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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.8.0)
E49672-02
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17 コミュニティ-ガジェットのデプロイ

この章では、サポートされているアプリケーション・サーバーにコミュニティ-ガジェットをデプロイする手順について説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

17.1 概要

コミュニティ-ガジェットをデプロイする場合、次のことを実行します。

手順は、この章で説明します。


注意:

この章で先に進む前に、第IV部「Oracle WebCenter Sites: コミュニティ-ガジェットのインストール」の前の章の必須手順を完了していることを確認します。


17.2 クラスタ化されていないコミュニティ-ガジェット・アプリケーションのデプロイ

この項では、サポートされているアプリケーション・サーバーにクラスタ化されていないコミュニティ-ガジェット・アプリケーションをデプロイする手順について説明します。

この項では、次のデプロイメント構成について説明します。

17.2.1 Apache Tomcatへのデプロイ

この項では、Tomcatにクラスタ化されていないコミュニティ-ガジェット・アプリケーションをデプロイします。


注意:

Apache Tomcatへのアプリケーションのデプロイ方法の詳しい手順は、ベンダーのドキュメントを参照してください。


  1. コミュニティ-ガジェット・アプリケーションをデプロイする前に、各アプリケーション・サーバーのクラスパスが、それぞれのコミュニティ-ガジェット構成ディレクトリ(第16.2項「インストーラによって生成された構成ファイルのコピー」で作成したもの)を指していることを確認します。

    参照のため、このガイドで使用する構成を、表17-1に示します。

    表17-1 Tomcatサーバーの場合のクラスパス構成(クラスタ化されていない)

    Tomcatサーバー サーバー・クラスパス

    <cgA_M1>

    CLASSPATH="/<cg_install_dir>/<cg-standalone-configs>/<cgA_M1>:${CLASSPATH}"

    <cgB_P1>

    CLASSPATH="/<cg_install_dir>/<cg-standalone-configs>/<cgB_P1>:${CLASSPATH}"


  2. コミュニティ-ガジェット・インストーラによって、<cg_install_dir>/deploy/managementディレクトリおよび<cg_install_dir>/deploy/productionディレクトリにwarおよびearファイルが作成されます。Tomcat管理コンソールを使用するか、展開したwarファイルをwebappsディレクトリにコピーすることで、コミュニティ-ガジェット・アプリケーションをデプロイします。表17-2に、warファイルの場所を示します。


    注意:

    catalina.sh (またはcatalina.bat)ファイルで、行"CLASSPATH="がコメント・アウトされていることを確認します。

    • UNIXの場合: #CLASSPATH=

    • Windowsの場合: REM CLASSPATH=


    表17-2 Tomcatの場合のWARファイルの場所(クラスタ化されていない)

    Application Serverインスタンス WARファイルの場所 サンプル・デプロイメントの場所

    <cgA_M1>

    <cg_install_dir>/deploy/management/cg.war

    <cg_install_dir>/deploy/management/shindig.war

    <cgA_M1>/webapps/cg

    <cgA_M1>/webapps/shindig

    <cgB_P1>

    <cg_install_dir>/deploy/production/cg.war

    <cg_install_dir>/deploy/production/shindig.war

    <cg_install_dir>/deploy/production/cas.war

    <cgB_P1>/webapps/cg

    <cgB_P1>/webapps/shindig

    <cgB_P1>/webapps/cas



    注意:

    インストール時にCGコンテキスト・ルートが変更されている場合、tomcat webapps内のCGデプロイ・フォルダ名はCGコンテキスト・ルートと同一である必要があります。


  3. 管理対象サーバーを起動する前に、第13項「コミュニティ-ガジェットをインストールするための前提条件」の説明のようにWebCenter Sitesが実行され、構成されていることを確認します。

  4. 本番および管理デプロイメント・サーバーを起動します。

    たとえば、Linuxの場合、次のようにします。

    <ServerB>の場合:

    cd <cgB_P1>/bin
    ./catalina.sh run
    

    <ServerA>の場合:

    cd <cgA_M1>/bin
    ./catalina.sh run
    
  5. 第18章「コミュニティ-ガジェットの検証と実装」に続きます。

17.2.2 Oracle WebLogic Application Serverへのデプロイ

この項では、Oracle WebLogic Application Serverにクラスタ化されていないコミュニティ-ガジェット・アプリケーションをデプロイします。


注意:

次の点を考慮してください。

  • Oracle WebLogic Application ServerへのWebアプリケーションのデプロイの詳しい手順については、Oracle WebLogic Application Serverのドキュメントを参照してください。

  • コミュニティ-ガジェット・アプリケーションをWebLogic Application Server上にデプロイする場合は、JVMパラメータ(-DUseSunHttpHandler=true)をWebLogic Application ServerのJAVA_OPTIONSに追加します。


  1. コミュニティ-ガジェット・アプリケーションをデプロイする前に、各アプリケーション・サーバーのクラスパスが、それぞれのコミュニティ-ガジェット構成ディレクトリ(第16.2項「インストーラによって生成された構成ファイルのコピー」で作成したもの)を指していることを確認します。

    参照のため、このガイドで使用する構成を、表17-3に示します。

    表17-3 管理対象サーバーの場合のクラスパス構成(WebLogic、クラスタ化されていない)

    管理対象サーバー サーバー・クラスパス

    <cgA_M1>

    CLASSPATH="/<cg_install_dir>/<cg-standalone-configs>/<cgA_M1>:${CLASSPATH}"

    <cgB_P1>

    CLASSPATH="/<cg_install_dir>/<cg-standalone-configs>/<cgB_P1>:${CLASSPATH}"


  2. コミュニティ-ガジェット・インストーラによって、<cg_install_dir>/deploy/managementおよび<cg_install_dir>/deploy/productionディレクトリにwarおよびearファイルが作成されます。warファイルの内容を抽出し、コマンドラインまたは管理コンソールを使用してそれらをデプロイします。表17-4に、warファイルの場所を示します。

    表17-4 WebLogicの場合のWARファイルの場所(クラスタ化されていない)

    管理対象サーバー WARファイルの場所 サンプル・デプロイメントの場所

    <cgA_M1>

    <cg_install_dir>/deploy/management/cg.war

    <cg_install_dir>/deploy/management/shindig.war

    <WL_HOME>/user_projects/domains/<cgMgmt>/applications/cg

    <WL_HOME>/user_projects/domains/<cgMgmt>/applications/shindig

    <cgB_P1>

    <cg_install_dir>/deploy/production/cg.war

    <cg_install_dir>/deploy/management/shindig.war

    <cg_install_dir>/deploy/production/cas.war

    <WL_HOME>/user_projects/domains/<cgProd>/applications/cg

    <WL_HOME>/user_projects/domains/<cgProd>/applications/shindig

    <WL_HOME>/user_projects/domains/<cgProd>/applications/cas


  3. 管理対象サーバーを起動する前に、第13項「コミュニティ-ガジェットをインストールするための前提条件」の説明のようにWebCenter Sitesが実行され、構成されていることを確認します。

  4. コミュニティ-ガジェット・アプリケーションからそのアプリケーション・サーバーのJREに、jaxb-api-2.2.2.jarおよびjaxb-impl-2.2.3-1.jarファイルをコピーします。これらのファイルを取得するには、cos.warを解凍します。これらのJARは、WEB-INF/libディレクトリ内にあります。

    これらのファイルは、<WebLogic_JDK>/jre/lib/endorsedフォルダに配置する必要があります(endorsedフォルダが存在していない場合は、作成してください。)。

  5. 本番および管理デプロイメント・サーバーを起動します。

    たとえば、Linuxの場合、次のようにします。

    cd <WL_HOME>/user_projects/domains/<cgProd>/bin
    ./startManagedServer <cgB_P1> http://<ServerB>:7001
    
    cd <WL_HOME>/user_projects/domains/<cgMgmt>/bin
    ./startManagedServer <cgA_M1> http://<ServerA>:7001
    
  6. 第18章「コミュニティ-ガジェットの検証と実装」に続きます。

17.2.3 IBM WebSphere Application Serverへのデプロイ

この項では、IBM WebSphere Application Serverにクラスタ化されていないコミュニティ-ガジェット・アプリケーションをデプロイします。


注意:

IBM WebSphere Application ServerにWebアプリケーションをデプロイする詳しい手順については、ベンダーのドキュメントを参照してください。


  1. コミュニティ-ガジェット・アプリケーションをデプロイする前に、各アプリケーション・サーバーのクラスパスが、それぞれのコミュニティ-ガジェット構成ディレクトリ(第16.2項「インストーラによって生成された構成ファイルのコピー」で作成したもの)を指していることを確認します。これを行うには、次のようにします。

    1. デプロイメント・マネージャにログインします(たとえば、http://<ServerA>:9060/ibm/consoleにアクセスします)。

    2. サーバーごとに、「Java and Process Management」「Process Definition」「Java Virtual Machine」を選択し、CLASSPATHフィールドを編集します。

    参照のため、このガイドで使用する構成を、表17-5に示します。

    表17-5 WebSphereの場合のクラスパス構成(クラスタ化されていない)

    管理対象サーバー サーバー・クラスパス

    <cgA_M1>

    /<cg_install_dir>/<cg-standalone-configs>/<cgA_M1>

    <cgB_P1>

    /<cg_install_dir>/<cg-standalone-configs>/<cgB_P1>


  2. コミュニティ-ガジェット・インストーラによって、<cg_install_dir>/deploy/managementディレクトリおよび<cg_install_dir>/deploy/productionディレクトリにwarおよびearファイルが作成されます。表17-6に、earファイルの場所を示します。

    表17-6 WebSphereの場合のEARファイルの場所(クラスタ化されていない)

    管理対象サーバー EARファイルの場所

    <cgA_M1>

    <cg_install_dir>/deploy/management/CommunityGadgets.ear

    <cg_install_dir>/deploy/management/Shindig.ear

    <cgB_P1>

    <cg_install_dir>/deploy/production/CommunityGadgets.ear

    <cg_install_dir>/deploy/production/Shindig.ear

    <cg_install_dir>/deploy/production/cas.ear


  3. コミュニティ-ガジェット・アプリケーション、Shindigアプリケーション、およびVisitors CASアプリケーションに対してWebSphere管理コンソールで次の手順を完了します。

    1. 「Applications」「Application Types」「WebSphere enterprise applications」「application_name」を選択します。

    2. 「Web Module Properties」の下の「Session management」を選択します。

    3. 「General Properties」の下の「Enable Cookies」を選択し、Cookieパスの値を/から/<application-context-root>に変更します(デフォルト値は、コミュニティ-ガジェット・アプリケーションの場合は/cg、Shindigの場合は/shindig、Visitors CASアプリケーションの場合は/casです)。

    4. 「Apply and Save」をクリックします。

    5. 「General Properties」の下の「Override session management」を選択します。

    6. 「Apply and Save」をクリックします。

  4. コミュニティ-ガジェット・アプリケーションからそのアプリケーション・サーバーのJREに、axb-api-2.2.2.jarjaxb-impl-2.2.3-1.jarおよびasm-3.1.jarファイルをコピーします。これらのファイルは、<WebSphere_JDK>/jre/lib/endorsedフォルダに配置する必要があります(endorsedフォルダが存在していない場合は、作成してください。)。

  5. 管理対象サーバーを起動する前に、第13項「コミュニティ-ガジェットをインストールするための前提条件」の説明のようにWebCenter Sitesが実行され、構成されていることを確認します。

  6. デプロイメント・マネージャ・プロファイルおよびノードを起動します。

    たとえば、Linuxの場合、次のようにします。

    <ServerA>の場合:

    <WS_HOME>/bin
    ./startManager.sh -profileName <Dmgr01>
    ./startNode.sh -profileName <AppSrv01>
    

    <ServerB>の場合:

    ./startNode.sh -profileName <AppSrv02>
    
  7. 本番および管理サーバーを起動します。

    たとえば、Linuxの場合、次のようにします。

    <ServerB>の場合:

    ./startServer.sh cgB_P1 -profileName <AppSrv02>
    

    <ServerA>の場合:

    ./startServer.sh cgA_M1 -profileName <AppSrv01>
    
  8. 第18章「コミュニティ-ガジェットの検証と実装」に続きます。

17.3 クラスタ化されたコミュニティ-ガジェット・アプリケーションのデプロイ

この項では、サポートされているアプリケーション・サーバーにクラスタ化されたコミュニティ-ガジェット・アプリケーションをデプロイする手順について説明します。

この項では、次のデプロイメント構成について説明します。

17.3.1 Apache Tomcatへのデプロイ(クラスタ化されている)

この項では、Tomcatにクラスタ化されたコミュニティ-ガジェット・アプリケーションをデプロイします。


注意:

Apache Tomcatへのアプリケーションのデプロイ方法の詳しい手順は、ベンダーのドキュメントを参照してください。


  1. コミュニティ-ガジェット・アプリケーションをデプロイする前に、各アプリケーション・サーバーのクラスパスが、それぞれのコミュニティ-ガジェット構成ディレクトリ(第16.2項「インストーラによって生成された構成ファイルのコピー」で作成したもの)を指していることを確認します。

    参照のため、このガイドで使用する構成を、表17-7に示します。

    表17-7 Tomcatサーバーの場合のクラスパス構成(クラスタ化されている)

    管理対象サーバー サーバー・クラスパス

    <cgA_M1>

    CLASSPATH="/<cg_install_dir>/<cg-standalone-configs>/<cgA_M1>:${CLASSPATH}"

    <cgB_P1>

    CLASSPATH="/<cg_install_dir>/<cg-standalone-configs>/<cgB_P1>:${CLASSPATH}"

    <cgA_M2>

    CLASSPATH="/<cg_install_dir>/<cg-standalone-configs>/<cgA_M2>:${CLASSPATH}"

    <cgB_P2>

    CLASSPATH="/<cg_install_dir>/<cg-standalone-configs>/<cgB_P2>:${CLASSPATH}"


  2. コミュニティ-ガジェット・インストーラによって、<cg_install_dir>/deploy/managementおよび<cg_install_dir>/deploy/productionディレクトリにwarおよびearファイルが作成されます。Tomcat管理コンソールを使用するか、展開したwarファイルをwebappsディレクトリにコピーすることで、コミュニティ-ガジェット・アプリケーションをデプロイします。表17-8に、warファイルの場所を示します。

    表17-8 Tomcatの場合のWARファイルの場所(クラスタ化されている)

    Application Serverインスタンス WARファイルの場所 サンプル・デプロイメントの場所

    <cgA_M1>

    <cg_install_dir>/deploy/management/cg.war

    <cg_install_dir>/deploy/management/shindig.war

    <cgA_M1>/webapps/cg

    <cgA_M1>/webapps/shindig

    <cgB_P1>

    <cg_install_dir>/deploy/production/cg.war

    <cg_install_dir>/deploy/production/shindig.war

    <cg_install_dir>/deploy/production/cas.war

    <cgB_P1>/webapps/cg

    <cgB_P1>/webapps/shindig

    <cgB_P1>/webapps/cas

    <cgA_M2>

    <cg_install_dir>/deploy/management/cg.war

    <cg_install_dir>/deploy/management/shindig.war

    <cgA_M2>/webapps/cg

    <cgA_M2>/webapps/shindig

    <cgB_P2>

    <cg_install_dir>/deploy/production/cg.war

    <cg_install_dir>/deploy/production/shindig.war

    <cg_install_dir>/deploy/production/cas.war

    <cgB_P2>/webapps/cg

    <cgB_P2>/webapps/shindig

    <cgB_P2>/webapps/cas


  3. 管理対象サーバーを起動する前に、第13項「コミュニティ-ガジェットをインストールするための前提条件」の説明のようにWebCenter Sitesが実行され、構成されていることを確認します。

  4. 本番および管理デプロイメント・サーバーを起動します。

    たとえば、Linuxの場合、次のようにします。

    <ServerB>の場合:

    cd <cgB_P1>/bin
    ./catalina.sh run
    cd <cgB_P2>/bin
    ./catalina.sh run
    

    <ServerA>の場合:

    cd <cgA_M1>/bin
    ./catalina.sh run
    cd <cgA_M2>/bin
    ./catalina.sh run
    
  5. 第18章「コミュニティ-ガジェットの検証と実装」に続きます。

17.3.2 Oracle WebLogic Application Serverへのデプロイ(クラスタ化されている)

この項では、Oracle WebLogic Application Serverにクラスタ化されているコミュニティ-ガジェット・アプリケーションをデプロイします。


注意:

次の点を考慮してください。

  • Oracle WebLogic Application ServerへのWebアプリケーションのデプロイの詳しい手順については、Oracle WebLogic Application Serverのドキュメントを参照してください。

  • コミュニティ-ガジェット・アプリケーションをWebLogic Application Server上にデプロイする前に、JVMパラメータ(-DUseSunHttpHandler=true)をWebLogic Application ServerのJAVA_OPTIONSに追加します。


  1. コミュニティ-ガジェット・アプリケーションをデプロイする前に、各アプリケーション・サーバーのクラスパスが、それぞれのコミュニティ-ガジェット構成ディレクトリ(第16.2項「インストーラによって生成された構成ファイルのコピー」で作成したもの)を指していることを確認します。

    参照のため、このガイドで使用する構成を、表17-9に示します。

    表17-9 管理対象サーバーの場合のクラスパス構成(クラスタ化されたWebLogic)

    管理対象サーバー サーバー・クラスパス

    <cgA_M1>

    CLASSPATH="/<cg_install_dir>/<cg-standalone-configs>/<cgA_M1>:${CLASSPATH}"

    <cgB_P1>

    CLASSPATH="/<cg_install_dir>/<cg-standalone-configs>/<cgB_P1>:${CLASSPATH}"

    <cgA_M2>

    CLASSPATH="/<cg_install_dir>/<cg-standalone-configs>/<cgA_M2>:${CLASSPATH}"

    <cgB_P2>

    CLASSPATH="/<cg_install_dir>/<cg-standalone-configs>/<cgB_P2>:${CLASSPATH}"


  2. コミュニティ-ガジェット・インストーラによって、<cg_install_dir>/deploy/managementおよび<cg_install_dir>/deploy/productionディレクトリにwarおよびearファイルが作成されます。warファイルの内容を抽出し、コマンドラインまたは管理コンソールを使用してそれらをデプロイします。表17-10に、warファイルの場所を示します。

    表17-10 WebLogicの場合のWARファイルの場所(クラスタ化されている)

    ターゲット・サーバー: すべてのクラスタ・メンバー WARファイルの場所 サンプル・デプロイメントの場所

    <cgA_M1>

    <cgA_M2>

    <cg_install_dir>/deploy/management/cg.war

    <cg_install_dir>/deploy/management/shindig.war

    <WL_HOME>/user_projects/domains/<cgMgmt>/applications/cg

    <WL_HOME>/user_projects/domains/<cgMgmt>/applications/shindig

    <cgB_P1>

    <cgB_P2>

    <cg_install_dir>/deploy/production/cg.war

    <cg_install_dir>/deploy/production/shindig.war

    <cg_install_dir>/deploy/production/cas.war

    <WL_HOME>/user_projects/domains/<cgProd>/applications/cg

    <WL_HOME>/user_projects/domains/<cgProd>/applications/shindig

    <WL_HOME>/user_projects/domains/<cgProd>/applications/cas


  3. 管理対象サーバーを起動する前に、第13項「コミュニティ-ガジェットをインストールするための前提条件」の説明のようにWebCenter Sitesが実行され、構成されていることを確認します。

  4. コミュニティ-ガジェット・アプリケーションからそのアプリケーション・サーバーのJREに、jaxb-api-2.2.2.jarファイルおよびjaxb-impl-2.2.3-1.jarファイルをコピーします。これらのファイルは、<WebLogic_JDK>/jre/lib/endorsedフォルダに配置する必要があります(endorsedフォルダが存在していない場合は、作成してください。)。

  5. 本番および管理デプロイメント・サーバーを起動します。

    たとえば、Linuxの場合、次のようにします。

    <ServerB>の場合:

    cd <WL_HOME>/user_projects/domains/<cgProd>/bin
    ./startManagedServer <cgB_P1> http://<ServerB>:7001
    cd <WL_HOME>/user_projects/domains/<cgProd>/bin
    ./startManagedServer <cgB_P2> http://<ServerB>:7001
    

    <ServerA>の場合:

    cd <WL_HOME>/user_projects/domains/<cgMgmt>/bin
    ./startManagedServer <cgA_M1> http://<ServerA>:7001
    cd <WL_HOME>/user_projects/domains/<cgMgmt>/bin
    ./startManagedServer <cgA_M2> http://<ServerA>:7001
    
  6. 第18章「コミュニティ-ガジェットの検証と実装」に続きます。

17.3.3 IBM WebSphere Application Serverへのデプロイ(クラスタ化されている)

この項では、IBM WebSphere Application Serverにクラスタ化されたコミュニティ-ガジェット・アプリケーションをデプロイします。


注意:

IBM WebSphere Application ServerにWebアプリケーションをデプロイする詳しい手順については、ベンダーのドキュメントを参照してください。


  1. コミュニティ-ガジェット・アプリケーションをデプロイする前に、各アプリケーション・サーバーのクラスパスが、それぞれのコミュニティ-ガジェット構成ディレクトリ(第16.2項「インストーラによって生成された構成ファイルのコピー」で作成したもの)を指していることを確認します。これを行うには、次のようにします。

    1. デプロイメント・マネージャにログインします(たとえば、http://<ServerA>:9060/ibm/consoleにアクセスします)。

    2. サーバーごとに、「Java and Process Management」「Process Definition」「Java Virtual Machine」を選択し、CLASSPATHフィールドを編集します。

      参照のため、このガイドで使用する構成を、表17-11に示します。

      表17-11 WebSphereの場合のクラスパス構成(クラスタ化されている)

      管理対象サーバー サーバー・クラスパス

      <cgA_M1>

      /<cg_install_dir>/<cg-standalone-configs>/<cgA_M1>

      <cgB_P1>

      /<cg_install_dir>/<cg-standalone-configs>/<cgB_P1>

      <cgA_M2>

      /<cg_install_dir>/<cg-standalone-configs>/<cgA_M2>

      <cgB_P2>

      /<cg_install_dir>/<cg-standalone-configs>/<cgB_P2>


  2. コミュニティ-ガジェット・インストーラによって、<cg_install_dir>/deploy/managementおよび<cg_install_dir>/deploy/productionディレクトリにwarおよびearファイルが作成されます。表17-12に、earファイルの場所を示します。

    表17-12 WebSphereの場合のEARファイルの場所(クラスタ化されている)

    ターゲット・サーバー EARファイルの場所

    <wscg_M> cluster:

    <cgA_M1>,<cgA_M2>

    <cg_install_dir>/deploy/management/CommunityGadgets.ear

    <cg_install_dir>/deploy/management/Shindig.ear

    <wscg_P> cluster:

    <cgB_P1>,<cgB_P2>

    <cg_install_dir>/deploy/production/CommunityGadgets.ear

    <cg_install_dir>/deploy/production/Shindig.ear

    <cg_install_dir>/deploy/production/cas.ear


  3. 各コミュニティ-ガジェット・アプリケーション、Shindigアプリケーション、およびVisitors CASアプリケーションに対してWebSphere管理コンソールで次の手順を完了します。

    1. 「Applications」「Application Types」「WebSphere enterprise applications」「application_name」を選択します。

    2. 「Web Module Properties」の下の「Session management」を選択します。

    3. 「General Properties」の下の「Enable Cookies」を選択し、Cookieパスの値を/から/<application-context-root>に変更します(デフォルト値は、コミュニティ-ガジェット・アプリケーションの場合は/cg、Shindigの場合は/shindig、Visitors CASアプリケーションの場合は/casです)。

    4. 「Apply and Save」をクリックします。

    5. 「General Properties」の下の「Override session management」を選択します。

    6. 「Apply and Save」をクリックします。

  4. コミュニティ-ガジェットからそのアプリケーション・サーバーのJREに、axb-api-2.2.2.jarjaxb-impl-2.2.3-1.jarおよびasm-3.1.jarファイルをコピーします。これらのファイルは、<WebSphere_JDK>/jre/lib/endorsedフォルダに配置する必要があります(endorsedフォルダが存在していない場合は、作成してください。)。

  5. 管理対象サーバーを起動する前に、第13項「コミュニティ-ガジェットをインストールするための前提条件」の説明のようにWebCenter Sitesが実行され、構成されていることを確認します。

  6. デプロイメント・マネージャ・プロファイルおよびノードを起動します。

    たとえば、Linuxの場合、次のようにします。

    <ServerA>の場合:

    <WS_HOME>/bin
    ./startManager.sh -profileName <Dmgr01>
    ./startNode.sh -profileName <AppSrv01>
    

    <ServerB>の場合:

    ./startNode.sh -profileName <AppSrv02>
    
  7. 本番および管理サーバーを起動します。

    たとえば、Linuxの場合、次のようにします。

    <ServerB>の場合:

    ./startServer.sh cgB_P1 -profileName <AppSrv02>
    ./startServer.sh cgB_P2 -profileName <AppSrv02>
    

    <ServerA>の場合:

    ./startServer.sh cgA_M1 -profileName <AppSrv01>
    ./startServer.sh cgA_M2 -profileName <AppSrv01>
    
  8. 第18章「コミュニティ-ガジェットの検証と実装」に続きます。