閉じる」をクリックします。

2.10 コンテンツ・サーバー接続の削除

統合階層からサーバー接続を削除すると、デスクトップ・アプリケーションからそのサーバー上のコンテンツに対する作業を行うことができなくなります。

サーバー接続を削除する手順は次のとおりです。

  1. Windowsエクスプローラ:

    1. フォルダ・ペインでWebCenter Contentサーバー統合階層内のコンテンツ・サーバーを選択します。

    2. 右クリックし、コンテキスト・メニューで「削除」を選択します。または、キーボードで[Del]を押します。

    Microsoft Word、PowerPointおよびExcel:

    1. 「WebCenter Content」メニューまたはリボンを開き、「サーバー・リストの編集...」を選択します。(「サーバー・リストの編集」オプションは「オプション」ドロップダウン・リストに表示されることがあります。)

      「サーバー・リストの編集」ダイアログが開きます。

    2. 削除するサーバー接続を選択し、「削除」を選択します。

  2. 「はい」をクリックして確認します。

    サーバーがWebCenter Contentサーバー統合階層から自動的に削除され、使用コンピュータ上のすべての統合アプリケーションで使用できなくなります。削除されるのはサーバー接続のみで、コンテンツ・ファイルがサーバーから実際に削除されることはありません。

2.11 コンテンツ・サーバーへの接続

サポートされているデスクトップ・アプリケーションのいずれかからコンテンツ・サーバーにアクセスするには、そのサーバーに対する接続を確立する必要があります。このためには、統合階層でコンテンツ・サーバーを選択します。選択すると、通常、ログイン資格証明(ユーザー名とパスワード)の入力を求められます。この情報を入力すると、コンテンツ・サーバー上のファイルを表示および操作できるようになります。

一般的には、コンテンツ・サーバーで使用される認証スキームに応じて、ログインWebフォームやログイン・ダイアログ・ボックスが表示されます。いずれの場合でも、割り当てられているユーザー名とパスワードを入力して、サーバー上のファイルにアクセスします。


注意:

アクティビティが一定期間ない場合は、コンテンツ・サーバーから自動的にログオフされることがあります。


2.12 コンテンツ・サーバーからのログオフ

コンテンツ・サーバーでの作業が終了した後、サーバー接続を切断(ログオフ)できます。コンテンツ・サーバーからログオフするには、WebCenter Contentサーバー統合階層内で対象のサーバーを右クリックして、コンテキスト・メニューから「ログオフ」を選択します。ログオフすると、再度ログオンするまでは、サーバー上のコンテンツにアクセスできなくなります。

ログオフした後にサーバーにログオンするには、WebCenter Contentサーバー階層内のサーバーをクリックします。プロンプトが表示されたらユーザー名とパスワードを入力します。(認証スキームおよびコンテンツ・サーバー構成によっては、ログオン情報の入力を求められない場合もあります。)


注意:

アクティビティが一定期間ない場合は、コンテンツ・サーバーから自動的にログオフされることがあります。


2.13 コンテンツ・サーバーのオフラインでの使用

コンテンツ・サーバーをオフライン・モードで使用できます。このモードでは、サーバー上のファイルに直接アクセスすることはできませんが、現在ローカル・キャッシュ内にあるサーバーのファイルを使用できます。詳細は、第2.5項「オンライン・サーバーとオフライン・サーバー」および第4章「コンテンツ・ファイルのローカル・キャッシュ」を参照してください。

オフライン・モードでコンテンツ・サーバーに対する作業を行うには、統合階層またはコンテンツ・ペインで目的のサーバーを右クリックし、コンテキスト・メニューで「オフライン作業」を選択します。これにより、サーバー・アイコンが、オフライン・インジケータ(図2-2)の付いたアイコンに変わります。また、サーバーのコンテキスト・メニューの「オフライン作業」オプションの横にチェック・マークが付きます。オフライン状態を取り消すには、コンテキスト・メニューで再度「オフライン作業」オプションを選択します。

図2-2 オフラインのOracle WebCenter Content Server

オフライン・アイコン

サーバーがオフラインになると「オフライン・ファイル」ノードが表示されるため、オフラインで使用できるようにしたサーバー上のすべてのファイルに簡単にアクセスできます。

第8章「オフライン・コンテンツの使用」も参照してください。

2.14 フォームベースのチェックインに使用するメタデータの保存の設定

各サーバー接続について、コンテンツ・チェックイン・フォームを使用してコンテンツ・アイテムをチェックインするたびに保存されるメタデータを設定できます。これにより、チェックインするたびに、前回のチェックイン時に使用したメタデータ値が、保存対象として構成されたメタデータ・フィールドに自動入力されます(該当値が使用可能であると想定)。メタデータ・フィールドに新しい値を入力すると、新しい値がそのファイルで使用されます(また、次回のフォームベースのチェックインに備えて保存されます)。

サーバーに保存するメタデータ・フィールドは、そのサーバーへの接続の初回作成時に設定できます(第2.7項「コンテンツ・サーバー接続の追加」を参照)。この設定は、後で変更することもできます。

サーバーのメタデータ・フィールドを保存するように設定する手順は次のとおりです。

  1. Microsoft WordPowerPointおよびExcelの場合は、「WebCenter Content」メニューまたはリボンを開き、「サーバー・リストの編集...」を選択します。(「サーバー・リストの編集」オプションは「オプション」ドロップダウン・リストに表示されることがあります。)

    Microsoft Outlookの場合は、「WebCenter Content」メニューまたはリボンを開き、「電子メール統合設定」「サーバー・リストの編集」ボタンを順にクリックします。


    注意:

    サーバー接続を作成した後、この設定をWindowsエクスプローラで変更することはできません。サーバーに保存するメタデータを変更するには、Microsoft Officeで設定を変更する必要があります。


    「サーバー・リストの編集」ダイアログが開きます。

  2. 保存するメタデータの設定対象サーバーを選択し、「表示...」をクリックします。

    「サーバーの編集」ダイアログが開きます。

  3. 「オプション...」をクリックします。

    「サーバー・オプション」ダイアログが開きます。

  4. 「メタデータ・フィールドの保存」タブを開き、次回のチェックインまで値を保存する必要のあるメタデータ・フィールドを左側の列(「使用可能なメタデータ・フィールド」)から右側の列(「選択したメタデータ・フィールド」)に移動します。

  5. すべてのダイアログ・ボックスを閉じます。

この設定は、即座に有効になります。

2.15 認証方法の設定

サーバー接続ごとに、サーバーへのログオン時に使用される認証方式を設定できます。認証方式はコンテンツ・サーバー管理者が設定し、一般的には、明示的な指示がないかぎり、クライアント・コンピュータのデフォルトを変更する必要はありません。

サーバーの認証方式は、そのサーバーへの接続の初回作成時に設定できます(第2.7項「コンテンツ・サーバー接続の追加」を参照)。この設定は、後で変更することもできます。

サーバーの認証方式を設定する手順は次のとおりです。

  1. Microsoft WordPowerPointおよびExcelの場合は、「WebCenter Content」メニューまたはリボンを開き、「サーバー・リストの編集...」を選択します。(「サーバー・リストの編集」オプションは「オプション」ドロップダウン・リストに表示されることがあります。)

    Microsoft Outlookの場合は、「WebCenter Content」メニューまたはリボンを開き、「電子メール統合設定」「サーバー・リストの編集」ボタンを順にクリックします。


    注意:

    サーバー接続を作成した後、この設定をWindowsエクスプローラで変更することはできません。サーバーの認証方法を変更する必要がある場合は、Microsoft Officeで設定を変更します。


    「サーバー・リストの編集」ダイアログが開きます。

  2. 認証方法の設定対象サーバーを選択し、「表示...」をクリックします。

    「サーバーの編集」ダイアログが開きます。

  3. 「オプション...」をクリックします。

    「サーバー・オプション」ダイアログが開きます。

  4. 「認証」タブを開き、使用する認証方式を選択します。使用する認証方式が不明な場合は、コンテンツ・サーバー管理者に問い合せてください。

  5. 「OK」をクリックして「サーバー・オプション」ダイアログ・ボックスを閉じ、「OK」をクリックして「サーバーの編集」ダイアログ・ボックスを閉じます。

この設定は、即座に有効になります。

2.16 Oracle WebCenter Content ServerのURLの識別

コンテンツ・サーバー接続を作成する場合は、そのサーバーのWebDAV URLを指定する必要があります。サーバーのタイプによっては、CGI URLも必要な場合があります。これらのURLの通常の外観は、第2.4項「Content ServerのURL」を参照してください。

Webブラウザを介してOracle WebCenter Contentサーバーにすでにアクセスしている場合、そのCGI URLがアドレス・バーに表示され、この情報を使用してサーバー接続をDesktopで設定できます。図2-3に示すように、先頭から疑問符(?)の直前までがWebアドレスです。WebDAV URLは、通常はCGI URLに'/webdav'を加えたものです。

図2-3 Oracle WebCenter Content ServerのCGI URL

CGI URLが強調表示されたWebブラウザのアドレス・バー

アドレス・バーのURLをコピーして、「サーバーの追加」ダイアログの「URL」フィールドに貼り付けてください。定義した各コンテンツ・サーバー接続には、それぞれ固有のWebDAV URLが必要です。同一のWebDAV URLを使用してコンピュータに2つのサーバー接続を確保することはできません。

Webブラウザを使用してOracle WebCenter Content Server 11gR1 (11.1.1.8.0)以上で提供されるWebCenter Contentユーザー・インタフェースに接続している場合は、ユーザー・メニューを開き、「サーバーをDesktop Integrationに追加」をクリックすることで、Desktopに必要なすべてのURLを表示することもできます。(「サーバーの追加」をクリックすると、そのサーバーの接続がDesktop統合階層に自動的に追加されます。)

サーバーのURLが不明な場合は、コンテンツ・サーバー管理者に問い合せてください。