| Oracle® WebCenter Content Site Studio Designerユーザーズ・ガイド 11g Release 1 (11.1.1) B72416-01 |
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この項の内容は次のとおりです。
Site Studio ManagerはWebベースのアプリケーションで、サイト階層の変更や各セクションの変更に使用できます。ユーザー（サイト・マネージャ）はこのアプリケーションを使用して、セクションの追加と削除、ページ・テンプレートの割当て、サイト・プロパティの変更などを行います。
マネージャは、サイトからアプリケーションを直接開いて変更を開始する点でコントリビュータと似ています。マネージャをサイトに追加する方法は、コントリビュータとは異なります。コントリビューション・リージョンはありません。デザイナはツールボックスから、Site Studio Managerのフラグメントを追加するのみです。マネージャの外観をカスタマイズするには、フラグメントを変更します。マネージャの機能をカスタマイズするには、マネージャの構成設定ファイルを編集します(16.7項「マネージャ構成設定のカスタマイズ」を参照)。
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注意: Site Studio Managerの使用の詳細は、『Oracle WebCenter Content Site Studio管理者およびマネージャーズ・ガイド』を参照してください。 |
サイトでのマネージャの表示場所と表示時間の選択は、サイト・マネージャによるサイトの使用に影響を与えるため、重要な決定になります。コントリビュータとは異なり、コントリビューション・アイコンを使用してコンテンツとすぐに関連付けられるわけではありません。かわりに、マネージャを使用して、ページ全体またはサイト全体に影響を与える設定（ページ・テンプレートの割当てやセクション・プロパティの変更など）を変更します。
そのため、マネージャ用の論理的な場所を作成して、その表示に適切な時間を選択します（コントリビューション・モードでは常に有効または表示のみ）。
マネージャは次の3箇所に表示できます。
サイトのすべてのページ: サイトのすべてのページにマネージャを追加して、表示しているセクションやページをユーザーが変更できるようにします。
指定したセクション: ユーザーがすべてのコンテンツを管理するために移動するサイトの指定のセクションにマネージャを追加できます。この操作により、ユーザーは中央の位置からサイトを管理できます。
「Site Studioの管理」ページ: マネージャにはコンテンツ・サーバーの「Webサイトの管理」ページから常にアクセスできます。マネージャに行うカスタマイズによって、このページが影響を受けることはありません。
セクションにマネージャを追加する場合、そのセクションをコントリビュータでのみ表示可能にします。また、マネージャ用のページ・テンプレートの設計に特に時間を費します。
マネージャは次の2つの状態で開きます。
コントリビューション・モード: 一般のユーザーには表示されずに、コントリビューションのアクセス権を持つユーザーのみに表示されるように、コントリビューション・モードでのみマネージャを表示できます。
すべての時間: 一般のユーザーを含む全員に表示されるように、サイトにマネージャが常に表示されるようにします。
マネージャのデフォルト設定はすべての時間での表示です。
サイトにマネージャを追加する場合、サイト階層の変更と複数のサイト管理タスクの実行をユーザー(サイト・マネージャ)に許可します。次の2つの方法でサイトにマネージャを追加できます。
サイトにマネージャを追加するには、ページ・テンプレートにSite Studio Managerのフラグメントを追加します。追加する場合、ユーザーに対して最大限の設定を有効にしてマネージャを追加します。
デフォルト設定でマネージャを追加するには、次の作業を行います。
サイト階層からページ・テンプレートを開き、マネージャを表示するページ上の場所にカーソルを置きます。
ツールボックスの「その他のフラグメント」をクリックします。
Site Studio Managerフラグメントをクリックします。
「フラグメント・パラメータ値」ダイアログが開きます(A.65項「「フラグメント・パラメータ値」ダイアログ」を参照)。
これらのテーマで使用できる設定以外でルック・アンド・フィールを変更するには、フラグメント・エディタを使用してSite Studio Managerフラグメントを編集します(13.8項「フラグメントの編集」を参照)。
「フラグメント・パラメータ値」ダイアログを閉じるには、「OK」をクリックします。
ブラウザで参照すると、マネージャ・アプリケーションがページに表示されます。
ユーザーが使用可能な設定を変更する場合、最初にマネージャ構成設定ファイルを作成してファイルを編集し、Site Studio Managerのフラグメントを追加する必要がありますが、今回は作成したマネージャ構成設定ファイルを参照します。
マネージャ構成設定ファイルでマネージャを追加するには、次の作業を行います。
マネージャ構成設定ファイルを作成する手順を実行します(16.5項「マネージャ構成設定ファイルの作成」を参照)。
サイト階層からページ・テンプレートを開き、マネージャを表示するページ上の場所にカーソルを置きます。
ツールボックスの「その他のフラグメント」をクリックします。
Site Studio Managerフラグメントをクリックします。
「フラグメント・パラメータ値」ダイアログが開きます(A.65項「「フラグメント・パラメータ値」ダイアログ」を参照)。
これらのテーマで使用できる設定以外でルック・アンド・フィールを変更するには、フラグメント・エディタを使用してSite Studio Managerフラグメントを編集します(13.8項「フラグメントの編集」を参照)。
設定フィールドの「名前」列にカーソルを配置し、その横のアイコン(図16-1)をクリックします。
使用するマネージャ構成設定ファイルの横にある「選択」をクリックします。
「フラグメント・パラメータ値」ダイアログを閉じるには、「OK」をクリックします。
マネージャ・アプリケーションが、マネージャ構成設定ファイルで有効にしたオプションが含まれた状態でページ・テンプレートに表示されます。
編集可能なXMLファイルのマネージャ構成設定ファイルはマネージャで読み取られ、サイト・マネージャが使用する編集オプションの数を決定します。マネージャで有効なデフォルトのオプションで十分な場合は、マネージャ構成設定ファイルを作成せずに、Site Studioマネージャのフラグメントを追加するのみで構いません。
ただし、どのオプションを有効にして、どのオプションを無効にするかを制御する場合は、マネージャ構成設定ファイルを作成する必要があります。作成は「サイト・アセット」ペインで行います。作成できるマネージャ構成設定ファイルには、起点となる次の2つのファイルがあります。1つは最小限の設定が有効になっているファイル、もう1つは最大限の設定が有効になっているファイルです。必要な数のマネージャ構成設定ファイルを作成できます。
マネージャ構成設定ファイルを作成するには、次の作業を行います。
デザイナで「サイト・アセット」ペインを開きます。
上部のメニューをクリックして、「マネージャ構成設定」を選択します。
「新規ファイル」アイコン(図16-2)をクリックします。
マネージャ構成設定ファイルを作成するには、次のいずれかの作業を行います。
「新規」→「最小値有効」を選択して、最小限のユーザー設定を備えるマネージャ・インタフェースを作成します。
「新規」→「最大値有効」を選択して、最大限のユーザー設定を備えるマネージャ・インタフェースを作成します。
詳細は、16.11項「マネージャ構成設定ファイルの説明」を参照してください。
または、既存のマネージャ構成設定ファイルのコピーを作成するには、次の作業を行います。
「コピー」→「選択済」を選択して、現在選択されているマネージャ構成設定ファイルを新しいファイルにコピーします。
「コピー」→「サーバーから」を選択して、コンテンツ・サーバーの既存のファイルをコピーします。
「コピー」→「ローカルから」を選択して、ファイル・システムの既存のファイルをコピーします。
標準のコンテンツ・チェックイン・ページが開きます。
マネージャ構成設定ファイルのメタデータを入力し、ページの一番下にある「情報の割当て」をクリックして、メタデータをコンテンツ・サーバーにチェックインします。必須のメタデータ・フィールドはすべて赤でマークされています。
マネージャ構成設定ファイルが「サイト・アセット」ペインに表示され、このペインで編集用のファイルを選択したり、フラグメントからファイルを参照したりできます。設定ファイルのカスタマイズの詳細は、16.7項「マネージャ構成設定のカスタマイズ」を参照してください。
リストからマネージャ構成設定ファイルを選択してコピーするか、コンテンツ・サーバーからマネージャ構成設定を選択してコピーするか、ローカル・サーバーからマネージャ構成設定を選択してコピーできます。
リストからのマネージャ構成設定ファイルのコピー
「サイト・アセット」ペインのメニューで、「マネージャ構成設定」を選択します。
コピーするマネージャ構成設定ファイルをリストから選択します。
「新規作成」アイコン(図16-3)をクリックし、「コピー」→「選択済」を選択します。
「情報の割当てフォーム」が開き、アイテムをコンテンツ・サーバーにチェックインできます。
「情報の割当てフォーム」に適切な値を入力します。
入力したら、「情報の割当て」をクリックします。
マネージャ構成設定がコピーされます。
サーバーからのマネージャ構成設定ファイルのコピー
「サイト・アセット」ペインのメニューで、「マネージャ構成設定」を選択します。
「新規作成」アイコン(図16-3)をクリックし、「コピー」→「サーバーから」を選択します。
検索結果ページが開きます。
コピーする変換定義に対応する「選択」ボタンをクリックします。
「情報の割当てフォーム」が開き、アイテムをコンテンツ・サーバーにチェックインできます。
「情報の割当てフォーム」に適切な値を入力します。
入力したら、「情報の割当て」をクリックします。
マネージャ構成設定ファイルがコピーされます。
ローカル・インスタンスからのマネージャ構成設定ファイルのコピー
「サイト・アセット」ペインのメニューで、「マネージャ構成設定」を選択します。
「新規作成」アイコン(図16-3)をクリックし、「コピー」→「ローカルから」を選択します。
ナビゲーション・ウィンドウが開きます。
ローカル・インスタンスで、コピーするマネージャ構成設定ファイルに移動します。
マネージャ構成設定を選択して、「開く」をクリックします。
「情報の割当てフォーム」が開き、アイテムをコンテンツ・サーバーにチェックインできます。
「情報の割当てフォーム」に適切な値を入力します。
入力したら、「情報の割当て」をクリックします。
マネージャ構成設定ファイルがコピーされます。
マネージャで使用可能なオプションをカスタマイズするには、マネージャ構成設定ファイルを編集します。これはマネージャで読み取られるXMLファイルで、ユーザー（サイト・マネージャ）が使用可能なオプションを決定します。このファイルを変更する場合、セクションの追加、ページ・テンプレートの割当て、サイト・プロパティの変更などをユーザーが行えるかどうかを制御できます。
マネージャ構成設定ファイルを編集するには、次のように「サイト・アセット」ペインを使用します。
「サイト・アセット」ペインで、アセット・タイプ「マネージャ構成設定」を選択します。
目的のマネージャ構成設定ファイルを選択して、「編集」アイコン(図16-4)をクリックします。
「マネージャ構成設定」ダイアログ(A.69項「「マネージャ構成設定」ダイアログ」)が「フォーム」ビュー(図16-5)に開きます。
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注意: 編集しているマネージャ構成設定ファイルに非表示の階層がある場合、設定の多くは無効（グレー表示）になっています。 |
ユーザーに対して有効または無効になっている各設定の横にあるチェック・ボックスを選択または選択解除します。各設定の詳細は、16.11項「マネージャ構成設定ファイルの説明」を参照してください。
詳細は、16.11項「マネージャ構成設定ファイルの説明」を参照してください。また、ソース・コード、タグ、属性などの詳細は、『Oracle WebCenter Content Site Studioテクニカル・リファレンス・ガイド』を参照してください。
作業内容を保存して、マネージャ構成設定ファイルを閉じます。
色のスキーム、フォント、その他のレイアウト設定などのマネージャの外観を変更するには、フラグメント・エディタでSite Studio Managerのフラグメントを編集します(13.8項「フラグメントの編集」を参照)。
マネージャ構成設定ファイルのコンテンツ情報を表示するには、次の手順を実行します。
「サイト・アセット」ペインのメニューで、「マネージャ構成設定」を選択します。
リストからマネージャ構成設定を選択します。
「ドキュメント情報」アイコン(図16-7)をクリックします。
コンテンツ情報ページが開きます。
サイトにマネージャ構成設定ファイルを追加するには、次の手順を実行します。
「サイト・アセット」ペインのメニューで、「マネージャ構成設定」を選択します。
「サイトに追加」アイコン(図16-8)をクリックします。
検索結果ページが開きます。
追加するマネージャ構成設定を選択し、「Site Studio」→「印の付いたドキュメントを選択」をクリックします。
構成に応じて、既存のアセットをサイトに追加しようとしていることを示す警告が表示される場合があります。「OK」をクリックします。
マネージャ構成設定がWebサイトに関連付けられ、開いて編集できるようになります。
サイトからマネージャ構成設定ファイルを削除するには、次の手順を実行します。
「サイト・アセット」ペインのメニューで、「マネージャ構成設定」を選択します。
削除するマネージャ構成設定をリストから選択し、「サイトから削除」アイコン(図16-9)をクリックします。
マネージャ構成設定を削除すると、その設定はサイトからのみ削除され、コンテンツ・サーバーからは削除されません。
マネージャ構成設定ファイルはマネージャ・アプリケーションで読み取られ、ユーザー（サイト・マネージャ）が使用可能な編集オプションを決定します。セクションの追加と削除、ページ・テンプレートの割当て、セクション・プロパティの変更などのオプションがあります。サイトのデザイナの場合は、各オプションを有効または無効にできます。
次に、「フォーム」ビューで参照した場合のマネージャ構成設定ファイルの各設定について説明します。
| 設定 | 説明 |
|---|---|
| コントリビュータ・モードでのみ表示可能 | コントリビューション・モードで参照した場合のみマネージャが開きます。 |
| マネージャの自動ロード | ブラウザで参照すると、マネージャがページに自動的に開きます。 |
| 階層 | ユーザーは、サイト階層のこの部分のみを変更できます。次の3つのオプションのいずれかを選択します。
非表示: サイト階層を変更することはできません。 すべてのセクションの表示: サイト階層全体を変更できます。 現在のセクションのみ表示: 現在のセクション（マネージャを表示しているセクション）のみを変更できます。 |
| 新規セクションの追加 | サイト階層にセクションを追加して、セクションの作成時に次の情報を指定できます。
UrlDirNameの設定: Webサイトのアドレスでセクションを表すURL。 セクションIDの設定: サイトのセクションを呼び出すためにSite Studioで使用されるセクションのID。 |
| セクションの削除 | サイト階層からセクションを削除できます。 |
| セクションの移動 | サイト階層でセクションを移動できます。 |
| エラー・ハンドラ・セクションの設定 | セクションをエラー・ハンドラとして指定できます（カスタム・エラー・ページで使用する場合）。 |
| プライマリ・ページ・テンプレートの変更 | セクションに関連付けられたプライマリ・ページ・テンプレートを変更できます。 |
| セカンダリ・ページ・テンプレートの変更 | セクションに関連付けられたセカンダリ・ページ・テンプレートを変更できます。 |
| セクションID | セクションに関連付けられたIDを変更できます。
無効: 値を表示しますが、ユーザーが値を変更することはできません。 |
| ラベル | セクションに関連付けられたラベルを変更できます。
無効: 値を表示しますが、ユーザーが値を変更することはできません。 |
| ナビゲーションに含める | このセクションをサイト・ナビゲーションに表示するかどうかを制御できます。
無効: 値を表示しますが、ユーザーが値を変更することはできません。 |
| コントリビュータのみ | サイトがコントリビューション・モードで参照される場合のみにこのセクションを表示するかどうかを制御できます。
無効: 値を表示しますが、ユーザーが値を変更することはできません。 |
| UrlDirName | Webサイトのアドレスでセクションを表すURLを指定できます。
無効: 値を表示しますが、ユーザーが値を変更することはできません。 |
| UrlPageName | このセクションのプライマリ・ページを表すURLを指定できます。（デザイナまたはサイト・マネージャが）名前を指定しない場合は、index.htmが使用されます。
無効: 値を表示しますが、ユーザーが値を変更することはできません。 |
| MaxAge | ページをキャッシュできる最大時間を指定できます。これは、サイトで配信用にリバース・プロキシ・キャッシュを使用している場合に特に役立ちます。
無効: 値を表示しますが、ユーザーが値を変更することはできません。 |
| カスタム | サイトに作成されたカスタム・プロパティを変更できます。 |
