Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesインストレーション・ガイド 11g リリース1 (11.1.1.8.0) E49672-02 |
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この章では、サイレント・インストーラによってAnalyticsがインストールされるときに更新される構成ファイルについて説明します。この章では、構成ファイル内のプロパティの設定のガイドラインも示します。ファイルは次のとおりです。
Analyticsをインストールする場合、サイレント・インストーラによって、各種プロパティの値が、analytics-build.properties
で指定した値に一致するように設定されます。プロパティは、次のファイル内に格納されています。
Analyticsがイントールされたら、必要に応じて、それぞれのファイル内の各種プロパティを直接調整できます。ガイドラインは、この章の残りの部分で説明します。
注意: サイレント・インストーラによって作成されるインストール・ディレクトリ(および関連する構成)は、移動したり、名前変更したり、その他の方法で変更したりしないでください。 |
global.xml
ファイルは、そのファイルが格納され、かつインストーラが実行された各サーバー上で、Analyticsサイレント・インストーラによって変更されます。Analyticsがインストールされたら、global.xml
をそれぞれのホスト上で直接カスタマイズできます。カスタマイズ可能なセクションは次のとおりです。
注意: 次の表では、リセットできないプロパティには影が付いています。各アプリケーションには、そのアプリケーションのクラスパスに配置されている、それ自体の |
このセクションには、Analyticsインストール・ディレクトリ、システム管理者の連絡先、RAWデータの処理およびデータ処理条件を定義するプロパティが含まれています。
表28-1 global.x
ml
のAnalyticsパラメータ
通常、ユーザーが必要とするデータベース接続は1つのみです。カスタム・レポート作成には、複数の接続が必要な場合があります。独自のJDBCリソースを定義するか、JNDIを介して既存のJDBC接続を参照する必要がある場合、次のタグを使用します。
<connection name="<connection_name>" default="true" type="<jdbc_or_resource>" classname="<database_driver_classname>" url="<database_url>" user="<database user name>" password="<database password>" />
表28-2は、データベース接続パラメータを示しています。
表28-2 データベース接続パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
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接続の名前。 例: |
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接続のタイプ: |
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JNDI属性、JNDI名 注意: |
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JDBCドライバ・クラス。 例: |
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JDBC URL |
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JDBC属性、データベース・ユーザー名 |
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JDBC属性、データベース・パスワード |
log4j.properties
ファイルは、そのファイルが格納され、かつインストーラが実行された各サーバー上で、サイレント・インストーラによって変更されます。Analyticsインストールが完了したら、表28-4に示すすべてまたは選択したlog4j.propertiesファイル内のプロパティを直接カスタマイズできます。(log4j.properties
ファイルは、<HADOOP_HOME>/conf
に配置されています。)
表28-4 log4j.properties
内のパラメータ
プロパティ | 説明 | 例/書式 |
---|---|---|
log4j.rootLogger |
ログ・レベルおよびルート・ロガーのアペンダを指定します。カンマで区切ることで、複数のアペンダを指定できます。 |
log4j.rootLogger=INFO, DaRoFiAppender -または- log4j.rootLogger=INFO, DaRoFiAppender, ConsoleAppender |
log4j.category. com.fatwire. analytics |
ログ・レベルを指定します。次に、重大度の高いものから順にログ・レベルについて説明します。
注意: 本番モードでは、このプロパティは |
INFO |
log4j.appender. DaRoFiAppender |
ロギングに使用されるアペンダを指定します。 |
org.apache.log4j. DailyRollingFileAppender |
log4j.appender. DaRoFiAppender. datePattern |
次の書式で日付パターンを指定します。 |
'.'yyyy-MM-dd |
log4j.appender. DaRoFiAppender.file |
ログ・ファイルの名前とともに、ログ・ファイルの場所を指定します。 |
../logs/xxx.log |
log4j.appender. DaRoFiAppender.layout |
レイアウトを指定します。 |
org.apache.log4j.PatternLayout |
log4j.appender. DaRoFiAppender.layout. ConversionPattern |
レイアウト・パターンを指定します。 |
%d{ISO8601}%- 5p[%t]%c:%m%n |
次のパラメータを追加することで、log4j.properties
ファイルを編集します。
hadoop.root.logger=WARN,console, DRFA hadoop.log.file=hadoop.log log4j.rootLogger=${hadoop.root.logger}, DRFA, EventCounter # # Daily Rolling File Appender # log4j.appender.DRFA=org.apache.log4j.DailyRollingFileAppender log4j.appender.DRFA.File=${hadoop.log.dir}/${hadoop.log.file} # Rollver at midnight log4j.appender.DRFA.DatePattern=.yyyy-MM-dd # 30-day backup log4j.appender.DRFA.MaxBackupIndex=30 log4j.appender.DRFA.layout=org.apache.log4j.PatternLayout # Pattern format: Date LogLevel LoggerName LogMessage log4j.appender.DRFA.layout.ConversionPattern=%d{ISO8601} %p %c: %m%n
サイレント・インストーラによって、サイレント・インストーラが実行されているマシンに配置されているWebCenter Sitesアプリケーションのfuturetense_xcel.ini
ファイルが変更されます。このファイルを変更する目的は、Analyticsアプリケーションの場所および認可ユーザーを指定することです。
表28-5 futuretense_xcel.ini
のAnalyticsプロパティ
プロパティ | 説明 | 例 |
---|---|---|
analytics.datacaptureurl* |
Analyticsデータ取得サーブレット( |
http://<ipaddress>:<port> /sensor/statistic |
analytics.enabled |
Analyticsが使用可能かどうかを示します。 注意: |
true |
analytics.piurl* |
Analyticsパフォーマンス・インディケータ・サーブレットが実行されているURLパフォーマンス・インディケータの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites: Analytics管理者ガイド』の「Oracle WebCenter Sites: AnalyticsとOracle Web Center Sitesとの統合」の章を参照してください。 |
http://<ipaddress>:<port> /analytics/PI |
analytics.reporturl* |
生成されたレポートが表示されるURL。 |
http://<ipaddress>:<port> /analytics/Report.do |
analytics.user* |
WebCenter SitesからAnalyticsにログインする、事前構成済Analyticsユーザー。 |
csuser Analyticsでのデフォルト。名前の変更はお薦めいたしません。 |